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【独占インタビュー】BL紹介TikToker「書店員はな」さんがちるちるに降臨!

2023/08/14 18:00

興奮ダダ漏れのBL紹介動画に共感の嵐……我々オタクのリーダー「書店員はな」さんを大解剖!

 

 

月に読む漫画の数なんと100冊以上! 

ガチBLオタクのTikToker「書店員はな」さんをご存知ですか?

 

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超ハイテンション&パワーワードてんこ盛りのBL漫画紹介でTikTokのフォロワーは13万人超え! BLオタクの先頭を突っ走る大人気インフルエンサーなのです!

 

BL界にとって貴重な男性BLファン、しかもガチ中のガチ、しかも書店員……。 そんな気になりすぎる存在、書店員はなさんを大解剖すべく、独占インタビューを敢行しました!


聞けば聞くほど溢れてくるBLオタクトークにちるちるスタッフ完敗!? 濃度MAXなインタビューを是非ご覧ください!

 

◆目次◆
1.書店員はなさん ちるちる独占インタビューを大公開!!
  ・『LOVELESS』からBLへ……いつの間にかBLが大好きに!?
  ・はなさんは闇のBLオタク! 一番好きな設定は「メリバ」
  ・はなさんの上半期ベストBLを大発表! 1位はかわいさに悶絶するあの作品……?
  ・動画制作は台本なし! あのパワーワードの起源に迫る
2.書店員はなさんがちるちるオフィスに降臨! BL本棚に大興奮!?

 



 
――フォロワーが13万人を超え、大人気のTikTokerである書店員はなさん。普段は書店で勤務をされているんですよね。

書店員はなさん(以下、はな) 10年くらい勤務しています。最初はアルバイトで入社して、社員になって店長をずっとやっていたのですが、今は本社で働いています。本社に異動になったときに、何か新しいことをやってみようかなと思い、TikTokを始めました。

――TikTokで動画投稿を始めようと思われたきっかけはどのようなものだったのでしょうか。

はな 実際に書店で働いているスタッフが、TikTokでマンガ紹介をしたら面白いんじゃないかなと。そこからヒットする作品が生まれるんじゃないかなと思ったのがきっかけですね。
TikTokでの投稿を始めた当時、『鬼滅の刃』がめちゃくちゃ売れていて、「こういう社会的なブームを俺が作るんだ!」みたいな(笑)。
最初はYouTubeで動画を投稿しようと思っていたのですが、5分の動画を撮影する技術もなければ、編集したこともなかったので全くどうしたらいいのかわからなくて。そこで初めてTikTokを知り、30秒くらいなら自分でも編集できそうと思ってやってみました。

――TikTokユーザーにとって「BL紹介といえばはなさん」と思うくらいの認知度を獲得されていると思います。実際動画投稿を始めてから反響はありましたか?

はな 作家さんや出版社からの反応をすごく多くいただいています。今までは書店で働いていたので出版社の営業さんとはお話しすることがあったのですが、編集部の皆さんからお声をかけていただくようになったのは、TikTokを始めてから。書店業界にはまだまだ色々な部署や役割があるんだなということを実感する契機にもなりました。

――TikTokではたくさんのBL作品を紹介されていますよね。BLはいつ頃から読まれているんでしょうか。

はな それがすごく難しくて……(笑)。今の書店で働く前に古本屋さんで働いていたのですが、その頃とんでもない量のマンガを読んでいたんですよ。お給料を全部その古本屋さんで使い果たすくらいの勢いで読み漁っていました。その中にBL作品もあって。明確な入口は覚えていないのですが、いつの間にか摂取していましたね。

――古本屋さんにもBLマンガがあったんですか?

はな たくさんありました。今から10数年前なので、どちらかというとハーレクインのような、女性向け恋愛ロマンスの作品が多かったのかな。その中でも中村明日美子先生の『同級生』とか、非BLコミック誌ですが『コミックZERO-SUM』に少し「匂う」感じの作品とかがありました。
特におがきちか先生の『Landreaall』とか、アニメから入ったんですけど高河ゆん先生の『LOVELESS』とかを読んでいて、その辺りの作品に結構ハマってて。

――匂い系青年マンガからBLへ、という感じだったんですね。少女マンガなどは読まれていたのでしょうか?

はな 少女マンガはあんまり読んでいないんですよね。女性に人気のマンガというと、『月刊少年ガンガン』や『月刊Gファンタジー』などでは読んでいました。

 

 

――BLではどういった作風や設定がお好きですか?

はな メリバがやっぱり最高峰というか、大好きで。他ジャンルの恋愛マンガにはメリバってあまりないじゃないですか。BL特有の魅力だと思っていますね。
中でも、市梨きみ先生の『心中するまで、待っててね。』は、もうめちゃくちゃ好きなんですよね! とにかくドロドロとした作風のものが大好きです。



――闇のBLオタクですね!

はな メリバだと、「あ、素晴らしい!」って思っちゃいますね(笑)。あと、この前TikTokで紹介した音海ちさ先生の『未熟な僕は支配を乞う 1』はバイオレンスな描写はありますが、2人の関係性としては甘々なんですよね。ああいう作品も大好きです。

――キャラクターでいうと、「こういう攻め/受けが好き」というこだわりはありますか?

はな夜画帳』(作:Byeonduck先生)のスンホや『憐れなβは恋を知らない』(作:屋敷シマ先生)の凌介みたいな、受けに対する愛が重い執着攻めが好きですね。ストレートに「好き好き」と溺愛するよりも、愛情表現が少し歪んでいる攻めが大好きです。



――受けはやはりその執着を向けられるような、少し不憫なキャラクターがお好きですか?

はな それがかわいそうすぎても「うーん」と思ってしまって。容姿でいうと、かわいい雰囲気の受けが好きですね。カトウロカ先生の『おやすみ、またね。ましろくん。』の真白くんのような、少し中性的な受けが好きかもしれません。

――ちなみに、BLを読むときは攻め/受け、あるいは壁、どこに視点を置いて読まれますか?

はな どちらかというと受けに感情移入して読むかもしれません。攻めのしぐさに重点をおいて読むというか……。今思いつくのが言葉責め。言葉責めシーンを見ると「おお! 言ってる言ってる!!」とテンション上がりますね(笑)。

 

――動画を見ていても、すごくBL作品を読まれているように感じます。月にどれくらい読まれますか?

はな マンガ全般になってしまいますが、全部で月10万円くらいは買っていると思います。カードの請求見て、いつもちょっとへこみます。「またこんなに使っちゃった!」って(笑)。

――すごい量ですね! 日割りにすると毎日何冊くらい読まれているんですか?

はな 3~5冊くらいじゃないですかね。寝る前とかに読むことが多いですね。

――そんなたくさんのマンガ作品を読まれているはなさんですが、上半期のベストBLを教えてください!

はな 2023年上半期で一番良かったのは、マミタ先生の『40までにしたい10のこと』。もう一番はこれだなって。
ほんっとにかわいい作品ですよね。登場する小物や雰囲気もファンシーでかわいいし、最後の方は「ふんふんふん……」とニヤケちゃうというか(笑)。
あと、自分はアラフォーなので、主人公の雀さんの気持ちがすごくわかるんですよ。「俺にも慶司みたいな後輩いないかな」「一緒にタコパしてくれねえかな」みたいな。

 

――ドロドロした作品が好きとおっしゃっていましたが、ほのぼのした作品もお好きなんでしょうか。

はな そうですね。でも、メリバ部門も考えました。メリバ作品でいうと、らくたしょうこ先生の『レンタルタマちゃん』ですね。表紙を見たときはかわいい作品なのかなと思っていたのですが、騙された。「なにこの激重ストーリー!」って。

 
――あのギャップはかなり衝撃的でしたよね。上半期ベスト3もぜひ教えてください!

はな 1位は『40までにしたい10のこと』と、先ほどお話しした『未熟な僕は支配を乞う 1』でめっちゃ悩みました。ナンバーツーですね。
あとは篁アンナ先生の『ヴィクトリアミランの代償』がすごく好きでした。「不倫」や「死ネタ」が含まれているダークなストーリーなんですが、感動します。
ラストが、今まで見たことのないような終わり方なんです。篁アンナ先生がSNSでおっしゃっていたのかな。この作品のエンディングは、ハッピーエンドでもメリバでもバッドエンドでもなくて「真実の愛エンドだ」というようなことを目にして。「それ!!!」と思いました。読み終わった直後は形容しがたい気持ちだったのですが、「真実の愛エンド」と聞いて「めっちゃわかるそれ!」としっくりきました。

 

 
――動画制作についてもお伺いできればと思います。はなさんといえば熱量の高い紹介動画がトレードマークですが、台本などは作成されているのでしょうか。


はな 昔は台本を作っていたんですけど、読みながらだと逆に話せなくて。最近は本当に思ったままの感想をただぶつけるっていうスタイルで撮っています(笑)。

――台本なしであのパワーワード、すごいですね! 語彙はどういったところから身につけられているのでしょうか。

はな 正式な書名を忘れてしまったのですが、言葉辞典のようなもので調べています。「怖い 言い換え」とか「驚愕」「戦慄」とか、たくさん単語が出てくるので。スマホでも類語や言い換えを調べています。

――動画撮影はお一人でやられているんですか?

はな そうです。一人で編集まで。15秒くらいのものだったら1時間程度で作れると思います。

――お仕事をしながらだと、動画撮影も大変そうですね……。いつもどんなときに撮影をしているんですか?

はな 仕事から帰ってきてから撮ることが多いですね。帰って、19~20時くらいに「よし、やるか」みたいな感じで。逆に休日に撮ろうとすると、声が出なかったり話すスイッチが入らなかったりしてできないんですよね。今はルーティーンのような形になっているので、そこまで大変だと感じなくなりました。

――最後にちるちるユーザーにメッセージをお願いいたします!

はな 今、BLはすごく波が来ていると思うんですよね。今までは「隠れて楽しむ趣味」という側面があったと思いますが、多分これからもっとオープンな時代が来ると思います。
今はまだBLが好きなことを隠している方もいらっしゃるかもしれないんですが、自分のBL紹介アカウントにも18万人のフォロワーさんがいるので、結構身近なところにもBL好きの方はたくさんいるのではないかなと。そんな日を待ちつつBL作品を紹介し続けていこうと思います。
ちるちるユーザーの皆さんもBL好き同士、良きBLライフを送りましょう!(笑)

――ありがとうございました!




今回のインタビュー敢行にあたり、書店員はなさんにちるちるのオフィスに来ていただきました!

BL本棚を見た瞬間、「おおー!」と興奮気味にカメラを構えるはなさん。BLへの愛がドバドバ伝わってきます。

そんな訪問動画をTikTokで公開してくださいました! ありがとうございます!!

ぜひBL好きの方は、書店員はなさんのTikTokアカウントもチェックしてみてくださいね♥

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