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9月12日発売の「まんがタイムジャンボ」でからけみ（唐花見コウ）先生の「けいさつのおにーさん」がゲスト掲載されました。ゲスト掲載は通常3回掲載される予定です。

この漫画に登場するキャラクターは、2013年末に長野県警のイメージキャラとして起用された「中央署のおにいさん」と「中央署のおじさん」です。
これまで県警のホームページに、2ヶ月ごとの更新で新作がアップされていますが、それとは別に「まんがタイムジャンボ」にオリジナル４コマが掲載されます。
中高年向けの漫画誌に男二人メインの４コマが連載されるのは革命的といっていいかもしれません。

唐花見コウ先生のブログには

芳文社さんから連載の熱い要望がありまして、最初は長野中央警察署さんも私も
「それは楽しそうだけど今のままで充分」
なんて言っていたのです。
（中略）
少し前まではこのような楽しい企画、通らないんじゃないでしょうか。
信じて託していただいたところが沢山あります。
読んでくださる皆さんが楽しんでいただけましたら嬉しいです。

とあり、編集部の気合の入れ方の凄まじさを感じます。


しかし2人のこの表情！雑誌コードに触れるんじゃないでしょうか。

「まんがタイム」系は、巨匠の描く漫画は別として、登場キャラはほとんど女性。男性が登場する場合でもヒロインが活躍することが常識です。
今回、社会人男性二人がメインという作品は、歴代の作品で見当たらないのではないかと思います。

「まんがタイムジャンボ」は、90年代に創刊されました。その頃は、4コマ漫画は「植田まさし先生を筆頭とするファミリー向けというイメージでしたが、そのイメージを打ち破るというコンセプトで創刊されました。
現在は「男性向け萌え４コマ」の隆盛で、萌え系漫画をメインになっています。しかし「萌え」系は同じく芳文社の「まんがタイムきらら」系5誌が担当しているので、セミ萌え系、ファミリー系漫画を配置するフォーメーションで存在感を見せています。


今回の掲載は、腐女子層の新規開拓を図り、新しい4コマ誌として出発しようという心意気なのでしょうか。
このような雑誌にまで、腐女子向け漫画が登場するとは、時代の変化を感じますね。
人気が高ければ、ゲスト掲載から本掲載に格上げされるので、腐女子勢力拡大のために応援してくださいね！