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【※ドドド闇注意】先のわからない恐怖に震えろ!!!本気の“執着”が読める電子配信BL5選

2023/05/11 20:00

2023/09/10 18:00

マリアナ海溝なんてもはや浅い!!電子の海は深くて暗い執着のパラダイス

 


1つのモノ、コトに囚われて手放せない状態を指す「執着」。仏教用語では「しゅうじゃく」と読みます。
諸行無常の世の中で、これだけは永遠であってほしいとしがみつく行為は苦しみの源だと説かれているそう。

そんな“苦しみ”が描かれたBLに、惹かれてしまうのが我々の性。
だって執着を拗らせた男たちって最高なんだもんね~~~~!!!! 一生執着フォーエバー!!!

第126回執着愛オタク決定戦(そんなものはない)で優勝経験を持つ筆者は、紙の本だけでは飽き足らず、さらなる執着愛作品を求めて電子の海へ潜っていきました。

そこに隠されていたのは、深くて暗すぎる珠玉の執着たち……♥
今回は、ありがたい教えガン無視! 愛する人を閉じ込め、篭絡し、手放さない、ドドドドド執着攻め・受け作品を5つをご紹介します!

◆目次◆
1.抵抗されるほど興奮する=最強

2.ハメさせて? 嵌めさせて? 恐ろしすぎるダブルミーニング……。

3.最高の「贖罪攻め×執着受け」に動悸が……誰か……

4.正義の主人公登場でまさかの闇加速

5.誰の命に代えてもこの愛だけは手放さない


抵抗されるほど興奮する=最強

 

 

【あらすじ】
クソみたいな毎日、気に入らない同僚。清掃会社で仕事を始めた七瀬は、目の奥が笑っていない同僚・玄野が先輩にフェラしているところを目撃する。
最悪な場面を見てイラつく七瀬だったが、その光景を思い出すといやらしい気持ちに――。それを見透かすかのように、玄野から家に誘われて…!?
「君の怒った顔に惹かれるんだ」溺愛系執着ヤバ男×キレ系ツンデレヤンキーの歪でアブノーマルなエゴイスティック・ラブ


ポイント

陰キャ攻め、ヤンキー受け、そして粘度高めな執着。全ての萌え海流がぶつかって爆誕したのがこちらの全方位萌え殺し作品です。

喧嘩暮れの毎日や、厳しい清掃員の仕事に鬱憤が溜まる一方の七瀬。そんな中で最も彼をいらだたせるのは、意味深な目で自分を見てくる指導係の玄野でした。
この玄野がとにかくねっっっっっっとり執着タイプ最高に気持ち悪いんです!!!!!!!!! (陰キャ攻め大好きオタク最上の誉め言葉)
フェ〇シーン見せつけで自分の存在を刻み付けたら、あとはひたすらに粘着するのみ!

この作品の一味違う闇萌えポイントは、七瀬の抵抗がガチだということ。玄野によるあまりの過激な災難に、本気のキレ顔で暴れます。
それをも押さえ込み、七瀬の脳に彼への欲望を流し込み続ける玄野。全力の抵抗も虚しく、みるみる堕とされていく七瀬が何とも性癖ど真ん中なのです……!

キレながらの赤面も、トロ顔もあるよ! ヤンキー受けの身に降りかかってほしいすべての不憫を見ることができます!
玄野さん、ありがとう......。

 

ハメさせて? 嵌めさせて? 恐ろしすぎるダブルミーニング

 

 

【あらすじ】
トモと速水(はやみ)は小学校からの幼なじみ。独身フリーターとエリート商社マンという正反対な肩書を持ちながらも、学生時代と変わらずに気の置けない関係を続けていた。そんな折、トモの新しい彼女が、速水とラブホテルから出てくる姿を目撃してしまい…。親友からの裏切りに動揺と怒りを覚えたトモ。速水の家を尋ねると、彼から告げられたのは衝撃の一言で!?「俺が好きなのは、ずーっと…」激重執着幼なじみ×鈍感ノンケ! 溺れるほどの快楽に嵌められ、骨の髄まで愛される――


ポイント

ノンケでチャラ男のトモが、既婚者だと思っていたハイスぺ幼馴染・速水に篭絡され、快感に堕とされる、ジェットコースター系執着BLです♥
……と1文で言ってはみたものの、この速水さん、執着攻めの中でもトップレベルにヤバいです。

「執着」と言ってもその種類は様々。その中でも速水さんは、執着の歴史と策略の周到さではだれにも負けない、「拗らせ執着」部門の王者なのです!!!

学生時代から恋愛大好き! 色んな女性にアタックしていたトモですが、毎回なぜか「新しい男ができた」と振られてしまいます。
失恋の鬱憤を晴らす先は今も昔も速水だけ。根気強く相談に乗ってくれる速水の「俺は一途だから」というセリフや光る結婚指輪に、つい心がグラッと傾いてしまうことも。

全て速水の掌の上だとも知らずに……。

なぜトモ毎回同じ理由で振られるのか?速水が奥さんの写真を見せないのはなぜか?
全て明らかになった時、指輪チラつかせながらの「俺は一途だから」に込められた本当の意味にトモくんも読者も驚愕です。

 

たった一人を虎視眈々と狙い、追い詰められたら監禁・拘束・首絞めキスで徹底的に快感責め!!!!!

拗らせ切った執着攻めがたどり着く先を是非見届けてください。


最高の「贖罪攻め×執着受け」に動悸が……

 
 

【あらすじ】
「あの時の続き、しよ?」
大学3年生の隆道は7年前のとある夏の日、母親の厳しい躾のストレスから当時自分に懐いていた四貴に悪戯をしてしまう。
その直後、不慮の事故によって母親が死亡したことにより、一度2人は疎遠となった。

しかし、高校生になった四貴はSNSに投稿された写真から隆道の居場所を突き止め、隆道の暮らすマンションに待ち伏せる。
脅迫をしに来たと勘違いした隆道は、地面にひれ伏して謝罪をするが、四貴は熱の籠った視線を向ける。

「昔できなかったこと、今ならしてあげるよ?」

あの夏が、再び始まる――。


ポイント

執着は攻めだけのものではありません。執着受けの上気した頬にしか救えない命があるのです……。
そして受けへの負い目に苛まれる攻めにしか救えない命もある! つまり「贖罪攻め(?) ×執着受け」は人類救済の特効薬ということです。

成果主義な母親の躾によって陰鬱とした思いを抱える隆道は、過去に犯してしまった四貴への過ちに心を苛まれながら大学生活を送っています。
一方、凄まじい執念で再び彼の前に現れた四貴くんの目はハートでいっぱい。真っ青な隆道に恍惚の表情で幼少期の「続き」 を迫るのです。

蓋をしていた記憶を思い出させられ、復讐を恐れて四貴を受け入れるしかない隆道。四貴の欲を孕んだ目への恐怖がひたひたと心を侵食していきます。

四貴くんの凛とした可愛いお顔が執着に歪むさまに、肺がヒンヤリする……。四貴の語る過去と記憶の辻褄がどこか合わない、隆道のめまいが止まらない……。

「まとも」でいようと必死な隆道ですが、そんな彼が四貴に堕ちたらどうなっちゃうの????

無機質な日常が静かに崩れていく様子に唾をのみ、四貴くんのヤバさと可愛さに頭を抱える、新感覚の「執着受け」 闇BLです!


正義の主人公登場でまさかの闇加速

 

 

【あらすじ】
3年もの間、行方不明の親友ハジメを探すギン。しかし2ヶ月前に起きた刺傷事件とハジメに関わりがあるとの情報が――


ポイント

突如行方不明になった「一(ハジメ)」 を探すギン。たどり着いたのは「一(イチ)」としてリクに囲われ、外の世界に怯える親友の姿でー⁉
リク×イチの執着軟禁BL『やさしいひと』のストーリーが別視点で大きく動き出し、リクもとい「佐々木」の過去が紐解かれていきます。
ベールが落ちていけばいくほど鮮明になるリクのシンプルで色濃い執着に脱帽……。

事故による記憶喪失で孤独なイチにとって、一番最初に現れたリクは安心できる唯一の居場所であり、優しい恋人です。
地下から出なくて済むように頭からつま先まで面倒を見てくれるリク。2か月前、こっそり外に出てひどい目に遭った時も、すかさず助けに来てくれました。
しかし、なぜそんなにすぐ助けに来れたんでしょうか……? どうしてイチは決まった病院にしか行けないんでしょうか……?

皆さんもうお分かりですね。
彼、ただの執着攻めではありません。スパダリの皮をかぶったサイコ執着攻めなのです!!!!!!!!!

「ハジメ」を手に入れるための嘘で塗り固められた檻の中で、イチへの愛だけが本物。成熟したヤバさですよね。
この歪な関係を愛だと信じている不憫なイチくんがかわいそうでかわいくて……。

ギンはこの閉ざされた愛からハジメを救出できるのか!?

そもそも救出はイチにとって幸せなのか……? 心地いい闇に突如差した光がもたらすのは混沌か平和か……。
んー心がぐちゃぐちゃだあ!

 

誰の命に代えてもこの愛だけは手放さない

 
 

【あらすじ】
ほんの少し前のこと、とある村には忌まわしい人柱の風習があった。
幼い頃より身内が風習に翻弄される姿を見ていた栄太は、
18歳の誕生日に大好きな春嗣へ特別な想いを告げる―…


ポイント

平成にもかかわらず人柱の因習が残る村で、30歳を越せない運命にある春嗣と、そんな春嗣に愛を伝え続けてきた栄太。
十数年の時が過ぎ、栄太は18歳、春嗣は30歳に。高校生の栄太はやせ細った春嗣と共に暮らし、変わらず愛を育んでいる。

幸せそうな2人が描かれた冒頭シーンですが、読者の心を不穏な風が掠めます。
なぜ春嗣は人柱を免れたのでしょうか……?

「世襲の人柱制度」という逃げ場のない闇に抗い、身体を消費され尽くした春嗣。そんな彼を一貫した「純愛」で愛する栄太の執着は並大抵のものではありません。
閉鎖的な村に止められない非情な因習。そこで育まれたのは、底なし沼でお互いを掬い上げようと抱きあうような、相手の命への執着なのです。本気度が違う……。

人柱の習わしから春嗣を解放するため、栄太が取った選択とその愛で歪んだ覚悟に、心臓が絞られる~!

このラストに「救済」の判を押せるかどうかで、あなたの闇度が測れるかも……?ガチの「メリバ」 沼に引きずり込まれちゃってください!


+++++++++++++++


いかがでしたか?
日常に潜む変態執着から命を賭した覚悟の執着まで、どんな環境でも人は人に執着できると思い知らされるラインナップでした……。

そしてもう一つ言えることは、執着を突き詰めた先には「スト重」作品がゴロゴロ転がっているということ。
ハラハラドキドキの謎や伏線を余さず紹介したすぎて、終始画面の向こうに問いかける塾講師みたいな喋り方になってしまいました。

皆さん、電子の海からは秘宝がザクザク出てきますよ……。

世はまさに、電子執着BL大航海時代!!!!!!!

担当記者:ぽみこ
言い合い、殴り合い、全てのケンカシーンを糧に毎日を生きている黄昏~夜明けのオタク。最近ケンカ後に攻めをヨシヨシする受けが好きなのだと気付く。


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