★最後まで結果が見えなかったトップ争い
「第6回BLアワード」の結果がついに発表！ 「コミックランキング」を制したのは、宝井理人先生
『テンカウント』です！
2014年3月に第1巻が発売された当初は、「これからどうなるの？」と期待値の高さをうかがわせるレビューが多く見られました。そしてその半年後、衝撃の第2巻がリリース。前巻からのギャップに萌えすぎる！ と、
ちるちる歴代1位のスピードでレビューが投稿されたのも、記憶に新しいところです。
ちなみに、メインカップルである
黒瀬と
城谷は、
攻め部門＆受け部門でもそれぞれ1位に！
ストーリーもさることながら、キャラ萌えするファンが大変多いのも特徴。海外でも高い評価を受け、2014年はまさに「テンカウント旋風」が巻き起こった年でした！ 本編の展開、ドラマCD続編などまだまだ楽しみの続く作品です。
そんな『テンカウント』と、最後の最後まで首位を競っていたのが、ヨネダコウ先生の大ヒット作
『どうしても触れたくない』のスピンオフ
『それでも、やさしい恋をする』でした。
両作は3位以下に1000ポイント以上という圧倒的な差をつけ早くからタイマン状態！
投票締切りぎりぎりまで順位がわからないほどの接戦を繰り広げました。 当然のことながら、スピンオフの評価というのは本編と切っても切れない繋がりがあります。
特に『どうしても触れたくない』は、2008年発売以降現在も変わらず支持を集め続け、昨年ついに実写映画化もされた超人気作。（
映画はドラマ部門1位獲得）悪い方に転んだらどうしよう…と不安に思っていたファンもいた模様。
しかし蓋を開けてみれば、「“スピンオフ”以上の作品」「スピンオフという立ち位置がもったいない！」と絶賛の嵐！ 本編よりも好きという意見も多くあり、2位という順位は『どうしても触れたくない』人気を受けての評価とは異なるもの、と言っても過言ではなさそうです。
潔癖症という設定、キャラ萌えファンを多数生み出す理想の攻め＆受けキャラ、2巻での突然の萌えの嵐など、斬新な世界観の中に正統派の萌えも盛り込んだ『テンカウント』。 一方、大きな事件が起きるわけでも、キャラクターに何か特別な要素があるわけでもない。ストーリー、葛藤や心情の変化をひたすらリアルに描き、静かで穏やかな大人の恋を突き詰めた『それでも、やさしい恋をする』。 コミックランキングの得票を二分した、全くタイプの違うこの2作品。まだ読んでないよ！ という皆さんも、ぜひこの機会に手に取ってみてはいかがでしょうか♪
記者 神谷浩未
