男性も陣痛を体験できる時代にオランダの首都アムステルダムの病院で、男性に筋肉の収縮作用を起こさせるマシンが開発されました。
このマシンを使うことにより、男性でも女性の出産時の痛みを経験することができるとのこと。
こちらのマシン、具体的にはどのような仕組みなのかというと、筋肉の収縮作用を人工的に発生させることにより、胃などの内臓へ負荷を掛け、陣痛時の痛みをシミュレートするのだとか。聞いただけで凄まじく痛そうですよね。
このシミュレーションは3段階に分かれており、 ステージ3で与えられる痛みは呻かずにはいられないほどのものだそうです。
【ステージ1】
初期段階。不快な痛みがチクチク襲うが、耐えられないというほどではない。
【ステージ2】
より痛みが増し、胃を下から突き上げるような痛みに変わる。この時点で既に耐えられないほどになってくる。
【ステージ3】
ステージ1・2とは比べ物にならない激しい痛みが腹の中を襲い、胃がぺしゃんこに磨り潰されるような痛みへと変わっていく。心拍数が上がり呼吸困難となり、もはや声を出さずにはいられない。
こちらのマシン、無理矢理痛みを引き起こしているという点で健康への影響が少しばかり気になるところではありますが、画期的な発明であることは否定できません。広がれ陣痛男子の輪!
王道からほのぼのまで 出産BLコミック特集続いて、今回はこちらの記事と合わせて『出産BL』をいくつか紹介したいと思います。
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SEX PISTOLS①著者:寿たらこ スーパービーボーイコミックス(2004年)
【あらすじ】
主人公の円谷ノリ夫はごく普通の高校生だったが、交通事故をきっかけに周囲の人間が動物に見えるようになってしまう。そして、事故以降男女問わず「猛烈に愛される存在」になってしまい、そんな中、ノリ夫の目の前に同校の斑目国政(まだらめ くにまさ)が現れる。
困惑するノリ夫は、国政により『人間は2種類の種族「人類(=猿人)」と「斑類」に分かれている』という事実を知らされる。ノリ夫の目に見えている動物達は 猿人の本来の姿(猿)と斑類の本来の姿(猿以外の動物)だったのである。
出産BLの王道、SEX PISTOLSシリーズ。
こちらのシリーズ、1巻の発行は2004年と10年ほど前なのですが、近年二次創作のパロディ元として再び注目されています。『セクピス』の略称を目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
現在シリーズ8巻まで刊行されており、登場人物も増えストーリーもシリアス寄りに。
通常、BLでは悲恋要素になりがちな『出産』『結婚』といった要素を楽しみたい方におすすめのシリーズです。
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マウリと竜著者:元ハルヒラ ビーボーイコミックスDX(2013年)
【あらすじ】
万能な力を持つ神が各地を巡り、土地を潤す時代。主人公の少年・マウリは、村を訪れた竜に生贄として差し出されることに。
不本意ながら竜の話し相手となるマウリと意外に(?)フランクな『巡り神様』である竜とのふれあいは、巡っていく時の中で、甘く優しいものとなっていく。
じんわりと心温まる、『巡り神様』と人間の交流を描いた異種間ファンタジーラブコメ。妊娠・出産の描写も非常にさっぱりとしているので、出産BLに抵抗のある方でも読みやすい作品ではないでしょうか。
過激なエロシーンはありませんが、読み終わった後にほっこり癒される、そんなぬくもりのある一冊です。表題作をはじめ、巡り神様と人間の恋を描いた4編を収録。表題作の描き下ろしも。
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奈落何処絵巻 あなたのためならどこまでも平安調スペシャル著者:中村明日美子 花音コミックス(2013年)
【あらすじ】
マジメで堅物な都の役人、左近衛将曹・高千穂巧(たかいちほのたくみ)は、自分を口説きまくるお騒がせ、エセ陰陽師・七海洋一(ななつみのひろかず)を 放っておけず、妖(あやかし)絡みの事件に首を突っ込むハメに。巻き込まれた事件の中で、高千穂は始終七海に手を出され…
花音コミックス『
あなたのためならどこまでも』(2010年)の平安パロディ番外編。前作よりもエロ・ギャグともにパワーアップしています。
妊娠、ケモミミ、触手、複数プレイなど、二次元BLならではの要素を目一杯詰め込んだ一冊。しかし、あくまでギャグ>エロというテイストなので、過激な描写が苦手な方にも楽しんで頂ける作品となっていると思います。
前作同様、主役二人の掛け合いに中村先生のただならぬセンスを感じます。もしまだ『あなどこ』シリーズに触れたことのない方は、この機会に是非前作と合わせて読んでみてはいかがでしょうか。
コメント1
眠れる森さん
どれもこれも妊娠BLではあるけど、陣痛BLではない。
というか、ファンタジーな出産以外BLではお目にかかったことないですねぇ。
攻めのために陣痛を耐える受けや、逆に2人目はお前が産めっ!と攻めに襲いかかる受け、つまりリバを一度は見てみたいものです。