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ハンカチが水没するまで泣いたBL2024年上半期

2024/06/23 18:00

運命に翻弄されながらも想い合う2人に惹かれる♥

 


2024年上半期は、泣ける傑作BLが多かったですね! 思わず涙が溢れてくるため、読む場所を考えないといけないこともしばしば……。

複雑な人間関係や社会の偏見によって、すれ違う恋愛を強いられる彼ら。中々通じ合わない2人の想いに胸が引き裂かれそうな時もありますが、苦悩が多かった分、結ばれた時の嬉しさは格別! 一目を気にせず「良かった~~~!!!」と叫びたくなるレベルです。泣けるBLに生涯の推しカプが多いのは筆者だけでしょうか……。

というわけで、今回は2024年上半期に発売されたBLの中でも、「泣ける」感動作をご紹介! たくさん泣いて心をデトックスしましょう♥

◆目次◆
1.「友達」と「恋人」の境界線で揺れ動く2人
2.10年という月日が経っても……
3.2人の尊い関係性に涙腺崩壊
4.「相手が居ても」ビターな大人の恋愛に涙する
5.これが本当の運命⁉ 切なすぎるオメガバース
6.詩的な台詞回しに心が揺さぶられる

 
「友達」と「恋人」の境界線で揺れ動く2人

 

 

あらすじ

次期マネージャー候補と呼び声高い営業部エースの神田は、
一見すると水と油のような2人。
しかし実は、神田が上野の家に入りびたるほどの友人関係なことは、誰も知らない。
ゲイであることを明かしてもなお、無防備に距離を詰めてくる神田に、複雑な心中の上野。
一方神田は、過去に「タイプじゃないからお前とは何も起こらない」と宣言されて以降、モヤモヤを募らせていた。
大切な友人として過ごす日々の中で、
お互いの存在は次第に大きくなっていくが──
「友達」でいたかった、でも……

 
一見すると正反対な営業部のエース神田と経理部の上野。しかし、神田が上野の家に押しかける程、実は親密な関係なんです。大切な「友達」として過ごす彼らですが、本当は……。

お互いを尊重する余り、恋心に気づきながらも中々踏み出せない2人。そんなすれ違う2人を見ていると、歯がゆさでぎゅうっと胸が締め付けられます。特に神田がタイトルを口にする場面があるのですが……号泣必至なので周りに人が居ないかご確認を!

 

10年という月日が経っても……

 

 

あらすじ

「またお前の笑顔が見たくて、ここに帰ってきたんだ」
上司を殴り会社を辞めた貴一郎は荷造り中に、
不良時代につるんでいた今は亡きトオル先輩や、当時の悪友・晃太との写真を見つける。
楽しかったあの頃の写真に懐かしさを覚え、晃太と会うため10年ぶりに地元へ帰ることに。
久々の再会ながらも昔となにひとつ変わらない笑顔の晃太と
高校時代の思い出話で盛り上がる中、貴一郎は流れるままに晃太と身体を繋げてしまう。
一方の晃太は、10年前突然いなくなった貴一郎との再会を喜ぶも、
心の内ではもう好きになるまいと固く決意していて──…

 
今は亡きトオル先輩や晃太が映った写真を見つけた貴一郎。彼らと過ごした日々に懐かしさを覚え、晃太に会うために帰郷します。10年前と変わらず明るい晃太と出会った貴一郎は……。

一途に想い続けるも、その気持ちを言葉にできない2人。素直になれない2人が切なすぎて、涙が止まりません……。

また、過去の話を軸に展開される本作は、どこか懐かしい雰囲気も魅力。随所から醸し出されるノスタルジーに胸が温まります。ほっこりと爽やかな読後感に包まれる感動作です!


2人の尊い関係性に涙腺崩壊

 

 

あらすじ

…会いたくはなかった
藤次は恋人の聖人と順風満帆な日々を送っていた。
そんなある日、祖母の葬式で高校の親友・八千代と再会する。
顔を合わせるのは八千代の結婚式以来、二年ぶりだった。
高校時代のある出来事をきっかけに、疎遠になっていったふたり。
あの時、気づけなかった、気づいた時には遅かった、苦い記憶。
見切りをつけたはずの思いは、再会を機に渦巻いて…

 

恋人の聖人と満ち足りた日々を送る藤次は、ある日高校の親友・八千代と再会します。高校時代に八千代から告げられた好意。当時は気づかなかった気持ちに悶々とする藤次と八千代の行く末は……。

すれ違う2人の行動と気持ちに胸がザワザワすること間違いなし。「友達」、「恋人」、「家族」という関係性の中で揺れ動く2人から終始目が離せず、最後の2人の決断には涙が止まりません……。尊い関係性をぜひ見届けて下さい!


「相手が居ても」ビターな大人の恋愛に涙する

 

 

あらすじ

「どうして律は、ぼくのものじゃないんだろう」美貌のバーテンでゲイのちひろは、誰からも本命扱いされないダメな恋ばかりを繰り返していた。そんなある日、かつて好きだと告白された高校時代の同級生・律と再会し、恋人との幸せそうな姿をうらやましく思うようになる。(もし彼と、あの時をやりなおせたら――)やがてちひろは、足しげく店に通ってくれる律に、ほの暗い執着を持ちはじめ――。初恋を忘れられない流され系リーマン×ダメな恋ばかりを繰り返す美貌のバーテンの、正しさだけでは進めない、苦くて甘い大人の再会愛。

 

本命扱いされない不遇な恋ばかり経験してきたちひろの元に、かつて彼を本気で想っていた律が現れます。しかし、律には現在愛するパートナーが居て……。運命的な再会を果たした2人に待ち受ける結末とは一体⁉

許されない恋だと分かっていても惹かれ合ってしまう……。抱いてはいけない独占欲に苛まれる彼らを見ていると、胸が苦しくなります! 圧倒的な心理描写から紡がれる重厚なストーリーに涙するはず……!

 

これが本当の運命⁉ 切なすぎるオメガバース

 

 

あらすじ

αの両親のもとに生まれ、自身もαである小野塚朝陽。
αと言えば富や権力を笠に着た振る舞いの者も少なくはない中、
小野塚・父は冷遇されるΩを診る医者として小さな医院を開いている人権派のαであった。
αなのになんでウチはこんなにパッとしないんだろうと考えつつも、
そんなもんだよなと自分の人生を受け入れていたα少年・朝陽は成長し、ある人に見染められることに。
そしてさらなる「運命の出会い」が待ち受けており――?!?!
彼の運命の歯車は狂ったのか、それとも正常に戻ったのか。
芥が贈るロングセラーオメガバースシリーズ!

 

大富豪に見初められたαの小野塚朝陽は順風満帆な日々を送っていました。ある日、Ωのトトキと出会い……彼は朝陽の運命の番となるのでしょうか?

「一度でも交われば、それ以降も発情期のたびに交わらないとΩは死ぬ」という運命の番のジンクスによって、はじめは義務的に関わっていた2人。そんな彼らがなくてはならない存在に変わっていく過程は丁寧に描かれており、感情移入待ったなしです!

家系の複雑な軋轢やΩの偏見に揉まれながらも、信じ合う彼らの絆には胸が締め付けられます。読後は涙で枕を濡らさないように要注意です!


詩的な台詞回しに心が揺さぶられる

 

 

あらすじ

元・小説家志望の圭吾は、幼馴染の隆司に長く片想いをしている。
そして、昔隆司が言った冗談を忘れられず、
黒いタイツを穿いて行為に耽る性癖まで抱えてしまっていた。
2つの“秘密”を唯一知っているのは、
カメラマンを目指す美大生・朔――隆司の弟。
朔は圭吾の行き場のない想いを慰めるように、
自分を「隆司」と呼ばせ、身代わりとして圭吾を抱いている。
そんなセックスをする理由も、
「また小説を書いてほしい」という朔の願いも、
圭吾は真意を図りかねていて……。
迷いながら光へ進む、やさしく美しい夜明けのボーイズラブ。

 

幼馴染の隆司にずっと片想いをし続ける元・小説家志望の圭吾。そんな圭吾に想いを寄せる隆司の弟・朔とのすれ違う恋愛に涙する本作。ほろ苦い恋愛に葛藤するキャラクター達の姿に目頭が熱くなってしまいます! 相手の幸せを願うが故に起こす行動には切なさがありますよね……。


小説家がモチーフになっていることもあり、セリフ回しが何とも文学的。心に残る台詞の数々も味わい深さ抜群です!

*******


あらすじを読むだけで涙腺に来る感動作ばかり……。

上半期だけでこの豊作っぷり。下半期がとても楽しみです!
皆さんの「2024年上半期の泣いたBL」もぜひコメントで教えてくださいね!

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匿名1番さん(1/1)

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