短編『あのおじさんのこと』を発表木原音瀬先生が4月17日発売の雑誌『小説すばる 2013年5月号』(集英社)で、短編『あのおじさんのこと』を発表しました。
ホームレスから聞いた、見ず知らずの男の秘密。興味を持った伊吹は、その男のことを調べ始めるが――。「痛みの伝道師」木原音瀬先生らしく、なんともいえない余韻を残す短編。
木原先生は2013年9月号にも『ラブセメタリー』を発表していますが、今回は、表紙、扉、巻頭に大きく「木原音瀬」の名前が掲載されています。
キャッチフレーズは
「BL界の鬼才が描く、答えのない愛のゆくえ。」
『小説すばる』は純文学的なカラーをおさえた大衆小説的な小説誌です。連載陣には、池井戸潤、宮部みゆき、北方謙三、石田衣良など幅広い作風の作家が集まっています。
今回の大きな扱いは、その場に「BL」からの扉が開かれたということでしょう。
「BL」というジャンルの拡大と表現の幅に尽力してきた木原先生の思いが、今回の号に結実したのではないでしょうか。
BLの新たな1ページがまた開かれましたね!