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【迫りくる巨塔】チン…がデカい攻めにありがちなこと
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2023/06/02 18:00
本編でメインCPの仲をひっかきまわす当て馬。最初は苦手意識があったけれど、スピンオフを読み終わる頃には"ちゅきめろ♥"になっていませんか？
本編では不遇な立ち位置の当て馬くんですが、それは彼を含む全員が幸せになるための布石……！ そう悟ってからBLの世界がパッと明るく開けたものです。
ということで今回は、原作と違う視点だからこそクセになる！ 最高のBLスピンオフあるあるをまとめてみました♥ スピンオフでの神シチュをざっくり「昇格編」・「異文化交流編」・「作風編」に分類して深ぼっていきます！ 神シチュエーションが登場する作品も必見です！
◆目次◆
＜昇格編＞
1．受けの親友ポジ→晴れてサブCPに昇格
2．フラれた当て馬→ド攻めに出会って掘られる
3．サブキャラの知られざる秘密が明らかに
4．気づけば登場キャラがみんなカップリング要員
＜異文化交流編＞
5．本編CPが恋のキューピッドになる
6．本編CPとスピンオフCPでWデート
7．攻め同士・受け同士のおノロケ座談会
＜作風編＞
8．本編とスピンオフで作風が正反対
9．学園if・現代ifなどの別世界線を拝める
スピンオフで一番あるあるなのは、メインCPの友人が次のBL展開に巻き込まれること！ 本編CPの相談に乗っている親友が、愚痴や惚気話を聞いているうちに「俺も恋人欲しいなあ～」なんてぼやいたりしますよね。もしあなたがBL界の天使なら、この神展開を放っておきますか？ そんなわけないですよね～～～!!!! 近所のお兄さん・同級生・会社の上司など、あらゆる死角から運命の相手が飛び込んできます♥
本編→『金のエンジェル』
エンジェル投資家のガランは世話を焼いていたビジネスパートナーに恋人ができて(コミックス『金のエンジェル』参照)手が離れたことにより時間を持て余し気味。そんなある日、大学時代にBBQで肉を口に突っ込んできた(手づかみ)同級生・坂本と偶然再会する。無遠慮に距離を詰める坂本に彼女がいるか問われ、潔癖症&不感症のせいで関係が続かないと答える。突然自分を責め、責任をもって感じるようにしてやると言ってきて……!?
本編で見事に玉砕した当て馬くん。当初はド攻めフェロモンをムンムンに醸し出していましたが、スピンオフではその立場がすぐに逆転!? ご自慢の棒でなく、アナの方で快感を拾えちゃう""圧倒的事実""がエッッッチなんです！ やっぱり、身長も顔面偏差値もプライドもバリ高な男がド攻めにぐっちゃぐちゃに溶かされるのがシコいんすわ……。
本編→『恋愛不行き届き』
人気急上昇中の江本はストーカーに狙われ間一髪助けられるが、怒りと心配をあらわにした長治に「一緒に住もう」と言われ半ば強制的に長治の家に"避難"をさせられることに。甘く穏やかに過ぎる日々に幸せを感じていたもののある日仕事帰りの江本に週刊誌の記者が突撃、ストーカーから助けられた際の長治との写真をネタに関係を問いただされてしまい――!?
圧倒的"雄"オネェタレント×狂暴ウブツン若手俳優
サブキャラのなかでも、本編の暴虐っぷりで読者からヘイトを買いまくるキャラっていますよね。ただ、本編で悪人と称されるキャラこそ沼は深め。壮絶な過去が明らかになると、現在の振る舞いに至るまでの解像度が上がってすっっっごく感情移入してしまいます。最初はメインCPの邪魔をするな～！(おこおこ)と思っていたはずなのに、スピンオフを読み終わる頃には幸せにならなきゃ許さないぞ～！(おこおこ)に怒りのベクトルが変わりがち。
本編→『四代目・大和辰之』
松見と明虎、長すぎた兄弟の確執についに終止符が！ 一方「家族」になれず、居場所を見失った卯一は、最後の夜を過ごした後姿を消すーー。ヤクザな男たちのどうしようもない恋の歌、ついに完結!!
両手に花どころか「両腕に花束」なくらい、見目麗しい男性がたくさん登場する作品ってありますよね。でも忘れないでほしい。作品のカテゴリがBLだってこと。そう、スピンオフでは気づけば全員がMenとFallin' loveしているEdenが爆誕するんです……！ 各CPによって攻め受け属性が全く違うので、読めば読むほど楽しめます！
本編→『花盛り、恋盛り』
イケメン達がもてなす老舗旅館「櫻庵」を切り回す、美人番頭の菊之進。
「俺の前では、力を抜いていいんだ」
宿泊客で初体験の相手・宗久からの甘い口説きを断り切れず、ついに深夜に部屋を訪れて――!?
お忍びで宿泊に来た売れっ子俳優と日本中を旅する超美形マッサージ師に猛アプローチされる、小悪魔キュートな双子の仲居・萌葱&浅葱のカワエロな恋物語も収録♥
我、鶴の恩返しならぬ「メインCPの恩返し」が大好き侍なり。
本編でサブCP(まだ付き合ってない)の助けをもらって結ばれたメインCPが、今度はサブCPの両片想いを察知して恋を後押しする……このシチュがマジモンの性癖です。既に障壁を乗り越えたメインCPだからこそ、サブCPのすれ違いにアドバイスできる。そんな彼らの成長も垣間見れて、ワイは涙腺がガバガバや……。
見知らぬ男・旭と同居することになった穂積だが……？
愛とか、恋とか、もういらない。
消えない傷が、俺のなかにずっとあるーーー。
引っ越し先を探す間、行きつけのゲイバーのオーナーの別宅に住むことになった穂積匡人(まさと)。
だがそこには思わぬ先住者・旭がいた。
几帳面な匡人とは正反対の、ズボラで図々しい男との暮らしはすぐにイライラがピークに。
何より、旭といるとなぜか昔の恋人を思い出してしまうのが嫌だった。
しかし旭はそんな匡人にかまわず、どんどん距離を詰めてきて……⁉︎
大人気作品「チェンジワールド」スピンオフ！
出ました！ 読者の脳が幸福で焼ききれそうになるシチュ1位の「Wデート」♥ Wデートの醍醐味といえば、やっぱりお互いの距離感が如実に表れるところですよね！ 例えば、メインCPが味見で「あ～ん」をしている光景を目撃して、スキンシップ少なめのサブCPが照れたり、感化されてサブCPもイチャつき始めたり。ド定番ですが、推しCPの行き先は水族館や遊園地がいいです。
本編→『片恋×アライアンス』
恋に興味津々だが恋愛経験ゼロの大学生・佐野は、彼女をつくるためのアドバイスを求めて、校内でモテると噂の准教授・木上を訪ねる。
そこで、アドバイスをもらう交換条件として木上のもとでアルバイトをすることになった矢先、彼がゲイであることを知ってしまい──!?
既にデキているCPが2組以上いると、互いのノロケ合戦も開催されます♥ カフェでくつろぎながら、受け同士が「俺の彼氏がイケメンすぎる！」だとか「俺だけにしか見せない顔がエロい」などと自慢しあいがちです。しかも自慢してる時に限って攻め同士と鉢合わせる神展開も。そんなの見せつけられたら、尊さの過剰摂取で顔のパーツが福笑いレベルに崩れるんだが……!?
本編→『シークレット×××』
お互いの多忙ですれちがいぎみだった湊と静真。一緒の時間をふやそうと、同棲にむけて物件探しを進める。気に入った物件に内見の予約を入れたものの……!? 超人気カップル静真×湊の同棲篇第３巻!!
メインCPは砂糖を煮詰めた超イチャラブ具合だったのに、サブCPの物語になった途端にド重シリアスBLへ変貌!? 一部の神スピンオフでは、風邪をひくどころかヒートショックを起こすレベルの温度差が観測されがちです♥ 心当たりのある読者の方は、「本当に同じ作者さんだよね!?」と背表紙を確認したこともあるのでは？
本編→『何かいいの見つけた！』
一番最低なのは この状況を喜んでしまっている 俺自身だ
八度陸は、一学年先輩の鴫原洋二のことが大好きだった。初めての恋は、ありえない場面をみて終わる。もう関わることはない──はずだった。しかし、八度の前に度々、顔をみせる鴫原は、付き合っていた頃と同じように接してくる。いくら拒絶しても引いていかなかった鴫原が、
急に顔をみせなくなり……
本編で一度完結した神作品を手に取り、「あの2人に会いたいよ……」とシクシク泣いた経験はありませんか？ 筆者はあります(大声)。そんな泣き虫読者に向けてお出しされるのがif軸のスピンオフ！ あの推しCPが制服を着ていたり、逆にスーツを着ていたり……！ 通常の世界線ではなかなか見られない貴重な姿を拝めるので感涙です♥ BLの場合if作品は小冊子特典で封入されがちですが、もっとお布施したいので単行本にしてほしいと思ったり……。
本編→『蟷螂の檻』
若手俳優の藍郎は、NetHugx配信ドラマ『蟷螂の檻』の主役に大抜擢されたものの、演技のことで悩んでいた。メンタル強めな今どきのワカゾーの藍郎には、自分が演じる“陰キャ気味なエロ坊っちゃん”こと育郎が、イマイチ理解できないのである！ 使用人への依存度MAXなエロ若当主!? ……なんだコレ、この役めっちゃムズカシイぞ!! 誰かタスケテ……とすがった先は、相手役の"攻俳優さん"ことエムヤマさん。悩みをうちあけるうちに、熱っぽい気持ちになった藍郎は、「エムヤマさんのことを演技のために好きになってみてもいいですか？」とするりと関係をねだった。――それが、この秘密の恋の始まりだったのである。
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担当記者：明智みつ子 |
コメント2
チョコみんとさん
スピンオフの方に嵌る事が殆どだけど、
「サヨナラゲーム」に関してだけはメインCPが一番なんだよなー
匿名1番さん(1/1)
いっつもスピンオフのほうにはまるんですよね〜。
本編である程度背景知ってるから余計に面白く感じるのかもしれないですね。