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「フッ……ならば、1億」←ふーん、おもしれー男

 

 

突然ですが皆さん、「おもしれー男」に遭遇したことはありますか？

 

考えてみると、BL界には現実ではほぼ見かけないけど、思わず惹かれずにはいられない「おもしれー男」、たくさんいるかと思います。もっと現実にも存在してくれ……！！！

 

ということで今回は！ BLにしかいないおもしれー男たちをかき集め、冷静な目線でツッコミ分析してみました‼ 皆さんもぜひ、石油王やハイスぺ御曹司になった気持ちで「ふーん、おもしれー男」と小声で呟きながら楽しんでみてくださいね♥

 

◆目次◆
・受けを1億で落札
・道端に落ちてるイケメン
・絶対に兄弟に似てないと言い張るマン
・「腕っぷしがダメならセックスで勝負だ！」
・初めてなのにもう煽り方マスターしとる
・海外から飛んでくるブラコン兄貴
・媚薬じゃないのにアツくなっちゃう
・コーディネーター並みのレベチな色彩感覚

 

受けを1億で落札

 

 

そんな大金、一体どこから？ まぁ、大体は油田なんですけども……。

そもそもBLあるあるの闇オークションが現実に存在したら大問題！ ポーンと1億出しちゃう羽振りの良さは愉快痛快爽快 (？) ですよね。

 

しかし、オークションの醍醐味である競り合いをする様子は一切見せない攻め。周りが「100万！」「150万！」と少しずつ値を上げていくのがもはやフリにしか聞こえません。スパーンと会場内の空気を切る「……1億だ」の声、そんなに張ってないはずなのに「え？なんて？」状態にならないのはホントになんで？ (BL七不思議)

 

◎受けを1億で落札するおもしれー男が楽しめる作品→『スーパー攻様(仮)に一億で買われました。』作：都みめこ 

 

道端に落ちてるイケメン

 

別名、風呂に入ると「え、どちらさまです？」状態になる超絶美形たち。なぜ倒れていたのか、その理由が気になりすぎます。どんなに道端でモサっとしてても「お、おい！ 見ろよ！！ めちゃくちゃ顔の整ったイケメンがいるぞ！！！ 」と大騒ぎにならないのは、実は浴室で別人にすり替わっているからなんだとか。 (※大ウソです)

 

心優しい方に拾われ、家事やご奉仕 (意味深) をするパターンor半ば強引に家へと押しかけ、知らぬ間に姿を消す大きく２つのパターン。どちらも美味しいことには変わりありませんが、皆さんの好みはいかがです？

 

◎道端で気絶してしまったおもしれー男が楽しめる作品→『翻弄系小説家とのロマンスについて』作：楢島さち   

 

 

絶対に兄弟に似てないと言い張るマン

 

 

複数人で家へと遊びに行った際、周りの友達が皆「やっぱ似てんな～」と口をそろえて言う中、「全然似てねぇから……！」と言い張るメンズ。現実でも高級ワインやショコラの違いを「まぁ俺は解ってます」風にドヤる方はいらっしゃいますが……兄弟の似てる/似てない問題にここまで執着するのはおそらく彼らだけ。

 

「え～似てるか～？」だったら全然問題ないのです。ただ、「は？ぜんっっぜん違うから！！！」とものすんごい覇気で迫ってくるのだけは怖いから本当にやめていただきたい。だって「た、たしかによく見ると違うかな！」と言いざるを得ないけれど、そうなると今度は「あいつの可愛さや違いが分かるのは俺だけでいいんだよ！」ってなるんでしょ？ 男心ってなんとも複雑……。

 

いつも弟と間違えられがちなおもしれー男が楽しめる作品→『夢中になるよ』 作：アマミヤ

 

「腕っぷしがダメならセックスで勝負だ！」

 

いや、どうしてそうなる？？？ BLを読んでれば誰しも必ず一度は遭遇し、ツッコミを入れたくなってしまったことがあるでしょう。「そっか～喧嘩しても決着つかなかったもんね、うん。じゃあ、セックスしかないね！」ってそんな、今までずっと時速30kmだったものが120kmになるみたいな、急加速にもほどがありません？

 

今までの勝負はセックスに持ち込むための茶番だったのか？ と懐疑的になってしまってもしょうがないです。個人的には「セックスで勝負！」とか言いつつ、どうなったら勝ちなのか決め忘れ、気づいたらおっぱじめてるのとかも非常に面白れーポイントが高いと思います、好。 (ニッコリ)

◎セックス勝負を試みるおもしれー男が楽しめる作品→『それは多分求愛』作：芽玖いろは

 

初めてなのにもう煽り方マスターしとる

 

プリキ〇アや仮〇ライダーでも、一話目にしてなぜか変身完璧だったりしますよね。初めてだからとかこの際もう関係ないです。初っ端から感じまくって「……はやく」と流れるように口から出てくるもんだから、相手側もちょいちょいwwwそれはこれから一緒に学んでいこうやwwwとまさかのサプライズにさぞかし動揺していることでしょう。

 

おそらく初めて側は「あ、進〇ゼミでやったとこだ！」的なほんとに軽～いノリでやっているんだと思います。純粋無垢な彼らに罪はありません。ただ、ちょっっっとだけ知識が先行してしまって、場の変化への対応力がえげつなかっただけなのです。知らんけど。

 

◎初めてなのにもう煽り方マスターしとるおもしれー男が楽しめる作品→『溺れるアンチロマンス』作：永条エイ

 

海外から飛んでくるブラコン兄貴

 

そもそもBLに登場する兄たちは、なぜ皆して海外にいるのでしょうか？ 【必修】BL兄海外研修とかあるんですかね？ 弟のピンチとあらば、たとえ火の中水の中草の中森の中、仕事を放棄して飛んできます。しかし一体どうやってピンチを嗅ぎつけたのか、真相は闇の中……。

 

ものすごい勢いで弟とその恋人の前に現れたかと思えば、いつの間にか帰国しており「嵐のような人だったな」と言われるまでがお決まりのパターン。色々と突っこんでしまいましたが、こんなにも仲のいい兄弟いる？ ってくらい絆が深いのはとても素敵なことですよね。ビバ、兄弟愛。

 

媚薬じゃないのにアツくなっちゃう

 

 

効き目ある成分がなーんにも入っていない薬でも、「これは効く！」と思い込むことで症状が改善するのをプラシーボ(偽薬)効果と呼ぶんだとか。媚薬だと言われ飲まされたものが実は栄養ドリンクだったとしても……彼らは「なんか体がアツくなってきた……」と呼吸が荒くなっていくのです。可愛いかよ。

この手のタイプの面白れぇ男たちには騙されやすい・チョロいという共通点があります。それ故、糸の先に五円玉を垂らすようなクソ古典的な催眠術にもかかりやすく、エッチに持ち込まれるまでの時間がまぁ～とにかく早い早い。トントン拍子で濡れ場に進むため、からかった側もネタバラシのタイミングを失いがちです。

◎媚薬じゃないのにアツくなるおもしれー男が楽しめる作品→『インサイドセックス』作：七ノ日

コーディネーター並みのレベチな色彩感覚

 

瞳や髪色を「エメラルドグリーン」「マリンブルー」「チャコールグレー」のようにやや捻った表現で褒めたたえる男たち。もはや≒コーディネーターなので、彼らの頭には完璧に色見本が刻み込まれています。そう、言うなれば歩く色見本なのです。

 

それにしても普通に「緑」「青」と正攻法でいかないところに、なんともこだわりを感じてしまいますよね。語彙が豊富、表現が豊かというかなんと言いますか……まぁ、果たして言われた側がちゃんとその色を頭に浮かべることができているのか、非常に気になるところです。

 

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いかがでしたか？

 

石油王あるいはハイスぺ御曹司になりきり、BLにしかいないおもしれー男たちを堪能することはできたでしょうか♥

皆さんからのベストオブおもしれー男情報もドシドシお待ちしております♥

(いつか、一番おもしれー男を決める「おもしれー男グランプリ」やりたい……。)

 

担当記者：鯖ンバ林 誘い受けに目がない黄昏の腐女子。眼鏡・手袋・白衣こそが三種の神器だと信じて疑わぬ一方、スーツ美人にもデレデレしがち。