BL作家の青年誌への進出も増えてきた印象10月23日発売の雑誌『グランドジャンプPREMIUM VOL.23』の表紙を岡田屋鉄蔵が飾った。
岡田屋鉄蔵は『タンゴの男』でデビュー、劇画調でムンムンとした色気を放つ成人男性を描くことで大人気となったBL作家だ。
今回は色街が舞台となる『口入屋兇次』を同誌に執筆。女性も登場する一般の時代劇漫画で、残念ながらこれまでのところBL要素はない。
以下は作品の内容
口入屋の主人・兇次(きょうじ)のもとに、今日も理由アリの依頼者たちがやってくる。言うに言えない事情を抱えた者たちに、紹介される仕事とは…?
今回は、ダメ亭主のために、商才を持ちながら夜鷹にまで身を落としかけた武家の妻・お絹。兇次に口利きを求めてやってくるが、兇次が紹介した先は、やはり色街だった。が、そこでの仕事とは?
現在隔月掲載で2話分が発表されているが、謎が謎を呼ぶストーリー、そして今後どのようなスタイルの構成となるのかわからないのがおもしろい。
これまでBL出身の作家は、女性漫画誌などで活躍するケースが多くみられたが、『口入屋兇次』の岡田屋鉄蔵のように青年漫画に進出する傾向が2013年は多い印象だ。
最近では
琥狗ハヤテ『週刊漫画TIMES』芳文社『ねこまた。』
西田東『もっと ! vol.4』秋田書店『ころす人たち』(読切)
永井三郎『GoGoバンチ』新潮社『青春エレジーズ』
が男性向けに一般誌で掲載されている。
グランドジャンプPREMIUM - 集英社
岡田屋鉄蔵 - 既刊情報など ちるちる
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