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指にセクシーさを感じるのは遺伝子レベルで理由があった!?

動物行動学エッセイストの竹内久美子さんは、2010年に発行された著書『女は男の指を見る』の中で、女性が男性のどこを見ているか、というアンケートを行った結果をフランス書院のサイト内で語っています。

1位　手(指を含む)

2位　目

3位　腕

この結果に、筆者は思い当たるところがありました。

何故か、手の綺麗な男性には惹かれるものを感じる。

そして綺麗な手を見つけると、触れたい欲求が一気に膨れ上がってしまう。

いくつか、そういった手や指のシーンがセクシーだと感じた作品を挙げてみます。

【『テンカウント3』/宝井理人】

指についたクリームらしきものを舐め取っているだけなのに、何故かエロスを感じさせる色気。

2巻の本編では手にキスするところから指を舐めるシーンがあるのですが、何故か背徳感を感じて直視しにくいです(笑)

【『みのりの手』/スカーレット・ベリ子】

マッサージ師・みのり先生の整体日誌風の短編集。

マッサージでみのり先生の手腕に翻弄されるお客さんの気持ちよさそうな顔がエロい。

特に一話目に登場するヤクザの息子が、快楽に落ちて先生の指を舐めるシーンがオススメです。

【『トロンプルイユの指先』/加東セツコ】

表題作と他5作品の短編集です。

「トロンブルイユ(だまし絵)」というだけあって、指よりも登場人物の視線がポイントの大人向けな作品かもしれません。

目に見えているものと、実際に触れてみるものが一致する(思っていた相手に初めて触れて本質を知る)瞬間が、この作品の最大の魅力であり見どころではないかと筆者は感じています。

【『SMOKER』/井上佐藤】

主な登場人物が喫煙者の短編集で、煙草を吸うときに表情が隠れて読み取りにくくなるので、駆け引きするような恋が多い作品。

筆者個人としては、収録作品の『HOPE』がオススメです。

上司を好きになってしまった営業課の新人くんが、「最後に一度だけキスさせてください」と上司の指にキスするシーンが、好きという気持ちと、諦めの気持ちの複雑さを表していて切なくなりました。

腐女子の皆さん、「萌え」を感じる作品はありましたか？

BL作品にも、このように指先を題材にしたものが多くあります。

竹内さん曰く、それにはきちんと理由があるらしく、胴体の末端である生殖器や泌尿器と、腕や脚の末端である指とは、共通の遺伝子によって作られているからなのだとか。

女性が男性の手や指に惹かれてしまうのも、遺伝子が決めているものなら当然なのかもしれませんね。