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BL小説装画を極めし神!『永遠と一秒』のyoco先生が手掛けるBL小説装画はまさに宗教画♥

2021/03/29 20:00

2023/06/11 18:00

トータル作品70超え!とにかく読者の「知りたい」を掻き立てる魅力

 


yoco先生の作品集『永遠と一秒』を見たことがある方はいらっしゃいますか? 圧倒的に麗しくまるで宗教画のように神々しい(!?)こちらの作品集はちるちるでも熱いレビューがついています。
そんなついついBLファンを熱くさせてしまうyoco先生ですが、実は先生の手がけたBL小説の装画はなんと70件超え! フジョシならば一度は目にしたことがあるといっても過言ではありません。

そこで、そんなyoco先生の歴史をその作品とともに振り返ってみたいと思います。「我こそはyoco先生ファンだ」という方は必読です……!

 

◆目次◆
1.そもそもyoco先生はどんな作品を手掛けているの?
2.yoco先生の魅力って?
3.yoco先生の作品紹介

 

 
2013年から活動を開始したyoco先生ですが、今日までの8年で手掛けたイラストは数知れず……。そんなyoco先生が手掛けたBL小説の装画年表を作ってみました。「あ、読んだことある!」となるフジョシも多いはず!



作品傾向としては切ない系から甘々まで多種多様。ちるちるでも大人気の樋口美沙緒先生の『パブリックスクール』シリーズやライラ・ペース先生の『ロイヤル・シークレット』など、どちらかという光のフジョシよりの作品が多いのかな、と思いきや闇のフジョシ御用達なみかみ黎先生の『REDRUM』などの表紙も手掛けており作品傾向問わずオールマイティにBL小説の世界を表現していらっしゃる模様です。



 

そんなオールマイティなイラストレーターであるyoco先生ですが、どの作品も「美しい」を極めており先生の表紙に惹かれ思わずBL小説を表紙買いしてしまうのはフジョシならだれしもが通る道かと思います(確信)。

しかし、なぜフジョシはここまで先生の手掛ける装画に惹きつけられてしまうのか……! なぜこうも気持ちが滾ってしまうのか……!
というわけでyoco先生の歴代の名作表紙とともにその魅力を3つほど語っちゃいます~!


魅力① 解釈の神、読んだ後にわかる「なるほど~!」




筆者的にBL小説の表紙に最も求めているものが「作品への解釈の深さ」です。ただ表紙が麗しいだけではなく……その表紙はちゃんとストーリーに沿っているか、解釈がされているかがとても重要だと思うのです。その点からいえばyoco先生の手掛ける装画はどの作品もその作品への解釈に満ち溢れているのです……! キャラ同士の関係性や距離感、そしてキャラの性格への解釈が深すぎる~!
そんな解釈の神ともいえるyoco先生の手掛ける装画はこちらがオススメ!

 

愛とはなにか、過去と向き合い未来へ向かう

 


あらすじ

エドと礼が通った、貴族の子弟が集う名門パブリックスクール──全寮制のリーストン校を舞台に描く、「パブリックスクール」シリーズ、待望のスピンオフ!!イギリスの貴族社会の小さな縮図である学び舎に馴染めない青年たちの恋と葛藤を綴る、センシティブLOVE。

オススメポイント
大人気な樋口美沙緒先生の『パブリックスクール』シリーズのスピンオフであるこちら、BL小説装画のなかでは異色なものだと思います。それはスピンオフ1巻で攻めが単体で表紙を飾っている点。筆者は「変わっているな~」とはじめは思っていました。発売時に続刊予定がなくキャラクター単体の表紙なら大抵は受けがなるか攻めと受けの2人で描かれていることが多いのです。
しかし、こちらの作品を読み終わったあとにyoco先生の解釈にしびれました。「この表紙で正しい、この表紙こそが作品の最大の解釈といっても過言ではない」と感じたのです。

まさに作品へのリスペクトがたっぷりとつまった神表紙でした……!



魅力② 「表紙~~!! 色気が駄々洩れだよ~!! 」



ついつい語彙力のないフジョシになりますが、言いたいことは伝わるはず……。色気のある表紙というと肌色成分多めだったり受けと攻めが過激にくんずほぐれつしていたりするイメージですが、実はyoco先生の装画ではそうした要素はかなり少なめです。しかし、香り立つような色気に満ちているのです。

そんな色気たっぷりな装画としてはこの作品がオススメです。

 

恋をするほど、2人は離れなくてはならない

ロイヤル・シークレット』作:ライラ・ペース

 


あらすじ

国際的なニュース配信社「グローバル・メディア社」の記者、ベンジャミンは、上司の命令でケニアへ赴く。英国の次期国王ジェームス皇太子を取材するためだ。取材に乗り気でなかったベンだったが、滞在先のホテルで、ひょんなことからジェイムスその人と知り合う。知的でユーモアのセンスもあり、気さくなジェームスの人柄に好感をもつベン。ジェイムスもまた物書きだというベンの、若きヘミングウェイのような堂々とした佇まいや率直さに引かれていく。ベンの部屋のテラスでチェスを始めた二人は、一つ駒を取られるたびに一つ秘密を打ち明ける取り決めをする。最初は軽いゲーム感覚だったのが、二人の間に不思議な感覚が通い始めた。世界一秘密の恋が、今幕を開けるーー。

オススメポイント
オイオイオ~イ!」と皆様の心のなかのフジョシが大暴れすること間違いなしなレベルで色っぽいですよね……? 2人の麗しい男性が真剣にチェスをしている、しかし片方の男性の目線やいたずらに裾をめくる足、ここまで静かに色気を漂わせる装画を筆者は見たことがないのです。
まるで洋画のワンシーンのように別世界めいているのにフジョシならばわかるこの色気、楽しむほかありません!


魅力③2人の関係性は……? 「気になる」を生み出す構図


あるBLカップリングに手を出す始まりって「このカップルの関係性を知りたい」なフジョシは一定以上いらっしゃるかと思います。そんなフジョシに朗報です、yoco先生の手がけるイラストは読者の「気になる」を生み出すのが非常にうまい!
ただキャラクターが描かれているだけではなく、キャラクターへ降り注ぐ光や闇の具合などが意味深で読者の探求心に火をつけるのです……! 「はたしてこのキャラはどんな光or闇を抱えているのか……!?」とついつい光と闇を操るyoco先生マジックにかかり考察する人も多いのではないでしょうか。

yoco先生の手がける装画は意味深の鬼才といってもいいほど、光と闇を操り受けと攻めの関係性が気になる構図のイラストであふれています!

 

愛がわからぬ攻めと愛に苦しむ歌姫

夜啼鶯は愛を紡ぐ』作:小中大豆

 


あらすじ

オペラ歌手を目指して海外留学した与那覇凛は、己の才能に絶望した時にエリアスと出会う。貴族で実業家の彼は凛を一流のアーティストにし、2人は恋人となる。独特の倫理観を持つエリアスには恋人が複数いて、同性の伴侶までいる。自分だけを愛してほしいが口にできない凛は、歌えなくなったらエリアスに捨てられると思い込み……。不器用な男たちが繰り広げる十年に渡る純愛!!

オススメポイント
一見するとBLではないような表紙ですよね。しかし光が降り注ぐ受けとその裏でこちらに眼差しを向ける暗闇にいる謎の攻め………。もうこの段階で「え、この2人ってどういう関係? ストーリーが気になるんだけど!」となりませんか~⁉ 思わず読者の探求心(という名の萌えを求める気持ち)を沸き立たせる構図の装画を描くのがyoco先生なんです。
これは表紙買い待ったなしです!


***


さて、皆様へyoco先生の魅力は届いたでしょうか?
デビューから70作品以上を手掛けるyoco先生の勢いは2021年でも止まることを知りません~! いままでBL小説を手に取ったことがないという方もこの記事を読んでその魅力に萌え覚醒することを願います……!

ではyoco先生への叫びたい愛がある方はコメント欄に残していただくとして、yoco先生の作品が気になった方は書店でぜひ探してみてくださいね♥

ばいそん
最近は王様受けとかモブレにハマり気味。バッドエンドから甘々までなんでも楽しめる雑食の腐女子。モブレモノに出てくるモブおじさんには昔からただならぬこだわりがある。

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コメント1

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匿名1番さん(1/1)

yoco先生の表紙は芸術的な色使いとか構図で目につき、買う予定のなかった本でもつい買ってしまいます。BLっぽくないのでレジにも持っていきやすいです。と言いつつエロいのも普通に書店で買うけどな!

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