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【不朽の不憫受け小説】「かわいそう」に激萌えしてしまうのを許して…傑作不憫小説ランキングTOP10

2024/03/13 18:00

“かわいそうかわいい”受けを愛する皆様、会場はこちらです


 

本日は「不憫受けを愛でる会」にお越しくださり誠にありがとうございます。美しくも不遇な受けを愛する淑女紳士の皆々様に、今宵は最高級の不憫受けをご用意いたしました。心ゆくまでお楽しみくださいませ……。

というわけで、今回は受けの属性タグに「不憫」がついた小説から、直近5年間でちるちるの評価ポイントを多く獲得した上位10作品をランキング形式で大発表!

心がギュンッとなるほどかわいそうで可愛い受けちゃんの数々、ぜひご期待ください♪

 ◆目次◆
第10位 どうか救われて……!心優しく健気な「魔物」
第9位 嫁ぎ先で冷遇!? 不憫から始まる嫁入りファンタジー
第8位 王子からの下僕扱い!? 追放王子の転落ぶりに涙
第7位 見た目は少年!頭脳は大人!な年上受け♥
第6位  健気さに涙……樋口先生渾身の大作ファンタジー
第5位 ダークファンタジー×子育てBL♥
第4位 リアル志向の貴方に捧ぐトラウマ救済ストーリー
第3位 徹夜必至!?不憫王子の王国再建譚
第2位 「最後の晩餐」として訪れたビストロで……
第1位 不憫要素を足して、足して足して、さらに足す!!!

 

 

嫌われ魔物の大好きなひと』作:伊勢原ささら

 

 
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STORY
遠い昔に宇宙から飛来した生き物たち。当初人間たちと共存していたが、ある時を境に「魔物」として迫害され伝説の生物となる。長い月日が流れ、最後の生き残りとなった「魔物」はある日、人間の男の子・正人と出会い「青」という名を貰い仄かな想いを抱く。大人になった正人と再会した青は人間の青年に姿を変えて彼の役に立とうとするのだが?

 

+不憫ポイント+
遠い昔に地球の外からやってきた存在である「魔物」。魔物の持つ「青い花」が万病に効く薬であったことから人間たちに迫害され、ついには最後の1人になってしまい……この、「魔物」最後の生き残りが今作の受け・です。もう既に不憫度が10000%超え!!!!!

ある時心優しい人間の子ども、正人と出会って仲良くなり楽しい時間を過ごします。
ですが家族の事情で正人は遠くに引っ越すことになり、2人は離れ離れに。しかも、青のために山に残りたいと言った正人を諦めさせるため、青は正人の中から2人で過ごした記憶を消してしまい……。

もう、青がとにかく健気で優しすぎます。18年後、大人になった正人と再会した青の行く末はぜひご自身の目でお確かめください……!

 

溺愛王子、無垢なる神子を娶る』作:小中大豆

 

 
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STORY
銀髪碧眼の王子は神がつかわした神子、娶った国に加護をもたらす。
そんな「白き花嫁」の伝統に従い、嫁ぐため慎み深く育てられたシャウーリャは隣国の王子・ヴィハーンに輿入れする事に。けれど実は時代遅れの男嫁など望まれていなかったと知ってしまう。
冷めた辛い結婚生活を覚悟するシャウーリャ。一方、信仰心が薄く世慣れたヴィハーンだが完璧な美貌とは裏腹にちょっとドジで一生懸命なシャウーリャの愛らしさに衝撃を受け……。

 

+不憫ポイント+
男でありながら、祭事的な理由で女神の生まれ変わりとして女子のように育てられた受け・シャウリーリャ。風習に従って隣国の王子・ヴィハーンの元へ嫁ぐことになりますが……。

本人の意思と関係なく伝統に従って嫁入りをしたのに、嫁ぎ先で攻めは女好きのノンケで周囲の人間もこの伝統を“時代遅れ”と揶揄していたなんてつらすぎる(涙)!!!!! なんなんだこの攻めは!!! ……と思ったのもつかの間。

実際に出会った瞬間、シャウリーリャの天然で無垢な愛らしさに一瞬でノックアウトさせられるヴィハーン。やがて立派な溺愛ワンコ攻めへと成長します! かわいそう→甘々への展開が美味しい傑作ファンタジーです♪

 

偽りの王子と黒鋼の騎士』作:六青みつみ

 

 
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STORY
グレイル・ラドウィックの愛と忠誠を、この僕に!
ローレンシア王国の一粒種・エリュシオンは、蝶よ花よと育てられ、我が儘を我が儘だと思わず生きてきた。
そんな王子に唯一靡かなかったのは、護衛騎士グレイル。
エリュシオンは運命が変わるという魔法の水鏡に、グレイルのことを密かに願う。
その時、世界は一変した。偽王子の烙印を押され、凋落したエリュシオンはグレイルの下僕となる。
シオンと呼び捨てられ、一から育てなおすかのように接せられるうちに、
シオンの中で捨てられずにいた気持ちが溢れてくるが――!?

 

+不憫ポイント+
いいいいい痛い!!!! 序盤の展開が不憫すぎて心がヒリヒリします!!

王子として我が儘放題に育ってきた受け・エリュシオンは、ある日自分が偽の王子であるとして追放されてしまい、それどころか、ならず者達に捕まって強姦陵辱されてしまい……。ようやく護衛の騎士・グレイルに助けられても、下僕扱いで冷たくされるなど救いがありません。

しかも、受けの傲慢な性格は本来のものではなく、傀儡として政治的に操りやすくするため周囲が過剰に甘やかした結果で……本当は健気な性格の受けなんです……だから、追放後の転落すら自業自得とは言い切れない不憫さがありますよね。

そして、このつらすぎる状況からの圧巻の巻き返し、これぞカタルシス!!! といった爽快感があります! 攻めザマァ的な展開も含めて最高に萌えました♥


 

雪原の月影 三日月』作:月夜

 

 
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STORY
老人となっても少年のまま、成長することのない病、クルベール病。皇太子でありながらこの病に冒されたエルンストは、位を剥奪され、国内で最も貧しい領地メイセンの領主に任じられる。初めて見る城の外の世界。微かな不安と、不思議な高揚。エルンストは彼にひそかに想いを寄せメイセンまで追ってきた戦闘種族の男ガンチェと恋に落ち、共に生きることを誓う。そして、窮乏するメイセンで極貧生活をおくる領民を救うため、二人は共に、未来に向けて種を蒔き始める。だが、エルンストの病をめぐる謀略が明らかになり始め…!

 

+不憫ポイント+
不憫受け……確かに、状況的には不憫かもしれないですね。少年の姿のまま成長しない病にかかってしまい、皇太子の身分を奪われて国内で最も貧しい土地の領主に任じられてしまった受け・エルンスト。

厳しい境遇となったエルンストですが、傭兵の攻め・ガンチェとともに領民を救うために奮闘します! 不憫だけどそれだけじゃない、聡明でしなやかな強さを持った受けが本当に魅力的。極貧の辺境を豊穣の地へと改革していく本格派のストーリーにもワクワクさせられること間違いなしです♪

大柄な傭兵のガンチェが年下、見た目は少年で元皇太子の受けが年上というのも萌え……ですよね♥

 

王を統べる運命の子②』作:樋口美沙緒

 

 
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STORY
『王の鞘』として七使徒に選定され、
煌びやかな王宮へ──。
魔術師ユリウスに会えるかも、と期待と不安に
揺れるリオ。けれど、登城初日に出会ったのは、
身分の低いリオを蔑み、使徒など不要と公言する
貴族たち。七使徒排斥の空気が漂う中、
ついに国王との謁見の日が訪れて…!? 
魔女がリオを狙う理由や、ユリヤの呪いの謎、
第二王子の行方──全ての鍵を握る、
失われた記憶に迫る、緊迫の王宮編!!

 

+不憫ポイント+
全4巻の壮大な本格ファンタジーである本作がランクイン!
記憶喪失で何もわからないまま、孤児として貧しく暮らした日々……尊敬する親友の死……自分に特別な役割が与えられたと思ったらそれは王の「鞘」として抱かれること……。

受け・リオにはこの後もどんどん過酷な運命が降りかかり、「一体リオが何をしたっていうんだよ……!」と地団駄を踏むくらいジタバタしてしまいます。しかしリオはとても健気。自分の境遇を受け止め、常に最善を選ぼうとする姿勢は感涙ものです。

やっぱり不憫×健気=魅力無限大なんだよなあ。
 
 

聖邪の蜜月』作:安西リカ

 

 
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STORY
奴隷市で売られ「神の愛し子」として聖職者に犯された過去をもつアシュは、偽聖職者として人を欺いて暮らしていた。ある日、絶滅したはずの聖獣の卵を拾い、生まれた仔にサージと名付け、育てることを選択する。純粋なサージを育てる生活のなかで彼の存在は唯一無二となる。人型にもなれるサージは美丈夫に成長した。性を知らなかったはずの思春期の彼がアシュに乗りかかり「アシュが欲しい」と迫ってきて …。

 

+不憫ポイント+
ファンタジー世界を舞台とした本作、世界がかなり殺伐としてダークです。幼いながらも奴隷市に売り飛ばされ、容貌の可愛らしさからレイプされ続けてしまう受け・アシュ。もうこの時点で心が痛い……。

なんとかして自力でその環境を脱したアシュは聖獣という伝説的な種族の卵を見つけ、育てることにします。やがては独占欲つよつよの執着攻めへと育つ聖獣・サージとの日々は温かく幸福に満ちています。

しかしここで終わらないのが本作最大の魅力です。かつての自分と同じような境遇の少年を助けようとしたアシュですが大怪我を負ってしまい……。怒涛の展開に、ストーリーの面白さにも釘付け間違いナシ! 幻想的で美しい終盤はぜひネタバレなしでお楽しみください♪

 

甘くて切ない』作:月村奎

 

 
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STORY
ショッピングモールにあるメガネ店で働く律は、
幼い頃から不仲な両親を見て育ったため、
他人と距離をおき、ひとりで過ごすことに慣れていた。
そんなある日、ふとしたきっかけで
人気作家の西 倫太朗と知り合い、
高校生の弟とふたりで暮らしている
倫太朗の家に、料理を教えに行くようになる。
人と親しくすることを恐れ、誰かに恋することも、
触れられることもなく生きてきた律だけれど、
倫太朗といるうちに、やさしさや幸せを知るようになり!?

 

+不憫ポイント+
これは本当に重くてリアルで心がぐっと掴まれる作品です……。

今作の受け・律の両親は律の幼少期から不仲で、やがてすぐに離婚。律は母親の方に引き取られますが、母は不満なことがあるたびに律に罵詈雑言を吐き、親元から独立した今も暴言のみならずお金の無心すらする、いわゆる「毒親」です。そんな酷い家庭環境で育ったからか、自己肯定感が異常に低く、他人と深く関わる事もできない性格となってしまいます。かわいそうの極みすぎませんか……?

そんな律の大好きな作家である倫太郎(攻め)と偶然出会ってから少しずつ心が癒され、一歩ずつ前を向けるように。その過程に涙を流しそうになりながら「律ちゃん早く救われてーーー!!!」と一気に読んでしまいました。胸がギュッと締め付けられる、重厚なストーリーに没頭してしまうこと間違いなしです!

 

気難しい王子に捧げる寓話』作:小中大豆

 

 
作品詳細はこちら

 

STORY
「薔薇の聖痕」を持つ王子は、伝説の英雄王の生まれ変わり──。国中の期待を背負って甘やかされ、すっかり我儘で怠惰な暴君に育ったエセル。王宮内で孤立する彼の唯一の味方は、かつての小姓で、若き子爵のオズワルドだけ。宰相の地位を狙う野心家は、政務の傍ら日参しては甘い言葉を囁いてくれる。そんな睦言にしか耳を貸さないエセルの前に、ある日預言者のような謎めいた老人が現れて!?

 
+不憫ポイント+
野心家の腹黒子爵×わがまま不憫な王太子の王国再建ファンタジーです! 王太子としてやりたい放題に過ごしていた受け・エセルですが、ある日自分や大切な人が悲惨な目に遭ってしまう未来を見せられ……自分、そして王国を救うため改心して頑張っていきます。

わがままで傍若無人に育ってしまったエセルですが、それは幼少期から孤独な状況に置かれていた結果というのが本当に不憫。攻め・オズワルドも最初は王太子という地位にしか興味がなく、孤独なエセルにつけこんで自分への恋心をも利用しようとしていたくらいですから……かわいそうすぎます……。

そんなエセルが国を負って立つにふさわしい人物へと成長し、攻めのオズワルドが「俺の心のすべての感情があなたに向けられている。愛憎、好悪、嫉妬、羨望、執着……すべてだ」と言うまでになる過程とは!? ストーリー重視派の方にもぜひぜひ読んでいただきたいド傑作です!!


ボナペティ!』作:月村奎

 

 
作品詳細はこちら

 

STORY
葉が最後の晩餐に選んだのは、近所のお洒落な小さいビストロ。
そこにはいつも幸せそうに微笑む店主がいて……?
甘くて切ないロマンス♡

 

+執着ポイント+
第2位にランクインしたのはこちら! 両親を早くに亡くして、中学を卒業してからずっと働き詰めだった受け・有村葉。何もかもに疲れ、仕事を続けることに限界を感じ、もう人生を終わらせようと決意します。
最後の晩餐にと、以前から憧れていたビストロを訪れるのですが、そこで貧血を起こして倒れてしまい……。

その日の病院代を立て替えたビストロオーナー・瑠可の提案によって、ビストロで住み込みで働くことになった葉。ここから葉の人生が段々と好転していきます!

とても過酷で不憫な状況を生き続けてきた葉が、温かな職場、優しい人たちに出会えたことで救われていく温かいストーリー展開と、じれっったくてバタバタ萌え転がりたくなるような瑠可と葉の恋愛模様が本当に秀逸♥ スパダリ紳士攻め×幸薄不憫受けが好きな方、必見の一作です!

1位 不憫要素を足して、足して足して、さらに足す!!!

 

 

 
作品詳細はこちら

 

STORY
唯一の肉親だった母を亡くし、天涯孤独になった礼を引き取ったのは、
父の実家のグラームズ家。なんとイギリスの名門貴族で、礼は全寮制
パブリックスクールに通うことに。けれど、そこには寮代表で監督生の
義兄・エドワードが学園に君臨していた! 引き取られたばかりの
幼い頃は可愛がってくれていたエドは、礼が入学した途端、なぜか冷たい。
「俺が卒業したら、おまえは日本に帰れ」と言い放ち!?

 

+不憫ポイント+
不憫受けランキング堂々の第1位に輝いたのはこちら! 樋口美沙緒先生の不憫受けは鉄板ですよね!!! とにかく受けの礼が置かれた境遇がしんどすぎます。

・大好きだった母の死
・引き取られた先が見知らぬ外国という孤独
・なぜか冷たく接してくる攻め・エドワード

どれだけ礼くんを追い詰めれば気が済むんや……というくらい徹底的に不憫な状況にある受け。
そのうえ、慕っていた義兄・エドワードからの指示で、学内ではだれとも話してはならない、など周囲から孤立してしまうような制約を受け、学校生活すらも孤独なまま過ごすことになります。

そんな無茶な制約を守るほど慕っていたエドワードに、最終的には非道な仕打ちが待っており……改めて、礼くん目線だと状況がつらすぎ&怖すぎます(震)。
驚異の執着攻め・エドワードについては不朽の執着攻めランキング5位にランクインしておりますので、ぜひそちらもご覧ください!

本作は上下巻で、上巻となるこちらは本当にずっっと不憫……。甘さや救いのある下巻まで、ぜひ併せてお読みいただくことをおすすめします!!

 

+++++++++++++++

いかがでしたでしょうか?
今回は、不朽の不憫受け小説TOP10を紹介いたしました。

不憫受け、とにかく強○されがち……。

かわいそうなのにたまらなく愛しい、それがBLマジック。どうか攻めのクソデカ感情を一身に受けて幸せになってくれ……。

不憫受け愛好家の皆々様、これからも不憫受けを存分に愛して良きBLライフをお送りくださいませ♥

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コメント6

投稿順 | 最新順

匿名3番さん(1/1)

良かった!個人的には静寂の月のがさらに面白いです!

匿名2番さん(1/1)

カミラさんのコメントにあった梅雨のプール読みました。大変面白かったです。ご紹介ありがとうございました!

匿名1番さん(2/2)

調べてみたら、静寂の月もだいぶ好みドンピシャでした。ありがとうございます。
梅雨のプール読んだら読んでみたいと思います。

梅雨のプールが面白かったら是非、静寂の月も読んでみてください!

匿名1番さん(1/2)

梅雨のプール気になって調べたら
好みドンピシャすぎてすぐに購入しました。
ありがとうございます。

不憫受け…
梅雨のプールを入れて欲しい

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