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2023/06/24 11:00
愛する自由を求め続けた男の物語を描いた映画『大いなる自由』に、このたび多田由美先生と絵津鼓先生のお2人による貴重なイラストが到着しました~!
映画『大いなる自由』は、2021年にカンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞を受賞し、2022年アカデミー賞国際長編映画賞ショートリストに選出された作品で、戦後ドイツで男性同性愛を禁ずる刑法175条のもと、同性を愛する自由を求め続けた男の20余年にもわたる闘いを描いた静かな衝撃作です。本作はBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて2023年7月7日(金)より公開されます!
今回イラストを描かれた多田由美先生は『レッド・ベルベット』『ウォーレンの娘』など研ぎ澄まされたセリフと計算し尽くされた構図でまるで映画のような作品で知られ、絵津鼓先生は『メロンの味』『IN THE APARTMENT』など繊細な感情表現に高評価を受けるお2人です!
そんなお2人による貴重なイラストとコメントがこちら。お2人が描いたのは映画の中の1968年のシーンで、当初は反発から始まった主人公のハンスとヴィクトールの関係に、20年以上の時間を経てようやくお互いに信頼感や親密さが芽生えた場面です。
〇多田由美先生のイラスト
描かれているのは、ハンスがある理由で衰弱したヴィクトールを介抱するシーン。
先生からのコメント
「深く沈んだ悲しみで綴られたこの映画には愛することを求め続ける人間の生き方が描かれている。愛は長さじゃなく深さだ、と子供の頃何かの作品で読んだ。でも私は、愛とは共に積み重ねた時間の長さに他ならないと信じている。」
〇絵津鼓先生のイラスト
描かれているのは、ハンスとヴィクトールが刑務所の娯楽室のテレビでアポロの月面着陸を観るシーン。
先生からのコメント
「移り変わる時代と、誰かとの関わり。純粋な子供のようなハンスの、垂れた頭を撫でたくなる。儚く見えて力強い愛に満ちた生き様と、ラストシーンを反芻しながら、同じものを見ているふたりを描きました。」
あらすじ
第二次世界大戦後のドイツ、男性同性愛を禁じた刑法175条の下、ハンスは自身の性的指向を理由に繰り返し投獄される。同房の服役囚ヴィクトールは「175条違反者」である彼を嫌悪し遠ざけようとするが、腕に彫られた番号から、ハンスがナチスの強制収容所から直接刑務所に送られたことを知る。己を曲げず何度も懲罰房に入れられる「頑固者」ハンスと、長期の服役によって刑務所内での振る舞いを熟知しているヴィクトール。反発から始まった二人の関係は、長い年月を経て互いを尊重する絆へと変わっていく 。あまりに不条理な迫害の歴史の中で、愛と自由の本質を見つめた、静かな衝撃作。
【詳細情報】
2021年カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞受賞