BL情報サイト ちるちる

BLニュース

BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。

表人格×裏人格…「同一人物CP」の魅力を語らせてくれ、もう一人の僕

2021/12/15 12:00

絵面がバグ?妄想はいつでもバグってるから無問題

 

皆さんの推しCPは、どんな関係性ですか?

友達、幼馴染、イトコ、親子、兄弟……どんなに長い間一緒にいて心と身体の距離が近い関係でも、他人が決して追いつけない領域があります……それはズバリ、自分自身

考えたことはありませんか? こんなにかっこよくてかわいい推しがもしも2人に増えたら……? 右も左も推しだらけ。推しを余すところなく楽しめるカップリング……それが「同一人物CP」です!

同じ人物同士ならではの萌えがある!!!!
このワードにピンとくる方もこない方も、今回は同一人物CPの魅力に迫っていきましょう♥

 

同一人物CPとは?


「同一人物CP」「同一CP」とは……読んで字のごとく、同じ人物同士でのカップリングのことを差します。

具体的には

・過去、現在、未来。ファンタジー世界や学パロなどのパラレルワールドの同一人物

・多重人格キャラクターの人格同士


・作風が変わってキャラクター自体の容姿・性格等が変わった場合のカップリング


・格闘ゲーム等に設定されている2Pカラーと1Pカラーなど、色違い=別人としたカップリング(カラーズ)


・複数の媒体で展開される作品で、漫画版×アニメ版のように別媒体同士

 などが挙げられます。

クローンなどの設定が公式である場合もありますが……基本的には1人の人物を物理的に増やすことのハードルがあるため、リアリティはとりあえず置いておいてパラレルワールドやファンタジー設定になるのが特徴のようですね!

他にも公式、非公式問わずIF設定や、闇堕ち前後など……可能性は無限大です……。

カップリング例


とはいえ、今まで同一人物CPに触れたことがない方には「同じ人物同士ってどゆこと……?」とイマイチピンとこないかもしれません。
実際にちるちる記者たちがこれまでにハマってきたカップリング例を元に、いくつか紹介致します!

二重人格の表人格×裏人格

 

同一人物CPの中でも割とメジャーなのが二重人格(多重人格)キャラのカップリング。
ただでさえ一粒で二度美味しい二重人格キャラ! 同一人物CPでもそのポテンシャルを遺憾なく発揮します。

生まれつき一緒にいた人格、過去のトラウマから生まれた人格、はたまた亡くなった兄弟の人格……その自我の不完全さや「2人でひとつ」感にエモさを感じているわけですね♥

人格は別人なのに肉体はひとつなので、2人が会えるのは夢の中だったり、深層心理の中だったり、鏡越しだったり……。いつも一番近くにいるのに、決して物理的に触れ合うことが出来ないところがポイント!
(もちろんファンタジーで精神だけでなく肉体も分裂しちゃう展開もアリ……!)

人格同士は仲良しでも犬猿の仲でも美味しいですね!

普段の世界線×公式パロディの世界線



普段の推しもイイけど公式学パロの推しも捨てがたいっ……! 相手がいない?なら推し同士でいいじゃない。 

ということで、公式で色々な世界観のパロディや派生キャラなどが沢山出るようなジャンルならたっぷり楽しめるパロディ系同一人物CP。どれだけ世界線を飛び越えても「パロディ」と言っておけば許されるので、いいんです(強い意志)。

ファンタジーパロの推し×アイドルパロの推しなど、もはやこのCP正史のオリジナル推しがいないんだけど!? 現象もしばしば……。そこは萌えを追い求めた結果なのでご愛敬。

劇中劇で演じた役×役者キャラ

 

上記の公式パロディ世界線と近いですが、こんなカップリングも。
キャラが劇中のドラマや映画で様々な役を演じるイベントが人気のアイドル系コンテンツや、役者キャラならではの同一人物CPですね!
なんかもうその人格は演技なの? 肉体はどうなってんの? という感じですが、細かいことはいいんです!!! だって推しが演じたこのキャラが良かったから!!!!

敵チームのスパイとして潜入していた頃のAくん×主人公達と和解し仲間になった後のAくん

 

これは筆者がかつてどハマりしたCPなので捻じ込みました。


過去の推し×現在の推し という時を超えたカップリング。
最終的には主人公側につくことになる推しのAくんですが、当時は展開にハラハラしたものです……。表では仲の良い振りをして敵側に情報を横流ししていた時も、段々と絆されていき板挟み状態で葛藤していた時も、スパイがバレた後身体を張って「これで俺もちゃんと仲間になれたかな……」と主人公たちの信頼を得た時も、全部好きで捨てがたい……!

本当の仲間と居場所を手に入れたAくんにとって、スパイ時代は両者の間で揺れ動き、罪悪感に葛藤していた忌むべき過去。
言うなれば過去の自分は否定したい黒歴史……しかし過去のAくんにとっても現在(未来)の自分は「何いい子ちゃんしてるんだよ。」と言いたくなる受け入れがたい現実なのです! 闇×光のカップリングでもある推し同一人物CP。う~ん、やっぱりイイ。


同一人物CPが好きだと苦労する?


可能性は無限大な同一人物CPですが

・その作品のリアリティが好きなのにどうしてもファンタジーになってしまう
・描写に物理的限界がある・絵面がバグ
キャラに対して申し訳なさがある


などの理由で、「ハマっていることをなんとなく人に言えない……。」と肩身の狭い思いや苦労をした経験のある方も……。

「いや同じキャラ2人って現実的にありえなくない?」という冷静な自分と、「知らん。それはそれとして最高だからOK。」と本能に従う自分が常に葛藤している状態も同一人物CPを彷彿とさせますね。

二次創作の中でも更に妄想の限りを尽くした傾向が強いCPなので、正気になった瞬間の落差も大きいのでしょうか? (無茶しやがって……)

正気になるな! 今すぐこの同一人物CPを鼻から吸うんだ!!

同一人物CPの魅力とは



ちょっぴりマイノリティですが、ハマると沼が深いことに定評のある同一人物CP。
同一人物~~? いやいや、他人同士がラブするからいいんでしょ……。と思っているそこのあなた!まぁ聞いてください。同一人物には同一人物同士ならではの旨味もたくさんあるんです。

沢山の登場人物がいる中でも、何故あえて同じ人物同士のカップリングにハマったのか?
今まで同一人物CPを通って来た記者たちに、魅力を聞いてみました!


シンプルに「推し×2=最高」に決まってる!

 

・「シンプルに「好きな顔が2つ!」ってのが好きだった。」

・「純粋に推しキャラ同士が絡んでいるのを見るのがただただかわいいという感じです。」

・「自分が世界一好きな男と世界一好きな男が同時に存在してる最高世界がそこにある。」

・「作中に推しにふさわしいと思う相手がいなかったので……。受けの推しも攻めの推しも見られてお得な感じもしました。」

 
欲望に忠実ながらも一番多かったのがこちらの意見。
単純な計算ですよね。推しが2倍になれば幸せも2倍になるに決まってるじゃん???
いたってシンプル。好きな男同士がにゃんにゃんしているその光景がてぇてぇ……それだけです……。

全体的には、推しのBLが見たいけど相手がいない! という人や、CP萌えよりもキャラ単体萌え・単推し傾向の強い人に多い印象でした!

自分のこと、本当にわかってる?一番近くて一番遠い関係がエモい……!

 

・「二重人格CPは2人でやっと一つって感じが好き。百合みたいな美しさ。最後に裏人格が表に吸収されて消えてしまうのが辛いですが……メリバ厨なんで、そこも含めて好きです。」

・「キャラの本質は一緒なのに表面的な振る舞いが真逆なので一緒に居たらどうなるんだろう……妄想が死ぬほど捗ります」


他人同士の紆余曲折を見守りたいのは言わずもがな。お互い……というか自分を一番分かっている同一人物同士だからこそ、掛け合いや心の動きを見守りたくなるんじゃ!

ちょっと人と一線を引いていたり、裏表のあるようなキャラは特に。他人と接している時には見られない言動が見られるかも?と妄想が捗りますね……!
ぶつかり合って受け入れて、相手(自分)に向き合えた時が別れの時……最後には1人になる展開は、涙なしには見られません……(全部妄想)

他人ではなく自分自身に向き合う葛藤が見たい!

 

・「過去を忘れたかったりするキャラが、当時の自分の姿や考え方が受け入れられずに自分自身に苦しめられる葛藤がアツい」

・「自身と対峙することで、自分のコンプレックスが浮き彫りになって自己嫌悪に陥る姿が大好きです!」

 
自分自身だからこそ、自分の目を逸らしていた部分にも嫌でも触れなければいけないのが同一人物CP!

こんなの自分じゃない!俺はそんなこと思ってない……!と拒絶してしまうけれど、いくら否定しても目の前にいる相手(自分)の考えていることが手に取るようにわかるし、良いことも悪いこともお互い全部お見通しということです。

隠し事が絶対に出来ないという関係性は、同一人物だからこそできることですね!

**************************

いかがだったでしょうか?
知れば知るほど奥が深い、同一人物CPの世界……。

既に魅力にハマっている方はもちろん、今まで触れてこなかったけど もしかしてアリなんじゃないか……?と思った方は、是非あなただけの同一人物CPの可能性を見出してみてくださいね♪

記者:こんぬ

アクセスランキング

最新BLニュース

オススメニュース

最新のコメント

PAGE TOP