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【嫉妬】受けが大好きすぎてブチギレてしまう攻め様5選【すれ違い】
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2022/08/30 18:00
BL愛好歴が長い皆さん、「あれ、私、好み変わった?」なんて経験ありませんか? 私事ですが、今年でBL愛好歴20年を迎えました!
【執筆者プロフィール】
BL愛好歴:20年(商業BL歴:14年)
最初にハマった作家/作品:中村明日美子/同級生
好きな属性:青春もの、男前攻め 、胸キュン
ここに至るまでどのような変遷をたどったのか。ターニングポイントとなった作品紹介を交え、今までの腐女子人生を振り返ってみたいと思います!
◆目次◆
1.BL愛好歴5~10年
運命の出会い! 筆者初めての商業BL作品
2.BL愛好歴10~15年
受けに感情移入し過ぎ!?スパダリ攻めの虜になったガチ恋期
3.BL愛好歴15~17年
性癖が形成された衝撃的な作品との出会い
4.BL愛好歴17~20年
2人が幸せならそれで良い! これぞまさしく「私は壁になりたい」
皆さんは初めて手に取ったBLを覚えていますか?
あれは約20年前、初めてのBLに胸を高鳴らせながら手に取ったのは青空が似合うあの作品。なんて方も多いのではないでしょうか? 学生だった頃、2人の恋の行く末を眺めながらドキドキしたり、キュンとしたり。筆者は、BLに出会いたての頃に感じた「BLっていいな……!」という気持ちを一生持ち続けているような気がします。
特に商業BLは、好きなキャラクターに似ている! という理由で手に取る方も多いですよね。その為か、ハマりたての頃は主人公2人の関係が可愛らしい作品や、爽やかな青春BLが好きな方が多い印象です。
あらすじ
合唱祭前の音楽の授業中、同級生でメガネの優等生・佐条利人が歌っていないことに気付いた草壁光。佐条は歌なんかくだらないのかと思っていたが、ある日の放課後、だれもいない教室でひたむきに歌の練習をする佐条の後ろ姿を見た草壁は思わず声をかける…。高校時代のピュアな恋愛をさわやかに描いた、青春ときめきボーイズ・ラブ第1弾!!
学生時代、某アニメショップにて「推しキャラに似てるぞ!」という理由でたまたま手に取った漫画が『同級生』でした。元々二次創作でライトなBLを嗜んでいましたが、当時は商業BLという存在を知りませんでした。少女漫画雑誌の後ろの方に『純情ロマンチカ』の広告が載っており、「男性同士の恋愛漫画というのが存在するんだな」という認識だけはありました。
ワクワクしながら家に帰り、『同級生』を初めて読んだ時、男同士という葛藤、嫉妬、相手を大切に思う気持ちが描かれており、こんなにも胸が苦しくて幸せな作品があったなんて……と衝撃を受けたのを覚えています。今尚愛される大人気青春BL作品が初めての商業BLだったということもあり、ハマりたての頃は少女漫画の延長線上のような、学生同士で、恋愛重視の胸キュン作品を好んでいたように思います。
あらすじ
初恋なんて、叶わないモノ。 ーーーそんなの、誰が言ったわけ? コネ入社と言われるのが嫌で親の会社を辞め、出版社・丸川書店に転職した小野寺律。 ところが配属されたのは、興味も経験も全くない少女漫画を扱う編集部だった。訳あって「二度と恋なんかしない」と決めている律に、恋愛漫画の担当なんて到底無理。おまけに傲慢&横暴な編集長・高野政宗が、律の「初恋の人」だとわかりーーー大パニック⁉︎ ヤリ手編集長x勝ち気な新米編集者が贈る、編集者が青ざめるほどちょこっとリアルな出版業界ラブ☆描きおろしは過去編27P!
『同級生』から長い期間が空き、次にハマった商業BLは『世界一初恋』。きっかけはテレビアニメでした。「BLがアニメ化するの!?」と驚き見始めたところ、会社の上司・高野さんが主人公・律に強引にキスをするシーンと、律の初恋の相手が実は高野さんであった事実が判明するシーンで「何コレ!?面白過ぎる!!」とドハマり。すぐ原作を購入しました。
高野さんの男らしくて強引だけど、仕事が出来て頼りがいがあるキャラクター性に惚れ込み、『商業BLの攻めってカッコいい♥』という嗜好が芽生え、スパダリ攻めや、大人同士の恋愛、攻めが強引で受けがタジタジ、というBLを好んで読んでいました。
あらすじ
エリート建築家・牧は、美形の男が大好物!男が集まる建築現場は、彼にとって格好の狩場である★しかし思わぬ同居人ができてしまった。型枠工の浩太は口の悪いガキンチョで、牧の趣味からはかけ離れ…!?描き下ろし収録「P.B.B.」サイドstory。
『世界一初恋』のアニメから、「有名な声優さんもBL作品に出ている」という事実を知り、そこからBLCDにハマりました。そこで出会った作品が私の性癖が固まったと言っても過言ではない、鹿乃しうこ先生の『Punch↑』です。
今まで読んで来た作品とは違う、「受けが男前なのにエッチの時は……」という展開に、私の性癖が開花しました。まずムキムキな男性が組み敷かれるというシチュエーションに激萌え。最初は目付きも悪く可愛げがないのに、心を開いた途端攻めに懐く受けの姿に胸キュン……また、鹿乃先生の作品ではよく見かけるのですが、メインCPの片方が、別のキャラとエッチするシーンが描かれていたりすることも衝撃でした。「メインCPの物語なのに、そこも描いちゃって大丈夫!?」と心配しつつもかなり興奮しました。
その他にも、パイパン、綿棒プレイ、ドライオーガズム、性行為が痛い、というようなハードめな用語やシチュなどもこの作品から学び、この辺りから、男前受け、シリアス展開、現実的なエッチ(受けの事前準備、後処理etc)などを好むようになり、かなり性癖の幅が広がったと感じます。
あらすじ
青木は、隣の席の橋下さんに片想い中。しかし橋下さんの消しゴムを借りたら、同じクラスの男子・井田の名前が…(涙)。しかも、その消しゴムを持っている所を井田に見られてしまい…まさかの勘違いを!? ちょっとおバカで、最高に一生懸命な初恋ものがたり、始まります。
青春ものからハード系まで、様々なジャンルを渡り歩いてきた今、筆者がハマっている作品が『消えた初恋』です。「小さい頃に読んでいた少女漫画雑誌で男性同士の恋愛がメインで描かれる時代が来たか……」というのが第一印象でした。
昔からいわゆる”商業BL”という括りではない分野で、男性同士の恋愛が描かれた作品はありました。ですが、あの別冊マーガレットから、という事実に衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか。
相手になかなか好きだと伝えられなかったり、手を繋ぐだけでドキドキしたり、少女漫画というジャンルなだけあって胸キュン要素がたっぷり。主人公2人の健気で純粋な姿に、幸せで胸がいっぱいになります。この作品に出会い、「恋って素敵だな」と改めて思うようになり、現在は、商業BLハマりたての頃のような、恋愛メインの作品を再度好むようになりました。
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BL愛好歴20年の今、昔はエロメインで過激な作品ばかり読みあさっていた頃もありましたが、現在は「2人が幸せに過ごしていればそれでいい……」という考えが大きくなったような気がします。
今回、筆者の腐女子人生を振り返ってみての感想としましては、初めて読んだ作品の影響もあると思いますが、ちるちるでのこちらの記事<人気漫画作品から見る世代別BL傾向2018>を読む限り、やはりBLの好みも年齢とともに変化していくものなのかもしれません。
皆様も、一貫してずっと好き! だったり、ガラっと好みが変わった! といったキャラ属性や作品のテイストはありますでしょうか? 何かの節目に自らの腐女子人生を振り返ってみると、「昔あの作品好きだったなぁ」と思い起こすことが出来て面白いかもしれませんね!
コメント1
匿名1番さん(1/1)
そういえば、私は今年でBL愛好歴22年めです。
あっという間だぁ…。