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上下巻BLは名作が多い、は本当か?2024
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2020/03/21 13:00
2024/04/06 18:00
◆目次◆
1.ツンツン山型
山タイプ:村瀬歩さん・阿部敦さん・山中真尋さん
急騰タイプ:野上翔さん・白井悠介さん
山脈タイプ:興津和幸さん・松岡禎丞さん
2.台形型
彗星タイプ:古川慎さん・伊東健人さん・熊谷健太郎さん・阿座上洋平さん
安定タイプ:佐藤拓也さん・新垣樽助さん・立花慎之介さん・田丸篤志さん・八代拓さん
3.ジグザグ型
熟練タイプ:羽多野渉さん・前野智昭さん・川原慶久さん
成長タイプ:内田雄馬さん・中島ヨシキさん・山下誠一郎さん
4.後からピーク型
二番天井タイプ:小野友樹さん・土岐隼一さん
三度目の正直タイプ:江口拓也さん・斉藤壮馬さん・増田俊樹さん
【集計方法】
ちるちるデータベース調べ。メイン出演(カップリング表記があるもの)に限る。続編・コミックス特典(新規出演)・データ配信は含み、限定盤・非売品・再販・番外編など短い雑誌付録・映像作品は除く。
例:通常盤CDと初回限定盤CDとその特典CDが同日に発売されている場合、1とカウントされます。
作品数が急上昇!! プスッといけちゃいそうな尖りが特徴!
ツンツン山型の中でも比較的きれいな山を描くグラフをご紹介。
村瀬歩さん
「可愛い声の男性声優さんといえば?」と聞いたらすぐにお名前が挙がるであろう村瀬歩さん。
2014年『知ってるよ。』で初メイン&初受け。ショタ役や男の娘役での起用が多いですが、抜群の表現力を活かした攻め役にも熱い支持が。同じ声帯から発せられていると信じられないほど、可愛いクリアボイスから艶のある低音まで沼が深い!!
そんな村瀬さんのBLCD出演数グラフは、珍しいくらい綺麗な山型。ピークの2016年には『「男子高校生、はじめての」 (第4弾 親友の交際を全力で阻止する方法)』などに出演、翌アワード7位という好成績を残されました。
阿部敦さん
ピュアわんこ受け多めの受けスペシャリスト・阿部敦さん。
阿部さんは2008年に『タッチ・ミー・アゲイン』で初メイン&初攻め(受け役はなんと帝王・森川智之さん)。長い間BLに貢献してくださる声優さんの一人です。
アニメ映画化もされた『イエスかノーか半分か』では、爽やか優等生ボイスとツンデレ毒舌ボイスを使い分け、二面性のある国江田計を熱演!
特筆すべきは、2013年の0本から翌年8本への大幅アップ! グラフは山を描き2017年以降減り気味ですが、ドラマCD版『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』の安達清役など継続して出演してくださっています。
山中真尋さん
魅惑の大人受けボイス、上品なエロスが癖になると噂の山中真尋さん。脇役で経験を積まれつつ、2014年に濃密オリジナルCD『魔彼 MAKARE~魔は来たりて彼を堕とす~ eins「愛の章」』にて初メイン&初受け。こんなに上手い方が隠れていたなんて……と好評の嵐。
じわじわと出演数を伸ばし2018年にピークの山型を描きます。2020年代以降は減少傾向でしたが、『体感予報』の棚田葉役などで強い印象を残した2023年に再び増加。今後の動向からも目が離せません!
少し前のBL界ではスタンダード?
どどんと急激に出演数が増える、一点突出に近いグラフをご紹介。
白井悠介さん
アホの子もドSもドMも闇深演技も、何でもござれな白井悠介さん。役柄マンションすぎ!
『鬼上司・獄寺さんは暴かれたい。』の獄寺さん役など受けでの出演が多いですが、攻めでもマルチにご活躍です。
白井さんの初メイン作品は『「男子高校生、はじめての」~第5弾 兄弟だから、何もない~』の攻め・五月女慧斗。大人気オリジナルBLCDシリーズでの初BLとあってかなりハードルが上がっていた中で絶賛されていました! 翌年2017年には出演数が一気に増え、急騰タイプの山型を描きます。
野上翔さん
チョロかわ男子の代名詞!? 小動物系ハスキーボイスの持ち主・野上翔さん。
野上さんは『恋するヤンキー』にて初メイン&初受け。トロトロな甘い受け声が好評を博し、2019年には7作で受け出演数ランキング1位を獲得されました。斉藤壮馬さんと同率1位ということで受け界の未来は明るし!
2020年コロナ禍の影響もあってか出演数が一気に減ってしまいましたが、その後も『セックスドロップ』など話題作に出演。
一点突出の山型ではありながら、その後も何度か増減を繰り返しつつ長年出演してくださる山脈のようなグラフをご紹介! どちらもピークは2016年でした。
2011年~2023年の年間出演数平均驚異の10本超え、BL界の国宝・興津和幸さん。
ドラマCD『ダブル・バインド』にて初めてを捧げた相手はなんと、BL界の帝王と名高い森川智之さんです!
2013~2015年にかけて段々と出演作品が増加し、2016年には驚異の19本出演! 攻め受けの二刀流で、演技の引き出しの多さにいつも圧倒されますよね。ちるちるBLアワードのBLCD声優部門では1位を2度獲得!!常に上位にランクインされています。
急騰後もすぐには下がりません! 全盛期は2年だけとは限らない!
「ツンツン山型」と同様に作品数が急上昇、その後も数年は横這いもしくは増えている方々です。
BL界に彗星のごとく現れ、しばらく多数出演が続くタイプ。心なしか、攻め出演の多い方ほど需要が集中しがちな印象です。
古川慎さん
攻め、ときどき、受けな古川慎さん。
「フェロモン式吐息術の師範」というキャッチがつくなど、雄みあふれる低音が人気。出演数グラフは2016年に急激に伸びた後もゆるやかにアーチを描きます。
初メイン作品は『そんな目で見てくれ』、初絡みは『ジェラテリアスーパーノヴァ』の攻め・kio(政田)。2019年のBLアワードでは『ただのクラスメイトから恋人になるたった1つの方法 Method.1 問題児と優等生の場合』の攻め・遊馬悠叶役で見事BLCD声優部門1位に輝かれました!
伊東健人さん
伊東健人さんは『リア充の俺が、陰キャラの下僕になった話する?』で初メイン&初攻め。全体的に攻めがやや多いですが、リバ声優として2018年以降大きく出演数を伸ばしました。2021年には話題作『鬼上司・獄寺さんは暴かれたい。』で隠れドSなヘタレワンコ部下・庄司(攻め)を好演。
最近だと、初攻めor初受け声優さんのお相手を何度も任されるようになってきた安定感も見どころ。あだ名はイトケンさんよりとっとさんを推奨中です!
熊谷健太郎さん
包容力とエロスの神バランス、優しい低音でお馴染み熊谷健太郎さん。
2017年『ヤリチン☆ビッチ部 2』のジミー役で鮮烈なBLメインデビューを果たしたのち、2022年に攻め率100%を誇るなど順調にご活躍(でも受けも男らしい色気があって最高なんです……)。
一気に出演数が伸びた2019年から2023年にかけて、常にBL界の最前線を走ってくださる声優さんのうちの一人です。
阿座上洋平さん
「癒し系低音彼氏ボイス」のパイオニア、阿座上洋平さん。
『オールドファッションカップケーキ』の外川役などで有名ですが、初BLメインは2019年の『嫌いじゃないけど人間てコワイ! !』の蒼谷役。
昔からBLゲームのサブキャラなどでその美声を聴く機会はあったものの、気づけば2022年以降の攻め出演数がもの凄いことに……。新作のキャストに挙がること多数。後世の人はこれを阿座上革命と呼ぶとかなんとか……。
3月末時点ですでに2024年も8本発表されているので、今後ますますのご活躍に期待です! もしかしたら台形型ではなくなっているかも!?
台形のなかでも比較的ゆるやかに上昇したり、ピークが長く続いたりしている安定グラフをご紹介!
佐藤拓也さん
このお方なくして平成BLは語れない、スーパー攻め様ボイスの王・佐藤拓也さん。
初メイン作品は2010年発売の『男の子だもの!』。3カップル登場するうちの1カップルの攻め・沢田拓馬を演じられました。
初期は『チョコストロベリーバニラ』ほか3P職人としても有名でしたが、じわじわと出演数を伸ばし、2015~2016年に人気に火がついて驚異の伸び率を記録。ただ、その後もかなり長い間ピークが続くので安定タイプに分類させていただきました。
新垣樽助さん
2013年に発売されたBLCD『囀る鳥は羽ばたかない』を皮切りに作品を伸ばしていった新垣樽助さん。『囀る~』での矢代のイメージが強い新垣さんですが、あの色気たっぷりの声で攻めを演じられることも多く、今では攻め作品の数が受け作品を上回っています。
BLアワード2021では2度目のBLCD声優部門1位を獲得! 安定した演技力とご出演で常にBL界を支えてくださる、なくてはならないポジション!
減ったと思ったらまた増えるフェイント型!
まだまだグラフがどうなるか読めない、増減を繰り返しながら成長し続ける若手声優さんをご紹介!
変幻自在のオールラウンダー・内田雄馬さんは2016年に『カーストヘヴン』(発売日が先)と『カラーレシピ』(収録日が先)にて鮮烈BL初メイン&受けデビューを果たしました。
2021年は続編のみのご出演でもしや卒業か!?と思われましたが、2022年に『ラムスプリンガの情景』と『夜明けの唄 1』のWわんこ攻め役が決まって返り咲き。翌年には再び減ってしまったため、今後また戻るかどうかは予測不能ですが、『黄昏アウトフォーカス』のアニメ化楽しみですね!
中島ヨシキさん
鼻声界の至宝・中島ヨシキさん。受けて良し攻めて良しな万能声優さんですが、中でもチャラ男役に定評があります。
2017年に『ネオンサイン・アンバー』の受け・佐矢真崎で初メイン。デビューしたその年に強烈なスタートダッシュをかまし、2018年に出演数のピークを迎えました。野上さんからつけられたあだ名は「BL昇り龍」。
昇った後も一時のピークで終わらず、細かい増減を繰り返しながら安定の中堅枠に移行されている印象を受けます。
プロ攻め声優界で永遠の背番号4・前野智昭さん。2010年代のBLCDはどこを探しても前野さんのお名前を見かけるはず!
BLアワード2018及び2019では、攻めの久藤役でご出演の『かしこまりました、デスティニー』の「side:Butler」と「-Answer-」がBLCD部門1位を受賞。クールな低音から攻めでのキャスティングが多い前野さんですが、2023年にいたっては受け比率の方が高いという珍しい事態に。
1度めちゃ増えたから減る…と思うじゃん? 2度目、3度目のピーク来ます!
ジグザグ型の中でも徐々に出演数を伸ばし、後からピークが来るグラフをご紹介いたします。BL界における大器晩成?
演技の一人ジャングル! 2012年以降、多彩なお芝居でBLCD界を牽引する小野友樹さん。初メイン作品は2012年のBLCD『パラスティック・ソウル』の攻め・ジョエル・ハワードです。
2015年のBLアワードでBLCD声優部門第1位、翌年も2位という人気っぷり! 出演数グラフは2017年にいったん下がるものの翌年急浮上、2019年にピークを描きます。その年はBL復活を裏付ける怒濤の活躍を見せ、『美しい彼』の攻め・平良一成役でキモかっこいいという新ジャンルを開拓!
土岐隼一さん
綺麗な繊細ボイスで受け(たまに攻め)出演急上昇中の土岐隼一さん!
2017年に『愛犬Honey~Amore~』で初メイン&初受け。初期はオリジナルCDがメインでそこまでBL出演が増えなかったものの、21年『ナカまであいして』の受け・楪郁巳役以降、存在感を増し続けています。
土岐さんといえばその高い歌唱力も武器のひとつ。『幕が下りたら僕らは番』では、小林千晃さんとともにキラキラアイドルソングを歌いきってくださいました!
江口拓也さん
初期はチョロかわ高音で、後に溺愛スパダリ低音で。マルチな才能によってBLファンを惹きつける江口拓也さん!
初メイン作品は2013年『僕らの三ツ巴戦争』の受け・タカヒコ。出演数が2015年に0本まで落ちてしまい、もしやご卒業されてしまうのでは……と危惧していたら17年、19年にピーク。特に令和になってからは安定したご活躍でBLCD界を盛り上げてくださいました♪
攻めへのターニングポイントはやはり『「男子高校生、はじめての」 (第7弾 同級生とやりたい100の願望)』のナナオ役?
斉藤壮馬さん
BL界のプリンセス! 2019年から2023年にかけて、5年連続受け出演数1位を誇る斉藤壮馬さん。この未曽有の記録を打ち破る人は果たして現れるのでしょうか……?
2014年に『傲慢王子とシークレットラブ』で初メイン&初受け(ちなみに攻め役は羽多野渉さん)。若さもあってか初期はそれほど出演数で目立っていた訳ではないのですが、演技力や深い原作理解に定評あり。
『ギヴン-given-』『美しい彼』『25時、赤坂で』『嫌いでいさせて』など人気シリーズの受けを演じきり、名実ともにトップ受けへ! BLアワードの声優部門では合計3度の優勝を射止めています。
増田俊樹さん
毎年攻めと受けの両方でファンを虜にする増田俊樹さん。リバ作品『ハッピークソライフ』のクズキャラっぷりはもはや微笑ましいですよね!
初メイン作品は『ある小説家のノロケ話』の攻め・鳴神隼人。グラフを見ると2019年に大幅ダウンしますが、翌年には再び8本までアップ。ここらで最高記録が終わると思うじゃないですか、普通なら。
BLCD発売自体が一時期より落ち込み気味の2023年、データ配信ボイスドラマなどで引っ張りだこの増田さん。出演数断トツ1位の16本を記録されました! ブラボー!
あくまで傾向ですが、受け出演が多い方は山型になりやすく、攻め出演が多い方は台形型になりやすい。受け攻めマルチにご出演される方は、年によって急に増えたり減ったりするのでジグザグ型になりやすい印象を受けました!
コメント7
匿名6番さん(1/1)
そんなに聴いてる方ではないですけど、確かにBLCD出てる方って、アニメとかでもよく見る名前の方が多い気もします。
掛け合いの量や濃度が密だからでしょうか…
上手な方のを聴くと、ほんと、作品がさらに好きになります。
匿名5番さん(1/1)
若手にどんどん挑戦してほしい分野だけど、技術が足りないとしらけてしまう難しいジャンルのお芝居だから葛藤があります。
でも、若手の中できらりと光るBL演技を見せる方はかなりの確率で早くブレイクしていますし、今第一線で活躍している40代以上の声優さんでBL未経験の方の方が少ない気がします。今2、30代の声優さんは10年後のキャリアを見越してここで演技を磨いてほしいです。とりあえずみんな帝王さまに手解きしてもらいましょう笑笑
匿名4番さん(1/1)
ゲームとかシチュエーションCDも大事なお仕事だけど
掛け合いが出来ないじゃないですか
その点BLCDは日常から夜の営みまでを網羅した素晴らしい修行の場だと思うんですけど
出演してくださる若手声優さん本当にありがたいですね
匿名3番さん(1/1)
若い男性声優さんが新規で出なくなったから 既存(?)の声優さんの出演年数が長期化ということであれば、少し寂しい話ですね……既存(?)の声優さんが長くBL作品に出てくださるのは嬉しいことだけど……BL作品出てくださる声優さんには本当に感謝ですね^ ^
匿名2番さん(2/2)
訂正 ありがとうございます
匿名2番さん(1/2)
ジェラテリアスーパーノヴァの古川さんは攻めですよね
匿名1番さん(1/1)
単に若い男性声優さんが新規で出なくなったからBL出てくれて売上が見込める人にオファーが片寄っているだけ
昔と違ってゲームボイスとか他の仕事で生活できるようになったから出演したくない今どきの若い声優や事務所はBLもエロも避けてますよ
声優のオフィシャルイメージに関わるからでしょうが
今はメインで出演したことない男性声優かなり多いですよ