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「え…?どういうこと?」思わず二回読みたくなるBL5選

2023/06/24 16:00

鳥肌立ちすぎてチキンになったわね



ジェットコースター、仕事でやらかしちゃったミス、はたまた命の危機……大きなショックを受けると頭真っ白になりますよね。筆者も思い出すだけで心臓が縮み上がる記憶がたくさんあります。

しかし、世の中には自分が体験せずとも読むだけで衝撃を受ける作品というものも存在しているのです! ページをめくった瞬間、予想だにしなかった展開に硬直したり、完全にスルーしていた1コマに張られていた伏線に気付いたり……。読後の衝撃に時が止まったような、宇宙に放り出されたような余韻がクセになっている方も多いのではないでしょうか?

今回は、そんな衝撃展開&伏線の凄まじさにリピートしまくりたくなる作品をご紹介いたします! 安全ベルトをしっかり締めて、いざ衝撃体験型BLの旅へ!!

 

◆目次◆
1.最後の1ページまでうまく息が出来ない
2.おとぎばなしは自由を掴む物語である
3.犯人は、この中にいる。
4.絶望の運命は繰り返す
5.考察厨、集まれ

 

愛おしいからもう一度』作:新本浦子 

 

【あらすじ】
親友への気持ちが友情から恋愛に変わった。同級生で親友の日部への気持ちを抑えきれなくなった愛之助。今日こそは告白するぞと意気込む愛之助は、学校で居眠り中に 何故か日部とセックスしている夢を見てしまう――!夢から覚めた後、同じように日部から抱かれ、さらに同じ1日を ループするようになってしまい…⁉︎毎日毎日抱かれて体ばかり開発されていく愛之助の運命は⁉︎


筆者はこの作品が令和のスト重BL筆頭だと思っています。
謎のタイムループに巻き込まれてしまう受けの愛之助。同じ1日を繰り返しているため開発が進んでしまうというえち要素たっぷりな今作ですが、注目したいのはそのストーリーです。なぜループが起こったのか、どうして繰り返すのか。愛之助が必死で解き明かしていく謎の1つ1つを知るたびに納得と不安とわくわくが心に押し寄せてきます……。

そして”後天性ヤンデレ”になった攻めの日部も魅力的です。このヤンデレになった理由というのがもう……つらい。読者まで気が狂いそうになる見事な心理描写がしんどい。
苦しい。好き。もう1回読みたいどころか記憶を消してもう1回読みたい1作です。


『シンデレラリバティ』 作:本郷地下

 


 

【あらすじ】
実の兄である遼一を慕いながらも恐れる洋二は大学生の頃、クラブで遼一の高校の同級生の敦也に出会う。敦也に突然押し倒された上、洋二の兄への想いや2人だけの秘密の関係を知られていて!?


兄・遼一との共依存へのめり込みつづける洋二と、遼一への恨みを抱えた敦也。奇妙で歪な2人ですが、なぜかそれは穏やかな交流になっていきお互いを愛おしく思うように……? 洋二が敦也の傍であれば眠れるようになったり、敦也を心の拠り所にしていく姿が”救済”の尊さ満ち溢れて拝み倒したくなります。洋二敦也の作ったヒールに足を入れるシーンや、敦也洋二の足に唇を寄せるシーンなど、「シンデレラ」を彷彿とさせる1コマ1コマの情景は映画のような美しさ。クソデカモニターで鑑賞したい一品です……!!

方で、距離が近づいていく敦也洋二の裏で蠢く遼一の描写に筆者は本気で悲鳴を上げかけました。幸せを掴むため、遼一への恐怖とどう向き合っていくのか。2人はハッピーエンドを掴むことが出来るのか……。読んだ人と片っ端から語り合いたくなる作品です。


真夏のサイレン』作:櫻川なろ(なろ)

 

【あらすじ】
高校生の優弥、春海、遼、崇文はキャンプ場に遊びに行った際、優弥が「ここにいる誰かにこっそり告白する」と突然宣言する。しかしその後、吊橋から転落して亡くなってしまう。それから10年が経ち、同窓会で集まった三人はあれは事故ではなく、この中の誰かが犯した殺人だったのではないかとお互いを疑いだす。そして、高校時代の話をする中で、優弥とそれぞれの本当の関係が明かされていき――。


10年前の夏、青春真っ只中だった4人の男子高校生は3人になってしまいました。きっかけである「事故」がなぜ起こったのか。本当に事故だったのか。亡くなった優弥が告白しようとしたのは誰か……そんな、3人の記憶を巡る物語です。

読者は、死者である優弥という人間を3人の語る回想から知ることができます。しかし”優弥”のことを語る3人の認識、視点の違いによって優弥の印象はどんどん変わっていってしまうのです。3人それぞれの主観も入って余計に分からなくなっていく感覚はまるで雲を掴むよう……死人に口なしとはよく言ったものです。

真相に近づいたと思えば他のキャラの視点で衝撃の事実が発覚したりと油断できないこちらの作品。人は全く同じ世界を見ることが出来ない、だからこそ愛おしい……と思わせてくれる青春ミステリーBLです。


君と生きられるなら死んでもいい』作:赤いシラフ 

 

 

【あらすじ】
ごくごく平凡な人生を送る祝は、引き寄せられるように向かった横断歩道でトラックに轢かれそうになり、通りかかった男に助けられる。その男の顔をみた瞬間、自分と男が仲良く睦みあう前世の記憶がいくつもフラッシュバックする。超ド級の運命に導かれて身体を重ねる二人だが、翌朝、男は祝を覚えていないと言い放ち…!?死が二人を分かつまで、回帰する恋の物語。


未来への希望と運命に逆らえない絶望、そして現在進行形で襲ってくるかつての自分の”過ち”……定石をひっくり返そうと奔走する2人が愛おしい転生BLです。

生まれ変わっても必ず同じ人と恋に落ちるロマンチックな運命の2人。しかし、2人はどの前世でも25歳と20歳から上の誕生日を迎えたことがありません。結ばれれば必ず若くして死んでしまうという運命を「覚えていない」と言い張る攻め・英心と、短い命でも英心と共に生きたいと願う
運命に隠された秘密が明らかになった時、リアルで「ワァ……ッ(泣)」と声が出ます。筆者は最終的に「がんばえー!!!!!!」とサイリウムを振り回しながらページをめくりました。

外国の兵士や大正時代のような転生前のビジュアルもこの作品の見どころです。1CPで何粒も美味しいビジュアルを楽しめる転生BL……オイシイ……オイシイ……。


生命体Lの果てから』作:光田さの 

 

 

【あらすじ】
時計台の管理人をしている青年・レテの元に、幼少期を共に過ごしていた大河が10年ぶりに訪ねてくる。突然の再会に困惑しながらも大河を時計台に泊めることにするが、到来していた流星群の一部が時計台に墜落していた。壊れた時計台の探索中、隠し部屋と謎の装置を見つけたレテは、興味から装置を作動させてしまう。すると翌朝レテが目にしたのは、自分と瓜二つの生命体で――。


読後も余韻にひたひたしながら考察がはかどる1作を読みたい時はこちらをどうぞ。
主人公・レテが幼馴染の大河と再会した日、隕石と共に現れたレテそっくり&レテと同じ記憶を持つ生命体。幼馴染にキスをしようとしたり自分が彼に言いたいと思ったことを告げたりする生命体に、「自分がしたいけど我慢していたこと」をする生き物であると自覚しますが……。

こちらはいわゆる「成り代わり」ものではありません。「入れ替わりたくはない」「レテを救いに来た」と告げる生命体に困惑しながらも、手探りで謎を解き明かそうとするレテと共にSF(すこしふしぎ)な世界を堪能する感覚を味わうことが出来ます。
現代アートと言って差し支えない美しさとストーリー。1度では分からない、でも分かりたい。繰り返し読んでは新たな発見を点と点で結ぶ……読むたびに愛おしくなる1冊です。


~~~~~~~~~~~

いかがでしたでしょうか! 「この作品まだ読んだことないな……」と思ったそこの皆さん! 羨ましい……ッ!! 是非気になった作品を読んでみてください。飛ぶぞ
「1000回読んだ」という方は筆者と握手しましょう。「記事にはなかったけど、この作品もすごいぞ!!」という推しジェットコースター作品がある方は、コメント欄で布教していってください♥

脳が揺れる衝撃がたまらない「衝撃体験型BL」の魅力が1ミジンコ程度でも布教できたならば幸いです。みんなもレッツ・ショッキング!!

 

担当記者:初夏ラノ
色々あった末幸せを手に入れた2人を腕組みして後ろから眺める夜明けのBLオタク。相手の前で弱る年上は攻めでも受けでも美味しい。

 

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コメント1

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匿名1番さん(1/1)

とても読書欲を刺激される記事でした!ちょっとミステリー要素があるBLは面白いですよね!

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