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2016年に世代交代!?出演の長期化!?BLCD、もはや若手の登竜門でない説 BLCD出演数研究第2弾

2020/03/21 13:00

2022/03/20 18:00

BLCD出演2年が全盛期説…は現在進行形で出演中の声優さんには当てはまらない!?



みなさんは最近BLCDを楽しんでいますか?
ちるちるユーザーは声優に詳しいことがこちらのアンケート記事で明らかになりましたが、その背景にあるのがBLCDの存在。

BLCDがお好きな方なら一度は「この声優さんはいつまでBLCDに出てくれるんだろう…?」と思ったことがあるのではないでしょうか?

若手声優の登竜門とも言われていたBLCDなので、ベテランになればなるほど出ている方が少ないのは確か…!

以前こちらの第1弾記事で「声優さんは2年間一気にBLCDに出演されて、その後出演する作品が減少する傾向にある」という「BLCD出演、2年が全盛期説」を提唱させていただきましたが、その記事で調査した声優さんはもうあまりBLCDに出ていない方やベテランの方が多かったのです。

では、近年でもBLCDに出演されている方を調査したらどうなるのでしょうか!?

今回は2013年以降に出演が多かった声優さんをピックアップし、2011年から2021年までの出演数を集計しました。

【集計方法】
ちるちるデータベース調べ。メイン出演(カップリング表記があるもの)に限る。続編・雑誌付録・コミックス特典・データ配信は含み、限定盤・非売品・再販・映像作品は除く。

例:通常盤CDと初回限定盤CDとその特典CDが同日に発売されている場合、1とカウントされます。
 


作品数が急上昇!! プスッといけちゃいそうな尖りが特徴!

ツンツン山型


その名の通り、ツンッと1年だけ尖がったグラフの方を「ツンツン山型」に分類させていただきました。1番出演が多かった年が2016年という共通点があります。

興津和幸さん


2011年~2021年の年間出演数平均11本超え、2022年も変わらず引っ張りだこな興津和幸さん。
BLCDにて初めてを捧げた相手はなんと、BL声優界の帝王・森川智之さんです!
2013~2015年にかけて段々と出演作品が増加し、2016年には驚異の21本出演! 攻め受けの二刀流で、演技の引き出しの多さにいつも驚かされますよね。ちるちるBLアワードのBLCD声優部門では1位を2回獲得!!常に上位にランクインされています。



佐藤拓也さん


ここ6年間の活躍が目覚ましい佐藤拓也さん。
初メイン作品は2010年発売の『男の子だもの!』。3カップル登場するうちの1カップルの攻め・沢田拓馬を演じられました。
じわじわと出演数を伸ばし、2015~2016年あたりで人気に火がつき驚異の伸び率を記録。2016年の出演数が21本で突出しているためツンツン山型に分類しましたが、以降も多くの作品に出演されています。


松岡禎丞さん


受けのイメージが強いですが、攻めのサブキャラでBLCDデビューをされた松岡禎丞さん。
ちなみに初メイン作品は『背中合わせの恋』の受け・二階堂文人。最初期は儚い美少年系が多かったですが、最近は演技力を生かして色々な性質の受けやさらには攻めもされるなど、マルチにご活躍されています。


急騰後もすぐには下がりません! 全盛期は2年だけとは限らない!

カーブ丘型


「ツンツン山型」と同様に作品数が急上昇、その後も数年は横這いもしくは増えている方々です。

新垣樽助さん


2013年に発売されたBLCD『囀る鳥は羽ばたかない』を皮切りに作品を伸ばしていった新垣樽助さん。『囀る~』での矢代のイメージが強い新垣さんですが、あの色気たっぷりの声で攻めを演じられることも多く、今では攻め作品の数が受け作品を上回っています。

BLアワード2021では2度目のBLCD声優部門1位を獲得!


増田俊樹さん


毎年攻めと受けの両方でファンを虜にする増田俊樹さん。
初メイン作品はBLCD『ある小説家のノロケ話』の攻め・鳴神隼人。2019年に一度大幅ダウンしますが、翌年には再び8本までアップ

2021年には大人気シリーズ『嫌いでいさせて 2』で年下スパダリ攻め・葉月を好演されました。


古川慎さん


攻め、ときどき、受けな古川慎さん。
初メイン作品はBLCD『そんな目で見てくれ』、初絡みはBLCD『ジェラテリアスーパーノヴァ』の攻め・kio(政田)。
2019年のBLアワードでは『ただのクラスメイトから恋人になるたった1つの方法 Method.1 問題児と優等生の場合』の攻め・遊馬悠叶役でBLCD声優部門見事1位に輝かれました!


伊東健人さん



伊東健人さんは2017年にリア充の俺が、陰キャラの下僕になった話する?で初メイン&初攻め。全体的に攻めがやや多いですが、リバ声優として近年大きく出演数を伸ばしました。

2021年には話題作鬼上司・獄寺さんは暴かれたい。で隠れドSなヘタレワンコ部下・庄司(攻め)を好演。あだ名はイトケンよりとっとを推奨中です。

 

 

ツンっとまではいかず、丘のようになだらかでもない。いうならばシンプルな山型? 

ツンツン山型+カーブ丘型÷2


阿部敦さん


ワンコ受け多めの受けスペシャリスト・阿部敦さん。

阿部さんは2008年にタッチ・ミー・アゲインで初メイン&初攻め(受けはなんと帝王・森川智之さん)。

2013年の0本から翌年には10本まで大幅アップしました! 2017年以降は減少傾向にありますが、大人気シリーズ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』に出演されていることもあり、2021年も継続して出演されています。


白井悠介さん


2021年あらた六花先生の『鬼上司・獄寺さんは暴かれたい。』の受け・獄寺さんを演じられた白井悠介さん。
初メイン作品はBLCD『「男子高校生、はじめての」~第5弾 兄弟だから、何もない~』の攻め・五月女慧斗。大人気BLCDシリーズでの初BLとあってかなりハードルが上がっていた中で、絶賛されていましたよね! 翌年2017年には出演数が一気に増加。


1度めちゃ増えたから減る…と思うじゃん? 2度目のピーク来ます!

ジグザグ型(後に増加)

 
ジグザグ型が多かったため、その中でも徐々に出演数を伸ばし、後からピークが来る方々を先にご紹介いたします。
 
小野友樹さん


2012年以降、BLCD界を牽引する小野友樹さん。初メイン作品は2012年のBLCD『パラスティック・ソウル』の攻め・ジョエル・ハワード
2014年のBLアワードでは、『宇田川町で待っててよ。』の受け・八代役で声優部門第2位にランクイン!
当時、「これからのBLCD界を担う男」との期待の声がありましたが、まさにその通り! 翌年2015年のBLアワードでは、BLCD声優部門・第1位に輝きました。
2017年に一度減少するものの翌年急浮上し、2019年には20本でピークに
 



斉藤壮馬さん


この人無くして、平成のBL声優界は語れないのでは? といっても過言ではないほど、斉藤壮馬さんの「受け」にBLファンが沸いた2010年代後半。
BLアワード2020では美しい彼BLCD部門1位声優部門1位を獲得。向かうところ敵なしのプリンセスは、2022年歌舞伎町バッドトリップ春懸けて、鶯で攻め役にも意欲的です!


江口拓也さん


江口拓也さんはBLアワード2021にて恋をするつもりはなかったの攻め・狼(ロウ)役でBLCD声優部門5位を獲得。固定化されてきた上位常連さん達を切り崩す勢いです。
初メイン作品は2013年僕らの三ツ巴戦争の受け・タカヒコ。新人期間だけで卒業されるのかと思いきや、増減を繰り返しつつ2019〜21年は安定したご出演でBLCD界を盛り上げてくれました。


内田雄馬さん


 

内田雄馬さんは2016年にカーストヘヴン(発売日が先)とカラーレシピ(収録日が先)で鮮烈BLCD受けデビュー。2度目のピークが2019年に到来しました。
2021年は続編のみのご出演でもしや卒業かと思われましたが、2022年にはラムスプリンガの情景夜明けの唄 1の攻め役が決まり更なる飛躍が期待されます。


中島ヨシキさん


鼻声界の至宝・中島ヨシキさん。受け攻めどんな役もこなせる万能型声優さんですが中でもチャラ男役に定評があります。

2017年にネオンサイン・アンバーの受け・佐矢真崎で初メイン。デビューしたその年に強烈なスタートダッシュをかまし、2018年に出演数のピークを迎えました。次世代を担う若手枠から、早くも安定の中堅枠に移行されている印象を受けます。

 


この度BLCDを卒業……しません!!減ったと思ったらまた増えるフェイント型!

ジグザグ型(減少傾向)


立花慎之介さん
 

立花慎之介さんは世界一初恋の吉野千秋、『テンカウント』の城谷さんなどが受けが比較的多いです。
しかし2015~2017年のピークに注目すると「男子高校生、はじめての」~第2弾 後輩が可愛すぎていじめたい~の二見先輩の攻め演技の人気っぷりがうかがえますね!
キャリアに応じて役幅も広げ、天然可愛い受けからミステリアス美人受け、ドS全開の意地悪攻めまでマルチに活躍中です。2022年には受けの秘め婿も発売。
 
 
川原慶久さん

 
脇でイケオジ低音ボイスが聞こえる……と思ったらこの方、川原慶久さん。
川原さんは2006年にふらちな恋のプライス(受けは福山潤さん)で初メイン&初攻め。
その後少しずつメイン出演を増やされ2015年にピークを迎えました。2016年に一度大きく減るものの、映画化もされたイエスかノーか半分かラブネストの攻めなど安定して出演し続けてくれます。
 
 
羽多野渉さん

 
年下ワンコ攻めといえばの羽多野渉さん。BLCD界に後輩が増えていくにつれて「初物喰いの羽多野」と呼ばれ始めたのも今では懐かしいです。
ちなみに出演数が最も多いのは2009年で25作。近年は減少傾向ですが、『囀る鳥は羽ばたかない』の攻め・百目鬼役などで根強い人気を誇ります。いつまでも卒業せずに、若手声優をリードし続けてほしいベテランさんの一人です。


前野智昭さん


2000年代後半から継続的にBLCDに出演されている前野智昭さん。2010年代のBLCD界のどこを探しても前野さんの名前を見るはず!
2018年以降は減少傾向にありますが、コンスタントに出演されています。BLアワード2018及び2019では、攻めの久藤役でご出演の『かしこまりました、デスティニー』side:Butler-Answer-が見事BLCD部門1位を受賞。

 

総評


今回ピックアップした18名の方の作品の増減をみていると、2016年に作品数が増えた、もしくは2016年に一番多く出ている方が多くみられました。

第1弾の記事では、2013年にBLCDに出演される声優さんの世代交代が起きたと述べたのですが、もしかして2016年も世代交代の年なのではないか!? と感じました。

また第1弾の記事で取り上げた方々と比較するとかなり出演年数が伸びています。第1弾の記事で「BLCD出演、2年が全盛期説」に当てはまる方々は、2年間一気に出演したのちほとんど出演しないグラフの型が多かったのですが、今回は2年ピークという方はほとんど見受けられず! その後もコンスタントに出演されている方が多い印象です。

鯉が昇れば竜になれると言われた中国の故事から出世のための関門を意味するようになった登竜門。
長年BLCD界は若手の登竜門と言われてきましたが、近年では竜に成った後も定住していただける住処にもなったのかもしれません。

これからも引き続き、年々変化していくBLCD情勢を見守っていきたいと思います!
 

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コメント7

投稿順 | 最新順

匿名1番さん(1/1)

単に若い男性声優さんが新規で出なくなったからBL出てくれて売上が見込める人にオファーが片寄っているだけ
昔と違ってゲームボイスとか他の仕事で生活できるようになったから出演したくない今どきの若い声優や事務所はBLもエロも避けてますよ
声優のオフィシャルイメージに関わるからでしょうが
今はメインで出演したことない男性声優かなり多いですよ

匿名2番さん(1/2)

ジェラテリアスーパーノヴァの古川さんは攻めですよね

匿名2番さん(2/2)

訂正 ありがとうございます

匿名3番さん(1/1)

若い男性声優さんが新規で出なくなったから 既存(?)の声優さんの出演年数が長期化ということであれば、少し寂しい話ですね……既存(?)の声優さんが長くBL作品に出てくださるのは嬉しいことだけど……BL作品出てくださる声優さんには本当に感謝ですね^ ^

匿名4番さん(1/1)

ゲームとかシチュエーションCDも大事なお仕事だけど
掛け合いが出来ないじゃないですか
その点BLCDは日常から夜の営みまでを網羅した素晴らしい修行の場だと思うんですけど
出演してくださる若手声優さん本当にありがたいですね

匿名5番さん(1/1)

若手にどんどん挑戦してほしい分野だけど、技術が足りないとしらけてしまう難しいジャンルのお芝居だから葛藤があります。
でも、若手の中できらりと光るBL演技を見せる方はかなりの確率で早くブレイクしていますし、今第一線で活躍している40代以上の声優さんでBL未経験の方の方が少ない気がします。今2、30代の声優さんは10年後のキャリアを見越してここで演技を磨いてほしいです。とりあえずみんな帝王さまに手解きしてもらいましょう笑笑

匿名6番さん(1/1)

そんなに聴いてる方ではないですけど、確かにBLCD出てる方って、アニメとかでもよく見る名前の方が多い気もします。
掛け合いの量や濃度が密だからでしょうか…
上手な方のを聴くと、ほんと、作品がさらに好きになります。

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