リアルBL？ 高校球児たちのドラマが熱い！
8月11日「全国高校野球選手権大会」――夏の甲子園が開幕！
何校もの強豪が早々に敗退してしまい、例年以上に番狂わせの多かった今年。地区予選からハラハラとさせられぱなしでした。
ところで
昨今の高校球児が、“リアルBLだ！”と話題になっているのをご存知の皆さんも多いのでは。
まるで
カップルのような熱いメールを送り合う選手、また某強豪校のキャッチャーが、試合中に
マウンドでピッチャーの頬にキス…などなど。もはや「そんなの妄想だ！」とは言えない事態が高校野球のフィールドでは起こっています。
甲子園という男子の聖域、友情に留まらない仲間意識やライバル心、嫉妬…二次創作で野球モノが盛り上がるのも頷けるというもの。今回は、そんなBL的要素満載な「高校野球」がテーマの作品をピックアップしました♪
「ブサイク受け」を代表する三部作京山あつき『
聞こえない声』／『
見えない星』／『
枯れない花』
野球部の期待の星である今井が気になっているのは後輩の引田。太い眉、緊張すると鋭くなる目つき、小柄で痩せっぽち…けれど今井は一生懸命で不器用でいじらしい彼のことがかわいくてしょうがないのです。男子高生らしい下心がいっぱい、でも繊細で温か。今井の色気ある背中とユニフォーム姿にも注目！
放課後練習のあと、ボール磨きのあと、すっかり暗くなった野球部部室に二人きりで…シチュエーションもすごくいい。どきどき…！ 野球好き、先輩×後輩好きの人は必見です！(水上さん)野球大好きな私ですが、用具室でのキスの嵐、アレはドキドキでした。ドアが開いてるのにもドキドキです。(tyanponさん)野球バカで受様バカな攻めがアホ可愛い
緋色れーいち『
パーフェクト×××』
天才的な野球の才能を持つイケメンピッチャー・剣士郎は、幼馴染みでキャッチャーの絢斗が大好き。絢斗とのキスやエッチをゲットすることだけが野球の原動力という残念な子ながら、それが甲子園にも繋がってしまうのだから、男子高校生の愛と性欲は侮れません…。一途ワンコな攻めがアホ可愛い作品。
作者さんが話の道具として野球を使ってるだけじゃなく、野球そのものを好きなのも伝わってきました。だからこそアホアホ話なのにストーリー性のある物語になってるんだろうなと思います。(むつこさん)アホやなぁ、そんな高校球児、おるわけないやん。と突っ込みを入れながらも、いや、おるかもしれん……とか、こっそり思ったり。だって、野球を頑張る原動力が、アレなんですから。うん、絶対頑張れるよねとか。(あけみさん)バッテリー、それは夫婦だ(性的な意味で)
瀧ハジメ『
恋せよ！聖アリス学園高校野球部』
ドSピッチャー・長谷川、そしてセクハラ監督兼影のエース・古賀という、2人の(変態)ピッチャーから寵愛を受けることになった新入生キャッチャーの澤村。未来ある彼の部活動生活はどこへ向かってしまうのか…。とにかくエロが多い――だけでなく、その内容も3P、縛り、玩具、触手などやりたい放題。え？ 野球部が舞台で触手ってどういうこと？ その答えはぜひ本編で！
もうただひたすら3P！ただひたすらエロい！もうそれしか覚えてない･･･wwwww衝撃受けたい方は是非ww(すっぽんぽん。さん)野球部のキャッチャーとピッチャーはいわゆる夫婦のようなものとは言いますが、ピッチャーは嫁だろ？性的ことは夫婦の営みだろ？キャッチャーの才能を見出したピッチャー様。むちゃくちゃなのだけれど、それはそれで成立しているところが好きです。(もこさん)番外編！野球好きなあなたのために高校野球だけが野球じゃない！ ということで、大学野球、プロ野球を舞台にした作品もご紹介！
山本小鉄子「
チュチュンがチュン」シリーズ
大学野球が舞台の作品はなかなかありません。今作のスピンオフで、プロ野球選手×アナウンサーの恋を描いた『
ふくろうくんとカレ』も人気♪
麻々原絵里依『
野球天国』
緋色れーいち『
DOUBLE CALL』
メインカップルがプロ野球選手同士の2作品。麻々原先生の『野球天国』は、高卒ルーキー×大卒プロ2年目という、年下攻め好きさんにもおススメしたい作品。『DOUBLE CALL』は高校野球BLでも取り上げた緋色れーいち先生の作品です。本当に野球がお好きなんですね！
高校球児たちの熱い汗、そしてときには涙も流れる「甲子園」。今年はどんなドラマを目撃することができるのでしょうか！
記者：神谷浩未
