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「対面」するのは座位だけではない!対面立位とはなんぞや
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2021/12/25 14:00
◆目次◆
1.コスプレを始める前に
-やりたいキャラを決めよう!
2.キャラが決まったら
-用意するもの(衣装・ウィッグ・メイク道具)
-いざキャラクターになってみよう!
3.イベントや撮影に行ってみよう
-イベント
-撮影
-宅コスって何?
番外編.加工をしてみよう
まとめ
なりたいキャラがいれば魔女っ子だろうが、バハムートだろうが基本はなんでもOKです! ただ、作品によってはガイドラインに違反してしまう場合もあるのでしっかりチェックしてくださいね!
最近は似合うキャラ(輪郭、顔立ち、身長、雰囲気etc…)で決める方も増えてきました。でも、とにかく最初の一歩は"好き"が大切! お好きなように決めてしまって大丈夫です!
自由にやりたいキャラをやっちゃいましょう!
・推しをやりたい派
・推しと絡むことが多いキャラをやりたい派
・似合うキャラをやりたい派
・この衣装が着たい派
レイヤーさんの中にもさまざまな方が色々いらっしゃいます。例えば、女性だと女の子らしい顔立ちの男の子キャラや、女性キャラからコスプレを始める方が多いです。
特にキャラクターや衣装にこだわらないなら、そういった比較的自身を近づけやすいキャラから決めるやり方も意外と自信に繋がるのでオススメです!
ちなみに私は「推しカプの撮影をしたい!(腐女子的願望)」「推しと仲良くしたい!(夢女子的願望)」という動機や、単純に「憧れのあの子になってみたい……!!」という動機でキャラクターを決めることが多いです。
メイクがお好きな方なら、「このメイク楽しそう!!」という動機でも楽しめると思いますよ~!! 創作コス(自分で考えたキャラクターのコスプレ)を楽しむのも、自由に好きな恰好ができるのでおすすめです◎
順番にご紹介していきます!
☆衣装☆
衣装は、自作か購入の2択がほとんどです。
私服っぽい衣装のキャラだと、普通に売っている服にテープやマーカーで色や柄をつけたり……アイデアをフル活用します!
1から自作される方も珍しくありません。自分に合ったサイズの衣装を着られるのは勿論、ゲーム内で実装されたばかりの衣装や細部にこだわった衣装を着られるのは自作衣装ならではだと思います。
もしお裁縫が得意な方がいらっしゃったら挑戦してみるのはいかがでしょうか?
☆ウィッグ☆
中にはリアルさを追求するために敢えて地毛にする人はいますが、色味やセットによるダメージ、アレンジの自由度など色々踏まえて私はウィッグの使用をオススメします……!!
ウィッグには大きくわけてキャラウィッグ(加工ウィッグ)と未加工ウィッグの2種類があります。
・キャラウィッグ
前もってキャラクター風に加工されているもの。自分の頭の形に合わせたり、解釈通りになるようにある程度のセットは必要ですが不器用な方にはオススメ。
ただ、場合によっては通常のウィッグより2倍のコストがかかってしまったり長さが合わなかったりするのでご注意を!
・未加工ウィッグ
ロング、ミディアム、ショート、オールバックなどのベースからキャラに合わせてアレンジが可能なウィッグです!
余程難しい髪形でない限り、私は基本的にこっち派です。自分の頭に合わせて長さを調節したり、納得いくまで解釈通りにセットしたり融通を利かすことができる点で圧倒的におすすめです!
しかし、カットが未経験の場合は最初の三回程は失敗の連続と手探り状態になってしまうと思うので適当なウィッグで練習することをオススメします!
→カットに使えるものは100円ショップでも買えます
左からダッカール(髪止め)、すきコーム(年季が入ってて申し訳ない)、カットハサミ、すきバサミです。そしておまけのサージカルテープ(これは後程紹介します)。
もしかすると使用感はお値段に比例するかもしれないのですが、今のところ不備はないので私はこちらを使用しています。ウィッグが売っているお店やネットでも購入できるので、100円ショップの商品に抵抗感がある方はそちらでも見てみてください!
この4つは絶対にあった方がいいです……!!
他、100円ショップ以外でウィッグ関連のものを購入するとしたら……
・ヘアアイロン
・ヘッドマネキン
・ウィッグ用ケアスプレー
・ウィッグ用スタイリングスプレー(カチカチくんなど)
・タングルティーザー
これらはあってよかったなと思っています。
カット自体が初心者の方は、動画やサイトを参考にしてみてもいいかもしれません!
〇予算について
自作、購入問わず新品で調達するとなると衣装のみで10000円前後がほとんどです。装飾などによって変わってくるのであくまで目安です。流行りの作品や、シンプルなデザイン、中古だと1000円~から購入できるものもあります。
ウィッグは大抵2000円~、キャラウィッグだと4000円前後~。
いずれもピンキリかなというイメージです。
〇ウィッグや衣装の購入場所
・専門店舗(ACOS、Swallowtail、アシスト、クラッセなど)
→専門店舗だと衣装は公式ライセンスを取得している場合がある。作りがしっかりしていて、サイズ展開も豊富。衣装だけでなく、小道具やコスプレ用のメイク道具も一緒に購入できる。わからないことがあれば店員さんが相談にのってくれる。
・ネット通販
→価格、サイズなどを多く見比べることができる。セールを行っているサイトだと、かなり低予算で購入できることも!
・中古ショップ(らしんばん、まんだらけ、K-BOOKSなど)
→古い作品から新しい作品まで多くの衣装を見ることができる。中古なので、2割引~5割引ほどの値段で買えることが多い。実店舗だと手に取って衣装の確認ができる
・フリマサイト(メルカリ、ヤフオクなど)
→出品者にサイズや着用写真など質問をしながら商品を選ぶことができる。比較的低予算で購入できる。
※注意点※
・サイズ表を必ずチェックする
同じ衣装で同じサイズであっても、お店によってかなり大きさなどが変わってきます!! せっかく買ったのに着れない……なんていう事態を防ぐためにも、必ずサイズ表でチェックしてくださいね。
・必ずレビューをチェックする
お店の名前で一度検索してみることをオススメします。中には詐欺業者が……なんてこともたまにあるので、安全に購入するために調べてみてくださいね。
Amazonなどで手軽に購入できてしまったりもしますが!! 作りが粗雑であったり、イメージと異なるものが届いたり……なんてことも珍しくないので、できる限りレビューがあるお店で購入しましょう。(勿論中にはちゃんとした業者さんもいらっしゃいます!靴や小物程度の購入には十分オススメできます。)
☆メイク道具☆
私はあまり普段メイクと使用するものが変わらないのでいい写真を用意できず申し訳ないのですが……。
舞台、コスプレ用のアイシャドウパレットを購入すると派手なキャラの眉毛にも使用できるのでオススメです!(1000円~3000円ほど)
コスメは舞台用・コスプレ用のものが場合によってはかなり優秀で、専用のファンデーションやコントロールカラーを使えば色白キャラから褐色キャラまで肌色を変えられたりもできるので是非試してみてください!
私は、撮影やイベント時にはクラッセさんのリキッドファンデーションを愛用しています。
普段はあまりメイクしないという方は、必要なものなど詳しくはこちらからご覧ください!
また、身体に傷があったりタトゥーで露出ができないという方は一度ファンデーションテープを試してみてください! 上手く使えば眉毛も隠せる優れものです!!
一通り準備ができたら!
1.ウィッグネットを被る
地毛は全てネットの中に入れちゃいます。隠れきらない部分はヘアピンなどで固定しましょう!
2.カラコンを入れる
この時点では宇宙人です(笑)。
※カラコン、コンタクトを着用する際は必ず医療機関を受診してください。無理に着用すると失明の恐れがあります。もし体質などの問題で着用できない場合は、イラストアプリや加工アプリで色を変えることもできるのでメイクなど他の部分の技術を磨いて楽しみましょう!!
3.テーピング
輪郭、目の形まで自由に変えられる優れもの!!
貼る前に指で引っ張ったりして気になる部分や目の形を整え、貼ってから引っ張り上げるようにして使います。
私はこの上からさらにウィッグネットを被って、外れにくいようにおさえています。
→100円ショップのサージカルテープなどでも代用できます(先ほどの画像参照)。しかし、コスプレ用のテーピングが断然取れにくいので私はコスプレ用のものを重宝しています……!!
ACOSさんが詳しく説明してくださっているので、チェックしてみてください!
4.ベースメイク
長時間のイベントや撮影では(特に今はマスクの着用が必須なので)メイクがよれやすくなってしまうこともしばしば……。肌の感じもできる限り二次元に近づけるために普段のメイクよりかなり念入りに、ムラがないように……気合いです(笑)。
5.メイク
アイメイクが個人的に一番緊張する過程です……!!
キャラクターの画像、時には他のレイヤーさんのお写真を拝見しつつ鏡とにらめっこタイムです。皆さんのこだわりや他のキャラクターとの差異を見せつけられる部分だと思うので慎重に頑張りましょう!
自眉についてですが、全剃り、薄くする、ファンデーションテープなどで隠すなどの方法があります。私は元からの自分の眉毛が気に食わないので全剃りですが(!?)、その分普段メイクにかなり時間がかかるしお仕事などで支障をきたしてしまう場合があるので勢いで剃っちゃうのはオススメしません……!!
剃り跡が青くなったり白くなったりして気になる方は、オレンジ系のアイシャドウを指でポンポン上から重ねると補色効果で浮きにくくなりますよ◎
6.衣装を着る
首がつまっていたりする衣装は化粧よれしないように最初に着ておきますが、衣装を汚さないように私は最後に着ることが多いです。
推しの衣装……!! 興奮する瞬間です(ゴクリ)
7.ウィッグを被る
仕上げの仕上げです! 遂にキャラクターらしさも増してきたのではないでしょうか!
被るときは基本的に前髪部分から着用します。前髪部分を抑えながら後頭部を覆うようにずらしていけば綺麗に被れますよ!
前髪や崩れてしまった部分を整えたら完成です☆
これぞコスプレ文化!!
☆イベント☆
代表的なものにacosta!がありますね。
他のレイヤーさん方と交流を広げるチャンスです!
また、オタクにとって一大イベントであるコミケやオンリーイベントでもコスプレがOKな場合が多いです!! こちらもイベントごとに規定があるので事前にしっかりチェックをしてくださいね!
acosta!やコミケ以外にも全国各地でコスプレイベントが開かれているので、お住まいから近い場所にまずは一般参加(要チケット)からでも足を運んでみては?
☆撮影☆
・ハコアム
こちらも代表的な場所で、東京(所在地は千葉)、大阪、名古屋にあるコスプレ撮影スタジオです。
本格的で多種多様なセットを背景に撮影できます。小道具などもたくさん借りられてオススメ。
LINE登録すると、抽選クーポンで利用料金が無料もしくは半額になることも! 先着ですが予約すればカメラマンさんに撮影してもらえることもあるので、是非……!!
・コセット
ハコアムの小規模バージョンです。池袋にあります!
関東にお住まいの方で、「千葉まではいけない……!!」という方は是非こちらも利用してみてください☆ 作品別のコスプレオフ会の会場としてもよく利用されています。
・スタジオ
ハコアムなどとは違って、一人あたりの料金ではなく時間料金なので大人数で割り勘できるときにオススメ。貸し切りである場合が多いので、ゆっくり撮影できますよ~!!
場所や詳細などはスタジオ検索サイトから調べられますので是非ご利用ください!
・ロケ
公園、海、山、廃墟、屋敷などなど……スタジオなどではなく、(基本的には)屋外で撮影することです。
アコロケというサイトを使えば、最初からコスプレ許可が下りているロケ地を調べられるのでオススメです!
私はまだロケ未経験なので、憧れます……!!!
※公共の場であるということをより意識しましょう。
※HPなどに「コスプレ撮影の許可は不要」といった記載がない限り、必ず管理人の方に許可をとってください。万が一許可が下りなかった場合、諦めて他を探しましょう!
※周りの方々にご迷惑になる行為(道端を塞ぐ、水や血糊などを振りまくなど)をしないように意識しましょう。
※貸し切りでない公共の場のトイレを更衣室として利用したり、長時間のメイクに利用することは控えましょう。
☆個人的に初めての撮影前に知っておきたかった持ち物
・(メイク時に鏡などを上に置けるのでキャリーケースに入れるのがオススメです。)
・衣装(パーツなど全部入っているか要チェックです)
・ウィッグ
・小物など(以外に忘れがち……!!)
・大きめの鏡
・メイク道具(カラコン、テーピング、ネットも一緒に確認しましょう!)
・ヘアピン(ウィッグのズレ防止など)
・安全ピン(あって困らない)
・接着剤(衣装のパーツが外れた時、本当に欲しかった……。)
・携帯用のソーイングセット(衣装の解れなど、意外とあります……!!)
・メモ帳やスケッチブック
・文房具
・出来る限り全身が写っているキャラクターの写真やグッズ(スマホ禁止の更衣室の場合、参考画像として使用できます)
・スマホ、充電器
・自撮り棒(なくてもいい)
【屋外の場合】
・日焼け止め
・虫よけ
書き切れないくらいありますが、とりあえずなくて本当に困りそうなものはこれらです……!!
おうちでも楽しめちゃう!
ここまではイベント、撮影などでの活動を前提とした楽しみ方をご紹介しました!
でも、やっぱり最初は何に対してもハードルが高いように感じてしまいますよね。「遠征できないし……。」「まだコロナに不安が……。」「周りに一緒に楽しめる人がいない……。」
そんな方でも楽しめちゃう! それが宅コスです。
宅コスとは手軽に自宅でコスプレを楽しむことで、撮影メインではなく「衣装やメイクを重点的に楽しむ」ものです。
忙しくて予定が立てられないけれどコスプレをしたい! という方も宅コスをされることが多いのではないでしょうか。
私も、おうち時間が増えたときに友人とオンラインコス会を開いたことがあります。遠方にいる友達とも併せ(同じ作品のレイヤー同士で集まってコスプレをすること)が一緒にできるので便利な世の中になりましたよね。
中には、自宅に撮影スペースを設ける方もいらっしゃいます……!! 凄いですよね。背景布、装飾など宅コスアイテムもたくさん売っているので、もしお部屋やご自宅のスペースに余裕があれば設置してみるのもいいかもしれません。
キャラクターを初出し(初めてそのキャラクターをコスプレする、もしくは写真を出すこと)するときの練習場としてもうってつけです!
はじめてコスプレをする方にこそ、手軽な場所から色々試して楽しさを知ってほしいです……!!
カメラマンさんのお力でどれだけ素敵なものに仕上がったとしても、必ず気になるところは出てきます。輪郭だったり、ウィッグにおかしなところがあったり、暗くなってしまったり……。
それでも大丈夫!! 一枚でも気に入るお写真が増えるように加工しちゃいましょう!
私は普段、主にこの4つ+お絵描きアプリを使って画像編集しています。
上段左と真ん中のアプリは顔面、体型、目の色、肌色を変えられるアプリです!(背景の歪みだけにはお気をつけて!!!)
今回は、後の2つを使って加工する工程を一部分だけお見せします。
こちらが編集前の画像。実際の撮影写真から切り取ったものです。
まずはPhotoshop。ここでは“Light room”という種類を使用しています。
明るさを加工します。専門的な知識は皆無なので、適当にいじりながら数値を調整していきます。
こちらも、お写真のイメージに合うように適当にいじります。
一通り気が済んだらお次はお写真をいい感じにする工程。写真映えするお写真にしたいので、私は必ず挟む工程ですがお好みでどうぞ!
ここでは“Picsart”というアプリを使っています。編集アプリはお好みに合わせて色々試してみてください☆
先ほどのステージの写真をもっとアイドル!! キラキラ!! という風にしたかったので、「フレア」というものを使用します。
この光みたいな画像を光らせたい場所にもっていくと……
ポン!!!
なんか光りましたね!!!!!
少し遊んでしまいました(笑)。
こんな感じで、発光が足りないときや顔に光を当てたいときにも使える便利なツールです。
色味や形も自由に選べるのでイメージに合うものを好きに作れますよ~~!!
このようなステージセットだと、イメージカラーに光らせてみるのもいいですね。
他にも、発火させたり水滴をつけたり文字を入れて雑誌風にしてみたり……こういった加工も、私はコスプレの一環として楽しんでいます。
まとめ
さて、お楽しみいただけたでしょうか?
コスプレは、キャラへの解釈を表現したり妄想を具現化したり素敵な衣装で着飾ったり……様々な楽しみ方ができる活動です。
新しく始める方は、結論的に言うとスタジオ代や交通費込みで2万円弱程でしょうか……。どこにお金をかけるか、どのように活動するか、どこに住んでいるかなど本当に人によって変わってきてしまうのではっきりとは言えないのですが予算は、大体BL漫画20冊分ってところです。
少しでもこの記事が参考になって、これから始めたいという方の後押しに繋がればいいなぁなんて思ってます!
私もまだまだ未熟者ではありますが、これからもまだまだ勉強していきますので、ぜひ一緒に楽しみましょう☆
担当記者:このきの子 |