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時をかける性癖！腐女子なら読んでおくべき神BL！

わんこ攻め×ツンデレ受けたまんねぇ～～～～～～!!!!!!!!

最近筆者が『恋する暴君』を読んで思ったこと。受けの巽さんがとにかくツンツンツン＆バイオレンスで……！ でもそんな態度をとられても一途にアタックし続ける森永のわんこ具合もたまらないんです！ 最後までツンツンしようとする巽さんをえっちでドロドロに溶かしていくのがもう……。なんで今まで読まなかったのかと激しく後悔しました。

『恋する暴君』は2005年の作品ですが、今読んでも二人のやり取りにニヤニヤしちゃうんですよね。でも、最近BLにハマった人や若い世代……いわゆる令和腐女子にはあまり知られていないのも事実。それってもったいない！！！！！ BLにも夏目漱石的な屈指の名作というものがあるんじゃ！！！！！

そこで今回は今読んでも爆萌え必至のBLを5作集めてみました！
最新のBL作品の好みに合わせて作品を紹介していくので、ご参考までにチェックしてみてくださいね！

◆目次◆
1．『はじとー』など糖度が高め＆わちゃわちゃ好きにおすすめ！
2．『スケベの青春』などレトロな画風好きにおすすめ！
3．『遥か遠き家』などメリバ好きにおすすめ！
4．『にいちゃん』など重厚&痛いストーリー好きにおすすめ！
5．『I♡歌舞伎町』などリバ好きにおすすめ！

『はじとー』など糖度が高め＆わちゃわちゃ好きにおすすめ！

『LOVE MODE』作：志水ゆき(1996年～)

 

高級デートクラブを舞台に巻き起こるキャラクターたちの恋愛模様を描いた本作。全11巻のなかで様々なカップルたちのストーリーが読めるので絶対にあなたに刺さるカップルがあるはず！

筆者オススメの2人はスマートなスパダリ社会人・高宮とやんちゃな高校生の和泉。溺愛攻めと素直になれなずに突っぱねちゃう受けがもう最高……。ノンストップで愛情表現をする高宮と彼を全力で避ける和泉の掛け合いが可愛いくて一生見ていたくなっちゃいます……♥ 和泉が落ち込んでいる時や不安になっている時に、大切な言葉をかけてくれる高宮の優しさにもきゅんが止まらんっ……！
毎回2人で想いを確かめあってハッピーエンドかと思いきや、なぜかうまくいかないオチにもクスッと笑っちゃいます♪

コミックスでは全11巻で完結ですが、『志水ゆき全集』で完全版(全5巻)が出ているのでそちらで集めるのもオススメ！ 本棚に並んでいる姿は圧巻です！

『スケベの青春』などレトロな画風好きにおすすめ！

『チャレンジャーズ』作：高永ひなこ (2004年～)

 

言わずと知れた超名作『恋する暴君』シリーズの宗一が溺愛する弟・巴のストーリーです！ 頭はいいのに天然な巴とそんな彼を放っておけない黒川がまわりに振り回されながらも少しずつ距離を縮めていくストーリーにページをめくる手が止まりません！

この作品の特徴はなんといってもBL界トップレベルのドタバタ感！ 「好き」の感情がよくわからない巴に一生懸命アタックする黒川。それを宗一が全力で阻止してきたと思ったら恋のライバルまで現れて……。なぜか毎回大事になってみんなで大騒ぎ！ 思わずクスっと笑ってしまいます。

巴といい雰囲気になると周りに邪魔されてなかなか良いところが見せられない！ 毎回あと一歩のところでいきなりうまくいかなくなる黒川を思わず応援してしまいます！

昔懐かしなコメディタッチな作風なので『ガンバレ! 中村くん!!』、『スケベの青春』などレトロな絵柄が好きな方におすすめの作品です。


『遥か遠き家』などメリバ好きにおすすめ！

『LOGOS』作：小野塚カホリ(1999年)

 
BL史を語る上では絶対に外せない不朽の名作、小野塚カホリ先生の『LOGOS』。
父親を殴り殺してしまった橘。その際に巻き込まれて死んでしまった愛犬の埋葬をするため、幼馴染の縹と一緒に旅をするお話です。
14歳の少年2人の逃避行を描いた作品ということもあり、物語の雰囲気は終始暗め。自分たちを縛るものに反発したい気持ちもありつつ、大人にもなりきれていないもどかしさで苦しむ2人の姿が本当に本当に読んでいて苦しい……。

なかでも注目するところは宿代を稼ぐため、縹に内緒で橘が身体を売っていたことがバレたシーン。橘のセリフが切実で、痛々しくてしばらく固まってしまいます……。
そして最後の最後に待ちうける衝撃のラスト。最も悲しいシーンでありながらもとても美しく描かれており、そのバランスには恐怖と涙が止まりません！
2人は何から逃げたかったのか、逃げ切ることが出来たのか。読み終えてからしばらく余韻が抜けません。

『遥か遠き家』などメリバが好きな方や闇・黄昏の腐女子さんには是非とも読んで欲しい一冊です！

 
『にいちゃん』など重厚&痛いストーリー好きにおすすめ！

『いとこ同士』作：今市子(2004年)

 
相思相愛のはずなのに、2人が愛し合う程うしろめたさを感じる……。『にいちゃん』など、重厚なストーリーが好きなあなたにおススメしたい作品はコレ！ 今市子先生の『いとこ同士』。
タイトルからも分かる通り、従兄弟同士の2人のお話。サラリーマンの修と2つ年下の従兄弟の道隆は学生時代に一度身体を繋げてしまします。それ以来しばらく疎遠になってしまった2人ですが親戚の結婚式をきっかけに再会。そして再び身体の関係を持ってしまい……。

お互いに恋愛感情を抱いたまま逢瀬を重ねますが男同士であること、血が繋がっていることが引っかかり、周囲にカミングアウトできずにいます。
好きな人の親はかつて自分を可愛がってくれた叔父と伯母であることに悩むシーンなど、罪悪感や焦燥感が丁寧に描かれていて、修と道隆の苦しさが真っ直ぐに突き刺さってきます。

両想いでありながらもお互いどこか罪悪感や背徳感を感じて完全なるハッピーではない……。苦しいけどなぜか癖になってしまう一冊です。


『I♡歌舞伎町』などリバ好きにおすすめ！

『春を抱いていた』作：新田祐克(1999年～)

 
芸能界を舞台にした大人気シリーズ、『春を抱いていた』。大人気AV男優の香藤と岩城。映画のオーディションでチャンスが巡ってきたら主役の座を巡ってセックスすることに!?

初めは犬猿の仲だった2人がセックスをきっかけに徐々に意識し始めていく様子が堪らなく可愛いんです♥ 個人的には他の人とえっちなことをしようとした岩城を、香藤が止めに行く(無意識)シーンが最高！ 無自覚に牽制するところにキュンキュンしちゃいます！

えっちの内容はもちろん、新田祐克先生の繊細な心理描写にも注目ポイント！
三十路手前ということで年齢的に焦りを覚えてしまう岩城や、自分の恋心を自覚して直球に想いを伝える香藤の切実な告白のシーンなど、2人の感情がダイレクトに伝わってくるので、ページを捲る手が止まりません！

そしてなんとこの2人、リバなんです……！ どっちもかっこいいところ、とろとろになっているところが見れるので二度オイシイ♥


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いかがでしたか？今回は90年代～2000年代初期を中心に作品を紹介しました。
数十年の時を越えて、今の私たち(の性癖)に通ずる作品なのではないでしょうか？この機会に是非皆さんも読んでみて下さいね♪