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これを見ておけば間違いない! GWに観てほしい不朽のブロマンス・ゲイ映画

2023/05/04 20:00

血の交わりを交わす危険な関係、愛のために罪を重ねる男…


最近は国内でもたくさん実写BL作品が作られていますが、主人公がゲイだったり、男性同士の恋愛・性愛が描かれていたり、男の絆(=クソデカ感情)が主題だったりと、我々BLファンのアンテナが反応する作品が本当に増えてきました。毎月のように新作の情報が入ってくるので、追いつくのも大変なくらいですよね。

しかし、今でこそこのように成熟しつつある本ジャンルですが、昔はこうした内容の作品はそこまで多くなく、BLファンの先達の間で「この作品萌える!」「この作品結構リアルだよ」などど情報共有がなされてきました。そこで語り継がれてきた名作たちを分類してみたチャートがこちら↓。
 

 
その道のオタクだったら聞いたことのある作品も多いのではないでしょうか? いや〜、こうして眺めてみると、改めて名作ばかり! 公開当時に話題になったのが記憶に新しい作品もあります。

さて、以下はここからいくつかの作品をピックアップしてご紹介するので、ぜひ気になった作品をチェックして見てください!
 

◆ピックアップ4選◆
1.実話の連続脱獄犯の純愛ーーフィリップ、君を愛してる!
2.孤独な男娼が愛を求めるーーマイ・プライベート・アイダホ
3.詩人が魅せられた危険な男ーーキル・ユア・ダーリン
4.高校生のほろ苦い青春とカミングアウトーー同級生



実話の連続脱獄犯の純愛

フィリップ、君を愛してる!』



実在の天才脱獄犯を主人公にしたコメディーです。詐欺を働いては捕まり、捕まって刑務所にぶち込まれてはとんでもない機転を利かせて脱獄しを繰り返しているIQ169のスティーブン。これが実話だなんて現実は小説より奇なり……と思わざるを得ないですが、彼はなぜ詐欺と脱獄を繰り返すのでしょうか?

スティーブンはゲイで、もともと恋人がいましたが破局。しかもその恋人はエイズを発症し亡くなってしまいます。なんやかんやあって捕まったスティーブンは刑務所でフィリップと出会い恋に落ちますが、彼こそがスティーブンの脱獄ループの理由なのです。

あり得ない展開のオンパレードなコメディーではありますが、ところどころふと差し込まれる切なさ。彼らはこうして生きるしかなかったのか……スティーブンの過去が彼をそうさせてしまったのか……。特に亡くなってしまう元恋人ジミーが慈愛に満ち溢れた人すぎて切ないです。エイズが「ゲイの病」として誤認されていた時代の空気感も描かれています。

理不尽な暴力や性処理の生々しい刑務所での生活が描かれているので、『BANANA FISH』がお好きな方のレーダーが反応するかも?

 

孤独な男娼が愛を求める

マイ・プライベート・アイダホ』 


 

ナルコレプシーという、極度の緊張状態に置かれると発作的に眠りに落ちてしまう性質を持つマイク。家族と生き別れ孤独を抱えながら、男娼として生活しています。仲間のスコットと共に、母を探す旅に出かけるロードムービーです。

マイク役のリヴァー・フェニックスと、彼の想い人であるスコット役のキアヌ・リーヴスの豪華共演ということで記憶に残っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。マイクが絞り出すように“I love you”と告白するシーンは、スコットの返答とも相まって胸が締め付けられるような切なさがあります。


表情の機微がアップで映された◯ェラシーンや、絵画のような静止画カットで表現された伝説の3Pシーンなど、官能的かつ彫刻のように美しい濡れ場も見所です!


  

詩人が魅せられた危険な男

キル・ユア・ダーリン』


 

「史上最も美しく危うい殺人事件」ーーこのキャッチコピーだけで右目が疼くぜ! 大学生のアレンは、反体制的な学生・ルシアンに惹かれ、思想的にも感化されていきます。そんな中、ルシアンは元恋人との間のトラブルで相手を刺し殺してしまい、罪に問われることに。真実を知るアレンは……というストーリー。

ハリーポッターシリーズで有名なダニエル・ラドクリフが主演。ラドクリフはここでもメガネキャラですが、このメガネの冴えない感じの大学生がシュッとしたアウトローな学生に惹かれていくのがイイんですよね~。

ベッドシーンやキスシーンもエロティックでとても美しいのですが、ナイフを握り合って傷跡を合わせたり、一緒に首を吊ろうとしたりと、危うい官能が漂った雰囲気がぶっ刺さりますね。
一度は強く惹かれあった2人が、別々の道を歩んでいくことになる後半は切ないですが、だからこそ青春時代のひとときが美しく黒光りしています。

ちなみに余談ですが……私(記者)とこの作品との出会いは、「飛行機で映画を見ようと適当に選んだ」という偶然でした。闇のBLラバーとしての鋭い嗅覚を表す逸話です♪

 

高校生のほろ苦い青春とカミングアウト

同級生』

 

いじめられっ子気質のスティーブンがひょんなことから学校の人気者・ジョンと特別な関係に。スティーブンは自分がゲイであることをオープン気味になっていきますが、スティーブンとの関係を徹底的に隠したいと思っているジョンとの間に少しづつすれ違いが生まれてきます。

甘酸っぱい。ほろ苦くも爽やかなそんな青春映画です。スティーブンとジョンのもだもだした関係や、スティーブンがジョンと一緒にいた女の子に嫉妬したり、ジョンが自分の体の反応に戸惑ったり、一つ一つの心の機微が繊細に描かれています。

作品の時代は1990年代ですし、時代背景も考慮するとジョンが2人の関係を隠したい気持ちもよくわかるんです。しかし、それで傷ついていくスティーブンの心を思うと心がズタズタになる自分もいる……。

匿名のエッセイを通じた「自分の子供を異性愛者と決めつけないで」というメッセージや、ラストのカミングアウトスピーチもグッとくる、エンパワメント作品だと感じました。スティーブンもジョンも他のキャラたちも、幸せな人生を歩んでくれ〜!


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いかがでしたでしょうか? 今回取り上げたのは、実写までカバーしているBLファンの間ではよく名前の挙がる、脈々と語り継がれてきた面白い作品ばかり

特に昔の同性愛映画はトーンの暗いものが多いので、チャート上で「明るめ・甘酸っぱい」寄りでも油断ならないという罠も実はあるのですが……。

しかし、面白さ・エロさ・ リアルさ・絵面の美しさ等々、作品のクオリティーとしてどれも全力で推せることは間違いなしです。気になったタイトルをちるちる内でも検索してみてからでもOK。ぜひ観てみてください!

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