CPを見守りたい!透明人間、空気、ペットetc…全部まとめて“壁”でいいの?
「あ~マジこの作品尊い、、壁になりてぇ~~」この言葉、何の気なく使っていませんか?
尊いCPを眺めるとき、「壁になりたい」と思っている方は少なくないはず。でもそれ、本当に“壁”なんでしょうか?
筆者は常々「壁になりたい」と言いながらも、頭では空気のような存在(透明人間でも可)になりたいと思っています。
つまり勝手に壁を空気のような存在として脳内変換しているのです。壁の乱用、これは由々しき問題では!?!?
だって実際の壁はその場を動けないし、CPの間を漂う空気にもなれません。遠くからジッと見つめているだけ…。自分は客間の壁なのに、エッチのために2人が寝室に移動してしまったらどうするのでしょう?
ちなみに集合住宅の遮音性能基準平均(2級)はD-45でTV・会話などの一般発生音は「かすかに聞こえる」レベル、つまり2人の情事はほとんど聞き取れません。もちろん受けの喘ぎ声が馬鹿デカければOKですが、そこまでのアンアンスピーカーはなかなかいないでしょう(泣)。
私が“壁=空気”と認識しているように、腐女子界隈における壁の定義は十人十色なのではないでしょうか? みなさんそれぞれ理想の壁シチュエーションがあるのでは?
今回はそんな、「壁になりたい」という言葉の奥深さを徹底追及していきます! さらに壁になりたい願望を持たない腐女子は何目線でBLを楽しんでいるのか、(筆者の偏見盛りだくさんで)解説しちゃいます★
◆目次◆
【解説】壁になりたいとは
壁になりたいが指すモノたち
・本当に壁になりたい
・空気
・透明人間
・隣の家の住人
【壁以外ならこんな形でCPを見守りたい…!】
・ペット
・姉
・交番のお巡りさん
【解説】壁になりたいとは
そもそも壁になりたいとは何なのでしょうか?
筆者は、作品やCPを第三者目線で楽しみたいという気持ちが限界突破したヲタクが作中に入り込んでしまった結果が壁だと考えています。
①作品の良さはそのままに、②あくまでも自分は第三者&無害な存在で、③だけどもう少しCPや作品の世界に入り込める、そんな絶好スポットが壁なのです!!!!!!
だからこそ、“読者”という蚊帳の外ポジションでは満足できず、少しでもCPに近付きたいヲタクはみな揃って壁という名の楽園を目指すんですね!
ではここからは、“壁”が具体的には何を表しているのかをみていきましょう!
CPへの接触レベル順に並べていきますよ!
何の他意もなく、本気で壁になりたいと思っている人です。
このタイプには2つありまして、
①尊いCPに触れるなんぞおこがましすぎて壁と人間ぐらいの距離感がちょうどいい②昔のエッチなビデオのように障子の隙間から2人の情事を覗きたい願望が理由だと勝手に考察しています。
2つ目に関してはむっつりスケベすぎてびっくりですが、覗きの背徳感はクセになりそうです♥
せっかく壁になるのであれば今よりもう少し薄くなっていただいて、全部屋に受けと攻めのハァハァが聞こえるようにしていただきましょう!
◎ガチ壁人(かべんちゅ)におすすめの激かわストーキング作品→『ハッピーファニーストークデイズ』作:烏間ル
空中を漂う空気になりたい人も多い気がします。
空気になるメリットは
①自由に動き回れる②CPに命(酸素)を供給できることの2つでしょう。
万が一、2人の周りを漂っているときにアツ~い雰囲気になってきたら、即座に水蒸気となってその場から立ち去ります…。邪魔はできないので……。
あと、CPのイチャコラをそんなに間近で見てはならないという禁忌的な感情を抱く気もする。
◎空気人(くうきんちゅ)大満足なイチャコラ作品→『ミツキくんちょっと待って!』作:ゆずしを
空気以上に近づきたい! なんかしてみたい!!!!!! みたいな感情を抱いた方が目指す先、それが透明人間です。
CPに手を出してしまったらそれはもう壁としての一線を越えてしまいますが、いたずらせずとも透明人間になるメリットは多くあります。学校とか会社とかお風呂とか色々なところについていけますね。
筆者は透明人間になったらベッド脇に立ち会って、飛んできた汁とか浴びたりしたいなと思っています(ド変態ですみません)。
◎透明人間大歓喜トロットロえちえち作品→
『ぜんぶ、はじめて』作:朝川さい
本気で壁になりたい人と似ているかもしれませんが、隣人になってかすかに聞こえる生活音に耳を澄ましたいです。
出勤時間が被ってぎこちなく挨拶し合ったり、
どう考えてもイチャイチャ後みたいなCPとエレベーターが一緒になって気まずくなったりしたい。
夕飯に招かれるレベルになってしまったら、それはもう作中本文で触れられるモブキャラポジなので
基本的には共演NGでお願いします。
◎隣人勢大勝利甘々同棲作品→
『憧れの王子サマに押しかけ同棲されてます』作: 三川ケイヤ
お次は、壁とはちょっと違った目線から作品を愛でる方々です!
壁以外ならこんな形でCPを見守りたい!
キャラに甲斐甲斐しく世話をしてもらえるペットになりたい人~?
あわよくば受けの身体をペロペロ…なんて考えてませんよ!恋人よりも自分を優先してくれた時の優越感、堪らないでしょうねぇ!!!
でもそれ以上に
CPどちらからも愛されるベストポジション狙いたい!と願う人が多いのではないでしょうか?
◎最高猫ちゃん作品→
『溺愛な嫁のバイトです』作: 鳥田ちず
同じ家に住む姉になりたい、これは筆者の知り合いが言っていました。
なんでも
「こいつ…好きなヤツできたな?」とか「こいつ……ヤッたな?」とか帰宅してきた弟で予想するのが楽しそうだからだそう。
その後の夕食中にカマかけたりしてイジるまでがワンセット。
「あ、お姉さん。お邪魔してます。」とか
弟の恋人(もちろんスパダリ)に挨拶されたらどうしよう…。
「あ、、ぁ、こんちは、、、。」みたいにキョドってしまう自信しかない。
◎このお姉さまがすごい! 作品→
『その2人、解釈違いです!』作: 美山薫子
大好きなCPが住む街を守るという正義感と
巡回中に2人のデート現場を目撃したいという邪な気持ちが入り乱れた結果、警察官を志望するのもイイと思います。
受けがカツアゲされているところを助けて、迎えにきた攻めに感謝されたい。
あと、受けが襲われたって聞いて(作中の山場)動転してる姿とか署に駆け込んできたときの
「はぁ……無事でよかったぁ…」って抱きしめるシーンを間近で見たい。
そして2人が帰っていく後ろ姿を見ながら「……幸せでいろよ」と言うまでが私のターン。
◎いっそ同僚にならせてくれ! 警察官作品→
『鷹埜巡査は愛され方がわからない』作:泉くれは
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みなさんはどの壁タイプでしたか? 筆者はやはり透明人間になりたいですが、交番のお巡りさんも面白そうだなぁと思います!
作品の楽しみ方も本当に色々ありますね! いつもとは他の視点で読んでみたら、新たなBLの扉が開くかもしれません…♪
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担当記者:ななこ どんなジャンルもどんとこい! オススメされればなんでも読みます。付き合うまでの過程は長ければ長いほど良いタイプ。
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コメント1
匿名1番さん(1/1)
俯瞰で見たいので壁の距離感がちょうどいいな
家の壁は全てつながってるから二人が別の部屋に行ってしまっても視点を移動させて各部屋の様子を把握できる、
という設定で