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2024/09/12 17:00
大好評放送中の人気実写BL『ハッピー・オブ・ジ・エンド』。第6話と第8話の撮影レポートが到着しました!
メインキャストである沢村玲さん、別府由来さん、久保田悠来さん、山中聡さんや撮影スタッフの皆さんがこだわりにこだわっている撮影の様子や熱い想いを秘蔵写真とともにお届けします♥
放送を控える最終話を前に、撮影レポでバッチリ予習しちゃいましょう!
今回取材したのは第6話、第8話に登場する中華料理店でのワンシーン。
まず初めに撮影するのは、千紘と加治が店内奥のテーブルで近況を話しているところにマツキがやってくるシーン。演技のほか、カメラの位置や照明の明るさ、音響などを入念にチェックしていく。
段取りが終わり、ヘアメイクが2人の髪型や服装を直している間、円卓には麻婆豆腐やピータンなど、ラップのかかった料理が次々と運ばれてきた。豆苗炒めが出てくると、別府がすかさず「あ、美味いやつだ!」と顔をほころばせる。久保田が「好きなの?」と聞くと「はい、豆苗好きです!」と別府。さらにテーブルに置かれたビール瓶を見て、「これガチ(本物の)ビールっすか?」「ノンアルです(笑)」とスタッフとやり取りする一幕もあり、別府の明るく人懐こい人柄が現場の空気を柔らかくしていた。
本番前のテストでは、店の外で待機していたマツキ役の山中も加わる。マツキは浩然と千紘を何かと助けてくれる“親切な大人”だが、仕事や私生活は謎に包まれており、常に明るく捉えどころのないキャラクターでもある。演じるにあたり、山中は古厩監督から『さみしさ』を出して欲しいと言われたという。SMクラブで働く浩然を親身に心配する一方で、人知れぬ『さみしさ』も持っている。「この人物の奥行を出すには、派手に演じた方がいい」と考え、マツキの持つ二面性を大切に演じたとのこと。「(演技の)正解はわからない」と言いつつ、本番中にアドリブを加えるなど、役を憑依させた鮮烈な演技で現場を魅了していた。
本番の撮影では、シーンが終わった後も長めにカメラを回し続けていたのが印象的で、役者の自然体な演技を引き出すのが得意な古厩監督らしさが伺えた。その後、カメラの位置を変えて何パターンか撮影し、1つ目のシーンが終了。ここでクランクアップを迎えた山中に花束が贈られ、スタッフ、キャストへ向けて「とても楽しく勉強させて頂いた現場でした。ありがとうございました。完成をとても楽しみにしています!」と挨拶し、拍手を受けた。
その後、浩然役の沢村玲が現場入りし、第6話のシーンを撮影。浩然、千紘、加治の3人が集まって中華料理を食べる中、浩然が唐突に“ある発言”をして場を驚かせる場面だ。時系列としては先ほどのシーンよりも前になるため、別府は髪を下ろし、久保田は髭を剃った姿で登場。リハーサルでは、沢村にヤーチャオ(アヒルの足)を「ガツガツではなく、大切に食べる感じで」や、最後の久保田のセリフを「もっと元気よく」などと詳細な指示が入った。
本シーンの撮影後、主演の2人に撮影現場の様子や役との向き合い方などについて伺った。沢村はドラマ初主演にして、幼少期に母親に捨てられ壮絶な人生を送ってきた難役に挑戦。役作りでは苦悩も多かった様子で、「浩然は無表情に見えて、心の中は複雑に動いているキャラクターです。単純に笑ったり泣いたりするのではなく、その感情の裏にある怒りや悲しみなどの複雑な想いも表現しなければならない」と語った。撮影以外の時間も常に浩然が何を考えているのか探っていたとのことだが、「大変な分、やりがいを感じて楽しいです」と充実感をにじませ、「浩然の人間としての魅力を多くの人に楽しんで頂けるよう、役を全うすることに全力を注ぎたいと思います!」と意気込みを語った。
また、別府とは常に相談しながら撮影に臨んでいるとのことで、「どうしたら作品の世界観を上手く表現できるか話し合っていて、お互いに高め合える存在だと思います」と共演の印象を振り返った。別府は、古厩監督から「感情的な演技は1テイク目が一番良い」と言われ、テストでは実力の2割の演技をするようにアドバイスを受けたことを明かした。「同じシーンでも2テイク目、3テイク目になると(クオリティが)落ちていたようなんです」と自身を分析し、「今後はテイクの回数を重ねても同等かそれ以上の熱量で演技ができるようにするのが課題です」と熱く語った。唯一、浩然にトラウマを植え付けた犯罪者・マヤを演じた浅利陽介とのシーンは印象に残ったようで、「久保田さんもそうですけど、先輩たちの存在が若手である僕の演技を引き上げてもらっていると感じます」とコメント。ちなみに撮影初日は山中とのシーンで、「山中さんの強烈なお芝居を見てこんなに自由に演じて良いんだと学び、緊張がほどけました」と笑顔を見せた。先輩俳優との共演が演技の幅を広げてくれたと語る別府の瞳はキラキラと輝き、心から演技を楽しんでいる様子が伝わった。「監督はセリフをどんどん変える」と別府の言う通り、台本のセリフを組み替えたり、演技のニュアンスを変えたりと、キャストと共に納得のいくまで撮影に挑む姿にプロフェッショナルを感じた古厩組の現場だった。
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いかがでしたか? ふとしたワンシーンにも、キャストや撮影スタッフの皆さんのこだわりがたっぷり詰まっていることが伺えました! 『ハピエン』ならではの世界観や空気感を忠実に再現した作品作りをしてくださっていることに、原作ファンとしても感謝の気持ちでいっぱいです……(泣)。
第6話のヤーチャオを食べるシーンにもぜひ注目してくださいね♥
ドラマ『ハッピー・オブ・ジ・エンド』は毎週月曜日26:55~から2話ずつフジテレビにて放送中! また、FODでの独占配信、Tverでの一週間限定見逃し配信も行われています。詳しくは公式HPをチェックしてみてくださいね!
STORY
「おめでとう、生きてる」昼下がりのゴミ捨て場、見覚えのある男の声で目が覚めた。空腹で金もない千紘は新しい"家"探しに訪れた行きつけのバーでド好みの男・ケイトに目を奪われ声をかけると好感触。まさかのホテルに誘われ、いい雰囲気になったところで突然電マでボコボコに殴られたのが1日前――。全てを思い出すも、仲間を呼ぶケイトの様子を見て今度こそ殺されるかもしれないと思いつつ回収された先はアパートの一室。ケイトの目的はとある探し物で、自分が用無しだとわかるとあっさり「消えて」と言い放たれるが帰る"家"もない千紘で…。謎めいたどイケ傷害男×人生底辺ヒモカス男クソみたいな人生、愛に飢えたふたりの歪な協和音
コメント1
muuebaさん
先ほど、SNSで予告動画を見かけました。最近のBLドラマは、若手俳優の発表会みたいになっている感じがして、1話の最初のころで脱落することが多かったのですが、今作は、期待できそうだと感じました。
視聴してみようと思います。