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『君の心に刻んだ名前』を手掛けた”柳廣輝”監督就任!最新台湾BL『某某』の魅力を大解剖

2023/07/17 18:00

柳廣輝監督最新作記念‼『某某』と監督の魅力を徹底解説



BLファンの皆さん、ごきげんよう。
唐突ですが、2023年リリース予定の台湾BLがアツ過ぎるので語らせてください(涙)


『We Best Love』や『HIStory』シリーズなど、様々な大ヒット作を生み出している台湾BL。世界中に多くのファンを抱える台湾BLの新作発表に、感動の涙が止まらないと各所で報告が続出‼
なんとなんと、あの感動作『君の心に刻んだ名前』を手掛けた柳廣輝監督から、最新台湾BL『某某』の制作決定が発表されたのです……!!!!

そんな絶賛テンションMAXの筆者から今回、最新台湾BLドラマ『某某』の情報をお届け!!豪華キャストと共に描かれる新たな愛の物語と、リウ監督自身の体験を元にした過去の代表作『君の心に刻んだ名前』にも迫ります♥
それでは早速参りましょう~~!!!!
 

◆目次◆
1.最新台湾BL『某某』
2.リウ・クァンフイ監督と『君の心に刻んだ名前』

 

 

出所:藝圖影業

台湾のBLドラマ史上最高峰の出演者たち♥

 
再婚によって「兄弟」となった、高校生の二人が織り成す愛の物語を描く最新BLドラマ『某某』。



実写化を望む声が多く集まる中、『君の心に刻んだ名前』を手掛けたとして知られる柳廣輝(リウ・クァンフイ)さんの監督就任が決定いたしました……!!!!

人気監督の演出に期待が高まる本作、ダブル主演に抜擢されたのは新人俳優の劉冬沁(リウ・ドンチン)曾向鎮(ツェン・シアンジェン)
他にも、洪小鈴(ホン・シャオリン)、段鈞豪(トゥアン・ジュンハオ)、姚愛寗(ヤオ・アイニン)、蔡振廷(ツァイ・ジェンティン)など実力派俳優たちが豪華なキャスト陣を形成し、台湾のBLドラマ史上最高峰とも言える出演者たちが揃っているとネットでも話題になっているんです~~!!!!

中でも注目すべきは、主演2人、劉冬沁(リウ・ドンチン)曾向鎮(ツェン・シアンジェン)の尊すぎるケミ……♥

同じホテルに滞在⁉順調に育まれる2人の愛♥

 
「撮影開始後すぐに”全裸”のバスルームシーンを撮影することになった曾向鎮と、そんな曾向鎮の体型をみて8.5点と評価する劉冬沁。」
初っ端のエピソードですでに萌え散らかしている筆者ですが、なんと現在ふたりは同じホテルに滞在中……♥

劉冬沁の気遣いをほめる曾向鎮、「僕がまだ寝ているとき、彼は朝食を用意してくれるので、一緒に彼の部屋で食事をするんです」と述べたり、劉冬沁のキングサイズのベッドをみて「実際に横になってみたい」と発言するなど、とにかく2人の日常垣間見れるやりとりに愛が溢れ出ちゃっているんです…!!!!


互いに語る”第一印象”にキュンが止まらない!!!!

 
そんな仲の良すぎる2人、お互いの第一印象についてインタビューで語っています♥

 
 
 
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▶曾向鎮:instagram


劉冬沁は、曾向鎮と初めて会ったときの印象について「その時は夜遅くで、彼は少し疲れていたのかも。ちょっと高慢な感じがして、『偉そうだな』と思いました。彼の演じる江添の性格ととても似ているます。」と語っています。
そんな2人ですが、共にすごすうちにバスケットボールやスケートボードなど多くの共通の趣味があることが判明!! 今では一緒に運動や健康を維持したいと思うようになっているそう♥

 
 
 
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一方曾向鎮は、初めて劉冬沁に会った時に「可愛くてハンサムだ」と感じたものの、一緒に過ごすうちに彼に対する印象が大きく変わったそうで……?

「一緒にいる時間が増えて、彼がアイデアが豊かで自分の意見を持っていることに気づきました。キャラクターや生活について話し合うことができるので、とても楽しいです」と話す曾向鎮。二人の絆と感情を育むために、曾向鎮は劉冬沁と一緒にタンゴを踊りたい(⁉)と考えているそうで、「一時期タンゴを習っていました。二人で踊るタンゴは非常に近い距離でお互いを感じることができるとお思います」と語るなど、劉冬沁への愛が感じられる発言にキュンキュンが止まりません……!!!!

また曾向鎮は劉冬沁と一緒にダイビングをしたいと考えており、海の中で泳ぐ2人のシーンをドラマに取り入れるよう監督の柳廣輝に提案するなど、撮影にとっても積極的な姿がうかがえます♪

イケメン同士の恋愛を見るのが好き♥手厚いサポーター演じる姚愛寗

 
初めてBLドラマに出演する姚愛寗(ヤオ・アイニン)は、「イケメン同士の恋愛を見るのが好きで、このドラマに出演するのを楽しみにしています」とインタビューで述べていたそう……!!
「以前、日本の『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』を見て大好きになったので、BLドラマへの出演にワクワクしています」とも語る彼女、主人公二人の曖昧な関係を読むたびに、母性本能がくすぐられ、にやりと笑ってしまうと語っていました♥ なんて心強い我々の味方……‼‼ 主演の2人とどのようなやりとりをくりひろげるのか、今からとっても楽しみですね♪

 

出所:藝圖影業


「恋愛は年齢に関係なく同じだと思います。輝きを放つ、もうひとつの青春ラブストーリーを撮りたいです。原作の名シーンをできるだけ残しながら、新たなシーンも描きました。原作が好きな方も期待してください」と、監督の柳廣輝は原作ファンに向けたメッセージを残しています。

魅力がたっぷりと詰まった『某某』、公開が今から待ちきれません~~~‼‼

(参考:《刻在》導演柳廣輝執導BL影集《某某》開鏡!男男CP曾向鎮、劉冬沁透露想上對方的床より筆者機械翻訳)



上記『某某』の監督を務める柳廣輝(リウ・クァンフイ)監督。
以前監督を務めた代表作『君の心に刻んだ名前』
は、彼が青春時代、同性の同学生を愛していた実際の経験が元になった作品なのです……‼

君の心に刻んだ名前』作:柳廣輝

 

 

STORY
時代は1987年、戒厳令が解除された直後の台湾・台中。規律の厳しいミッション系の男子校に通う阿漢(アハン)と柏德(バーディ)は親友となり、次第に友情以上の感情を見出すようになる。そんな時、学校が男女共学になることが決定し、2人の所属するクラブ(吹奏楽)に新入生の美少女・班班(バンバン)が入部してきた。バーディとバンバンが親しくなるに連れ、アハンとバーディの微妙な関係は次第に崩れていく……。自由を許されたようでいて、同性愛への偏見と差別は無くならない。息苦しい社会で、ともに青春を歩む2人が選んだ未来とは――。

 

自分の実話を基に……監督が経験した愛の物語

 
台湾現地での『君の心に刻んだ名前』旋風はすさまじく、2020年の台湾映画興行収入第2位、LGBTQ映画としては台湾映画史上第1位! 文字通り歴史を塗り替えた一作として、「金馬奨」では撮影賞と主題歌賞を受賞しました。

戒厳令解除直後の台湾を舞台に、規律が厳しいキリスト教系男子高校のアハンとバーディの友情が愛に変わる様子や、胸をかきむしられるような切ない日々、そして二人の30年後を情熱的に描いています。

ストーリーと見どころ

 
そんな監督の代表作である『君の心に刻んだ名前』、そのストーリーと見どころについてご紹介!!


◯想像を超えた差別や偏見、その中で思い合う2人

アハンとバーディはプールでの指導中に初めて出会います。すぐに打ち解けた二人は、夜の寮を抜け出して遊んだり、罰を受けたり、楽しいことや困難なことを共に経験していきました。

ある時、蒋経国総統の戒厳令解除を悼むため、台北へ訪れる2人。
台北での訪問中、カラオケボックスで映画を観ながら眠ってしまったバーディに、アハンはこっそりキスしようするのです……!!

当時、同性愛が差別の対象となってしまっていた台湾。キスしようとバーディにせまったところを店員に見つかってしまったアハンは、必至にその場を誤魔化します。
確実に大きくなっているアハンの恋心。ストーリーが進む中で縮まっていくように見える2人の関係は、偏見はびこる難しい時代の中で激しく変容していきます。

「自分の気持ちは罪なのではないか」と激しく葛藤するアハンと、一見突き放しているようで、実は誰よりも深くアハンを愛していたバーディ。どちらも本物の愛で、初恋なのです。


衝突を繰り返し差別に揉まれながらたどり着いた海辺。ありのままの姿で触れ合う2人の時間と砂まみれのキスは、愛の残酷さと美しさをありありと映し出していて涙が止まりません……(泣)

◯言葉をも超える…愛における歌の役割

物語の終盤、アハンが自作して電話越しにバーディに聴かせたのが、映画主題歌でもある「刻在我心底的名字」でした。


アハンとバーディは涙を流しながら、電話越しに歌に乗せた思いを共有するーーー。
海辺でのシーンと重なる場面で、アハンは次のような言葉を紡ぎます。

「一生愛し抜くと決めたんだ。世界の時間が止まってしまえば、ずっと君を想い続けることができるだろう。」

難しい時代の中で最良の選択をするために苦しむ少年たちの姿。一途で深い思いとともに、愛する人を想い続けるためには世界の時間が停止しなければならないという苦しみが滲み出るこの言葉に、ボロボロと涙がこぼれ落ちます……(泣)

「そろそろ自分の話を撮ってはどうか」


監督は本作以前にも映画や長編など様々なドラマを撮っていましたが、50歳になる前に、プロデューサーから「そろそろ自分の話を撮ってはどうか」と提案され、自分の実話を基にした脚本を書くことになります。
そうして描かれたのが、『君の心に刻んだ名前』。


映画の中で描かれるキャラクターの一部は、リウ監督の実体験を基にしています。主役のアハンと彼と愛し合う同級生のバーディ、そして吹奏楽部の顧問であるカナダ人神父は実在の人物を基にしていると、インタビューで語っているんです……‼

LGBTQの未来に向けた監督のメッセージ

 
監督は、映画の中で描かれるLGBTQの歴史や、台湾でのLGBTQが認められるまでの過程について触れています。LGBTQが台湾で認められるまでの30年という歴史は非常に長く、これからの人々にはLGBTQの状況をもっと改善してほしいという気持ちを込めて作品を撮り続けているのです。

 
 
 
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***


いかがでしたでしょうか‼
ますます大きくなる台湾BL市場。言語を超えてて世界中にファンを持つ台湾BLが、これからも私たちオタクに沢山の愛を見せてくれることを願わずにはいられません……♥
これからも柳廣輝監督の描く世界観を楽しみにしていきたいですね♪

コメント2

投稿順 | 最新順

匿名2番さん(1/1)

 台湾BLは市場も安定し、かつクオリティーが高いので楽しませてもらっていますが、
大陸との関係がとても心配です。
今後の状況によっては、大陸と同じような事になってしまうかもしれません。

 自由な台湾の風土が気に入っているので、今まで通りであって欲しい…と願うばかりです。
平和無くしては自由な創作も生まれないと実感させられます。

匿名1番さん(1/1)

作者先生は大陸の方ですが、やっぱ大陸の方BLドラマ厳しく制限してますね。

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