5月27日から京都国際マンガミュージアムで開催!関連トークイベントも聖徳太子と蘇我毛人の運命的な関係を描いた漫画『日出処の天子』で知られる
山岸凉子先生。
1970年代に男同士の恋愛関係などを描いて日本の少女漫画に革命を起こしたと言われる“24年組”の一人であり、BLの始祖の一人といっても過言ではない漫画家です。
その繊細な絵柄と重厚な物語、耽美な世界観には今でも惹かれる人が多いのではないでしょうか。
そんな山岸凉子先生の初めての本格的な個展である
『山岸凉子展「光-てらす-」-メタモルフォーゼの世界-』が
昨年9月から東京・弥生美術館で開催されていました。
その
巡回展が5月27日から京都国際マンガミュージアムでも行われます。京都では、東京では公開されなかった『日出処の天子』の
新規出展原画がなんと30点以上公開されるとのことです。
展示は前期・中期・後期の三つの期間に分かれ、展示の入れ替えが行われます。前期・後期は同じ内容。前後期、中期とも『日出処の天子』は展示されるようですので、ファンのみなさんはお見逃しなく!
展示開始に伴って、展示を解説する
「オープニングギャラリートーク」のほか、
「荒俣館長が語る!山岸凉子の世界」も開催されます。各イベント定員がありますので、参加希望の場合はご注意を。
新規出展30点以上とは豪華ですね! これは東京で見た方も京都に行きたくなってしまうかも……。
山岸凉子展「光-てらす-」-メタモルフォーゼの世界-会期前期:5月27日(土)~6月27日(火)
中期:6月29日(木)~8月1日(火)
後期:8月3日(木)~9月3日(日)
※作品保護のため、カラー原画及び一部の作品を展示替え
(原画の入れ替えのみで全体の構成はほぼ変わらず)
※前期と後期の展示作品は同じ
会場京都国際マンガミュージアム 2F ギャラリー1・2・3
料金無料 ※ミュージアムへの入場料は別途必要
内容初期作から最新作まで山岸凉子の原画約200点、その他資料・雑誌など
■主な展示作品タイトル
連載作品
「アラベスク」(1部,2部)、「日出処の天子」、「妖精王」、「ヤマトタケル」、「青青の時代」、「テレプシコーラ-舞姫-」(1部,2部)、「レべレーション-啓示-」
読み切り・短編作品
「ティンカー・ベル」、「ラプンツェル・ラプンツェル」、「ひいなの埋葬」、「落窪物語」、「天人唐草」、「狐女」、「牧神の午後」、「白眼子」など多数