1
12/10
どぷっ♥ぐぽっ♥至高の中出しBL5選【最新】
BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。
2023/07/31 16:00
近頃、主に二次創作の分野で話題の「ガーデンバース」。
全く知らないという人もいれば、聞いたことはあるけれどよく知らない、という人も多いはず。「ガーデン」だから植物? 花とか? と思ったそこのあなた、ご明察です!
「ガーデンバース」とは、花を題材にした新流行のバース設定! 花を生み出す「花生み」と花を食べる「花食み」という2種類の特殊体質の人間が登場します。
相手の出す花や体液を美味と感じる体質、花食みが花生みを囲う為の"箱庭"、番のような関係の"ブートニエール"、花生みが花を出せないまま放置され続けるとやがて身体が植物へと変化する"ヴィジテーション"……などなど、知れば知るほどオイシイ要素が満載です♥ 特に激重な愛情の執着攻めが好きな方にはぜひ知ってほしい設定です!
こんなにオイシイのにみんなが知らないままではもったいない! ぜひ沢山の人に知ってもらって素晴らしい作品を生み出してほしい……! という筆者の野望により、今回はこのガーデンバースについて解説しちゃいます! ぜひこの機会に素晴らしきガーデンバースの世界を知ってくださいね♥
◆目次◆
1.そもそも「ガーデンバース」とは?
2.番のような関係「ブートニエール」とは?
3.ガーデンバースの各用語を解説!
4.ガーデンバースが登場する作品は……?
ガーデンバースは、pixivのあるユーザーが考案した新設定のバース。この設定の中では、普通の人間の他に2種類の人間が存在します。
それが、
花を生み出す人間である「花生み(はなうみ)」と
花を食べる人間である「花食み(はなはみ)」。
これだけ見ると、どこか「花吐き病」にも似ているように思いますが違います! ここからはそれぞれについて詳しく解説していきましょう。
【花生み(はなうみ)】
文字通り、花を生み出す者のことです。花が髪先や肌に咲いたり、涙が花に変じたりします。しかしこのタイミングを完全に制御することはできず、また花を生み出す際は苦痛を感じることもあるとされます。この体質のせいで体が弱い花生みも……。
また、花を生み出す際にエネルギーを消費するため多くの花生みがよく食べる傾向にあります。中には日光浴を好んで日光を自らの栄養素へと変換できる者もいます。まるで植物の光合成のようですね!
花生みにとっての一番の栄養は「花食みの体液」です! ブートニエールという恋人or夫婦関係にある花食みの体液を摂取することで、更なる活力を得られます。また花生みが、ブートニエールの関係にある花食みに愛されていると自覚すればするほど、花を生み出す際の苦痛が和らいでいきます。
【花食み(はなはみ)】
文字通り、花を食べる者のことです。花生みの生み出す花を食べることで自身の糧とします。何らかの能力に秀でていることが多い反面、性格や精神の面で不安定さを抱えている場合も多いです。
花生みと同様に普通の人間の食事も可能ですが、花食みにとって栄養価が高いのは「花生みの生み出した花」です! この花を食することで能力を維持したり高めたりすることができるなど、非常に有益な効果を得られます。
花生みの生み出す花は何でも食せますが、相性のいい相手、特にブートニエールの関係になった花生みの花や体液は、花食みにとって最も美味しいものです。そのような相手の花であれば、得られる効果も高くなります。
このことから、花食みのブートニエールの関係にある花生みへの愛情は特別深く、依存度や独占欲が強くなる傾向にあります。ブートニエールの関係にある花生みは花食みにとって存在そのものが精神安定剤となるため、そのような相手の花を栞やドライフラワーなどに加工して持ち歩くことも効果的とされています。
※詳細に設定を確認したい方は、ガーデンバース作者様のこちらの投稿をご覧ください。
【ブートニエール】
花食みと花生みが恋人・夫婦関係になること、あるいはその状態のことです。いわば、オメガバースでの番のようなものです。
ブートニエールが成立するには、まず花食みから花生みへブートニエールの関係を申し入れます。そして花生みが受け入れた場合に、花生みから蔦薔薇が生じます。この蔦薔薇を、花食みが棘で傷つくのも厭わず取り除くことで、めでたくブートニエールは成立します。
以下はブートニエールに関するサブ設定です! なおこの設定を使うかどうかは創作者の自由とされています。
・ブートニア
ブートニエールが成立している花生みのことです。花食みが花生みに対し、「恋人持ち、人妻」のような意味で「彼はブートニアだ」などと言って用います。
・ラペル
ブートニエールが成立している花食みのことです。花生みが自身の「恋人(伴侶)」のような意味で「僕にはラペルがいる」などと言って用います。
・ブーケ
花食みが自身とブートニエールの関係にある花生みを指す時に用いる呼称です。花生みに対して甘えたりいちゃついたりするときや、他者に対して惚気るとき、また自身の花生みに近づく者に対して牽制するときなどに用います。
・ルイン
一度ブートニエールが成立しながら、死別や離別で関係を失った者のことです。未亡人を指す場合もあります。
・箱庭/温室
花食みが花生みを囲うための部屋や空間のことです。花食みはその性質上、花生みを囲いたがる者が多く、ブートニエールの関係になった花生みの為に快適に整えた部屋や空間を用意し、そこに花生みを住ませたがります。独占欲が強い花食みの場合は、ほぼ監禁状態で花生みを囲うケースもあります。
・ガーデニング
ブートニエールの関係にある花生みが、愛する花食みとの身体的な触れ合いを長期間行うことが出来ず、花を過剰に生んでしまい急激に体力を消耗して弱ってしまった状態のことです。
花食みの好物である花を多量に生み出すことで花食みを誘惑し、愛してもらおうとする本能からの行動であり、これを最も抑止する効果が高いのは性行為です。普段からしっかりと愛し合っているブートニエールならば発生することはないので、「ガーデニング」に至るまで花生みを放置することは花食みにとって最も恥ずべき行為です。
……とここまで基本設定をご紹介してきましたが、実際には上記の設定をベースに各創作者によってさまざまな設定が追加されています。創作の自由度が高いことは特殊設定BLの魅力ですよね♥
ガーデンバースには上記以外にも細かい設定が存在します。こちらも同様に、使用するかは創作者の判断に委ねられています。ここではそれらの設定に関する各用語をご紹介します!
・花体質
花食み、花生みの両方をまとめて指す呼称です。
・タッピング
花食みが花生みに体液を与える行為のことです。この際、花生みは花食みの体液を享受・吸収しやすくする為、脱力して花食みに身を委ねる姿勢になります。「蛇口(Tap)」と「(合図として)相手をとんとんと叩く」をかけた呼称で、俗に「水やり」とも呼ばれます。
・トライフル
花生みが花食みに花を与える行為のことです。タッピングとは逆に、花生みが優位に立ち、花食みが享受の姿勢を取ります。「弄ぶ(trifle)」と「甘ったるいデザートの名前」からつけられた呼称で、ゾックに「花遊び」「花埋み(はなうずみ)」とも呼ばれます。
カップルによって常にタッピングかトライフルか固定されている場合もありますが、時によっては互いの精神状態からタッピングかトライフルかが変化するカップルも存在します。
・ブーケトス
ブートニエール直後で幸福感が極まっている花生みは、強く甘い花の香りを漂わせることがあり、この状態・現象を「ブーケトス」といいます。この香りは蝶を引きつけ、近くに蝶がいた場合は高確率で花生みの周囲を舞い飛びます。
人間に対しては、花体質かどうかに関わらず微かに多幸感を与える効果があり、「幸せのお裾分け」と呼ばれることもあります。この現象は数日で自然に解除されますが、花生みの体質によっては幸福感が高まる度にこの状態になりやすい者もいます。
・アジサイ
花食みが食した花の量が飽和状態となり、かつ花食みの幸福感が高まっていると、花生みのように花が花食みの体外へ放出されるケースが稀に存在します。元は花生みの花ですが、花食みに取り込まれていたことでその体液を含んでいるため、花生みがこの花を食すと美味に感じられます。放出の仕方は花食みによって様々ですが、相手の花生みとよく似た生み出し方になる事が多いです。花の放出時間は食べた花の量に比例しますが、長くても一時間程度で収まります。
高い幸福感が条件となっているため、深い愛情を抱き合うブートニエールの関係にある花生みの前でしか生じない現象です。このように、愛する者がいる環境下においてのみ体質が逆転したかのような現象を引き起こすため、「土壌によって花の色を変える性質」になぞらえ「アジサイ」と呼ばれています。要は「ブーケトス」の花食み版です。
ただし、ブーケトスが「幸せのお裾分け」と呼ばれ周囲の人間に淡い多幸感を与えるのに対し、アジサイは「愛するブートニアと二人きりの時にしか発生しない」という性質があります。このことから、独占欲が強いとされる花食みらしい現象であるとも言えます。
※注記──
こちらはリバのようにも受け取れる設定ですが、特にリバを推奨するものでも否定するものでもありません。どのように扱うかはあくまで各創作者に委ねられています。かつ「攻めが必ず花食み体質でなければならないと言うわけではなく、受けが花食み体質でもよい」という設定作者からのある種の提示でもあります。
・ヤドリギ
ブートニエールの関係ではないが、定期的に体液と花を交換・供給する仲にある花生み・花食みのことです。
・ヒヨドリ
ブートニエールが成立しているかどうかに関わらず、複数の花生みを抱えている花食みのことです。ヒヨドリが様々な花や木の実を食い散らかす様子が浮気性な姿にも見えるところからついた呼称です。
・ネペンテス
ブートニエールが成立しているかどうかに関わらず、複数の花食みを抱えている花生みのことです。ウツボカズラ(=ネペンテス)の甘い香りで虫を引き寄せる性質や、他の植物に寄りかかって成長し水やりが細やかに必要な生態、他の動物を捕食・あるいは互恵関係となれる点からついた呼称です。俗に「葛(カズラ)」と呼ばれることも多いです。
・エデン
完璧に調和の取れている完成したブートニエールの箱庭のことです。2人だけの完全な世界が出来上がっている究極型ともいえます。
・バースレス
花食みの言葉や態度によって強い精神的ショックを受け、花生みが花を生み出せなくなった状態のことです。俗に「花詰まり」「根詰まり」等とも呼ばれます。
花生みは花を生み過ぎても衰弱しますが、その逆に、毎日生み出していた花を一切生み出せなっても体調不良に陥ります。症状はむくみから鈍い頭痛や腹痛、全身の痛み、吐き気など各花生みによって異なりますが、花の生成が長期間に渡って停止すると意識喪失あるいは植物状態にまで陥ります。解決・回復方法はその花食みと花生みの関係によって様々です。
・ヴィジテーション
花生みがバースレス状態で放置された結果意識を失い、植物状態が続くと、稀に体内に溜め込んだ花に蝕まれ、花生みの身体そのものが植物と化す現象が引き起こされます。
この現象に花食みを含む多くの関係者が涙を飲んできたとされ、この状態から花生みを元の姿形へと戻すのは非常に困難とされていますが、完全に不可能という訳ではありません。バースレスと同じく、回復は花食み次第であるとされます。
また、結びつきが深く強い状態になっているブートニエールにおいては、花食みが先立った場合に花生みがヴィジテーションを起こし、植物と化す事例も稀に観測されています。「愛するラペルの墓に寄り添い、そのまま大きな樹木と化したブートニア」といった伝説などが密やかに残されています。
・アレンジメント
花体質ではない一般人が花体質の人間と結ばれ深く愛し合う関係になると、極めて稀なケースではありますが一般人が花体質に後天的に変異する事があります。愛情の影響を受ける花体質の人間の体液を、愛情と共に長期間に渡って与えられ続け、無理なくゆっくりと身体に染み込んでいくことで身体が順応した結果、このような現象が引き起こされると言われています。俗に「移し花(うつしばな)」とも呼ばれます。
また、花生み同士、花食み同士で愛し合う場合においても、ごく稀に「片方が逆の体質に変化する」事があります。つまり、花生み同士のカップルの片方が花食みに、花食み同士のカップルの片方が花生みに変化するのです。こちらも同様に体液や花を摂取し合う中で、長い時間をかけてゆっくりと体質を変化させていった結果に引き起こされる現象です。ただし、変異する側は非花体質の一般人とは異なり元々花体質であるため、愛情と時間に加え「互いの強い願い、同意、変化する意思」がなければ起こり得ません。この現象は俗に「変花(へんか)」とも呼ばれます。
ガーデンバースが登場する商業BLは、残念ながらまだ刊行されていません。もっと増えていいのよ……!
今回は、ガーデンバースに似た「体にお花が生えてくる」男性が登場するBL作品をご紹介します!
本作の受けは、体に花が生えてきてしまう「ヒバナ症」を患う美人花屋店主・芽。病により体調を崩しやすい芽を、彼に片思いをしている攻め・千陽が救っていきます。
ミギノヤギ先生の繊細かつ幻想的な作画と、花をまとった芽の儚い美しさにうっとり。しかしそれだけでなく、真っ直ぐな愛を向ける千陽との温かい恋愛模様にもキュンキュンされまくります!!
もちろん、花が千陽の細い体に絡みつく姿も大変お耽美でエチチなので、ぜひ目を凝らしてご覧ください。
担当記者:猫島みかん |