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ジョロロロッッと大量潮吹き!!!過激鬼畜プレイで中イキしまくりH3連発
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2016/05/25 10:07
メディアソフト シャルルコミックス編集 Tさん 「心中BL」「筋肉BL」などキャッチーなアンソロジーでキラリと光り輝く出版社メディソフト。4月から新レーベル「シャルルコミックス」を創刊。いま最も熱いBL出版社で編集の仕事に携わっています |
一からつくれる魅力に惹かれて
・自己紹介をお願いいたします。
メディアソフトでシャルルコミックスを編集しているTと申します。
・BL編集者になったキッカケをお願い致します。
前職で別ジャンルの漫画の編集をしていたのですが退職しまして、ただ、漫画の編集は続けたかったので、女性向けの版元を探していたんです。そうしたら、今の会社がレーベルを立ち上げるために求人を出していたので、一から作れるところに魅力を感じて応募したことがきっかけですね。今の会社に入って、BL編集者になりました。
・BL編集者になって、何年目ですか?
2年くらいです。
・BL編集者は、本当になりたかったのですか?
元は、趣味で留めていたんですけど腹括りましたっ(笑)
・男前ですね♪
ありがとうございます(笑)
編集者の前は異業種で飛び込み営業職
・前職のジャンルとBLの編集者の違いは、ありますか?
作家さんの雰囲気も、販促方法も…ジャンルが変わると全然勝手が違います。
・BLの編集者になるのは、すごい倍率なので、ある意味シンデレラガールだと思いますけどね。
前職で漫画の編集職に就けた段階でだいぶ運が良かったなって思ってます。その辺からもうずっと運を使い果たして生きてる感じです(笑)
・ちなみに、漫画編集者の前は何か別の仕事をされていたんですか?
新卒のときは、出版社じゃない全然違う業種で飛び込み営業をしていたんですよ。
半年くらいで辞めちゃったんですけど、その後、駄目元で前職の出版社に履歴書を送ったら
運良く受かって、1ヵ月後には東京に引っ越しました。
・覚悟が違いますねぇ
わざわざ地方から応募してくる上に、飛び込み営業をしていたのなら、と、前職の出版社も「こいつは度胸があるだろう」と採用したらしいです(笑)
・箔はついてますもんねw飛び込み営業は、大抵の人は、嫌がるから。
それで採用してもらったとういうのは後からわかったんですけど、なんでもやってみるもんだなぁと。無駄なことはないと言いますか。本当に、棚ボタですけどね。
今、好きなBLはこれです!
・去年の個人的なBLベスト5をお願い致します。
まずは、はらだ先生の「やじるし」。
・おぉ~重い作品ですね・
その中の表題作が、救いがあるんですよ。実は最終的に両想いになるんだなぁ……と。そういう、どんでん返しなどの魅せ方が、はらだ先生はやっぱり巧いですね。最後にその部分を表現している方法が素晴らしくて…もうゾクッとしました。
・登場人物の名前がないのですよね。たしか、受けも攻めも名前を呼び合ってないから、読者にとって、人物の名前が無名のまま終わる。
その構成が、すごく良かった。
2つ目は、「それから君を考える」
・Cannaですね
ああいう切ない系とか好きなんですよ。
表題作は報われず終わってしまうんですが…。10代の男の子同士の恋愛への葛藤や難しさみたいなものが描かれているのが良くて…。そういった物語だったり、プラトニックな感じの作品を普段は好んで読みます。
エロいBL読みたい周期ってありますよね
・両作品の振れ幅が、すごいですね!全然真逆な印象です。
たぶん、腐女子のみなさんの中にもこういう方って多いと思うんですけど、めっちゃエロ読みたい周期とめっちゃストーリー読みたい周期がありまして…。
・周期があるのですか?
必ずしも定期的じゃないんですけど、今なんかコレが読みたいみたいなものがあって…。
例えば、ある程度ストーリー重視の作品を読みたい欲を満たしたら、次はエロ読みたいな!みたいな。
・へぇ~
どっちの周期が長いかに、ある程度その人の好みが表れるんだと思います。
私は「ストーリーガッツリ!切ないとか長編ものが読みたい!」という周期が長い人みたい人で、でもやっぱり「エロガッツリ!エロ読みたい!」という周期ももちろんやってくるので結局何でも読むんです(笑)。結構ネットでもよくそういう話されている方見かけますよ。
・3作品目、お願いします
3つ目が、ナツメカズキ先生の「I Hate」。
「それから、君を考える」も同じなんですが、幼馴染とか学生時代の友人とかで長年の想いをこじらせて…みないな、過去があってこその二人の関係性の変化があるお話が好きなんです。
・4作品目は?
4作品目でだいぶ迷ったんですけど、すごいインパクトだったのが、冥花すゐ先生の「イトウさん」。
ヤンデレな感じの作品なんですが、でもその奥底には純愛が…ちょっと淀んだ純愛みたいな感じがあって…純粋すぎるが故、というところに惹かれます。
あとは、表紙のインパクトがすごい!
阿賀直己先生の巧さ
・はい、最後の作品は?
最後は、阿賀直己先生の小説「翳りの星(スピカ)」です。
これも、実は最後バットエンドを匂わせてはいるんですが…。
・その先生の作品、未読なのですけど、どういうタイプの作家の方なんですか?
BL小説界では注目株の新人作家さんだと思います。
作品はある程度コンスタントに出しているんですけど、今現在、BLはルナマリアさんからしか出されていません。
すごく文章が読みやすいんですよ。難しい言葉づかいとか言い回しとかはあまりされないんですが、すごく響きとか流れが綺麗で。
・一文が短い?
短めですね。読みやすいんですが、心情の変化とかがすごく丁寧に描かれていたり、静かな色気があって巧いんですよ。
・ほのぼの系ですか?
ほのぼの・・・あ、色々なタイプの作品を書かれています。ほのぼの可愛い作品、切ないくバットエンド調の作品、ちょっとコミカルな作品もあったりと、読んでいて飽きない作家です。なので、次はどれで来るんだろう?みたいな楽しみ方があります。
・それは、読みたくなりますね。
ぜひ!弊社でも書いていただいているのですが、実はそのきっかけが、「この作家さん今注目しているです」って書店員さんに教えてもらったことなんです。そんなにおすすめなら読みます!と。
実はBL小説をほぼ読んだことがなかったので、たぶん自分で買った小説は初めてがこの方なんですけど、面白くてそのとき出ている本を全部一気買いして読んじゃっいました(笑)
・そんなに面白いのですね。
一番おすすめは、「神様はこの恋をわらう」(ルナマリア刊)というデビュー作なんです。
読み終わるのがもったいなくてゆっくり読んでたのですが、中盤からは我慢できなくて、朝の4時まで一気読みでした。もう号泣しながら、明日仕事あるのに、どうしようと思いながら(笑)
・同僚に心配されて、何があったんだって聞かれますよね。
それが幸いなことに、今の会社はご存知の通りBLの編集部なので(笑)、「これがすごく良くて昨日眠れなかった」って話もできます♪
・ああ良い職場環境ですね、それは。
それで、アンソロジーだから小説も一篇入れたいね、と、前々から編集部内で話をしていたので、依頼してみたら…
・いいじゃないですか、理想的な流れですね。
そうですね。編集者が作品に惚れて口説きました。
るろ剣でハマる!
・BLにハマッたきっかけの作品は、ありますか?
入り口自体は、よくある友達が学校に二次創作の同人誌を持ってきて…というやつです。それでBLをはじめて知りました。そこから、ずっと二次創作を読んでは、友達とわいわいやってたんですよ。
・それは、最初に読んだのはいつごろですか?
中学生ですね。お姉ちゃんがいる子が持ってきて。
・それは何の二次創作だったのですか?
「るろ剣」でした(笑)
・どのあたりのカップリングでしたか?
たぶん剣心と左之助でした。
・それを読んでどう思いました?
もうびっくりでしたよ。
衝撃。ただただ衝撃で、その時は、すぐにはハマらなかったんです。そういうのがあるんだっていう認識だけで。でも、嫌な気持ちにはならなかったので……読む本のレパートリーが増えた感じで友達が貸してくれるものを読んでました(笑)
・心が広いですね(笑)そこで、なんかガッツリ掴まれるか、嫌だという拒絶という、2極化するかだと思うのですが、まぁアリかなって感じですか?
そういうのもありかぁっていう……
まぁ、別に男同士の恋愛もあるよねぇ~ぐらいな(笑)
・ありなんだ、それは、いい性格だと思います。オリジナルのBLを読むきっかけは?
村上真紀先生の「グラビテーション」です。
これも友達から薦められて読みました。
少し時間が経ってから、単行本を自分でも買い揃えました。
でも家族にはそういうのが好きだっていうのを内緒にしていたので、家に堂々と置けなくて…何かで隠して置ける方法を考えました。全部で12巻あるんですけど、12冊も隠すスペースは無いので、友達と「じゃあ半分(6巻)ずつ持っておこうか?」って(笑)
・友情だね、それは!!半々で持つのですね(笑)
読みたくなったら、よく遊んでいる友達だったので持ち合って前半後半入れ替えたりしていました。実家にいるときは本当にずっと隠していました。
・その娘とは、今も友達ですか?
あ、友達です。ずっと連絡取ってます。
・その作品はなぜ読もうと思ったのですか?
友達からの薦めです。ネットは全然普及していた時代なんですけど、実家には家族共有のパソコン1台しかなかったので、検索して調べてとか本屋さんに行って買うとかが一切なかったので、情報源が友達ですね。
・ああ、すごいですね最後の世代ですね、そういう意味だと。
ああ、そうかもしれないです。
でもその後はしばらくBLを読んでいなくて…。その後、読みだしたのは
中村明日美子先生の「同級生」です。
本当に書店でたまたま見かけて、表紙に一目ぼれして。
・きれいな絵柄ですものね。それからまた編集者になってBLの読み方って変わりましたか?
変わりましたねぇ。やっぱり読んだらすぐ仕事に活かせるかどうかに思考が変わるので、今までみたいに純粋に楽しいっていうのはなくなったかもしれないですね。
どこまで晒す局部描写
・非常に聞きにくい話題である局部描写について、ひたすら描き込む先生と描かない先生といると思うのですが、この辺ってどうしているのですか?指示を出さなくても、勝手に描いてしまうものなのでしょうか?
作家さんにお任せです。
ただ、局部修正のレギュレーションはあります。
・レーベルごとに違っていますよね?
違いますね。うちは、今は完全白抜きなんですが。
・全消しかどうかって決めてるのは、編集長なのでしょうか?
編集部で話し合いですね。
・話し合いなのですね、作品ごとに決めているわけではないのでしょうか?
そうですね、編集部の中でも定期botかな?ってくらい定期的に「修正を薄くしたい」という訴えがあるんですが…。そうねぇ~、できたらいいねぇ~と返すしか…。
・それは面白いですね。そちら側でも、薄くしたいって、やっぱりあるものなのですね。すっごい細かく描き込まれる方もいるって他の編集さんが、おっしゃっていたので。
います。もう本当に申し訳ない。
こんなに描いていただいて、それを求める読者さんもいらっしゃるのは分かっているので消しちゃって申し訳ないとは思います。
ただ、すみません。そこはいろんな事情があって全消しにしています。
・あれはなんで描くんですかかね?消されてしまうのに(笑)
「描きたいから!」っていうことだと、私は思うんですけど(笑)
何より、そこも含めてその作家さんの作品なので。
・ある程度のベテランの作家の先生だったらそこが分かっていて、絶妙に体位を変えたり、
物を置いたり吹き出し被せたりなど、すごいテクニカルなことしていますよね。
そうですね。あれは職人技だな、と思います(笑)
・みんな聞いてみたい質問だったと思うのは、局部表現は編集部が止めるのかな?とか、誰がその基準を作っているんだ!!と本当は元原稿の方見たいぞって内心みんな思っていているんじゃないかなーと。
そうですねぇ、私も本当は見せたいんですけど…!色々と事情があるので…!!
・レーベル側が口固いのもあるのですが、なかなかそういう現状が漏れてこなくてお客さんの不満だけが、ある。「都条例があるんだよ。みんな調べてね」っていうのを言えばわかると思うんですけど、ディスコミュニケーションが横たわっているんですよね。
もちろん、それだけのせいにはできないですよね。
いろんな懸念や考えがあってこそのことなので。
「大人の事情」として、ちょっと察していただくしかないっていうのが現状だと思います。
個人的な好みは王道です!
・自分の中でフェチズムってありますか?
好きだなって思うキャラで多いのは、受けの子が男前。
ビジュアルは、短髪で、スポーツマンタイプみたいな男性が受けなのが結構好きだったりします。
あ、でも、ビジュアルはなよっとしていても中身が芯の通った男前であればいいというのもあるので…総じて男前受けが好きです。
結構わかりやすいんです、王道好きなんです、私。
・王道ですね(笑)マッチョである必要はないですか?
マッチョである必要はないです、全然。
中身が男前なのが好きです。
・ジャンルだと何かありますか?
年下わんこ攻めとか好きですよ。
・意外にも、メジャーですね。
めっちゃメジャーですよ。
たぶん編集者として、すごくコアなところとか、もう予想のつかない発想をもっている人はもちろんすごいと思いますし、そういう人がいた方がいいと思うんですけど、ある程度メジャー好きで、こういう作品を好む読者さんが多いだろうなっていう感覚が、自然とわかることも大事かな、と思ってます。私はごく普通で一般的な趣味なところが、逆に自分の強みだと思っています。
・そこは自分の嗜好というか
すごくコアな設定が作家さんからあがってきたとして、それだと読む読者さんがキュッて狭まるじゃないですか。そこにメジャー好きな方にも読んでもらえる要素を見出せれば、読者の幅が広がると思うんです。そこの折り合いを作家さんとつけるようにしてます。
BL編集者になりたい人へ
・BLの編集者になりたい人がいたら、何かアドバイスがありますか?
とりあえず書店にはたくさん通った方が良いです。
デザインの方向性なり、帯のキャッチコピーなりは編集が考えるので、そういうのの勉強にもとてもなります。
帯、面白いですよね。ホントね「何このキャッチ、天才かっ」っていうのがいっぱいありますよね♪
もう、みなさんのセンスがすごいので、書店でいろんな作品の帯を見ては、いつも「わぁ、もうほんとすごいなぁ」って思ってます。すごいな、と思うものをちゃんと現場で見た方が良いと思うんです。
・最近、要注目な帯のレーベルありますか?
個人的に、ずーっとジュネットさんが大好きです。
もうずっと見ちゃう(笑)あのセンスが本当にすごくてすごくて…。
・うん、ぶっ飛んでますw
私の引き出しにはない言葉がいっぱい出てくるので、そのセンスがもう、喉から手が出るくらい欲しいです!!ジュネットさんの帯って言われれば、一度見た方は大体イメージできると思うんです。そういう色があるってすごいって思いますよ。
・でも、好き嫌い分かれると思いますよ(笑)
でもファンは、すごくファンですよ♪私は個人的にとてもファンです!
あの編集さんのセンスは、本当にすごい!!
(下に続く) 次回は6月後半の予定です。
Tさんよりお知らせ
現在、テーマアンソロジーとして「〇〇BL」シリーズと、電子配信で連載を数本発表している、まだまだ新しいレーベルです。
テーマアンソロジー「開発BL」が現在発売中なのと、5月25日にコミックス第2弾として、宅配男子BLの「ラヴデリ」(茶古ねぢを)と、エッジの効いた短編集「後ろの正面ひとりだけ」(安眠)が同時発売となりますので、シャルルコミックス気になるな、と思ってくださった方は、まずはこの3冊から試していただければ幸いです。
フレッシュで刺激的な萌えをこれからもたくさんお届けできるよう、作家・編集部などみんなで力を合わせて頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします。
ラヴデリ
茶古ねぢを
あらすじ
運送会社で働く安川と草川。
配達途中、生真面目な安川を風俗話でからかう草川。
「安川くんも試してみる?」
風俗をすすめたつもりが
安川は草川相手にエロい事をするとカン違いして…!?
宅配男子BLのほか、オメガバース作品も収録!
期待の新人初コミックス! !
あらすじ
コミックス創刊第2弾! 初版限定描き下ろしペーパー付! ! 真面目でゲイのサラリーマン・藤原は、"そういうお店"で知り合ったロンと付き合っていたが、 ある日、ロンが遺体で見つかったことを警察に知らされる。 恋人の死の理由を自問自答する藤原。そして彼に突きつけられた、衝撃の事実とは――? 衝撃のデビューコミックス。 オメガバースを含む6篇の短編集。