BL情報サイト ちるちる

BLニュース

BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。

つらいよ悲しいよ…でもそこが好きなんだよ…!!切な過ぎBL名作6選

2018/09/20 18:10

2022/11/15 16:00

読後、やりきれなさ限界突破で放心状態!! あの感覚が欲しい腐女子へ

 

 

スーパーハッピーエンドBLほど心を癒すものはない」日もあれば、「つらい悲しいしんどいBLで心をズタズタにされたい!!」なんて日もありますよね……。そんな複雑な想いを抱えるのもまたオタクのサガなのでしょう。

そこで今回は、「つらい悲しい…でもそこが好き!!」となってしまうような切ないBLを6作品ご紹介します!! 死ネタもあるので苦手な方はご注意ください。

それではどうぞ!

 

◆目次◆
1. 差別、HIV、カミングアウト…… 一筋縄ではいかない愛の物語『ニューヨーク・ニューヨーク』
2. 時を超えて出会った孤独な2人──思いがけない"運命の因果"を描く『あおに鳴く・続』
3. 甘いだけじゃない… アンドロイドとその持ち主の純愛ストーリー『Hybrid Child』
4. 普通の“愛”のかたちじゃない──『ふしぎ遊戯』作者の衝撃作!!『櫻狩り』
5. 愛のために全てを投げ捨てたのに……運命だったはずの恋の悲劇的な終末『君を愛した10年間』
6. 思い出すのはあの頃の叶わなかった恋──心に残る愛しい恋のお話『花のみやこで』

 

ニューヨーク・ニューヨーク』作:羅川真里茂

 

 

あらすじ
ニューヨーク市警に勤めるケインは、同性愛者であることを隠し、一夜限りの相手を求めて夜ごとマンハッタンに繰り出していた。だが理想の青年・メルと出会い、運命の愛を見つけることに……。ゲイをテーマに愛とヒューマニズムを描く野心作!


<オススメポイント>
羅川真里茂先生と言えば『赤ちゃんと僕』が有名ですよね。しかし、こちらは少女漫画ではなく、かといってBLとも括れない……。そんなゲイカップルの物語です。セクシャルマイノリティに関する差別問題や、連続殺人事件など、重くて濃いテーマが詰め込まれています。読後、二人の強い絆に一本の映画を観たような感覚にさせられ、ボロボロ泣いてしまいます

 

 

あおに鳴く・続』作:灼


 

あらすじ
記憶を失いながらも新しい生活に馴染んできた菊と仮の保護者の司朗は穏やかな日々を過ごしていたが…徐々にそれらは失われていく。手探りで過去に触れ、自分達が何者なのかを知った菊と司朗の運命は…? 寡黙な男子高校生と記憶喪失の青年の時を繋ぐ連鎖の物語、完結。 


<オススメポイント>
過去から来たらしい記憶喪失の男・菊と、1人で生きる現代の高校生・司朗の不思議なひと時を描きます。孤独な者同士が日常を生きる中で、ゆったりと信頼関係や愛情を育む様子に心がほんわかキュンキュンします。しかし物語が進むにつれ明らかになる菊が司朗の前に現れた理由に衝撃を受け、予想外の結末には思わず涙が……。描かれる運命の因果に数多の読者が号泣してきた感動のタイムスリップBLです!

 

 

Hybrid Child』作:中村春菊


 

あらすじ
小太郎がゴミ捨て場で拾ってきた人形・葉月は、持ち主の愛情を反映して成長するハイブリッド・チャイルドだった。しかしずっと一緒にいるはずの葉月に直る事のない欠陥があると知り……!?


<オススメポイント>
一冊の中に3組の小話があり、全話に共通するHC(ハイブリッド・チャイルド)製作者・黒田を通したオムニバスになっています。どのエピソードも切なさ満載なのですが、黒田がHCを作り続ける理由に、読むたび号泣してしまいます。そんな一途な想いの尊さを映し出す物語に、「今までBLには手を出しにくかったけど、この作品でBLにはまった……!」という読者も多数。

 

 

櫻狩り』作:渡瀬悠宇




あらすじ
『ふしぎ遊戯』『妖しのセレス』等超人気作をもつ渡瀬悠宇が満を持して放つ!これまでの渡瀬作品とは一線を画す記念碑的作品。其れは、大正九年。僕が、数えで十七の春だった。僕を殺して呉れないか。時は大正九年。一高入学を目指して志高く上京した田神正崇(たがみまさたか)が奇しくも出逢ったのは、謎めいた美青年、俟爵家の御曹司・斎木蒼磨(さいきそうま)だった。その時から、正崇の運命が狂おしく迸りはじめる――。愛憎入り乱れる、美しくも悲痛な大正浪漫幻想譚!

 
<オススメポイント>
「うわー! 『ふしぎ遊戯』、子供の頃にアニメでハマった!」という方も多いのではないでしょうか。しかし本作は、あのイメージからはかけ離れています。BLとくくれない内容で、倒錯した人間模様を描いた物語。暗くじめっとした陰湿な雰囲気と耽美が詰まった愛憎劇は、衝撃のラストまで目を離すことを許しません。正反対のようで、根は同じ孤独を抱える2人の“愛の倫理観の違い”。それが全編を通して活きに活きています。痛い切ない苦しい!! の中に灯火のような優しさが映える、そんな作品がお好きな方にぜひ読んでいただきたいです。

 

 

君を愛した10年間』作:EUN・wuyiningsi




あらすじ
知念と涼生は学生時代から愛し合い、今年で10年目だ。しかし、時が経つにつれて涼生は変わっていってしまい、知念は一人寂しい日々を過ごしている。そんなある日、自分が重い病気にかかっていたことを知る知念。涼生との距離は遠のくばかりなのに、時計の針は決して止まってはくれない。”僕はあの頃から変わらず君を愛しているのに・・・―”知念の悲痛な心の叫びは涼生に届くのか…。


<オススメポイント>

不治の病に罹った青年・知念が、最愛の恋人にぞんざいに扱われ失望し、斎藤という一人の男と最期の旅に出るお話です。もうこの時点でツライ……(泣)。青春時代に愛のために全てを投げ捨てて、10年以上連れ添ってきたはずの恋人との関係があまりに悲劇で胸が締め付けられます。さらに傷つき絶望している主人公に寄り添ってくれる斎藤の優しさに咽び泣かずにいられません。愛を続けることの難しさを描いた超シリアスな重厚ストーリーをぜひ味わってください!

 

 

花のみやこで』作:宝井理人




あらすじ
辻村医院の次男として生まれた辻村基晴は、幼い頃に出会った友人・蓮見晶にずっと想いを寄せている。一度告白したものの受け入れられず、距離を置かれてしまう。それでも晶と同じ大学に進み、同じ研究室に入る。基晴は葛藤しながらも、すべてを忘れようと芸妓遊びの日々を送っていた。そんなある日、晶に一緒に帰らないかと誘われ、昔に戻ったような感覚になる。友人としてでも隣に居られるのなら──そう思っていた基晴だったが…

 
<オススメポイント>
大人気名作『花のみぞ知る』シリーズのスピンオフ。シリーズ本編の主人公・御崎が所属する研究室の辻村教授が若かりし頃に破れた恋のお話を描きます。なんとお相手は御崎の祖父、つまり最終的には女性と結婚する相手との切ない恋のお話なのです……! 叶えたくても叶えられず諦めるしかなかった、けれど愛しい恋の思い出が丁寧に描かれており、読んだ後はしばらく主人公2人のことを考えずにはいられなくなるような、いつまでも心に残る傑作です。
 

 *********************

 

「つらい悲しい……でもそこが好き!! 切ないBL6選」いかがだったでしょうか。

ドラマティックな悲劇もあればジメジメじっとり味わい深い鬱展開もある、それが切ない系BLの醍醐味ですよね。読後にやりきれなさが限界突破して放心状態になるあの感覚! なぜかそれを再び味わいたくて切ない系に走るのを繰り返しちゃう! そんなタイプの腐女子の方にぜひ読んでいただきたいです。

 

担当記者:猫島みかん
デロデロに甘い相思相愛カプをこよなく愛する光の腐女子。しかし最近中華BLの甘美な地獄に狂わされている。主にアジアBL記事を担当。

関連作家・声優

コメント12

投稿順 | 最新順

匿名1番さん(1/2)

オススメポイントの文章が読んだことあるような気がするなと思ったら、ところどころユーザーレビューからの抜粋ですね。なんだかモヤモヤします。

匿名2番さん(1/1)

>匿名1番さま

利用規約の
第10条(投稿内容の利用権)
1.弊社は、会員が本サービス上に投稿した書評、質問、回答など(以下「投稿内容」といいます)を保存し、利用することができるものとします。なお、弊社が必要と認めた場合には、投稿者の承諾を得ることなく、保存されている投稿内容の削除または修正を行う場合があります。

利用規約にこのようにあるから、ちるちるではレビューや答えて姐さんの引用はよくあることなんですよ。

匿名1番さん(2/2)

規約は知っておりますので、引用は問題ないとおもっていますが、記事を書いた方の言葉のように書かれていたのでモヤモヤしました。

匿名3番さん(1/1)

櫻狩りを紹介して下さってありがとうございます…!私の人生でトップ10に入る作品です(TT)

匿名4番さん(1/1)

引用なら引用でユーザー名とか引用とか
記載してくれた方が良いですよね…

匿名5番さん(1/1)

BLレーベル外の作品を入れるのなら有名どころだけでもたっくさんありますよね。
しかも一般レーベルのBL的な作品ってテーマが広いので、基本的にめちゃくちゃ切ないイメージあります。
24年組の方々の作品に何回爆死したことか(でも本当に読んで良かった!!)
逆にスーパーハッピーエンドな作品を教えてほしいくらいです。
終わってないけど「きのう何食べた?」くらいしか思い浮かばん…

匿名6番さん(1/1)

BLレーベルではないのですが、秋里和国弐先生の『TOMOI』(小学館文庫)も、ぜひ記者さんに読んでいただきたいです!
涙腺大崩壊します!
間違いなく名作なのですが、そこまで知名度が高くないのが残念で…。
いつか記事で紹介していただけたらな~なんて。

匿名7番さん(1/1)

個人的にはJUNEの「風と木の詩」「摩利と新吾」、少女漫画の「BRONZE」「BANANA FISH」に心を抉られました。立ち直るのに時間がかかった…。

匿名8番さん(1/1)

吉田秋生さんの短編で「ジュリエットの海」「風の歌うたい」
高口里純さん「幸福男子」
古いですが、切ないと言えばこれらが浮かびます。
「カリフォルニア物語」も同性愛者についての描写 があり、切な過ぎますが大好きです。

匿名9番さん(1/1)

先日帰省した時にふと思い出したのが「ジュリエットの海」でした。
もう20年以上前に読んだ本なので記憶が曖昧で、題名も覚えていないし、吉田秋生さんの作品なのは分かっていても、どの本に収録されているか忘れてしまって実家の本棚ひっくり返してりしたけれど見つからず。
ネットであれこれ調べてようやく「夢の国」に収録されていると思い出し、早速購入して読みました。
古い作品ですが素晴らしいですよね。
20年以上経って、わたしもすっかりオバサンになってしまってもやっぱり泣きました。

匿名10番さん(1/1)

読んだことがあるものの、結末まで追えてない作品ばかりで、きちんと読みたくなって来ました……!

匿名11番さん(1/1)

BANANA FISHが好きだなー。とにかくかっこいい。やっぱ恋愛要素以外も掘り下げて書いてくれないと関係性とか物語に深みが出ないよなーと思う。最近こういう名作ないよね?
編集部は偏見でもあるのか、BLにはエロと恋愛以外必要ないって思い込んでそうだからな…

アクセスランキング

最新BLニュース

オススメニュース

最新のコメント

PAGE TOP