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目には目を、尻には棒を！執着攻めここに極まれり

 

愛、憎しみ、独占欲……それは時に人を暴走させ、相手を傷つけることも。
言葉にならないさまざまな感情を、身体を繋げることによってしか伝えることができない不器用な男たちの物語。今回はそんな「わからせ」陵辱コミックスを4作品をご紹介します！

◆目次◆
1．わからせとは
2．わからせド執着BL4選
・俺の愛を体でわからせックス
・過去の恨みをわからせ……のつもりが？
・お前は俺のものだとわからせックス
・人間風情に身の程をわからせックス

 

AIがおすすめする陵辱わからせBLはこちら

 

わからせとは

 
わからせとは……主に性的な手段で相手を屈服させること。元はゲーム用語だったそうですが、現在は媒体問わず広く使われています。

今回は「自分のクソデカ感情を相手に“わからせ”る」の意味で使用します！ 歪みに歪んだ攻めの執着愛をとくとご覧ください。

わからせド執着BL4選

 

俺の愛を体でわからせックス　

『“D” ～愛を知らないビデオチャットの青年の話～』作：しちみ

 

無理矢理犯されてしまう不憫な受けに定評のあるしちみ先生の作品。ビデオチャットでエッチな配信をしたりしなかったりして稼いでいるニコラスが、2人の太客の間で揺れ動く戦慄サスペンスです。

同時期にオフで会うことを持ち掛けてきた金払いの良い2人のユーザー「ラビット」と「フィル」。ニコラスはまず「ラビット」と会ってみることに。「ラビット」本名ロニーははじめこそ人当たりのよい爽やかイケメンでしたが、セックスは鬼畜で執着心が強く、配信中に視聴者に見せつけながら拘束して犯すなどニコラスを陵辱します。怒涛の責め苦に怯えながらも、新たな快感を呼び覚まされていくニコラスがトロトロで、ごめん、可愛い……。

一方で、紳士なおじさま太客「フィル」。ニコラスは、フィルと画面越しに交流するうちに、父親のように感じ慕う心が生まれてきますが、ある日彼にリアルで会うと「フィル」は豹変し……!?

受けがとにかく不憫ですが、鬼畜プレイのオンパレードで、愛も感じられます。そして、その後ロニーと「フィル」との関係は……。ラストで明かされる衝撃の事実にも注目です！

あらすじ
ビデオチャットの収入で生活している天涯孤独な青年ニコラス。稼いだ金額=自分の価値だと考える彼の元に、高額支援者である2人の常連客から「リアルで会わないか」と誘いのメッセージが届く。客とは会わない──その決意が揺らいだ時、ニコラスの運命は大きく変わり始める。そして明らかになる衝撃の事実とは…?

過去の恨みをわからせ……のつもりが？

『 憎くて憎くて愛しい僕の芳一くん 』作：河飯じろう

 

中学生の時、上級生の芳一に告白したら馬鹿にされ言いふらされたことを根に持ち続けるなかむー。芳一を見返すために「芳一の自由を奪う」ことにし、ある日突然自室に拉致監禁！ 復讐のために監禁って、どうしてそうなった!? と思わずツッコんでしまいますが、復讐とは書いてあるものの、簡単に脱走するし、そして普通に戻ってくるし、カジュアルな雰囲気でもはや可愛い。カジュアル監禁です。

監禁したら、そう、セックスですね。なかむーはエネマグラで芳一を犯しながら、「ほらケツに集中！ ダメですお尻でイクんです！ メスイキしろ！」とお尻を叩いてスパルタ指導。

一見芳一への恨みを爆発させているように見える……いや、実際に自分は芳一を憎んでいると思い込んでいるなかむーですが、芳一のおもらしをお掃除したり(!?)、ふにゃちんを咥えてお餅のように伸ばして愛でたり(!?)、バイトに行くといって脱走した(のにご丁寧にラインIDも添えてくれている)芳一の置手紙の筆跡に悶えたりと、ラブがダダ漏れでは？ 本当の気持ちに早く気づきなよ……！ でもずっと復讐しようと執着してきた相手だし、無理もありません。

芳一も芳一で、なかむーは自分のことが好きだからここまで執着してくるのでは？ と思ってちょっと喜んだり、「は？ 嫌いですけど」と冷たい表情で言い放たれて落ち込んだりと、完全にストックホルム症候群にかかっちゃってますね。

あらすじ
仲村洸ことなかむーは、中学2年の頃、同中の先輩・川田芳一に告白したが、芳一がそのことを同級生に話し歩き、馬鹿にしたため人間不信になり不登校になってしまう。なかむーは芳一を見返すために努力を続けるものの空振りばかり。業を煮やしたなかむーは、芳一を拉致・監禁し、人生を不自由にする計画を実行にうつす。そして、共同生活を続けるうちに芳一のことを"嫌い"だと思い込んでいた気持ちは、そうではなかったと気がついて…!?

 

お前は俺のものだとわからせックス

『αの花嫁 共鳴恋情(3)』作画・幸村佳苗　原作・岩本薫

 

陵辱といえばオメガバース！ ってところ、ありますよね？ こちらは人気オメガバースシリーズコミカライズ第3巻！ αとして育てられてきたΩの受けと、生粋のスーパー攻め様αの年の差ラブです♥

受けの理玖は、Ωであることを隠してαとして育てられてきたのではなく、自分のことをαだと思い込んでいました。しかし17歳になってヒートが起こるようになり、Ωだということが明らかになります。そこで出会った魂の番、圭騎と体を重ね、自分がΩである事実を刻み込まれますが、ずっとαとして生きてきた理玖のプライドは揺らぎ……。

2巻ではおっ、甘々路線へ行くか？ という気配を感じたのですが、3巻で再び引き戻されます。というのも、圭騎の独占欲がどんどん強くなる一方で、圭騎と自分は釣り合わないと自信を失い離れていこうとする理玖の間にすれ違いが生じるのです。そんな圭騎が取った行動とは……。原作小説もありますし、まだまだ続きそうなハラハラドキドキな展開です！

あらすじ
アルファとして誇り高く生きてきた江森理玖は、魂のつがいである首藤圭騎との運命的な出会いによって、自分がオメガであることを知った。衝撃の事実をすぐには受け入れられなかった理玖だが、圭騎と暮らし、溺愛される日々を過ごすうちに、いつしか熱く激しい独占欲にさえ喜びを感じるようになっていた。だが、圭騎はアルファの頂点に立つ首藤家の当主。対する自分は出自すらはっきりとしないオメガ。僕はあなたに相応しくない…傷つき、自信を失い、追い詰められた理玖は!?

 

人間風情に身の程をわからせックス

『鷹神様と憐れな生贄』作：丹野ちくわぶ

 

神さま×生贄の人間の和風時代ファンタジー。イラストも世界観にマッチしてとても美しいです♥

飢饉の村のための雨乞いとして、生贄となって土地神のいる黄泉の国へ訪れた累。土地神の叢雲に無事会えますが、突き返されてしまいます。しかし、村を救わねばという責任感から、「殺されたって立ち去りません！」と啖呵を切る累は、逃げ出したくなるまで犯してやろうと叢雲に陵辱されるハメに……。

モノを口に突っ込まれたり自分で慰めさせられたりと屈辱的で物のような扱いを受けますが、何故かふと悲しそうな顔をする叢雲。彼の「枷」とは？ 本心とは？……カワイイ動物たちやケモミミ少年神さまなど、癒し要素も。切なくも救済のある作品です！

あらすじ
足が不自由な累(かさね)は、村の飢饉を救うため、幼い妹を残し生贄になることに。死後の世界で土地神・叢雲(むらくも)に雨を降らせるよう談判する累だが、叢雲は望みを拒むばかりか、累を乱暴に抱いてくる。「これが嫌なら、さっさとどこかへ行ってしまえ。頼むから......」累を傷つけながらも苦しそうに懇願する叢雲に、累はその本心を知りたいと思い始め...。

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いかがでしたでしょうか？ 色々などす黒い感情を体でわからせる攻め、屈辱に耐える受け……。ちょっとゾクッとするBLを読みたい方にオススメの作品です！

担当記者：廣井無名 完全には幸せになれないCPが好き。キーワードは死ネタ、愛のないSM、流血、狂気、宗教、叶わない恋など。