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愛し合うと死ぬ!?オメガバースに続く○○バースまとめ
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2021/09/05 15:00
2022/03/10 20:00
推しが好きすぎて、いっそ食べちゃいたい。そう思ったことはありませんか? 私はあります。今回は推しの血や内臓や肉まで愛しちゃおう♥ ということで、流血や殺戮などのグロい描写が印象的な名作“グロBL”を6作品ご紹介します!
どのグロ作品にも共通して言えるのは、とにかく画力が高い! グロを描くには画力がいるのです。そして、ストーリーが切なくて美しい……! 「死」と隣り合わせにあるグロBLは、切ないストーリーや、メリバと親和性が高いんです。
でも、本当にそういうの苦手なの〜! という方は回れ右ですよ! 無理はなさらないでください(汗)。それだけ本格グロを厳選したので、普通のBLでは物足りない、もっと刺激が欲しい。そんな方はぜひぜひチェックしてくださいね!
グロ度★☆☆☆☆ 耽美で退廃的な世界観に溺れる
血→〇、臓物や切断面など→×ということでグロさは★1にしましたが、普通に血の量が尋常じゃないですし死体がバンバン出てきますのでご注意。大正時代の大作家にして少年連続猟奇殺人の犯人であった「黒岩鬼退治」と、彼に殺された少年の一人が転生して、臣彦と照道という高校生として出会うというストーリー。
臣彦は何故か人を魅了する妖艶な美しさのある少年で、照道も彼に惹かれます。勢いで臣彦に告白し、キスされて息子をア〜ン♥させてしまった照道をよそに、突然現れた少年に臣彦が殺され……!? いやいや超展開だな、と思いきや、涼しい顔でムクリと起き上がる血みどろの臣彦。一体、どういうコトーー!?
「転生」を巡る妖しげなサスペンス展開にページをめくる手が止まらない。一昔前の漫画のような、ノスタルジックな絵柄が特徴的な春泥先生。カバー、カバー下、カラーページのアートワークも本当に職人技なので、是非お手に取っていただきたいのです……!
あらすじ
赦シ。切れない宿縁で結ばれた、少年達の因果の物語。高校生の星野照道は、同じ夢を見る。大正時代に「先生」と呼ばれる男に誘われ、少年が絞殺される夢だ。そんな星野の前に、ミステリアスな雰囲気の同級生、山田臣彦が現れた。彼と親しくなるにつれ、心惹かれてゆく理由は……宿縁の呪い、連なる因果の、猟奇と純愛の物語。
どこにも居場所のなかった星野の前に現れた、謎多き同級生。「僕らは本当に永遠に結ばれるかもよ」彼の真実に触れたとき、運命の歯車が回りだす……。
グロ度★☆☆☆☆正しい倫理観とは何なのか
初っ端からナイフでグサグサに刺されたり、惨殺・殺害、カニバリズム的描写などグロ要素てんこ盛りですが……それよりも倫理観や命の選択、偽善など心理的描写やミステリー要素に重きが置かれているので★1でお願いします。事件に巻き込まれ惨殺された高校教師・佐田ですが、体を蘇らせる研究を行う謎多きマッドサイエンティスト間宮の手によって再び息を吹き返します。ゾンビとなった佐田と、倫理観がかなり欠落している間宮の交流を描いたミステリーサスペンスストーリー。
秘密を共有する2人の共依存ともとれる関係性が堪らない。善人の佐田とサイコな間宮……絶対に性格の合わない2人だけど、彼らだけの秘密があることで、お互いにしか話せないことや、頼れないことが生じます。そこから、歩み寄り始める2人の関係性の変化にも注目。
そして、2人ともいろんな面で人間らしいのが魅力的です。誰からも好かれる元イケメン高校教師の佐田も、異常な同居生活への適応が早く、ただの善人ではないところが見えたり……。両手を削いだ相手に「恋」を説くほど、異常者な間宮ですら要所要所で人間味が溢れ出します。随所で2人の意外な一面が染み出してくるところも、本作の味わい深さを助長しているのではないでしょうか。
あらすじ
真面目で爽やかな佐田は、同僚や生徒から人気の高校教諭。
ある日、放課後の見回りをしていると、
そこには女子生徒に刃物で襲いかかる怪しい人影が。
咄嗟に逃げようとするも間に合わず、
佐田は命を落としてしまう。
しかし、冷たい台の上で佐田は目を覚ましたのであった……。
グロ度★★☆☆☆ カニバ商業BL界の希望!
「人外、転生。異常性癖、カニバリズム。ここがBLの境地」……。こちらもかなりグロいのですが、グロというよりはファンタジーで美しい感じでもあるので、グロ度は★2つで。とはいえやはりいきなり、加虐性癖に悩み、人知れず動物の死体などを集めていたのがバレて絶望した男子高校生・マコトが、召喚した悪魔をモツ姦&ノド姦するところから始まるというなかなか衝撃的な第1話。(※ここでいうノド姦とはイ◯マではなく、喉を裂いてち◯こを突っ込み、口から精液を吐き出させるというもの。ワ〜オ……)
悪魔と契約し死んで魔界に転成したマコトは、魔界の娼館でバイトをするハメに。個性的な悪魔達と交流し、厳格な上下関係の中、自分の中の悪魔としての素質が開花していきます。
ノド姦やら捕食セックスやらかなりエグめのプレイが繰り広げられますが、不思議と美しいのはとにかく絵が繊細で神級だからでしょう。
あらすじ
歪んだ性癖のせいで"異常者"と言われ、一人ずっと苦しんできたマコトは、ある日、半信半疑で手にした「悪魔を呼び出す本」を使い、召喚の儀を行った。すると、そこに出てきたのは威厳ある美しい容姿に、ペラペラとよく喋る魔界の大公爵・J。命と引き換えにマコトの秘めた願望を叶えてくれるというJと命の契約を交わし、マコトは悪魔として生まれ変わるが――!?
グロ度★★★☆☆ アルビノ吸精鬼の毒牙にかかる男たち
う〜ん、これも初っ端で人の胸がパカーンして心臓が引っ張り出されて喰らわれているのでかなりグロいのですが(3回目)、全体的な殺戮シーンの量と絵面の美しさを考慮しグロ度は★3で失礼します。サキュバスに誘惑されると男たちは腰抜けになり、サキュバスとの情交に溺れているうちに殺されて内臓を食べられてしまう。そんなサキュバスと共に行動する、物を言えない男・マヌエル。
そこに様々な怪奇事件を追うカルト集団の、触れた人の心が読める青年が現れ、マヌエルに接触し彼らのことを探っていきます。その青年×付き人髭おじの歳の差CPも萌えるんですが、それはさておき。壮絶なバトルを経て、これはバッドエンドのニオイがプンプンするぜ!! と思いきや……? そしてマヌエルが話せなくなった理由とは……? 是非その目で確認してください。
あらすじ
美しい容貌で人を誘い、命を食べて現代を生きる"吸精鬼"。共に暮らす"情夫"と呼ばれる男、マヌエル。森の中でひっそりと暮らす彼らの前に、異端狩りと称するカルト集団が現れて━━……。圧倒的なリアリティで描く、本邦初のサバイバル・ホラーBL。
グロ度★★★★☆ 美しき狂気のヤクザ、魅惑のボディ
梶本レイカ先生と言えば鬼畜。鬼畜といえば梶本レイカ先生。本記事でご紹介する5作品の中では唯一の非ファンタジーで、「人間の恐ろしさ」を描く作品です。リアリティが怖さを増すということでグロ度★4と致しました。男前悪徳刑事・鬼戸と、美貌のビッチヤクザ・八敷の歪なバディもの。プルプルリップとドスケベでか乳首の魅惑のボディを持つ八敷ちゃんがとにかく美人。倫理観のバグった美人って、不思議な魅力がありますよね〜♥
タコ殴りにされて原型を留めない顔。ナイフで削がれて地面に落ちた耳。ペンチでぶつ切りされ口に入れられる足の指。思わず顔をしかめてしまうような痛々しいシーンが飛び交います。そして悪意、裏切り。しかし、そんな凄惨なリアルの中でこそ、愛し合う二人の交わりが輝くのです。受けの詰められた指の傷跡を、攻めが慈しむように舐めるシーンは官能的ですねぇ。
梶本レイカ先生の鬼畜グロをもっと感じたい方は、『悪魔を憐れむ歌』もオススメですよ♪
あらすじ
1990年代、警察庁は相次ぐ拳銃事件の対策として全国的な銃器摘発キャンペーンを始める。全国の警察は厳しいノルマを設けられ、それをこなす為に警察がヤクザと手を組むという点数稼ぎのデキレースが横行した。そんな中にエースと呼ばれる男・鬼戸圭輔(きど けいすけ)はいた。彼は何人もの犯罪者を情報提供者として飼い、北海道警察の中で一際多くの拳銃を"摘発"していった。そして彼は自分の運命である誠凛会(せいりんかい)の幹部・八敷 翔(やしき しょう)に出逢ってしまう。より大きい山を当てるために鬼戸は柏組(かしわぐみ)の武器庫に目を付け、八敷を潜入捜査に誘う。八敷は薬の密輸入を目溢しすることを条件に鬼戸と組む。二人は甘美な成功を期待して潜入捜査に乗り込むが――。男達が自らの欲望の果てに見た景色とはなんだったのか。息を吐かせぬ展開で描く渾身のサスペンスBL。
グロ度★★★★★ グロさと切なさと……メリバはゾンBL
話題のゾンBL! ゾンビなだけに、ドロドロの腐乱死体やバキバキ人食のオンパレード。生首をお皿に盛って食べたり、内臓や目玉を引っ張り出して喰らったりと、思わずイヤァァ〜〜〜!! と目を背けたくなるようなシーンも。ということでグロ度★5です。表紙からしてアメコミ感がありますが、中身もアメリカのホラー映画のような雰囲気。
ストーリーはオムニバス形式で、どのCPも切なすぎる純愛に胸が張り裂けそうになるものばかり。「世界がどんなことになっても、二人でいれば怖くない」。「もし君が明日僕を忘れても、僕は君を覚えている」。そん救いのないメリバが大好きな方には全力でオススメしたい! エロは少なめですがちゃんとあります。生命の危機に瀕しながらのセッ◯スは切実で美しい……。
あらすじ
山奥のコンテナで、ひっそり暮らすライナスとコナー。彼らはそこで、――人肉を食べて生きていた。教会に忍び込んで墓を掘り返し、死者をこま切れにして持ち帰る。ライナスがそんな重罪を繰り返すのも、すべては、愛しいコナーの命を繋ぐため。彼を生かすためなら、他者など牛や豚に等しいと、罪を重ねていくが―――。
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いかがでしたでしょうか? ここに出てくるワードだけでもウッ……となる方もいらっしゃるかもしれませんが、怖そうだからと敬遠していたら勿体無い名作ばかり。チャレンジしてみたい! という方はぜひチェックしてください♪
コメント1
匿名1番さん(1/1)
ちょうどグロ系に挑戦してみたいと思ってたところでした。
軽いものから徐々にならしていくか、最初に激しいものを読んで一気に耐性を付けてしまうか、悩みどころです。