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闇のBLオタク大歓喜！超衝撃作・映画『グランギニョール』

衝撃的な予告映像、そしてホラー×BLというキャッチフレーズが話題の映画『Grand Guignol グランギニョール』。
2022年10月28日(金)〜11月3日(水)まで池袋シネマ・ロサで上映され、12月からは名古屋のシネマスコーレにて上映することが決まっています。ご覧になった方はいらっしゃいますでしょうか？

「予告でめっちゃ熱烈なキスしとる……！ しかも血まみれで！！！ どういうことなん！！！！？ 」と大興奮の闇のオタク筆者、劇場で鑑賞して参りました！ とはいえ実写作品だし……と、あまり期待を抱きすぎずに臨んだのですが……。

＼＼濡れ場もグロも想像以上すぎた／／

えっこんなに見ていいんですか？ 合法なんですか？ と、心配になるレベルの過激さ。アウトローかつ耽美な世界観に圧倒されまくりました!!! 全闇のオタクに鑑賞していただきたいレベル。

というわけで、今回は本作の内容をじっくりご紹介いたします！ 筆者が独断と偏見で選んだ見どころポイントもありますので、ぜひ参考までにチェックしてみてくださいね♥

※本作はR18＋指定作品です。18歳未満の方は鑑賞をご遠慮ください。

あらすじ
全国から問題を起こした生徒だけが集められる孤島の学園に、転校生としてやってきた穂村イツキ。学園には19世紀フランスの残酷演劇「グランギニョール」の研究会があり、イツキは成り行きでその研究会に参加することに。研究会のメンバーや彼らを管理する教師たちも含め、学園に集まった人々はどこか怪しげな雰囲気を漂わせている。そしてある日、あたかもグランギニョールで描かれるような連続殺人事件が発生。イツキたちは逃げるすべもなく世間との通信も遮断された孤島で、死の恐怖と男同士の愛憎の渦に巻き込まれていく。

◆目次◆
1．その道のBLファンにはグサグサ刺さる退廃美
2．色んな汁がブシャー！ リアルすぎるエログロ
3．おや、この俳優さんたちどこかで見たことが……

1．その道のBLファンにはグサグサ刺さる退廃美

閉鎖的山奥に佇む全寮制男子校。薔薇に囲まれる部室でグランギニョール(残酷劇)を演じる美少年たち。美しく傲慢な料理長と、メイド服姿でまぐわう少年。
この作品の魅力は何と言ってもこの耽美的な世界観です。おれたち闇のBLオタクの妄想、全部詰め込んだ？ ってくらい「ヘキ」がてんこ盛り。全てのカットが確実に我々を仕留めにきているのです。

清々しいほどに「脈絡なんてクソくらえ、この画を撮るんだ！」という情熱に満ち溢れています。なぜそこに薔薇があるかなんてどうでもいい。美少年の周りには薔薇がなければならないのだから……。

予告動画でもあった血まみれディープキスのシーンも、キスに至る経緯や動機は具体的に描かれていません。でも、そんなことはどうでもいい、むしろ脈絡がある方が無粋だと思わせるほどの「画力」に圧倒されます。美少年たちが顔中を血だらけにしながらお互いを求め合う、ただそれだけでいいんです。全編通してカオスな物語が展開していきますが、悪夢っぽくてゾワゾワします。良。
 

2．色んな汁がブシャー！ リアルすぎるエログロ描写

 

本作はスプラッター映画ですので、もちろん血も内臓もボロンボロン出てきます。全身ゴミに包まれたみたいな見るからにヤバい怪物(？)が、ちっちゃい刃がびっしり連なる鞭のような絶対に痛いヤバい武器(？)を振り回し、残虐に少年たちを殺戮していくシーンは思わず目を塞ぎたくなります。

しかし、グロシーンはさることながら濡れ場の本気具合には、危うく劇場でスタンディングオベーションするところでした。
特に筆者が見ていただきたいのは、中尾暢樹さん演じる料理長・水上と、曽田陵介さん演じる可愛らしい生徒・アマガミとの濡れ場。ひっそりと体の関係を持つ二人でしたが、水上が転校生のイツキに興味を示していることにアマガミは嫉妬……。その夜食堂でメイド服プレイに及ぶのですが、行為が真に迫っているだけでなく、吐口としてモノのように扱う水上と、それを分かっていながら惚れた弱みで抱かれるアマガミの関係性が生々しく描き出されています。

また、脇知弘さん演じる不気味な雰囲気の謎の巨体職員が、山田瑛瑠さんが演じるメガネの少年を催眠に掛けて首筋を舐め回すシーンも必見。な、何を言っているか分からねーと思うが、とにかくすげーんだ。お二人の演技力も相待って、筆者は実写BL史上に残る圧巻シーンだと思いました。

3．おや、この俳優さんたちどこかで見たことが……

実写BLを追いかけている方が本作を観たら、見かけたことがあるお顔がちらほらあることに気付くはず。この作品、実写BL出演歴のある俳優さんが多いんです。


主演の小宮璃央さんは『永遠の昨日』でも主演を務め、『高良くんと天城くん』にも出演されています。
曽田陵介さんは『不幸くんはキスするしかない！』、中尾暢樹さんは『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』でそれぞれ主演を務めており、浦上晟周さんはイギリスの伝説のブロマンス映画が原作の舞台『アナザー・カントリー』に出演。

俳優さんたちが出演されている他の実写BLも是非チェックしてみてくださいね。


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いかがでしたでしょうか？ 過激な性描写や流血表現が苦手な方にはおすすめできませんが、逆にそれらが大好きな方にはクリティカルヒットするはず……！ 某光クラブが好きな人は全員観た方がいいです。

池袋での上映は終了してしまいましたが、12月には名古屋スコーレにて上映予定！ 筆者も遠征しておかわりしに行きます。

続報は公式Instagramをぜひチェックしてくださいね！

『Grand Guignol グランギニョール』

【出演】小宮璃央、浦上晟周、曽田陵介
山田瑛瑠、市川理矩、笹森裕貴、脇知弘
金子みひろ、中尾暢樹、小池里奈

【監督】橋本一
【脚本】吉﨑崇二（QueenB）
【音楽】川清之
【製作】ダブルフィールド
【クレジット】(C)橋本一/ダブルフィールド

担当記者：廣井無名 完全には幸せになれないCPが好き。キーワードは死ネタ、愛のないSM、流血、狂気、宗教、叶わない恋など。