ライオンが首つり、死んだキリンの胃からプラスチック塊20キロ1月11日、ヤフーニュースで「今度はライオンが首つり」という衝撃的な見出しで、インドネシア・ジャワ島の「スラバヤ動物園」の過酷な動物管理の実態が報告されました。ライオンが檻(おり)の中で首をつった状態で死亡、殺害された可能性があり、地元警察は捜査を始めたようです。
「スラバヤ動物園」は動物園内に315種類の動物2,806頭が飼育されている東南アジア最大規模の動物園
なのですが、この動物園は以前から動物の不審死が続発する問題のある動物園です。
世界の同性愛文化の比較、世界の男色習俗の紹介、旅行記で有名なブログ「ジャックの談話室」のブロガーさんも、この動物園を2013年の夏に訪れたようです。オランウータンの赤ん坊を見るためにこの動物園に向かったのですが、そこで見たものは、管理放棄したような動物園の実態です。
「オランウータンが運動するために作ってある人工のサル山には一匹もいません」
「動物園全体が荒廃した雰囲気で、職員の姿はまったくみかけず」
「動物たちは完全に放置されている感じで、スマトラ虎などもやせ細っていて、『ちゃんと餌をやってるんかいな?』と疑問に思ったのでした」
それから日本に帰って「スラバヤ動物園」について調べてみると
「死んだキリンの胃からプラスチック塊20キロ」「コモドドラゴン3頭がこつぜんと姿を消す、動物園が注意喚起」「インドネシア最大の動物園で数百匹が死亡、経営陣対立で放置」次々とこの動物園のひどい惨状が出るわ出るわ。この動物園を「ブラック動物園」と断定しています。
以前から、こうした行為が行われていたのですが、まったく改善されることなく放置されてきました。
「AFPBBニュース」によると、
原因は経営権を巡る争いのようです。
「動物園の維持費としてインドネシア政府が年間数十億ルピア(数千万円)を支給しているにもかかわらず、経営陣は約20年もおりを新しくしていなかった」
と関係者の話を報じています。