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「プロテイン丼」イケますか？
「ふゅーじょんぷろだくと」より今年7月に発刊されたコミックエッセイ集『BL作家の勝負飯』。約60名にものぼるBL作家陣が、勝負時＝締切間近の修羅場に食す食べ物を教えてくれるというユニークな企画本です。

しかし…そこに綴られていたのは、想像を絶する生活、そして食事たちでした。特に多かったのが、「食べたら寝るから食べない」という、なんとも過酷な力技。また「栄養ドランクが友達」や「本当にやばい時は空気(が食事)」などなど、先生方の体を案じずにはいられない言葉も踊り、一つの作品に懸ける気迫が伝わってくるようです…。

もちろんなかには、時間・体力の無さを補えるレシピを編み出し、独自の方法で修羅場をかいくぐっている方も。
というわけで、今回はそんなメニューのなかから、実際に「おいしそう！」「作ってみたい」と思ったものを、完全なる独断でピックアップしてご紹介します！

アイデア満載！ お手軽アレンジメニュー
松本あずさ先生「TKG」
TKG…そう、たまごかけごはんです。やはりお手軽で美味しいとあって他にも挙げている作家さんはいらっしゃいましたが、松本先生は特にそのトッピングのオリジナリティが際立っていました。 調味料のちょい足しでも十分気分を変えられるそうですが、そこから少しだけご馳走に近づけたいならこちら。

・シラス×しば漬けでさっぱり和風TKG
・チーズ×キムチ×コチュジャンで簡易ビビンパ風TKG
・かつおぶし×納豆×「だし」(山形の名産)で懐かしい田舎風TKG

など。TKGが完全に別メニューに変化しています。個人的には簡易ビビンパをぜひ試してみたいです。

ひらえり先生「マヨチーズシーチキンパン」
マヨネーズをかけた食パンの上にツナ缶を敷き詰めて、さらにそこへスライスチーズをペロンと1枚、これをトースターでこんがり焼くというもの。シンプルなようで、炭水化物(主食)やタンパク質を摂取できる大切な栄養源。ちなみこれは修羅場中、先生のお姉さんが見かねて作ってくれたものなのだとか。

これはいい♪実用的オリジナルメニュー
梶本レイカ先生「麩天丼」
お麩を肉(具材)に見立てて調理し、卵でとじてご飯にかけるというもの。調味料は、イラストの内容から察するに“めんつゆ”がメインのようです。肉の代わりにお麩を使うので、白米さえ食べ過ぎなければ夜遅めの食事にも応用できそう。なんでもこなすめんつゆ様は本当に偉大だと思います。

ymz先生「豆腐お好み焼き」
その名の通り、豆腐と具材を混ぜてお好み焼きと同じように平べったく焼いたもの。具材はキャベツやチーズ、餅などお好み焼きと同じような内容でOK！ 先生曰くたこ焼きのようなふんわり感で、食事にすら体力を奪われる修羅場中には、あまり噛まずに食べられるこの料理が重宝するそうです。

山田ロック先生「マグカップレシピ」
最近流行りのマグレシピ。好きな具材を切って調味料とともにマグカップに入れ、あとはレンジでチンするだけというラクチンレシピで、山田先生はトマトやキノコを使った「トマトマグ」、豆腐＆餃子を入れた「豆腐マグ」の作り方を紹介しています。確かに、早い・ウマい・栄養を考えるととても合理的なメニュー！

いかがでしたか？ レシピブックとして楽しむことはもちろん、何より、普段私たちに萌えや感動を与えてくれる作品たちが、どんな状況で生まれているのかを知ることができる貴重な資料集『BL作家の勝負飯』。

まだまだここでは紹介しきれないほどのメニューやエピソードがてんこもりですので、気になる方はぜひご一読を！

最後に、この本の中で忘れることができない、最もインパクトの大きなメニューをご紹介します。

それは、生き延びるための…
イノセ先生「プロテイン丼」
究極に切羽詰っている時にのみ発動するというこのどんぶり。読んで字のごとく、白米にプロテインの粉を振りかけた衝撃メニューです。イノセ先生の言うことには「多少粉っぽくて生臭いけれど味オンチなので許容範囲」「アシスタントさん曰く『過去最強の不味さ』」。気にはなるものの、勇気を奮い起こすことができません…。

ちなみに他にも簡単白米メニューが紹介されており、緑茶がなかったときの「紅茶のお茶漬け」や、スイーツ感覚で「チョコ＆生クリームを(白米やパン、パスタに)オン」など、やはり試すには二の足を踏んでしまう内容です。

ちるちるユーザーの皆さん、チャレンジしたあかつきには、ぜひご一報と感想をお待ちしております…！

記者：神谷浩未

BL作家の勝負飯って漫画参考にして作った(?´ω`? )うううまい pic.twitter.com/mm7dp7udLx

— やき弁食べた黒吉 (@kuro_xx_o) 2014, 8月 15

BL作家の勝負飯、ようやく買ったので読んでる！卵かけご飯アレンジ！とかアイス！の間にあるプロテイン丼がやばい

— キッキ (@udukikko) 2014, 8月 4

BL作家の勝負飯を読んだー！作家さんは魂と身を削ってものづくり地獄を進んでいるのだな…！！と改めて尊敬！！そんなあなたが大好きです…！！！！いつも萌え…BLをありがとう…！！！！(´；ω；`)という気持ちになる一冊！！！面白かった！！ pic.twitter.com/YUeflT0xF8

— ギャルソン真波に貢ぐしむら (@ATOMyorinosu) 2014, 8月 2

テレビのグルメ系バラエティ、基本的に今食べたい！食べられない！ムカつく！！ってなるから見ないんだけど、漫画ならお腹いっぱいの時に限って読める。 いやBL作家の勝負飯はどっちかってーとスケジュール管理とか修羅場の乗り切り方的な部分でめっちゃ参考になる…

— みちばたちゆる (@michibata_) 2014, 9月 4

【BL作家の勝負飯 (ポーバックス Be comics)/秋葉 東子 他】あんまり料理してる人やっぱり少ないな！！笑　でも皆さん料理の絵が上手……こういうところに絵の上手さが出てくるなぁと感じてしまい... →http://t.co/x3Gx36OJcF #bookmeter

— よこ (@ohoooooo) 2014, 8月 26

BL作家の勝負飯って本買ったんだけど、勝負じゃない日でも使えるレシピがあったから作ってみたらめっちゃくちゃ美味いの。 腹一杯で何もしたくない。勝負どころじゃあないな。

— かかおくる (@okuru_09kuru) 2014, 7月 28

BL作家の勝負飯読んでるんだけど実家って素晴らしいものなんだなって思った

— USAO@山奥 (@USAO_k926) 2014, 7月 28