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BLアワード2021を振り返る!2020年のBL界では何が起こったのか

2021/12/19 12:00

2022/03/31 20:00

来たるBLアワード2022に備え、2021年度を徹底分析!



4月1日は何の日だと思いますか?
そう、BLアワードの結果発表日です!!!!!

ついに発表を迎えるBLアワード2022。ですが、昨年度の2021年はどんな結果だったのか……?

ということで、今回はBLアワード2021の結果ともに、2020年のBL界ブームを分析していきます!

2021年度BLアワードでランクインした作品は、どのような方向性の作品が多かったのか? 好まれる作品の傾向が年齢によって異なるのか?
ぜひ2022年の結果とも比べてみてくださいね!

BLアワードに投票するのはどんな人?


まず、BLアワードの投票に参加してくださった方はどんな層の方が多いのでしょうか。
下のグラフをご覧ください!


ここから、20代の方が最も多いことがわかりますね!
普段ちるちるにレビューを投稿してくださる方は20代以下よりも40代以上の方が多いので、年齢層は逆転しているという結果に。

次に居住地別の投票数の推移をみていきましょう。


「yaoi」、じわじわと海外進出。
海外人気の高まりには、近年のアジアBLの人気爆発が一役買っていると思われます! 2021年は中国BLの年といっても過言ではないほど人気を博したので、さらに海外からの得票数が増えるかもしれませんね。


【部門別】世代によって好みが違う!?


続いては部門別に、それぞれの投票結果を世代別にみていきましょう!
今回詳しく見ていくのは、「コミックス部門」「シリーズ部門」「次に来るBL作品部門」「エロ部門」の4つです。

まずは、BLアワードの花形・コミックス部門。
コミックス部門の投票結果に世代別の違いはあるのでしょうか?
下の表をご覧ください!


全ての世代で1位を獲得したのは、やっぱり佐岸左岸先生の『オールドファッションカップケーキ』!

繊細な絵柄や細やかな日常生活の描写が支持され、圧倒的な人気を誇る本作。2020年はコロナ禍の影響か、「癒し系」「何気ない日常系」が世代を問わず人気を集めた1年でしたが、この結果はまさにその象徴と言えるでしょう。

さて、2位以降に目を向けると、10代に特色が。
10代は百瀬あん先生『夢ならどこまで許されますか?』のように、ほかの世代よりも少しかわいらしい絵柄で描かれた明るい作風の作品を好む傾向があるようです!


続いてはシリーズ部門。


10代・20代ではギヴンシリーズ、20代・30代では『セラピーゲーム』シリーズ、40代・50代では『同級生』シリーズが人気を集めていました。
ゆるやかなグラデーションになっていると言えますね!

注目すべきは、1巻が2014年に発売された『ギヴン』は10代、20代からの支持を集めている点でしょう。
「若い世代は新しいシリーズを読む」ということではなく、あくまで作風で世代ごとに好まれる作品が異なるということが言えそうです!




続いては次に来るBL作品部門。
こちらの部門では新人に近い作家の作品のみがノミネートされるので、「作家ファン」による投票が少なく、純粋な世代ごとの好みの傾向が表れやすい部門です!

さて、そんな次に来るBL作品部門の結果はどうだったのでしょうか?


この投票結果には、過去のBLアワードの投票結果や普段のちるちるでのレビュー傾向でもいえる2つの特徴が顕著に表れていました!

1つ目は40代以上が「日常もの」を好みやすいという傾向。
これまでのBLアワードでも40代以上の世代には、エロエロな作品や読む人を選ぶ設定が含まれるビビッドな作品よりも、ほのぼのとした日常を描いた作品が好まれる傾向がありました。

DKラブを描いた『マスク男子は恋したくないのに』が同世代の10代だけではなく、40代以上の世代の間でも1位に輝いたのは、この傾向が表れた結果と言えそうです!

2つ目は、20代、30代にはエロエロな作品や読む人を選ぶ設定が含まれるビビッドな作品が好まれやすいという傾向です。

SM描写を含む『歌舞伎町バッドトリップ』や、Dom/Subユニバースの『跪いて愛を問う』が1位に輝いたのは、そういった傾向が表れていると言えそうですね!



最後に見ていくのは、エロ部門。


エロ部門では他の部門よりも世代による結果の差が大きく出ています!

10代~30代までは1位~3位のラインナップが同じですが、一方の40代、50代では他の世代では5位以下だった『高嶺の花は、散らされたい』が1位に輝いています。

この結果は、作品の傾向や作家の活動歴が関係しているようです!

10代~30代に支持されているのは、ストーリーはシンプルでエロ描写にこだわりがある作品。また、王道カップリングで「あまあま」なエロが多いと言えます。

一方で40代以上に支持されている作品は、ストーリーが重めな作品が多いようです。活動歴の長い作家さんの作品も多く、「エロエロ読むならこの先生!」といった信頼感から読む作品を選ぶ傾向も見えてきますね。


以上でBLアワード2021の投票結果から、世代別の好まれる作品の傾向を分析してきました!
世代別の投票結果と最終的な順位を見てみると、やはり上位になりやすいのは「すべての世代から人気を集める作品」

次に、投票数の多い20代と、20代と比較的似た投票傾向のある10代・30代に支持される作品が各部門で上位になりやすいと言えそうです!


投票するモチベーションはなに?


さて、ここまで投票結果を見てきましたが、そもそも皆さんはどういったモチベーションからBLアワードの投票に参加していますか?

投票した人にアンケートを取ったところ、ユーザーの評価・投票のモチベーションは「推しの先生や作品への愛」が大きいようです。


BLアワードで上位になる作品は、ノミネート期間前からちるちる上で多くのレビューや評価を集めている作品。
「もっと多くの人にこの作品を知っていほしい」「もっと評価されてほしい」そんな気持ちから評価や投票していると言えますね!

*****

2020年は、日常を描いた作品ほのぼのとした作品が全体的に人気な傾向にありました。
2021年は、特に下半期に入ってからはビビッドな作品が多く、ファンタジー特殊設定ものも人気を集めているようです!

「BLアワード2022」の結果からも目が離せませんね!!!

担当記者:呉莉みよた
クズ攻め・ビッチ受け・共依存が大好きな闇の腐女子。怯える顔と悔しそうな顔が大好物で、見かけるとページ数をメモする習性がある。

 

 

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コメント2

投稿順 | 最新順

匿名1番さん(1/1)

ちるちるには年齢で区切るとブチ切れる上の世代の人いるけど大丈夫?
今年のアワードは荒れないと良いですねー。

匿名3番さん(1/1)

毎年、何だかんだ結果に不満がある人が暴れてる印象
今年も次にくるBLにpixiv系多くて不満気な人いそう…

あと、コミックス部門1位の作者さんは今回がデビュー作じゃなくて、以前に一般誌でデビュー済みで名前を変えての転生だから、(BL界隈だと)デビュー作って感じだよ
最近そうやって名前変えて転生してデビュー作と言ってる作家さん多いよね

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