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2021/04/03 18:00
突然ですが皆さん、オメガバース作品はお好きでしょうか?
「オメガバース」と聞いて、多くの方が連想されるであろうα×Ωの世界線。そんな中でも、人知れず輝いている、まるで陰日向に咲く花のような存在……。そう、それが”β”なのです。
「愛する人の運命の番にはなれない。」βとしての宿命に翻弄されながら、ひたむきに愛を育む彼らの姿。「番」という、絶対的な繋がりを持てないからこそ運命に抗う様子に、胸を打たれない人がいるんですか!!?(筆者は毎回大号泣しています)
そんな魅力溢れるβですが、αやΩに比べるとあまりその魅力が語られて来なかったと思うのは筆者だけでしょうか……? ならばいち早く魅力を伝えなくては!!!(使命感)
そこで、今回はβ性の魅力を発見できちゃう作品を集めてみました!!
筆者おすすめの珠玉の作品、ぜひご覧ください♥
属性に悩むβをご堪能あれ!
STORY
35歳、Ω、番なし 慰めはオモチャだけ
βの僕がフェロモンを感じたのは初めてだった――(18歳・大学生) 大学生の東部小春は、実家が営むスーパーで配達の仕事を手伝っていた。仕事は楽しくやりがいもあるけど、一軒だけ不可思議な配達先が… それは、家主に会うことすら許されない一軒家。ある日いつも通り配達に向かうと大きな物音が聞こえ、家主の初方を心配した小春は物音がした部屋の扉を開ける。するとそこには、フェロモンを撒き散らしあられもない姿で自慰をする彼の姿があって… 大学生のβ(18歳)×ミステリアスなΩ(35歳)の、年の差オメガバース
最初にご紹介するのはこちらのβ×ΩCP。運命の番にもなれず、αでもない自分のβ性に悩む攻めと、そのままの攻めが好きな受け。といったお互い100%の愛情を感じられる作品です。年の差や第2の性の垣根を超えた愛、深すぎる……。
そして何と言っても、表紙がエロいんです! ヒート中にこんな瞳で見つめられたら、間違いなく即襲ってしまう~!!!! こんなん、αじゃなくてもヒートを起こしてまうやろ……。
有能Ωがオメガバ概念を覆す!!!
STORY
高森(たかもり)はアルファが殆どを占める県警で数少ないオメガ。しかもその中でも更に希少な、フェロモン過剰の「異能オメガ」だった。ある日突然、警部補への昇任を告げられ、交番から異動したての熱血漢、ベータの三好(みよし)巡査をパートナーに新設の「フェロモン対策特務課」を任せられることに。そこで高森は「異能オメガ」としての能力を使って事件を解決するよう命ぜられるが…サスペンスとラブが詰まった、新感覚オメガバースBL!
皆さん、αはエリート、βは平凡、Ωは弱い立場といった能力の順列イメージをお持ちではないでしょうか?
こちらの作品をご一読いただければ、そんな概念はあっという間に吹き飛びます! 主人公の高森はΩながら、巡査部長として警察組織で働く優秀Ω。対して、攻めの三好はちょっとポンコツなβ。第2の性から性格設定まで、王道とは少し変わったミスマッチ感漂う2人のバディがクセになるんです!!!
凸凹コンビという大好物な組み合わせに、しかもワンコβ×クーデレエリートΩという性癖大渋滞な本作。「いつもと違うオメガバースが読みたい」とお考えのアナタ、ぜひページをめくってください。
あえてβを望む選択
STORY
「もしも俺たちがαとΩだったら――」自動車整備士の蓮とパン屋で働く悠。同居生活を始めた2人は「β」の友人同士。優しく穏やかな蓮に密かに恋心を抱く悠。一方、蓮も悠を愛おしく思いながら、言葉には出せないでいた。というのも、悠には決して知らせてはいけない理由があって…!?「鈍色ムジカ」の所ケメコが描くせつなく優しい愛に、胸を打たれる感動作が登場!
お次のCPはβ×β。といっても、実はこの2人α×Ωなんです。αなのに不器用で欠陥品と呼ばれ苦しんできた蓮。Ωとして辛い想いをしてきた悠。そんな2人が選択したのは、あえてβとして生きていく道。Ωでいたくなかった悠とαになれなかった蓮が育む、儚くも温かな愛の物語を描いています。偽りであってもお互い一緒に居たいという強い想いが伝わってきますね……。悠の友人であるナツの「性別なんて関係ない」という言葉も、あえてβ性を選んだ2人だからこその重さが心に響きます……。
俺の隣で不幸になってくれ
STORY
「あいつ俺のこと抱いちゃくれねーの。ウケるでしょ」アルトルイスト―利他主義者―夕輔(β)は幼なじみである務(Ω)の発情を抑えるため、通りすがりの旭(α)に務を抱かせる。務にふさわしい「番」を探すためと、行為の最中“監視”と称してカメラを回し続ける夕輔。しかし、務は夕輔に想いを寄せていて――? 巻き込まれ大学生の旭(α)と、偏屈な獣医の夕輔(β)、大学の人気者・務(Ω)の歪な寝取らせ愛。その後、のコミックス描き下ろし32Pと「できそこないの花嫁」も同時収録。
αとβ、そしてΩの間で愛と嫉妬が入り乱れる、究極のβ×Ωのオメガバース作品。幼馴染としてΩの務の番を探しに奮闘するβの夕輔。自分自身も務の事が好きなのに、あえて他のαに務を抱かせるその姿は、まさにアルトルイスト(利他主義者)。歪みに歪んだ夕輔の愛に、ゾッとしながらも目が離せません……。
「運命の番」や「α×Ω」に囚われて雁字搦めになっている2人、いや3人の「寝取らせ愛」の行方はどうなるの!? 衝撃展開の数々、ぜひ最後まで見届けてください。
皆さん、βの魅力に気づいていただけたでしょうか!?
「運命の番」なんて関係なく、相手への恋を止められない……。そんな茨の道を突き進み、純愛を貫くβを応援せずにはいられません!!!
オメガバース作品を読む際は、ぜひβにも注目してみてくださいね!
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担当BLソムリエ:ななこ |
コメント1
匿名1番さん(1/1)
αとΩじゃないオメガバースの世界は好き
運命じゃないβが結局、一番萌えるんだなぁ(個人的意見です)