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眺めるだけで満足だったのに!突然告白してきて!7年越しの想いが通じ合う!11月20日発売コミックス、小説、CD【BL新刊】
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2019/10/06 11:36
「お前とならば何でもできる!」ーー歴史の裏には男たちの絆あり。
今回は2人であることを成し遂げた歴史上の偉人を、彼らの間にあったorあったかもしれないロマンスと共にご紹介します! 微笑ましい兄弟愛からパートナー関係までお楽しみください♪
グリム兄弟の文通。とにかく仲が良い。 #グリム兄弟 #グリム童話 #ヤーコプ・グリム #ヴィルヘルム・グリム #童話 #文豪 #文豪の逸話下さい下さい是非下さい pic.twitter.com/KOlTARb9ZE
— ましう//澄//(土)西ゆ02a (@sumi_masiu) 2017年10月1日
ブラコンぶりが可愛い♥
ドイツの昔話を収集し『グリム童話集』を編纂した兄・ヤーコブと弟・ヴィルヘルムの兄弟。その兄弟愛の強さは、ヤーコブが進学のために旅立った際にヴィルヘルムが送った手紙から垣間見えます。
1935年に開設されたFBIの初代長官・フーバーとその右腕・トルソンは、長年のパートナー関係にあったとか。
レオナルド・ディカプリオ主演で映画化もされました。
生涯独身だったトルソンが同性愛者で、トルソンと恋人関係にあるという噂は広く知れ渡っていたようです。真実は不明なのですが、2人の関係を証明する写真をマフィアが所有していたという噂も。さて、一体どんな写真だったのでしょう? ベッドの中だったのかも…。
仕事中はいつでもフーバーの隣にいるトルソン。昼食は毎日一緒に食べ、出張や休暇でも一緒にいることが多かったため、2人の恋人関係を信じる人は多かったそう。
またフーバーの死後、トルソンは遺産と邸宅を相続しました。
FBIを今日のような世界有数の捜査組織に育て上げたフーバーと、そんな彼を生涯支えたトルソンの、偉業の裏に隠れたロマンスが気になります。
フランス革命にも美味しい主従関係が! 革命で重要な役割を担ったロベスピエールとその右腕・サンジュスト。2人はお互いを敬愛し合う同志でした。
「革命の大天使」と呼ばれる若きサンジュストは女性と間違われるほどの美貌を持っていたそう。『ベルばら』の中でも「花のサン・ジュストくん♥」と呼ばれる美青年! そんな美しい男が側にいれば、ロベスピエールも変な気を起こしたのでは…。
麗しい外見とは裏腹に、反逆者の処刑にほくそえみ、革命に命を燃やす過激な男だった…というギャップ萌えも。
特にサンジュストのロベスピエールに対する愛はもはや信仰の域! サンジュストが天使ならロベスピエールは彼の仕える神。ロベさまの言っていることは全肯定、反対意見は許しません♥ 盲目系BLが好きな方にはたまらない関係なのでは?
ロベスピエールの方も純粋で熱き魂を持ったこの青年を「神のごとく、奇跡によってしか知ることのできないあなた」と称え、可愛がっていたようです。以後2人は共に処刑されるまで固い友情で結ばれるところとなりました。
大遠征により広大なギリシア世界を築いたアレクサンドロス大王とその美貌の側近かつ最愛の親友であるヘファイスティオン。
少年時代から仲が良かった2人。アレクサンドロス大王が王位につくとヘファイスティオンは側近となり彼を支えました。アレクサンドロス大王は自分とへファイスティオンを、英雄アキレスとその男色相手・パトロクロスになぞらえて友情を誓っていたそうです。
へファイスティオンは王の遠征軍にも参加。当時のギリシャでは強い絆で結ばれた男性同士が同時に男色関係を結ぶことも珍しいことではなかった、という話しは有名なので、2人の間にもアキレスとパトロクロスのような交情があったのかも…と妄想が滾ります。
ヘファイスティオンが病で急死した際、アレクサンドロス大王は嘆き悲しんで医者を殺し、自殺を試みて暴れ回り、数日間食事も摂らず服も着替えずに引きこもるほどだったそう。後に大霊廟を建設し、彼を神と祀ったそうです。1年後、後を追うように大王も病死してしまったことからも、彼が大王の心の支えになっていたことは間違いありません。
兄弟シリーズ第2弾!
動力飛行機の発明者とされるこの2人は、性格が正反対な兄弟だったそうです。兄・ウィルバーは無口で気難しい学者タイプで、弟・オーヴィルは明るく社交的だったそう。
しかし同時に、とても仲の良い兄弟としても有名。何をするにも一緒で、就職先も一緒でしたが、やがて2人で自転車屋を開業。助け合いながら生計を立てていました。その中で飛行機の発明が生まれていくのです。
性格が正反対の兄弟がいつも一緒にいるという設定(?)、萌えますよね! ツンデレな兄と、そんな兄が本当は自分のことを大好きだと知っている弟…という感じでしょうか?
しかも、2人とも「妻と飛行機の両方は養えないから」といって生涯独身を通したところがスゴい! 飛行機もそうですが、お互いに補い合う関係から「兄さん/弟が俺の嫁だし…」と思っていたかもしれません。今日の世界の交通を支える彼らの偉大な発明は、飛行機への情熱と、お前がいればそれでいい! という兄弟愛の賜ですね。
日本にも大事を成し遂げたコンビが。大化の改新でその後長く続く天皇中心の政治改革を果たした中大兄皇子とその腹心、中臣鎌足です。
当時の政治に危機感を抱いていた鎌足は、中大兄皇子も同じ思いを抱いているのではないかと勘づきますが、相手は皇子。なかなかアプローチの機会がありません。
そんな2人を引き合わせたのは蹴鞠事件。鞠を蹴った中大兄皇子の靴が飛んで行ってしまったのを見て、すかさず拾いに行く鎌足。
靴を皇子のもとに恭しく差し出し「お話がございます」と耳打ちするのです。逆シンデレラか!? と言いたくなりますね。
立場と年齢の上下が反転しているカップリングっておいしくないですか?
鎌足は皇子に自身の人生の全てを捧げ、また皇子も気に入っていた女性を何のためらいもなく鎌足に差し出してしまうほど彼を気に掛け、鎌足の死まで特別な信頼を寄せ続けました。
いかがでしたでしょうか。今回は歴史的な出来事を成し遂げた2人組の間にあった、強い志で結ばれた絆や兄弟愛、主従関係やパートナー関係をご紹介しました。今の私たちがいるこの世界も、巡り巡って彼らの尊い関係の上に成り立っているのかも…。
この記事の担当BLソムリエ:廣井無名 |