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【不朽のダークBL】深淵にようこそ…執着、トラウマ、依存のドロドロ感情渦巻くダークBLランキング

2023/07/12 18:00

2023/12/26 18:00

ダークBLからしか得られない栄養がある



「大体のBLは網羅したわよ」という皆様。

光のBLからも、甘々BLからも、ほのぼのBLからも得られない栄養を秘めている「ダークBL」をお求めではないですか……?

 

ダークBLでは「重すぎる愛」「異常なほどの執着」「歪んだ好意」などなど皆様の奥深く底に眠っている「ダーク心」を呼び起こしてくれること間違いナシ!生活をより豊かにしてくれます。絶対。

もう既に覚醒済みだわ!という方も、今までとはひと味違ったダークBL作品と出会えるかもしれないので、是非このままスクロールの手を止めないでください!♥

 

ということで今回は、そんな「ダークBL」作品のうち2018年~2023年の5年間でちるちるレビューポイント数を多く獲得した作品トップ10を大発表!
ぜひ、心が元気な時にご覧ください!それでは5年間の思い出に浸りながら、どうぞ♥

 ◆目次◆
第10位 詐欺師×被害者の弟。抱える過去。
第9位 この傷一生愛してね。
第8位 綺麗なものを汚す背徳感を味わえちゃう……。
第7位 天才だからこそ平凡が愛おしい。
第6位 タイトルの伏線回収に驚きと絶望。
第5位 触れるだけが、好意の表現全てではない
第4位 人間×人狼。禁忌の恋に胸が痛みます。
第3位 「ふつう」じゃない2人の依存関係。
第2位 こっちも死にてえ~!(泣)
第1位 欲しいものの為なら、なんでもする執着男。

 

 
作品詳細はこちら

 

あらすじ
これ以上、近づいたらマズい。この人は、姉貴の婚約者だ──
一流企業勤めで、金も将来性もある超イケメン──。
しかも出会って三ヶ月で婚約した!?姉が連れてきた恋人の井川に、内心驚愕する大学生の弟・大地。外面はいいけど、家ではガサツで我儘な姉と、欠点がなさすぎて逆に胡散臭いこの人がなぜ…!?
初めは違和感が拭えず警戒していた大地。けれど、就活や人生相談に乗ってくれる大人の男に、次第に心を奪われていき…!?


◆ここがダーク!
第三者の読者からしても、許せない気持ちと許してあげたい気持ちの葛藤がせめぎあうような本作
詐欺師の辰己と、被害者の弟である大地。相容れない関係のはずなのですが、大地はどんどん辰己に惹かれていき……。確実に「ヤバい男」なのに、どんどん沼にハマってしまう魔性ぶり、わかる、わかるぞ……。
複雑な感情に見舞われる大地、そして過去の罪と対峙する辰己が選んだ、感動の結末をぜひ目撃してください!!

 

あらすじ

二度と女抱けない身体にしてやるよ

ウリ専(バリタチ)に最奥を開発されるノンケホスト運命の日。耳の穴だけで腰砕けちゃうの?新人ホストのレオは、罰ゲームで男性向け風俗店に連れて来られた。現れた男は何だか逆らえない雰囲気。腹部を水で満たされ放出させられる羞恥に、男をゲスと罵るレオ。しかし、未通の穴を抉られる快楽には抗えない…!レオは一夜にして、ハメられて悦ぶはしたない身体にしこまれてしまった。数年後、人気ホストに出世するも犯された夜を忘れられないレオと因縁の男が再会してーー?


◆ここがダーク!
スピンオフで大人気の本作ですが、筆者がおすすめしたいのは表題作である大倉×りんごの2人!
商売道具であるりんごの美しい顔が傷つけられる様子を、「りんごが欲しい」という気持ちから止められず見ていることしか出来なかった大倉。心も体も傷だらけになったりんご、そんなりんごに重量級の執着を向ける大倉の“痛い”恋愛模様が展開されます。
作中の「もう一生好きなやつのためにわらってあげられないんだなあ」というりんごの言葉など、胸に刺さるセリフや心理描写も見どころ。心を揺さぶられる傑作短編です!!

 

 

あらすじ
性に対して親から抑圧され続けてきた水葵は、通学中の電車内、いつも同じ時間、同じ車両で、見知らぬ男に体を触られていた。逃げることは出来たのに、その行為を受け入れてしまう水葵。ある時、水葵は男――忍を見つけ出し、取引を持ちかける。

「…教えてください。電車でした、それ以上のこと」
マゾヒスティックな水葵の〝命令〟に、淡々と応えていく忍。しかし、背徳に耽り、欲望に溺れる日々の中、無感情だった忍にも、次第に変化が訪れ始め……。闇を抱える男×抑圧に苦しむ少年の、生々しくも美しい、インモラリティ・ボーイズラブ。


◆ここがダーク!
最後まで、2人を苦しめるものが完全に取り除かれることはないのが辛い!!! 一方で、その胸を抉るような切ない事実が本作の大きな魅力の一つです。
お互いに出会ったことで、少しずつ心を取り戻していくであろう忍と、母親に向き合いながらも自由に近づこうと努力する水葵。もしかすると、これからも多くの困難が2人には待ち受けているかもしれないけれど、きっと乗り越えていけるのだろうと信じることのできる読後感を心地良く感じます。
背徳感のある
しっとりとしたダークさに包まれた本作だからこそ、二人の静かな触れ合いが灯りのように感じられる一作です。

 

 

あらすじ
「まーくん」が何者かは知らない。
デカくて超怖いし、匿えとかいって居座られるし、112万盗られるし(300万になって返ってきたけど)、初めて会った日は…襲われて、泣かされて、殺されるかと思ったし、死にたい気分だった。でもまーくんは、朝メシに鮭を焼いてくれて、俺の話も聞いてくれるし、嫌いな奴らも追い払ってくれた…。
そんな得体の知れない男「まーくん」は、ハッカー時代の相棒(で元カレ)のナカモトに、何故か執拗に追われる身でーーーー?


◆ここがダーク!
地獄(インフェルノ)からの救世BLは最高の一言に尽きます……。
かつては世界を相手に、犯罪行為に手を染めながら莫大な資金を稼いでいたまーくんことまゆみ。仁に出会ったことで穏やかさや安らぎを得られたまゆみですが、一度踏み込んだ場所から簡単に逃げることや這い上がることの難しさを実感してしまうんです。
元相棒であり元恋人のナカモトという危険な存在もあり、台詞や絵の綺麗さ、そしてキャラ同志の独特な人間ドラマにぐんぐん引き込まれます。泣き虫なくせにどこか大胆な仁の行動と言葉で、2人は幸せを掴みとれるのか……! ぜひその目でお確かめください!

 

 

あらすじ

ずっと二人でいられることが、一番のハッピーエンド。年齢「不」相応の幼い体で、引っ越しを嫌がる葵兄ちゃん。見て見ぬフリをしていた違和感は、閉じ込めていた福太の記憶が蘇るとき一つの正解を導いていく…。誰もが見放したのに、たった一人だけが見つけてくれた。究極の純愛、衝撃のクライマックス。ハートフル不穏BL、回答編。描き下ろしあり!


◆ここがダーク!

「一度読んだら立ち直れない」。不朽のダークBL。個人的に心が死にそうになったのは福太が葵を見つけるシーンです。
読み終えても、時間がたっても、目を瞑っても、どうしても頭から離れてくれない2人の残酷な再会。小さなクッキー缶の中でずっとひとりぼっちだった葵が福太に見つけてもらえて良かったね、と思うと同時に彼らが一体何をした? と叫びたくなるのは筆者だけではないはず。
残酷さの中に彼らの過ごした日々の温かさが垣間見えることで、より一層心が追い詰められます。皆さんはこの作品の結末を、どのように捉えますか?

 

あらすじ

この世にあるものはすべて汚い

潔癖性の孤独な心をほどく、恋のセラピー。
「黒瀬くんといると、少しだけ普通の人になったみたいに錯覚する」
潔癖性の社長秘書・城谷は偶然出会ったカウンセラーの黒瀬から、潔癖性を克服するための個人的なカウンセリングを受けることになる。10項目を1つずつクリアする療法を進めるうち、次第に黒瀬に惹かれていく城谷だが…?
無愛想なカウンセラーと潔癖性の社長秘書、センシティヴな恋のセラピー。


◆ここがダーク!
潔癖症を抱えている城谷さんがカウンセラーの黒瀬に半ば無理やり体を暴かれていく様はなんともいえない興奮が……あります……(瀕死)。
「自身だけが触ることができる」という黒瀬の独占欲と執着にゾクゾク。その反面、城谷さん目線で本作を読むと、大切な人や好意を抱いている人であっても、「触れられない」という事実が非情に心苦しく感じられます。
巻数が進むにつれて、増していくお互いの依存心。そして暴かれる過去……。歪な共依存関係に鳥肌が立つこと間違いなしです!

 

あらすじ

〈人狼〉であることを隠しながら暮らすコヨーテは、バーで働くピアニスト・マレーネに会うたび口説かれる。
人狼ゆえ彼と深く関わることを避けるコヨーテだが、ある日、前ぶれもなく初めての発情期がきてしまい、
人の姿を保てずにいたところをマレーネに見つかってしまう。
マレーネの誘いを拒もうとするコヨーテだが…。 


◆美しすぎポイント
「ロミオとジュリエット」と噂の本作ですが、「人間×人狼」という2人の関係性を聞いて大納得です!
さらには「マフィア×ヴァラヴォルフ」という狩る側狩られる側の関係も兼ねており、物語が進むにつれお互いの組織間で敵対関係が強まる様子も描かれています。
惹かれあっていながらも敵対関係であることに変わりはない2人の気持ちは報われないままで終わってしまうのか? 現在4巻まで刊行されている本作、読む度に襲う特大級の登場人物全員幸せになってくれ〜〜〜!! という感情と切なさが癖になります!

 

 

あらすじ

幼い頃、よく遊んでくれた年の離れた近所のにいちゃん。優しくて、面白くて、何でもくれる名前も知らないおにいちゃん。でも、にいちゃんに触られているところをお母さんに見られて、にいちゃんどこかに行っちゃった。にいちゃん、どこに行っちゃったの…?
BL界の鬼才・はらだによる初Canna Comicsがいよいよ発売!
「…ねえ、にいちゃん。にいちゃんのこと許して理解できるのは世界で唯一、俺しかいないよ?」


◆ここがダーク!

作中で何度も何度も繰り返される「ふつう」。
にいちゃんこと景も、そしてゆいも、先に大人の男に仕掛けられたから愛したのか、それとも純粋に自身の気持ちに従ったまでなのか。大人と子供、男と男。そこに確かに「愛」が存在していても、いけないことで「ふつう」じゃないのか。考えて突き詰めようとすればするほど、答えが遠ざかっていくような錯覚に陥ります。
景もゆいも、いつ破綻してもおかしくない多幸感に浸る日々を過ごしますが、2人が本当の意味で救われる日は果たして訪れるのでしょうか。
 

あらすじ
「おめでとう、生きてる」
昼下がりのゴミ捨て場、見覚えのある男の声で目が覚めた。空腹で金もない千紘は新しい"家"探しに訪れた行きつけのバーでド好みの男・ケイトに目を奪われ声をかけると好感触。まさかのホテルに誘われ、いい雰囲気になったところで突然電マでボコボコに殴られたのが1日前――。全てを思い出すも、仲間を呼ぶケイトの様子を見て今度こそ殺されるかもしれないと思いつつ回収された先はアパートの一室。ケイトの目的はとある探し物で、自分が用無しだとわかるとあっさり「消えて」と言い放たれるが帰る"家"もない千紘で…。
謎めいたどイケ傷害男×人生底辺ヒモカス男
クソみたいな人生、愛に飢えたふたりの歪な協和音


◆ここがダーク!
行きずりの男に、電マでボコボコにされるところから始まる衝撃のダークBL。謎の男・ケイトの正体は一体誰なのか、孤独に見舞われた千紘が地獄の日々からどう這い上がれるのか……。先の読めない展開にハラハラが止まりません。
特に印象的なのは、心に打撃を与えた作中の「死にたい」。
トラウマ、家族との不和、孤独……そんな心の痛みを抱える2人に踏み込んだ後の言葉だからこそ、切実に胸に響きます。
そしておげれつたなか先生ならではの、ぐしゃぐしゃな泣き顔もまじでたまらん!!! 前半は不穏な空気が漂っていますが、徐々にケイトや千紘の人間味が発露するように。痛みを抱えて生きる男2人の救済劇に、胸をガッッと掴まれます!!

 

あらすじ

「一番じゃないと 常に俺のこと考えててくれないと意味がないし」
笑吉に並々ならぬ執着を持つ福介は様々な手を使い笑吉を手に入れたが、彼にとって自分がまだ一番の存在になれていないことに不満を抱いている。もっともっと笑吉を独占するために……⁉︎

鬼才・はらだが描くドグマティック・ラブ。「あれ」から1年後のふたりを描いた下巻が描き下ろしも加えてついに刊行‼︎


◆ここがダーク!
「同情」をここまで上手く利用して欲しいものを計画的に、そして絶っっっっ対手に入れようとする男怖いよお……。特に福介が「人付き合いへの不安」や「自分の生きがいに拒否されることへの辛さ」等、自分の弱みを敢えて惜しげもなく晒すシーン。弱みを見せることで、笑吉からの「同情&許し&気にかけ」をまとめて獲得する福介の策士レベルには声がでました。恐ろしいです。そして、それに上手く騙され、絆されつつある笑吉くんを誰か止めろ! と思いましたが、ここまで熱烈な執着であれば一周回って羨ましいと感じる方も多いのではないでしょうか……。ねっとりとした執着愛がお好きな方は必見です!!!!

 

+++++++++++++++

いかがでしたでしょうか?
今回はどれも心に深く刺さる不朽のダークBLトップ10を紹介させていただきました!

良い意味で読めば暫く引き摺る作品ばかりですので、まだ読まれてない作品がございましたら是非お手に取ってみてくださいね!

※2023年7月13日(木)追記:本文内の画像に一部誤りがございましたので、訂正いたしました。ご迷惑・ご混乱をお招きいたしましたことを心よりお詫び申し上げるとともに、ご指摘いただきましたことを厚く御礼申し上げます。

 

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コメント5

投稿順 | 最新順

にぃちゃんは殿堂入りやろ

匿名4番さん(1/1)

全部読んでたわい

匿名3番さん(1/1)

ちるちるさんの不朽の◯◯シリーズ大変参考になりありがたいです

匿名2番さん(1/1)

>>1番さん
私も「かんしゃく玉」の表紙、コメント見て気になってました
でも変わったみたい?
なくなってますね
訂正文もないから幻見たみたいな感覚ですw

匿名1番さん(1/1)

記事、興味深く読ませていただきました!
私、夜明け系なのでダークBLは苦手かと思っていたけど1作品を除いて全部既読で且つ好きな作品ばっかりだった…!
これからダークBLが好きって認識していいのかな?笑

それはそうと…
1個気になったのが記事タイトルに使われているサンプルコミックの表紙、なんでかんしゃく玉?
そこがちょっと気になるなるのは私だけ?

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