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「対面」するのは座位だけではない!対面立位とはなんぞや
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2022/11/04 16:00
BLファンの生きる原動力である、「関係性」。
カップリングで一括りすることが多いですが、時々「ブロマンスでもない、恋愛でもない、CPという名称をつけたくない」というような関係性に出会うこともあるのではないでしょうか?
特に解釈が交錯する二次創作界隈では、「この関係性、どう表現すればいいの……?」の悩みを抱えている方もいるのではないかと思います。 CP呼びに違和感を感じたり、「友情」とも違う……と思ったり、的確な言葉が見つからないラビリンス……まさに、「名前のつかない関係性」です。
ということで、今回はそんな方に「ReSo(レゾ)」という新しいタグをご紹介いたします! ツイッターのReSo・ReSoner認知向上アカウントから広まってきている、「この組み合わせ好きだけど、カプ以外の表記が欲しい」方のために生まれた新語です。
しかもなんと、一次創作でも二次創作でも使用できるすぐれモノとのこと……! 共感した際はぜひ、色んなプラットフォームで拡散してくださいね!
さっそく、「ReSo」の意味や使用方法を見てみましょう!
◆目次◆
1.「ReSo」の意味とは?
2.使用方法について
3.他のタグとの違いは?
「ReSo/レゾ」とは、RelationShip(人間関係)とResolution(解像度)の略語「ReS.」による造語。そして作成者曰く、このタグは「人間関係を通じて世界の解像度を上げる」という意味を持っています。
人と人との関わり合い方への理解を深めるため、すなわち「人間関係は型に囚われない」という概念のもとに生まれた新語です。実際、このアイデアは作成者自身が持つ「クワロマンティック」に近いアイデンティティが由来とのこと。
クワロマンティックとは、「この好意は恋愛なのか友情なのか区別ができない」のこと。なんとなく、作品で見かける「恋なのか!? それともただのドデカすぎる愛?」のような関係性に共通するところがありますよね。
そして「カップリングなしオールキャラ」などのカテゴリーに当てはまらない少数派でも使用可能、つまり「ReSo」は様々な解釈をカバーできる「関係性」だけを表した言葉です。
また、「推しCP/カプ」の代わりに「推しReSo/レゾ」と呼ぶこともできます。言い換えれば、「推し関係性」のようなニュアンスを持っている言葉ですね。
そして「ReSo」の使用方法はとってもシンプル、
「人物(複数可)のフルネーム」+「ReSo」「ReSoner」または「ReS。」
●「ReSoner/レゾナー」: レゾに共感し、使用する人たちの名称。
PixivのようなAND検索が機能していないプラットフォームでは「ReS。」を使用しますが、「#ReSo」や「#ReSoner」はTwitterなどでも使用可能です。
そして使いやすいポイントはズバリ、人物名の数に制限がないこと!
一対一のCP名に縛られることなく、3人や4人などの複数人による関係性を自由に表現できます。さらに、「恋愛」「性愛」や「ブロマンス・ロマンシス」なども人間関係の一種のため、そういう関係を含めたタグとの併用もOKです!
ただし!! このタグにとっての禁止事項は、「ジャンル名をもじった腐向けタグ」との併用。これは「腐」という表現をしたくない方を考慮してのルールとのことです。そのかわり、「腐向けタグ」以外との併用は基本使用OKなので、自分の解釈をタグで表現してみましょう!
棲み分けタグとは、Pixivでもよく見かける「(ジャンル名)【BL】」「(ジャンル名)【GL】」「(ジャンル名)【男女CP】」「(ジャンル名)【夢】」などの表記。好き嫌いを分けることで、地雷を回避しやすくなるのがメリットです。
そして既存のタグに「ReSo」を加えると、より細かく棲み分けができて自衛することができるということになります!
また、キャラ名を入れたくない方は「棲み分けタグ+ReSo」または「CP名+ReSo」で表記するのもOK。
もちろん「ReSo」を強制的に使用することはないので、皆さんが必要と思った時に使えばいい……という気軽さも魅力。自分の解釈に最も当てはまる言葉や表記を探してみてくださいね。
「ReSo」は、性別、人数、恋愛や性愛を関係なく使用できるタグ。
「BL」や「ブロマンス」のような男性同士限定タグや、「百合」や「ロマンシス」のような女性同士限定タグなどと違い、他のセクシャリティでも使用可能です。
そして「A+B」や「A×B+C」では表現できない、もっと複雑で大人数の関係性も表現できるんです。 攻め受けの型にハマることなく、自由に表記できますよ!
一方、より安心かつ居心地よく創作・閲覧できるように作成したタグではありますが……新しい概念のため、まだまだ使用方法に疑問に思う方がいらっしゃるはずです。「こういう風に使っても大丈夫?」と疑問がある際は、ぜひ作成者の解説記事を参照してみてくださいね。
担当記者:くら蔵 |