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あややのモノマネ・マエケンの性的マイノリティを描いた著作

2016/04/28 17:23

2018/03/01 17:23

自分用には作られていない世の中でどうにか生きるか


タレント・前田健さんが、4月24日心肺停止の状態で病院に搬送され26日の午前1時36分頃、入院先の病院で死亡したことが発表されました。

死因は虚血性心不全。

前田さんといえば、女装をしてアイドル松浦亜弥さんのモノマネをして踊るネタで一躍有名になりましたが、自身がゲイであるということを公言したことでも話題になりました。

仕事ではモノマネや振付師以外にも

セクシャル・マイノリティをテーマに描いた9篇の短編小説集『それでも花は咲いていく』を執筆。

この小説原作全9篇のうち、小学校の教え子に“してはいけないこと”をしたという罪を背負った元進学塾講師、最愛の母の死を乗り越えられない男、容姿にコンプレックスを持つ男など、特殊な性癖を持つ“変態”と呼ばれるマイノリティの男性を主人公とする3篇を抜き出し2011年に映画化も。

 

 

前田さんは、この時、脚本・監督を務め「セクシャルマイノリティをテーマにした理由は?」という質問に対して

 

僕自身もゲイで、自分用には作られていない世の中でどうにか生きているのですが、一度、負の部分にぶつかって、それでも前向きに生きている姿、不器用でも生きているということを物語に置き換えて描きたかった。ゲイ以外にもマザコンやレズビアンといったセクシャルマイノリティがあって、その方が、何となく生きているよりはいろいろと葛藤があってみっともない格好良さというか、醜い美しさを表現するにはよかったのでテーマにしました。

 

と、自身の経験や葛藤からセクシャル・マイノリティを描いた経緯を説明していました。

 

かっこよすぎるノンケのことを「目の毒」と呼んでいたりと、自身の趣向のことも面白く話す方ですが

 

「明日死ぬかも知れないんだから、好きな人には好きと言え!」と言う人はいるけれど。ごもっともだけど。もう少し、あと少しだけあの人も自分を好きかも知れないと言う勘違いに自分を持って行かせてくれ、と思う。


と、繊細で寂しがりやでもあったという前田さん。

亡くなった当日に

 

人はさ、近くの小さな夢と、遠くの大きな夢があったほうがいいね。


と、夢を語っていたことも忘れられません。

 

44歳とまだ若く、優しく才能溢れた方の訃報が残念です。

ご冥福をお祈りいたします。

コメント2

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匿名1番さん(1/1)

その通りですね。日本で1人しか存在しなかったとしても生存権はありますから。

セクシャルについては人種とかについてそうあるべきように
多数決で正解を見つけないでほしいと普通に思います。

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