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【歴戦のBLオタクが選んだ】ハンカチ水没するほど泣いたBL

2025/10/08 16:00

この涙、バスタオルでも受け止められない!

 


泣きたい日に読みたい、ぴったりなBLってなかなか見つからなくないですか!?


なんだか無性に泣きたい日ってありますよね。温かな感動に心を包まれたい日や、キャラの苦悩に感情移入して泣きたい日など、”泣きたい”と言ってもどのような涙を流したいのか、それは日によって違います。
そんなとき、ピンポイントに求めるBL作品に出会うのは意外と難しい……!


というわけで先日、ちるちる公式Xアカウントにて「ハンカチが水没するほど泣いた切ないBL」を大募集いたしました!
たくさんの作品をご紹介いただき誠にありがとうございます!

今回は多くのBLオタクの心を震わせたBL作品をご紹介いたします。
中には題名を聞いただけで涙が溢れてしまう作品も!? ぜひハンカチを片手にお楽しみください!

◆目次◆
1.痛くて苦しい、青春に胸が締め付けられる
2.圧倒的切なさ!魂を揺さぶる深すぎる愛に感泣
3.溺愛攻め×幸薄受けの、歪だけど献身的な愛にホロリ
4.輪廻転生ラブの運命が切なくて苦しい
5.圧倒的票数を獲得した不朽の名作
6.人間×サワガニ!?種族を超えた純愛にじんわりと胸が熱くなる

 
 

コミックス『MELONSODA』作:遠藤巻緒

 

 
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STORY
誰にも言えない秘密があった。
弟が女装をしていること。そんな弟をそういう意味で好きなこと。
それから、弟の彼氏とセックスしてること――

弟が好きなのか弟の彼氏とのセックスが好きなのか、ニセモノみたいな恋人ごっこの繰り返しの中で、富士はだんだんと自分の気持ちがわからなくなっていた…

 

「お兄ちゃん、アキの大事な人とってもうたわ」という衝撃的な一文で幕開けする本作は、キラキラとは程遠い、ヘビーな学園青春ストーリーです。

女装癖のある弟・明彦と、そんな彼に心動かされてしまっている兄・哲郎。そして女装と気づかずに明彦と身体の関係を持ち、男と知ったうえで付き合い始めた哲郎の同級生・石井。この3人のドロドロ三角関係が本作の特徴です。

本作の号泣ポイントは、兄と弟どちらの視点から見ても辛く苦しい恋模様。明彦からすると、そんな悲劇ある!? と思えるほどの悲恋です。石井と付き合えて舞い上がっていたら、兄に石井を取られてしまったなんて、辛すぎる……。

では哲郎の視点ではどうでしょう。哲郎は明彦の脱いだセーラー服をオカズにしていたところを石井に見られたことから、2人の奇妙な関係が始まります。弟のことが好きなはずなのに、弟の彼氏と流されるままに身体の関係を持ってしまっている。おまけに石井に徐々に惹かれてしまっている自分もいて……? そんな苦悩、想像できません。

結果として明彦に石井との関係がバレてしまい、2人は大きな衝突をするのですが、そこからが怒涛の展開です。読後には10代の生々しい痛みを一気に浴びた、苦しみの涙が流れ落ちることでしょう……。

 

コミックス『CURE BLOOD』作:戸ヶ谷新

 

 
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STORY
“死ねない”生涯に
ただ1人、あなたがいる。

魂を揺さぶるストーリーテラー、誕生。
血をくれる医師×老いない吸血鬼を描いた人生SF

新人医師の忠雪はある日突然、異常な体になった。
吸血鬼のように、血が欲しくてたまらないうえ、
老化がおそろしく遅くなったのだ。
忠雪は先輩医師の十字を襲ってしまい、
自分は化物になってしまったと姿を消した。
しかし十字は忠雪を探し出し、
「俺が診る。血も提供する」と手を差し伸べる。
それが2人にとって、
秘密の数十年の始まりになるとも知らずに──。

 

原因不明の体調不良に悩まされている新人医師・忠雪は、抗えない吸血衝動がこみ上げ、先輩医師・十字を襲ってしまいます。びっくりな展開から始まる本作は、ビッグで深すぎる双方向の愛に涙が止まらなくなる作品です。

吸血衝動、異常な治癒能力、日光に対する耐性がなくなるなど、吸血鬼のような身体に突然変異してしまった忠雪と、そんな彼に定期的に血を提供することで、忠雪の平穏な生活を支えると決めた十字の切なくも愛おしい日々が描かれています。

本作でカギとなるのが、老いない忠雪と老いていく十字の時間の歪みです。自分は何も変わらないのに、母、姉など愛する人たちは無情にも老化が進んでいく、そんな状況の中で諦めたような笑みを浮かべる忠雪が切なすぎる……。しかし十字は忠雪の悲しみを読み取り、そっと寄り添ってくれます。長く一緒に居るからこそある強固で真っ直ぐな愛情にボロ泣きが止まりません!

酷なことに2人は死別してしまうのですが、バッドエンド展開ではなく、余韻を残した超納得の終着点を見せてくれます。2人の永遠の幸せを心から願わずにはいられない美しい物語です。

 
 

コミックス『ロッカバイディア』作:暮田マキネ

 

 
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STORY
「俺にできることは全部叶えてやりたいから」
大病院の次男坊で、奔放に日々を過ごす
八尋(やひろ)。そんな八尋にとって大切なのは、
幼馴染みの累だけ――。
養子という立場に引け目を感じている累(るい)に、
自分にだけは甘えていいと教え込んできた。
そうして幼い日を過ごした二人はやがて、
身体を重ね始める。
曖昧なバランスで保たれていた関係だけれど、
義母の妊娠を機に突然、
累が「終わり」を口にして!?

 

少しやんちゃな高校生・八尋は、8年前隣に越してきたトラウマを抱える幸薄美人・累を溺愛しています。八尋の愛情の深さは、累が望むものをすべて与えると心に決め、出会った頃から自分だけを頼るようにと教えこむ執着っぷりを見せるほど。

累は幼少期に虐待を受け、心優しい夫婦に引き取られたものの、癒えることのない心の傷を抱えています。そんな歪な2人はセフレのような形で肉体関係を持ち、互いに心を満たそうとする共依存的な日常をおくっていました。

そんな生活は累の義母の妊娠によって崩れてしまいます。累は血の繋がった子どもが誕生するなら、自分はもっとイイ子でいないと捨てられてしまうと強迫観念に駆られ、八尋との肉体関係を終わらせると突如宣言。八尋への想いも断ち切れず、日に日に心が壊れていく累が見ていられない程に痛々しいです……。これ以上苦しまないで! とホロホロ涙が出てしまいます。

累の苦しみを理解しながらも、累の嫌なことはしないという宣言から踏み込めずにいる八尋と、どんどん病んでいく累は肉体関係ばかりが先行してすれ違ってしまいます。

ですが最後には、2人の一途で優しい愛に最後は温かな涙が流れます。

 
 

小説『背中を預けるには 1』作:小綱実波/一夜人見

 

 
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STORY
かつて身をていして国を守った騎士・イオニアは、天使のように美しい辺境伯の四男・レオリーノに生まれ変わる。レオリーノは夢の中で、イオニアの人生をたどり、身分差から想いを封じた王弟・グラヴィスへの思慕を思い出す。さらに敵国の内通者によって殺された記憶までよみがえり、慰霊祭の日に裏切り者と対峙するが、逆に拘束されてしまう。命の危機にひんしたレオリーノが、「ヴィー!」と助けを求めると、イオニアを喪って以来、すっかり厭世的になっていたかつての親友であり将軍・グラヴィスが現れ――!?

 

過去と現在が交錯する壮大な愛に涙が止まらない本作。なんといっても王国軍将軍で攻め・グラヴィスの大きすぎる執着愛がたまりません!

筆者的号泣ポイントは、レオリーノの前世であるイオニアとグラヴィスの悲恋です。イオニアは元々平民で、本来なら身分の高いグラヴィスとは交わらない関係でした。しかしひょんなことから友情を育み、共に成長して、将軍と騎士という主従関係となります。イオニアは立場の違いからグラヴィスへの想いをひた隠しにします。最期まで恋心を忠誠心に昇華してグラヴィスに仕えるイオニアが切なすぎる……。

そして転生し2人は再会するのですが、屈強な騎士であったイオニアの転生先は病弱で足腰の弱いレオリーノ。到底気づけるはずもありません。しかしグラヴィスは瞳で見抜くという愛の重さを見せつけます。

もちろん現世のグラヴィスとレオリーノの恋模様は全く一筋縄ではいかず、ハラハラな展開の連続です。濃すぎるストーリーと怒涛の展開で、読了後は涙が溢れること必至です!

 
 

小説『永遠の昨日』作:榎田尤利/イラスト:丹地陽子

 

 
作品詳細はこちら

 

STORY
榎田尤利の名作BL、大改稿の上待望の文庫化!ピュアで切ない、白の恋物語

17歳、同級生の満と浩一。
ふたりは正反対の性格ゆえに、強く惹かれあっている。
しかしある冬の朝、浩一はトラックにはねられてしまった。
頭を強く打ったはずなのに、何喰わぬ顔で立ち上がる浩一。
脈も鼓動もないけれど、いつものように笑う浩一は確かに「生きて」いて、
その矛盾を受け入れる満。
けれどクラスメートたちは、次第に浩一の存在を忘れ始め……。
生と死、性と青春が入り混じる、泣けて仕方がない思春期BL決定版。

 

圧倒的支持を集めた本作、題名を見ただけで涙が出てしまう人も多いのではないでしょうか。

恋人としての日常を過ごしてきた浩一と満。しかし浩一は満の目の前で亡くなってしまいます。あまりにもショッキングすぎる出来事が序盤の数ページにして起こってしまいました。しかし驚くのはまだ早いです。なんと死んだはずの浩一は立ち上がり、身体は死んでいるのに生きているという矛盾した状態になってしまうのです。

もう冒頭の展開で涙のエンドになることは予想がつきますね。しかし当初の予想を超える涙腺崩壊を引き起こすのが本作です。みなさん、ハンカチでは受け止めきれません。バスタオルを用意しましょう。

生ける死体の浩一が普通の高校生活を送れるように満はさまざまな策を練ります。浩一を離さない一心で家族やクラスメイトを巻き込んで行動し、2人でずっと一緒に居たいという想いを募らせていく満。しかし浩一は既に死んでしまっている身のため、努力むなしくも離れ離れになる時を迎えてしまいます……。まずい、涙が止まらない……。

大事な人が突然いなくなってしまったらどうしよう、と読後にぐるぐると考えてしまいました。生と死、そして愛について深く考えさせられる傑作です。

 

 

小説『触れられない手できみを好きになったけど、蟹だから後ずさりしない』作:笠井あゆみ/いしだ赤月

 

 
作品詳細はこちら

 

STORY
最期はサワガニの姿に戻してください

サワガニのチャロ、オス、独身。夢は人間になってアオ○ンすること。ある日「人間になる素」を飲んで変身し、通りすがりの男・龍治に拾われる。一人と一匹(?)の奇妙な同居生活が始まるが、変身後もチャロの手はシザーハンズ、精液は蟹ミソと、どうも蟹要素が強いまま。そんなチャロを気味悪がりながらも受け入れてくれる龍治に惹かれるチャロ。チャロの天真爛漫さに孤独を癒される龍治。しかしチャロには蟹としての運命が待ち受けていて…
不思議で切ない異種族ラブ。

 

人間、おまけに歌舞伎町の風俗店店長とカニの恋愛という、話の想像がつかない本作。

小川での人間観察が趣味のサワガニ・チャロは、なんと人間の精液を飲むことで人間になるという願いを叶えます。しかしその効果は短期的で、歌舞伎町の中でカニの姿に戻ってしまいました。そこを助けてくれたのが風俗店の店長・龍治でした。

本作の前半は、チャロのあくなき性への探求心や、人間の姿をキープするために精液を死守する様子にくすっと笑えるラブコメディです。完全な人間になれるのではと考え、龍治とのセッを望むチャロと、「エロガニ」と諫めつつもほだされまくりな龍治の、わちゃわちゃな会話に癒されること間違いなし。2人の奇妙な共同生活は笑いとエチが満載です!

しかし、幸せな日々は長くは続きません……。孤独となってしまった過去を持つ龍治、そして家族内での共食いという悲しい過去を持っているチャロ。2人とも心に傷を抱えていたのです。

そして、チャロは精液を飲むことで人間になれたのではなく、あくまでベースはカニ。ここで絡んでくるのが寿命の問題でした……。

天真爛漫に見えるチャロですが、龍治のことを一番に考え、自分の寿命を悟らせまいと着丈に振舞う様子に胸を打たれます。龍治を悲しませたくないという気持ちと相反して、だんだんと弱っていく様子に涙が止まりません(大号泣)。

ラブコメ要素も、切なさマックスラブも楽しめる本作。心を包んでくれるような温かな感動が特徴です!


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いかがでしたか?
この記事を書いているだけでも筆者の涙腺は決壊を迎えてしまいました。

読み終わった後の満足感が最も高いのが、泣けるBLですよね。
今回紹介した作品以外にも多くの泣けるBLをおすすめしていただけました!きっと当該ポストのリプ欄&引用RPには皆さんの琴線に触れるBLがあるはず!

他にも号泣必至の推しBLがある方はぜひコメント欄で教えてください♪

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