7月23日に『BLカルチャー論』(西村マリ 表紙イラストyoco)が青弓社から発売されました。
昨年末に発売された
『美術手帖』でボーイズラブ特集が組まれて大ヒット。
今年になって
『オトコのカラダはキモチいい』『BL進化論』が発売され、いまBL解説書が人気です。
2006年ごろから00年代末にかけボーイズラブの包括的解説書の出版がちょっとしたブームでしたが、現在、2次ブームが来ているのかもしれません。
本書は
巨大な市場を作り上げ、読者と作者の境界線を溶解させて多くの人々を魅了するボーイズラブ=BL。性描写がある男性同士のラブストーリーになぜ女性はハマるのか。歴史、基本用語、物語や攻め×受けのパターンといった基礎知識をコンパクトにまとめる入門書。
『美術手帖』はBLの流行に寄り添い、『オトコノカラダは気持ちいい』はフェチのあくなき追求、『BL進化論』はアカデミックな冒険、
そして本書は、BL門外漢にもBLの成り立ち、BLの簡単なルール、カテゴライズがわかりやすくまとめられた入門の一冊、バランスのとれた一冊になっています。
また筆者のコラムが青弓社の
HPにも掲載されています。こちらは本書に取り上げられている作品よりも最近の作品がピックアップされているので、取り上げられた作品のファンの方はぜひともチェックです。
筆者 西村マリ(オタクカルチャー研究。著書に『アニパロとヤオイ』〔太田出版、2002年〕)
コメント4
匿名1番さん(1/1)
解説書買うお金があったらBLコミック買っちゃう。
著者が偏見で書いたつまんない記事読みたくないしなー。
好きな作家のインタビューとか描き下ろしイラストとかあったら買うかもだけど。
匿名2番さん(1/1)
ブームは所詮、一過性にすぎない
匿名3番さん(1/1)
美術手帖は客観的な視点が保たれてたから面白かった。買ってよかったと思う。でもこれはなー…blの簡単なルールってなに?リバは厳禁とか?
腐女子の代表みたいな顔して語りたがる人が描いた本なのかな;;私も作者の主観と性癖と偏見で書いた本って感じがする。
そんなの人それぞれだろとしか思わない自分が買っても不快になるだけかも。
一番理解できないルールは同性愛表現は人を不快にするから表に出してはならない。同性愛表現が好きなことを人に言ってはならないだわ…;ただの差別じゃん。
なんでそんな差別的感覚を共有しなければならないのか理解不能なんだけど、それがblのルールだと信じてる過激な攻撃性腐女子もいるからね。
テレビ局とかヲタクのルール関係ない人間にまで戒律押し付けるし、攻撃するし、正義の制裁でも下してるつもりっぽくて、…某テロ集団みたいな考え方だしな(~_~;)
匿名4番さん(1/1)
この人が書いた『アニパロとヤオイ』〔太田出版、2002年〕が
サムライトルーパーとエヴァンゲリオンの同人誌だけでやおいを
全部解説しようとした代物だったし。
コラムを読んだ限りでは普通の貴腐人の方が余程鋭い分析をしてそうな感じ。