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2025/09/09 18:00
突然ですが、皆さんは映画館のチケットをどう買っていますか?
前売り券を事前に買っておく方もいれば、ネットで予約する方、あるいは映画館で直接チケットカウンターや券売機を利用する方もいると思います。日本では大きく分けてこの3パターンが一般的ですよね。
ちなみに筆者は、いつも上映時間を見計らって映画館へ行き、券売機で購入する派。「今日、レイトショー?」となったら、その場でネット検索。都合のいい時間に上映している作品を見つけて、思い立ったが吉日! とばかりに映画館に向かうことが多いです。
さて、前編では各国の映画館文化や映画のラインナップについてご紹介しましたが、今回はその後編として、「各国の映画館におけるチケット事情」と「上映マナー」「家での映画鑑賞の仕方」について見ていきたいと思います!
◆目次◆
1.各国のチケット事情
2.中国
3.インドネシア
4.イギリス
5.アメリカ
6.上映マナー
7.中国
8.アメリカ
9.イギリス
10.インドネシア
11.家での映画鑑賞の仕方
12.中国
13.インドネシア
14.イギリス
15.アメリカ
日本では、年齢や曜日で価格が変化する映画チケットですが、各国のチケット事情はどのように異なるのでしょうか?
チケットの購入方法としては、オンライン予約が主流。
最大手のアプリは「猫眼(Maoyan)」や「淘票票(Taopiaopiao)」。
上映スケジュールの確認から座席指定、購入、発券、入場までスマホで完結します。
価格は上映時間や劇場、購入タイミングによって変動し、おおよそ30〜80元。日本円で約600~1800円となり、日本のような一律料金ではありません。
支払いはWeChat PayやAlipayなどキャッシュレス決済が中心。現金はほとんど使われません。
オンラインでも映画館ででもチケットを購入でき、日本と同じように前売り券の販売あるそう。
普通の映画のチケット価格はRp.35,000~60,000。これは日本円で350~700円ぐらい(安すぎる……!)。
一方で、3Dなどの特別な映画はRp.150,000~200,000(1500~2000円ぐらい)と、約3~4倍となっています。
面白いのが、割引プロモーションという文化!
Buy 1 Get 1 (1枚のチケットを買ったらもう1枚を無料でもらう)
Buy 2 Pay 1 (1枚のチケットの価格で2枚のチケットを買える)
というお得な制度があります! これは日本にも導入してほしい……!
他にも、電子マネー「GoPay」で初めてチケットを購入すれば10%割引などの割引もあるそうです。
一般的なチケットの値段は、£9~£15(1790~2980円)。人気のある席は金額が高めに設定されています。
メンバーシップへの加入だけでなく、オンラインで事前に購入したり、ファミリープラン(大人料金と子供料金をセットにしたもの)や数枚のチケットをまとめて購入することでも割引を受けられるそうです。
チケット価格は州によって異なり、2025年度は$9.74~$17.86。日本円で約1446~2650円になります。ちなみに、全米の平均価格は、一般的なチケットで$10.45、約1550円です。
日本と同じように、メンバーシップや学生・シニア料金、ナイターなどの時間帯による割引に加え、兵役による割引もあるそうです!
共通して見られたマナーはこんな感じ。
上映中は携帯電話はマナーモード、もしくは電源をオフに
撮影・録画は禁止
禁煙
指定席
しかし、それ以外のルールに関しては、国ごとに違いが見られました!
飲食:基本的に持ち込みOK。だけど匂いの強いものや油っぽいものはNGな場合も。
エンドロール:映画が終わると、すぐに明かりがついてみんなサッと帰る。エンドロールを見ないのが普通。
映画中:ちょっとしたスマホ使用や会話、途中退出もOKな場合が多い。「楽しむ」スタイル。
他にも、一部の座席にマッサージ機能があり、QRコードで追加料金を払えば長時間マッサージを楽しめるサービスもあるそうです!
指定席: ちゃんと指定された席に座って、他の人のスペースには入らないように。
会話: 小声で話すくらいはOK。
2025年4月に公開されたマインクラフトの映画では、観客が立ち上がり、一斉にスクリーンに向かってポップコーンを投げることが、マナーの悪さを表すとして問題に。
飲食: 飲食はOKだけど、匂いが強い食べ物は控える。
会話: 上映中は静かに。
時間: 映画開始前に余裕を持って到着するのがマナー。
基本的には日本と同じようです。
トイレ: 映画前にトイレを済ませて、途中で席を立たないように。
飲食: 匂いが強い食べ物は控えて、みんなが快適に楽しめるように。
お子様連れ: 子供の年齢に合った映画を選んであげることが大事。
ゴミ: 映画中に出たゴミは、持ち帰ってきちんと処分しよう。
イギリスと同じく、基本的には日本と同じようです。
これまでは映画館の文化を比較しましたが、最後に自宅での映画鑑賞の違いを見てみましょう!
国内の配信サービス
本土独自のプラットフォーム(iQiyi、Tencent Video、Youkuなど)が主流で、映画以外にもドラマやバラエティ番組が豊富に配信されています。
スマホやスマートテレビを使い、月額制や課金制で自由に作品を選択して視聴可能。無料作品も存在しますが、最新作や人気作は有料(レンタルまたは購入)となることが多いです。
DVD・Blu-rayの宅配レンタル
都市部ではオンラインで申し込むと宅配でDVDやBlu-rayが届くサービスも存在しますが、多くは配信サービスに移行しています。
日本作品の鑑賞
海外のコンテンツも一部配信されていますが、中国の規制や検閲によって視聴できる作品が制限されることもあります。
Netflix、Disney+、Amazon Prime、Apple TV+、ITVXは、イギリスで普及しているストリーミングサービス。映画をメインで配信しています。
春から秋にかけて、屋外でプロジェクターを使った映画鑑賞(「アウトドア映画」)が行われることも。日常的に行うわけではありませんが、特別なレジャーとして楽しむことが多いそうです!
2025年の統計によると、アメリカでは18歳以上の83%が配信サービスを利用。特に人気なのがNetflix(72%)、Amazon Prime(67%)、Hulu(52%)、Disney+(48%)などです。
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映画館での観賞方法やチケットの購入方法、さらには家での映画鑑賞スタイルまで、各国での文化の違いを見てきましたが、どこも映画を楽しむための工夫や独自のスタイルがあって面白いですね。各国のルールやマナーを理解することで、次回海外で映画を観るときにもっと楽しめるかも…?
映画が好きなことは世界共通。次回映画を観るときは、ぜひこの国際的な映画文化を思い浮かべて、ちょっとだけ他の国の映画館で観ている自分を想像してみるのも面白いかもしれませんね!