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遺伝子が滾る!復讐と正義の韓国ブロマンス4選

2023/07/02 18:00

イケおじ&有能青年のバディは我々のDNAに刻まれている



最近、話題の韓国ブロマンスが続々と日本上陸していますね。社会的弱者や上層部の悪事などに切り込んだ韓国ドラマはブロマンスの宝庫。今回は、そんな復讐や正義のため手を取り合ったバディたちのアツい友情と愛憎ドラマを4作品、たっぷりとご紹介していきます!
 

◆目次◆
1.友情×肉体美×アクション×復讐劇『ブラッドハウンド』
2.ミステリアスおじさんに惑わされる堅物警官『怪物』
3.冷徹男と正義漢の歳の差バディが巨悪を暴く『悪魔判事』
4.孤独な優等生が友情のため拳で戦う『弱いヒーロー Class1』

 

 

 

 

あらすじ
2人の若きボクサーが人情派の貸金業者と力を合わせ、金欠にあえぐ者たちを食い物にする冷酷な高利貸しを倒すべく、壮大な戦いを繰り広げる。

<推しポイント>
殺伐とした物語に癒しの小競り合いが!
血気盛んでチャラいウジン(イ・サンイ)と、リングの外では控えめで礼儀正しいゴヌ(ウ・ドファン)。年齢的にはウジンが2歳上なのですが、初ご飯でいきなり「あ〜ん」をかますなどすぐに打ち解け合う2人。そのスピード感に思わず「運命の人に出逢ったんだね……」と思わずにはいられません。

悪徳高利貸しの巨悪を暴くという血みどろのクライムサスペンスなので、終始殺伐としているのですが、2人の小競り合いが可愛くて癒されるんです。本当にしょうもないことでやいのやいの言い合って、でも最終的には笑い合う2人。その幸せ、一生続いてくれ。

自分の犠牲も厭わない友情
そして2人の友情がとにかくアツすぎるんです。特に、なんやかんやあって輸血するシーンがあるんですが、自分が危険な状態になっても構わないからウジンを助けてほしいと懇願するゴヌに、培った友情の強さを感じます。血を分け与えるってすごいことです。
そんな時にこんなことをいうのはなんですが、普段は落ち着いた好青年なゴヌくんが時々泣いたり駄々をこねたりする時の泣き顔と喋り方が、子供みたいでかわいいんですよね……。

もう一組のブロマンスにも注目
日本料理屋の板前・ヤンジュンとその親友・ドゥヨン
のコンビも推したいです。2人はゴヌとウジンを雇った社長の右腕としてのちにゴヌたちと組んでミッションを遂行しますが、2人の間には昔から太い絆があるのだな……と節々のやりとりから伺えます。結婚しもうすぐ子供が生まれることを、「言ったら任務から外すだろうから」と隠していたドゥヨンに対して、家族のためそうしてほしいと思いつつドゥヨンの思いを尊重したいヤンジュンの葛藤がしんどいです。

刃物あり鈍器ありの戦闘や拷問など、かなりリアルでグロいシーンがあり、主要人物もバンバン死ぬので、耐性がある方にオススメしておきます! ボクサーとして、そして戦闘員として、鍛え上げられた肉体美がボロボロになっていく姿をむしろ見たいという方、ぜひ見てみてください!

 

 

 

あらすじ
エリート警察官のジュウォン(ヨ・ジング)は片田舎のマニャン派出所勤務を命じられる。パートナーを組むことになったのはドンシク(シン・ハギュン)。実はドンシクは20年前に妹を連続殺人事件で失い、その容疑者となった過去があった。そんな中マニャンで20年前と同じような猟奇殺人事件が発生。事件の捜査を始めるジュウォンだったが、かつての事件の資料が消えていたり、警察庁次長の父から捜査しないよう命じられる。町ぐるみで何かを隠しているのではと感じたジュウォン。実はジュウォンがマニャンにやってきたのはある理由があった。そして一方のドンシクも胸の内に秘密を抱えていた。ジュウォンとドンシクはお互いに疑いの目を向けながら共に事件を捜査することに。

<推しポイント>
気だるげおじの破壊力

40歳の巡査部長ドンシク&27歳のエリート警官ジュウォンの歳の差バディがとにかくたまらん! ミステリアスな気だるげセクシーおじさんと潔癖症ツンデレ堅物青年なんてそんなん全人類好きじゃん……という組み合わせなんです。しかもお互いに敬語で会話しているところがなお良い。

ブロマンスが凄いという前評判を聞いて覚悟はしていましたが、序盤から結構ぶっこんできます。20年前の殺人事件の容疑者であるドンシクと、何か目的を秘めて街にやってきたジュウォン。お互いに疑い合いながらバディとして活動する中、
「俺のどこが好きですか?」「僕のどこが好きですか?」と探り合うピリピリ感。手錠繋ぎもあるよ♥(参考↓)


目まぐるしいストーリーに最後までドキハラが止まらない
怪しい人物が二転三転する脚本に視聴者は振り回されるのですが、それに伴いジュウォンからドンシクへの感情も目まぐるしく変わっていきます。犯人として疑っている時には「僕が必ず捕まえてみせる」と宣言したかと思いきや、優しい巡査としての一面を見て(あれ、この人……良い人なのでは……)となったり。ドンシクが誰か他の犯人を庇っていると感じ始め「誰を庇っているんですか」と詰める剣幕は、まるで浮気を詰める年下彼氏のよう……。

事件の解決のため、復讐のため、登場人物たちは各々の想いを抱きながら危険や犯罪に足を踏み入れていきます。最終話に向かい真実に近づいていくにつれ、どんどん複雑に、激重になっていくジュウォン→ドンシクの矢印。最終話終盤のあのシーンのためだけに完走する価値があります。あのシーンを目撃してほしい……!

 

 

 

 

あらすじ
韓国では正体不明の疫病が広がり、未曽有の危機に陥った。その後、2年にわたる疫病の大流行が収まり、史上初となる国民参加型の公開裁判が始まろうとしていた。全国民が投票で裁判に参加できるライブ法廷ショーで裁判長として法廷に立つことになったカン・ヨハンは、政財界と密接に関わる大企業が起こした事故を最初の公判で扱うことを決める。それに伴い司法裁判部に赴任したキム・ガオン判事は、厳罰主義で知られるヨハンが怪しい動きを見せていることに気付き、疑いを抱き始める。幼なじみの刑事ユン・スヒョンの協力を得てヨハンの過去を探ろうとするが……。

<推しポイント>
ありがたすぎるブロマンスシーンの数々
裁判官のヨハン(チソン)は、甘いマスクと大胆な判決の求心力により、法廷ショーで国民のハートを掴んでいるイケオジ。しかしその厳罰主義として知られる冷徹な仮面の裏に、辛い過去や孤独が隠されている模様……。
そんなヨハンと共に法廷ショーの舞台に立つことになった若手判事のガオン(ジニョン)は、初めは本心の分からないヨハンに不信感を抱きつつ探りを入れていきます。

このヨハンとガオンの揺れ動く関係が紛れもないブロマンスなのです。序盤から既に暗がりで壁ドンからのシャツさわさわ、「俺の方ばかり見ていたようだな、キム(ガオン)判事」など、こちらのアンテナがバリバリになってしまうシーンのオンパレード。
ヨハンを守って怪我を負ったガオンの服を脱がして手当てなんてお手のもので、「これから同じ時間を生きるから」と時計をプレゼントするシーンは凄すぎて失神するかと思いました。

スケールの大きいクライムサスペンス
視聴者投票型裁判のまかり通るディストピア。設定とあらすじからして既にめちゃめちゃ面白そうじゃないですか!? 政治や社会の腐敗を風刺するような、「法」と「復讐」がせめぎ合う、国家スケールのサスペンスです。

この物語の核となるヨハン・ガオンそれぞれの過去の事件は、話数が進むにつれ少しずつ明らかになっていきます。10年前のヨハンの兄の死を突き止めたガオンは「自分の兄を殺したのか」とヨハンに詰め寄りますが、顎クイで「この顔で聞きたい言葉ではないな」と一蹴されてしまう。ガオンとその兄の顔が似ていたのです。序盤からヨハンはそのことを気にしていましたが、死んだ兄と似た男と仕事をする気持ちは如何様だったのか……。
はじめはこんな調子で翻弄されていたガオンですが、逆に自分がヨハンを動揺させるようにもなっていて成長を感じます。

束の間の家族団欒(?)シーンのヒーリング効果
始終殺伐としているので、時々ヨハンとガオンが姪のエリヤちゃんと共に食卓を囲むシーンなど束の間の優しい時間が尊くて泣きそうになります(ガオンはいつの間にかヨハン邸に住み着いている)。エリヤちゃん、ツンデレだけどしっかりガオンに懐いていて本当に可愛いんですよね。家政婦のチさんも合わせてまるで本物の家族のよう。この幸せ、一生続いてくれ(その2)……。

ネタバレになるので多くは語れませんが、怒涛の最終話が激アツ。あの決壊するような切ない涙、あのシーンのあの手付き(!?)、注目ポイントはたくさんあります。
この作品は女性キャラもキャラが立っていて、ガオンの幼馴染の警官スヒョン、ヨハンに執着し続ける悪女ソナとの四角関係(?)にも注目です。記者の個人的な推しはソナちゃん。その美貌と色香とハングリー精神で貧民街から財団の理事まで上り詰める姿が、ヴィランながらエロかっこいいですよ〜!

 

 

 


あらすじ
天性の頭脳を持つ優等生ヨン·シウン(パク・ジフン)は、誰とも群れず、勉強以外に興味がない。そんなシウンをよく思わない同級生らはシウンに執拗な嫌がらせをしていた。いじめがエスカレートし我慢の限界に達したシウンは、卓越した頭脳と洞察力で彼らに冷酷な制裁をくだす。最後の一発を殴ろうとした時、同じクラスで運動神経抜群のアン・スホ(チェ・ヒョヌク)が止めに入る。シウンはスホにも殴りかかろうとするが、スホには到底敵わない。ある日、不良グループに絡まれ自力で事態を打開しようとするシウンだったが、絶体絶命の危機に陥ってしまう。そんな時、アン·スホとオ·ボムソク(ホン・ギョン)が現れ……。やがて彼らは、裏組織も絡む事件へと巻き込まれていく――。

<推しポイント>
思春期の不安定さを描き出す

最後の作品はコチラ、『ブラッドハウンド』と同様バイオレンスもの……にはなりますが、こちらは主人公たちが高校生で、友情と青春の物語と言えるでしょう。秀才で一匹狼のシウンは不良の同級生から目の敵にされていましたが、ある時、持ち前の頭脳により計算されたチート級パワーが覚醒し、虐め犯たちを圧倒します。

とにかく虐め、リンチ、虐待と暴力づくしなのでこれまた視聴には注意が必要ですが、それだけアクションシーン満載のダイナミックな画面に目が釘付けに。加えて、まだ大人の保護下にある思春期の揺れ動く感情やどうにもならなさが描かれた繊細な作品でもあります。

スホシウンの関係が太陽と月すぎる
普段のおとなしさとは裏腹の無敵さを見せるシウンですが、そんなシウンの一撃を止めに入るさらに強いクラスメイト・スホとの関係がブロマンスポイントです。お互いに危険があったらすぐさま助けに行き、お互いが傷つけられたら本気で怒る。気さくで飄々とした彼と、いつも気だるげな目をしてクールなシウン。正反対な2人が、しかしお互いに背中を預け合い「理不尽」に対抗していく姿が、最高のバディすぎてたまりません。

シウンの閉ざした心を開いていくスホ。スホがシウンに手取り腰取り格闘技の技を教えるシーン、ほっこりします。ほっこりシーンではないのですが……。バイク2ケツの場面で、シウンにメットをかぶせたスホが「かわいいじゃん」みたいなことを言うシーンでやられました。

裏主人公の成長にも注目
本作の陰の主人公とも言えるのが、スホと共に親友に加わった議員の息子のヒョロメガネくん・ボムソク。彼の成長物語がこの作品の大きなテーマの一つだと思います。スホシウンと友情を育みながらも、抑圧されてきた自分がそれまで知らなかった少し大人な世界に憧れ、不良仲間たちとの関係に入り浸るように。友情との間で揺れ動きつつも抜け出すことができず、それがのちに取り返しのつかない結果となることも知らずに……。

タイトルに「Class 1」とついていたり、最終話も先が続きそうな雰囲気で終わったりと、じきに続編が出る伏線が張られているので期待したいところ。スホシウンの友情の行方、ボムソクのその後が気になります。
あと、最後に言わせてください! シューゲイザーっぽいOPだったり挟まれる英語曲だったり、サントラがめちゃめちゃ良いです!

 

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今回は話題となった韓国ブロマンスドラマ4選をご紹介してきましたが、気になる作品はありましたか?
復讐やバイオレンス満載ですが、だからこそ物語自体がハラハラドキドキして面白い作品ばかりです。ぜひチェックしてみてくださいね!

 

担当記者:廣井無名
完全には幸せになれない作品、CPが好き。キーワードは死ネタ、愛のないSM、流血、狂気、宗教、叶わない恋など。

 

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