いろどりみどり!?自分だけの呼称を探せ!
先日筆者が小耳にはさんだのですが、某ラジオの質問コーナーにて、BL小説を執筆している方から相談があったのだそう。なんでも、「ち●こを表現する言葉がネタ切れ気味で困っている」とのこと。そのアイデアの一つとして「神凸(しんぽこ)」が挙げられたそうなのですが、それを聞いた瞬間、筆者は死ぬほど爆笑してしまいました。
時に衝撃のサイズでパートナーを驚かし、時にいやらしく勃起する男性器……。もしかして、そんな男性器の呼び方には大きな可能性が秘められているのでは??
そこで、BL作品の中に記載されている、男性器の呼び方を調べてみました! 筆者が考えた例文と共に、知見を深めていただければと思います♥
字書きさんもち●こ愛好家の方も、ぜひご参照ください♥
男性器呼称16選
①「屹立」
(二次創作)小説などで親の顔より見たという方も多いのではないでしょうか。
BL界の中では、ポピュラーな呼称の一つです。
意味としては山などが高くそびえたっていることを表しているそう。そのまんまどころか勃起時を限定している男性器の呼称ですね!
字面からその壮大なスケールを感じさせる言葉「屹立」。
「○○の屹立、完全に秀逸」
言葉の響きがかっこよかったので、思わず韻を踏んでしまいました。
たった二文字でここまで限定的な意味を持っているなんて、さすがです。
攻めの雄々しい姿を現すのにピッタリの表現かもしれません♥
②「欲望」
そのまんまですね~~!
潔く、ただまっすぐな意味として伝わってくる呼称です。
勃起するのも興奮するのも、すべてはこの欲望が支配しているからこそ!
言葉の響きから、純度の高いエロさが伝わってくるようです。
「(受け)は震えながら(攻め)の欲望を受け入れた。」
欲望という言葉の重みが、男性器の大きさとその熱量を表現してくれるようです……♥
③「○○の」
ちん●ん=自分自身 だと表現している、大胆な呼称です。ち●こを挿入すること、それすなわち二人が一つになるということ。ドエロいと見せかけて、かなり深い意味が込められているんですね……(涙)。
「オレのきもちいい?」
「早くお前の入れて…」
「オレのが入ってくよ…」
どうですか!?
台詞になるとこの破壊力…!
何のことか分かり切ってるのに、直接言わないことで「誰の」「何」であるかがかえって強調されています。
そのまま何のことか考えてお互いに興奮するセックスをさせるもよし、受けに言わせてセクハラを楽しむもよし、なんて応用の効く呼び方なんでしょうか…。
④「果実」
みずみずしさを感じるマーベラスな響き……♥
ついつい受けの男性器の方を想像してしまいますが(桃的な)、攻めの男性器に使用されることもあるそうですよ。
硬く熟れて溶けてしまう果実……汁っ気溢れる表現、文学的かつ官能的です!
「(受け)の果実からは潤沢な蜜が溢れ、(攻め)を誘うように時折ピクンと跳ねている。」
食欲と性欲が一緒になったような、背徳感のあるいやらしさが滲み出るようです……♥
この名称で呼ぶと、攻めも受けも淫乱な食いしん坊になったり、はたまた逆に美味しそうなごちそうになってしまったり大忙しです♥
⑤「ぽこ」
あら、可愛い♥
まるで小動物を表現しているような、キュートな呼び方です。
力強く、たくましく表現されることの多い男性器ですが、別角度からのアプローチという感じがして新鮮です!
「攻めにより、露わにされる、受けのぽこ」うっかり俳句を読んでしまいました(多分ぽこが季語です)。
ちょっとゴツい言い方はしたくないなと思ったときや、気分転換としてこちらの呼称を使ってみるのもいいかもしれません♥
⑥「肉キノコ」肉便器ならぬ肉キノコ。
形状とその質感が的確に表現されています。
単にキノコとして例えても問題ないところ、「肉」をつけることにより、一気に性器としての生々しさを演出しています。
文章にしてみると、
「(受け)は美味しそうに(攻め)の肉キノコを頬張り、その目に生理的な涙を浮かべた。」
こんな感じでしょうか。
まるで料理でもしているかのように自然に使用できますね!
⑦「下(ねた)」
これは完全に聞いただけではわからないですよね!
インテリフジョシ検定1級に出てきてもよさそうな隠語具合です!(どんな検定?)
下に主役であるネタがあるだなんて……
情報の伝え方がミニマリスト! センスの良さを感じずにはいられません。
「(攻め)はゴクリと喉を鳴らし、(受け)の下をゆっくりと握った。」
声に出して聞いてみると、
美味しそうな寿司の話か? と思ってしまいますね。
このように使うと、内容により充実感を与え、知性を感じるような文章にしてくれます。
クセもなく汎用性の高い呼称なので、使い方の可能性は無限大ではないでしょうか。
⑧「メッカ」
聞いただけで不思議と神聖さを感じてしまうこちらの呼称。
それもそのはず、元々宗教で使われている言葉で「何かの中心地」「憧れの地」という意味を持っているそう。
ち●こは万人の憧れの地ですもんね!!!(?)
「(攻め)のメッカを(受け)の後孔へあてがうと、(受け)から嬌声が漏れた。」
この呼び方だと、急に攻めの存在が神聖なものかのようになったように感じませんか!?
推しへの気持ちも尊重できて、語感も心地よいなんて、一石二鳥の呼称ではないでしょうか♥
⑨「ポケ○トモンスター」え、まさか、あの某有名ゲームが……? と筆者も驚きを隠せませんでしたが、意味を咀嚼すればするほど「いい得て妙」感がぬぐえません!
だって暴れ散らかしてますもんね、ポケットの中で。これほど事実に誠実な呼称もないように思えます。
攻「オレのポ○モン、結構硬化タイプだけど大丈夫?」
モンスターということで、推しの属性に合わせて文章をカスタマイズできるのが楽しいです!
是非推しCPのバトル内容を、こちらの呼称で実況していただきたいです♥
⑩「黒曜石」
めちゃくちゃ妖しく、耽美な印象を受けるこちらの呼び方!
火山岩の一種である黒曜石は、深い黒または黒みがかった緑色をしています。
パワーストーンとしても用いられる黒曜石。
色に負けず劣らず、字面からもその存在感を感じます……!(いきり立ちまくって赤黒く光っているということですよね、わかります)
「ぬらりと光る(攻め)の黒曜石に、顔が赤らむのを(受け)は咄嗟に隠した。」や~~~ん!(歓喜の声)
一度使っただけでもいかがわしくてダークな雰囲気が出ちゃいます!
いつもと違う空気感がお望みのときには、こちらの呼び方はいかがでしょうか♥
⑪「合鍵」こ、これは……!
たった二文字で
「他にも代わりのある存在」なのに「この存在でしか開かない」という、二律背反が成立しています……!
こちらの表現、グッとくる方も多いのではないでしょうか!?
「(攻め)が苦しそうな表情で合鍵をあてがうと、(受け)は顎を反らせて嬌声をあげた。」
文章の中でピリッとした緊張感と切なさを醸し出してくれる呼称ではないでしょうか!?
攻めと受けの関係性がより浮き彫りになるようで、「合鍵」の意味がエモさを加速させる気がしてなりません!
⑫「昂ぶり」アソコの状況を、ズバリ言い表しているこちらの呼び方。
「突っ込みたい!」「挿れてほしい!」という2人の気持ちの高まりと興奮が、この字面だけでひしひしと伝わってくる気がしませんか⁉
「(攻め)の激しく脈打つ昂ぶりが、(受け)の腹を押した。」攻めの受けを急き立てるような激しい欲情っぷりが、この三文字だけで表されています!
待ちに待った瞬間、もう待てない!!という攻めの切実な感情が読み取れる呼び方ですね。
⑬「肉茎」はわぁぁぁ~~~♥
どうして
「肉」という一文字がつくと、こんなに生生しく感じるのでしょうか⁉ そもそもペニスのことを陰茎と呼ぶので、茎の文字が使われることには納得がいきますが、そこに肉がつくと赤黒い色だったり生命力が想像され、無駄にエロいんですよね……。
「硬くなった肉茎を強くしごかれ、あまりの快楽に(受け)は達した。」どちゃくそにエロぉぉぉい!!!(発狂)
何がなんとは言えないが、今後焼肉やステーキを食べるときに思わず思い出してしまいそう……。
⑭「徴し」心なしかお上品な雰囲気さえ漂う、こちらの呼び方。
王国ファンタジーや気品溢れる攻め・受けが登場する作品内に使用することで、世界観を崩さず麗しいベッドシーンを描くことができそうです。
「立ち上がった(受け)の徴しの裏側へ、(攻め)の分厚い舌が這った。」見える、見えるゾ!
豪奢な天蓋付きのベッドの上で夜な夜な繰り広げられる、王と花嫁(♂)の高貴な睦事の様子がァ……‼
十分なエロスを感じさせつつ、どこかたおやかでしっとりとしたプレイを表現したいときなどに使ってみては?
⑮「暴れん棒」暴れん坊×肉棒からなるこの単語。何も言われなくても、ビクビクと脈打ちながら反り勃つ興奮MAXチンポであることが容易に想像できますね(笑)。
「(攻め)はたまらず(受け)の蕾に暴れん棒を挿入すると、腰を掴んで激しく揺さぶった。」みたいな感じで使われそうです。コントロールを失い、尻の穴目指して突き進むことしかできない本チンポ。
かつて「暴れん坊将軍」と呼ばれた徳川吉宗のように、もはや持ち主でさえ止めることはできないのでしょう……。
ちなみにAmazonには「夜の暴れん棒に!」というキャッチと共に
暴れん棒専用パンツが販売されています(笑)。
攻めに履かせるも良し、実際に買うも良し。是非調べてみてください♪
⑯「マラカス」一見ノリノリで明るい気分になれそうな単語ですが、よく見るとマラカスと同じサイズの
超弩級男性器を暗喩していますね。
こんなものが受けの尻に入ったらどう考えても無事ではいられなさそうです……。
そんな、受けの尻事情を気にせずにはいられないこちらの言葉ですが、
『ひみつのセフレちゃん~福本幸助の受難~』にて
「股間のマラカスしまえよ」といった風に実際に使われている言葉なんです!!
マラカスという
楽しそうで男性器とは真逆ともいえる存在からデカチンポを見出した作家さんの表現力に脱帽……。
***
男性器呼称まとめ、いかがでしたでしょうか?
知れば知るほど趣の深さを実感しました……。
皆さんも「こんな呼び方見つけた」というものがありましたら、ぜひコメント欄でお知らせくださいね♥
コメント10
匿名8番さん(1/1)
キングアナコンダ思い出した
匿名7番さん(1/1)
きっと「エクスカリバー」が出てくるものと思っていました。
過去記事で知ったので。(作品は読んでいないけど)
匿名6番さん(1/1)
いろどりみどり……まるで、ぽこの彩りが、緑であるかのような……。
みまひなれいらさん
へー。知らなかった。きのこ、かなぁ。合鍵、いいねー。
匿名5番さん(1/1)
地方の呼び名で
[ヘノコ]
ちなみに東北地方です
匿名4番さん(1/1)
何でもありなんですね。スーパーで見かけるナイススティックとかは…やっぱりダメですかねw
匿名3番さん(1/1)
へ―知らなかった。初めて聞いた。
ふばばさん
やはり「耽美の女王・山藍紫姫子」先生の官能用語だと思います。
グランス、クラウン、シャフト、肉刀…などなど。
匿名2番さん(1/1)
読んでてめっちゃ面白かったですけど、ポ○ットモンスターは英語圏の国では言ったらヤバい言葉ですもんね。
海外だと『POKEMON』で統一されてるそうです。
匿名1番さん(1/1)
Amazon Kindle Unlimitedで読んだ高見乙『地獄の沙汰も欲目しだい』で受けの子が攻めの股間を称して「マンププニョル」と言っていたので大笑いしました。