BLニュース

神は細部(えち仕草)に宿るってわけですよ

好きなセッッッ中の仕草って、何度見ても「ああ、好きだなぁ……」と思う訳ですよ。
そう、熟年夫夫な2人が何度も相手に惚れ直すようにね！！

何を隠そう、筆者は大好物何度味わっても飽きない派。
「この作家先生が描かれたこの攻め・この受けが、この文脈でこのプレイ中にこの仕草をこの場所でしている（BL的5W1H）」ということに意味があり、たとえ同じセッ仕草をしていたとしても1つ1つに違う旨味が生まれるという自論を抱え続けています。

というわけで今回は、棺桶に入れて欲しいレベルにloveなセッ中の好き仕草6選をご紹介！！ その仕草が登場する作品と合わせてお楽しみください♥

◆目次◆
1．手を絡める
2．逃げる腰引き寄せる
3．攻め様の体を噛む
4．場所移動
5．お腹触る
6．逝ったあとも突く

1．手を絡める

 


手ックス最高（性癖開示）！！！！！！

こちらの記事で紹介している通り、手って意外と敏感でとってもエチい部位なんです。
おてて同士ですりすり、ぎゅぅっ♥ とすることがプレイ続行の合図となるCPなんて見た日にゃ真っ白に萌え尽きること確定ですね！

最中に恋人握りして、限界になったら思わず力が入ってぎゅっとお互いの手を握りしめてしまう……そんなシチュもあまりによきです。


理想の手に全身愛されて……♥

『君の手が触れたなら』作：衿先はとじ

【あらすじ】
手フェチが高じて恋人に振られてばかりの喫茶店オーナー・瀬戸は、理想の手の持ち主・親友で陶芸家の緒方に愚痴を聞いてもらい癒してもらうのが、失恋後のお決まりだった。初恋の相手でもある緒方だが、かつて告白もせずに失恋してから愛しい想いは忘れたフリをして親友としてずっと近くにいた。このままの関係を崩したくない瀬戸なのに突然、緒方に「つきあおう」と告白されHに触れられ、気持ちよすぎて、抵抗できない瀬戸は――…！？

これは、手フェチ受けの欲と愛の物語……！
理想の手を持つ緒方に実らぬ片想いをしながら、多くの男たちと付き合ってはフラれを繰り返してきた瀬戸でしたが、ある日緒方からえっちな意味合いで触れられトロトロになってしまいます。

指で乳首責めしたりア●ルをほぐしたり、瀬戸に指フェラさせたりと“手”にフォーカスが当たったプレイの数々を楽しむことができる今作。
なんですが……表紙のように「手を絡める（握り合う）」描写は当たり前なわけではないんです！
しかし、だからこそおててぎゅー描写が入るタイミングが神すぎる……。手ックスを愛してやまない皆さんにこそ読んで欲しいBLコミックです。

2．逃げる腰引き寄せる

 

逃げ道はないと分かっているはずなのに、本能的に危機を感じるまでに（スケベな意味で）追い詰められた受けのえちLvは∞です。

特に「四つん這いで逃げようとする受けがそのまま抑え込まれてバックされちゃうシチュ」の煽ってる感は国宝級だと思います。受けは本気で逃げようとしてるのにねえ……。

すっかり足の力が抜けているのに、「もうむり♥」と腰をふりふり揺らして逃げようとするのは「捕まえてください♥」の合図なんですよね。筆者知ってる。

えちえち攻め×えちえち受け＝贅沢

『抱いてください、冬己さん。』作：えだちほほ

【あらすじ】
冷静沈着で完全無欠な理想のオトコ、冬己敏雪(ふゆみとしゆき）。 そんな彼の悩みは……絶倫すぎて相手がいないこと! 数多の女性達に白旗を上げられ、冬己は一人悶々とする日々を過ごしていた。 そんなある日の飲み会で、自身に好意を寄せる後輩・実舟（みふね）こうたを送り届けることになる。 「男は範囲外」な冬己にとって、実舟の熱視線は気分のいいものではなかった。 性欲を発散できない苛立ちをぶつけるように、実舟を冷たくからかうも…様子は一変。 「わかりました、抱いてください」 実舟の豹変っぷりに初めは戸惑っていた冬己だったが、健気に求めてくる後輩が次第に可愛く見えてきて…?

彗星のごとく舞い降りたエっっっっっっっっ作をご紹介！
片想い相手に抱いてもらえるチャンスを逃さない積極的な後輩受け・実舟ですが、その片想い相手・冬己が絶倫男だったがために逃げ腰(物理)になってしまうのでした♥

冬己を慰めるため、えっちなニップレスとキュートな下着姿で冬己にローションガーゼプレイをしてあげられる特大襲い受けポテンシャルを持っている実舟。しかし、実舟に想いを「体で理解らせる」と決意した冬己には勝てません！！
「ダメ」と言われながらも、骨ばった指が実舟のお腹に食い込むくらいにぐっと腰を引き寄せ、実舟を鳴かせる冬己……まだ夜は終わりません。やったね。

3．攻め様の体を噛む

 

皆様、お忘れではないでしょうか。噛み痕を残せるのは攻めだけではないということを──────。

頬を撫でる攻めの指を甘噛みしてお仕置き♥ されちゃういたずらっ子受け、キスを本気で嫌がり攻めの舌を噛んで余計に攻めの征服欲を煽っちゃうライバル受け、足りねえ♥ とばかりにがぶがぶと攻めのカラダを噛んじゃう雄みつよつよ男前受け……受け噛みの萌えpowerは素晴らしいです。もっと流行って(切実)♥

トラウマの元凶は元教え子Ω

『仰げば狂おし』作：柏木真

【あらすじ】
αでありながら平穏な日々を望んで生きる、教師の稲葉。その平穏な日々は、新任の教師・牧野の手によって壊されていく。牧野は元教え子のΩであり、稲葉の記憶の奥底にしまい込まれたトラウマの元凶であった。Ωである牧野に抱かれ、歪んだ執着に絡め取られていく稲葉だったが、彼にはもう一つ、過去の秘密があり――。

 
こちらはΩ×αのオメガバース。もう1度言います、Ω×αのオメガバースです。
こちらの2人はΩである牧野が、同僚でありかつては自分の教師だったαの稲葉に身体を暴かれていく物語となっています。

さて、勘の良い皆様の中にはお気づきの方もいらっしゃるでしょう。オメガバースには、αが自分のΩを噛む番制度があるということを！！！！

オメガバースの「噛む」という行為は、じゃれつく故に起こる「噛み」とまた違った重みがあるもの。閉ざした過去、Ωのように抱かれる行為に隠された真実を理解した後のこの重みが……プレイの興奮と共に読者に襲い掛かってくるのです……エモでエチい。

4．場所移動

 

普段バリバリ余裕な攻めが玄関で余裕なくなるのっていいですよね。さらに余裕なくなった末に玄関で前戯しちゃうシチュってもう最高ですよね。

でも本番は受けが身体痛めるからベッドでしないと……って爆発しそうな欲（隠喩）を我慢して受けをベッドまで支えてor抱っこしてくれる攻め～～～！！！！ そういうところやぞ(好き)！！！！！

大事にされていながら、ベッドに押し倒されてギラギラした目で見つめてくる攻めのギャップに受けも愛おしさが止まりませんね♥

この溺愛男、止まらない！！

『アフター・ミッドナイト・スキン 4』作：にむまひろ

【あらすじ】
お互いに想いを伝え合い、“恋人ごっこ”を解消した犀川と虎谷。週末も平日も二人で過ごす時間が増え犀川の虎谷溺愛はこれまで以上になり本当の恋人としての関係を続けていた。しかしそんな折に犀川のもとに親しげな男・明が現れ、虎谷への態度が心なしかよそよそしくなって…?

BLアワード2022にて、1巻が官能部門 4位にランクインしたえちえち作品が玄関での前戯をたっぷり見せてくれました！
1巻では意地悪なことを言いながらも虎谷を甘やかしているギャップがたまらん犀川ですが、今作ではすっかり恋人としてでろんでろんに虎谷を甘やかしまくっています♥ どっちにしろたまらん。

そんな犀川に、玄関の扉に押し付けられてレースの下着越しに亀●をぐりぐりされてしまう虎谷……！ 声が漏れたらバレちゃうと言いながらも、そのまま玄関で(重要)犀川にお返しフェラをしてあげるあたり、相互あまあまっぷりが分かりますね♥

犀川はそんな虎谷の懸命なご奉仕に「早く虎谷のナカに入りたくなった」と告げ、次のコマではベッドでぐちょぐちょと交わっています。やはりメインディッシュは相応しい皿に乗ってこそ……ってことですかね(鼻の下を擦る絵文字)。

5．お腹触る

 

攻めがやる派か受けがやる派かで価値観分かれる(参考記事)ほど大人気なBL仕草ですね！
攻めちんが入ったお腹を愛おしそうに受けが撫でるもよし、自分を受け入れてくれた受けのお腹を大事になでなでするもよしな贅沢仕草です。

相手の身体への愛おしさが溢れる仕草ですが、セフレ同士のCPが相手を煽るために受けのお腹をなぞったり、入ってなくても「ここに入れよ♥」と受けが煽るために使えるさいつよ仕草です。何度でもおいしい。

夢破れた2人は、友達以上恋人未満

『ライトオブマイライフ』著者：滝端 /原作：水壬楓子

【あらすじ】
秋丸の美容室に毎日訪れる常連客、久瀬深凪。高校からの同級生である彼を、4年前に一度――手酷く抱いた。頭脳明晰、眉目秀麗、将来は医学の道に進むことが約束された"天才"…だった深凪は秋丸の想いなど素知らぬ顔で医学の道を諦めると、あっさりとホストになってしまった。一夜の過ちから微妙な距離感の二人だったが、ある日突然家に訪れた深凪に「居候させて欲しい」と言われ…?

かつての夢から離れた元同級生2人のほろ苦い大人のBLをご紹介。
医者を目指していた天才の深凪でしたが、女性の気持ちを知るホストになるために「抱いてくれないか」と秋丸に告げます。
それだけでもしんどいのに、同居を始めてから絶妙な距離感で行われる行為は何度も繰り返されて……。つらい。お互いに背負っているものもしんどくて顔を覆う羽目になります。

そんな2人が心も身体も交わり、「締めすぎ」という言葉に対して“久々に秋丸を感じたいから(締め付けてる)”という答えが返ってくるというだけでも良きなのに、「通じ合ったらこんなにも違うんだな…」と秋丸のちんが全部挿入ったお腹をなでなでするのはずるすぎます。萌えのデカ盛りフィーバーです。

6．逝ったあとも突く

 


ごちそうさまが！！ 聞こえない！！！！ とばかりに、イったばっかりの受けにがっついてしまう絶倫攻め様♥
実際に受けのSTOPが聞こえていながら続行する意地悪攻めでも、普段は受けファーストなのに気持ち良すぎて聞こえていない（狂）ワンコ攻めでも大変オイシイ仕草でございます。

さらに、段々無慈悲な快楽に慣れてきちゃって「今日はもうしないの？」と期待を込めた瞳で見つめてしまう受けも味わえてしまうことも……もうこれ調教ですよねぇ(歓喜)！？

汚れた日常で薔薇は育つのか

『クズ野郎とセフレ君 上』作：伝子まねゑ

【あらすじ】
体を売って金と単位を稼ぐ大学生、大金 春(おおかね はじめ)。好きになった男は、6人同時に浮気がバレたと楽しそうに報告してくる下衆の極み、神崎宝(かんざき たか)。誰彼構わず付き合うくせに、自分とはセフレ以上の関係になってくれない。もどかしい日々を送る春だったが、それでも「好き」だから諦められず傍にいる。真性のクズ達による、愛の物語。

サイテーな攻めとサイテーな受けのCPを求めてやまない皆さん全てにおすすめしたいのがこちらの作品！

ゲスな攻め・宝に貢ぐ金を売◯して稼ぐ……という悪循環を自ら回し続ける受け・春。
売◯する相手のことは金蔓と思っているため、金と引き換えになるプレイに恋情はありません。しかし、宝を1人占めして何度も責められて求められることに対しては狂気的な快感を得ているのです！！

一方攻めの宝は、相手の心を左右することに快感を得ているヤベー男。春がイってると訴える言葉に被せて「俺が好きか聞いてんだろ答えろ」とガン突きするサディストっぷりがいっそ清々しいです！ これで自分は春を本命にしないのが恐ろしい(好き)。
クズ×クズな2人の行く末はどうなるのか、全人類に見届けて欲しくなる1冊です。

～～～～～～～～～～～～～～

いかがでしたでしょうか？
筆者はもっと「攻めを噛む受け」が流行ってくれと願ってやみません。甘えてがじがじ噛むいたずらネコちゃんが見たいんじゃァ…………。

皆さんのお好きなセッ中好き仕草はございましたでしょうか？ この仕草が好き！！ というアツい思いを抱いている皆さんは、ぜひコメント欄で推していってくださいね♥

担当記者：初夏ラノ 色々あった末幸せを手に入れた2人を腕組みして後ろから眺める夜明けのBLオタク。相手の前で弱る年上は攻めでも受けでも美味しい。