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で、デカ過ぎんだろ…男同士のクソデカ激重感情パラダイスなアニメ4選

2022/12/11 18:00

宇宙並みにデカいこの感情を、浴びてくれ

 


「クソデカ感情」。それは、言語を超越してしまうほどに重たい、持て余し気味な愛情のこと。

恋愛感情だけでなく、友愛に忠誠、憧憬に親愛、なんなら屈折した強い嫉妬心やネガティブな感情も「クソデカ感情」に含まれると言えるでしょう。

そんな一言では片づけられない関係性、オタクならみんな問答無用で大好きですよね!?(主語デカ) そこで今回は、何回噛みまくっても味しかしない男同士のクソデカ感情が堪能できる関係性を、非BLのアニメ作品から集めてみました! 作品のメインテーマが恋愛でないからこそ、丁寧に丁寧にあらゆる種類のクソデカ感情が紡がれまくりの大渋滞です。

気になった作品はぜひぜひチェックしてみてくださいね♥

※本編の多少のネタバレを含みますのでご注意ください。

◆目次◆
1.大人気公開中の映画の中で煌めいていたクソデカ感情
2.凸凹コンビはバディものにはマスト!
3.クソデカ感情交錯しまくりの大渋滞ムービー
4.思わぬところに存在していたクソデカ男男感情

 

この友人関係はクソデカの香りがするぜ

 

最初にご紹介するのは、2022年11月より大好評公開中の、新海誠最新作すずめの戸締まり

 

 

静かな町で平穏に暮らす17歳の鈴芽(すずめ)は、ある日扉を探しているという旅の青年・草太に出会います。草太を追いかけたすずめは、山の廃墟に佇む古い扉を見つけました。やがて、日本各地にある災厄をもたらす扉が開きはじめ、扉の向こうから訪れてしまう災いを防ぐため、すずめは草太とともに扉を閉める旅に出ることに。

 

この作品で注目したい関係は作品の重要人物である草太と、その友人である芹澤の関係性!

 

 

 

草太と芹澤はお互いに教師を目指し、同じ大学の教育学部に通う友人です。

出てきたかと思えば草太の家の扉を叩きまくる芹澤。
「草太ァ、開けるぞ~(入室)」え??????!
劇場で耳を疑ってしまいました。普段から鍵空いているのを知っていたとしても、勝手に部屋に入れるって相当の仲なのでは???

 

大事な教員試験をすっぽかしてしまった草太に対して、芹澤は「今まで積み上げてきたことがパーだ」「二度と顔を見せるな」と怒りをあらわにします。草太と積み上げてきた時間が無駄になってしまったように感じたのでしょうか……。

 

にもかかわらず! 物語終盤で芹澤は行方をくらました草太を心配して探し回り、草太のために7時間以上も車を走らせることを厭いませんでした。(「二度と顔見せるなって言ってたのに……。)
それにしてもこのチャラそうな見た目で友達想いで面倒見も良い芹澤、沼だなこれ……。

 

また、教師を目指しながら、家業である閉じ師(災いの扉を閉める)の仕事で日本各地をフラフラとする草太の姿を見て、「あいつは他人のことばっかり、自分を大事にしないところが嫌」と心配する様子も見せています。大事な人には自分のことを大事にしていて欲しいもんね。

あわよくば2人の大学生活をしっかり拝みたかった(涙)。

ぜひぜひ、この尊い関係性を劇場に確かめに行ってみてください!!

 

凸凹バディはクソデカ感情の定石♥

 

 

続いてご紹介するのは、2020年に放送されていたアニメ富豪刑事 Balance: Unlimited。筒井康隆が原作の同名小説が、現代を舞台にしてリメイクされた作品です。

 

 

ケタ外れの資産を持ちながら警察の人間である、神戸家の御曹司・神戸大助が赴任したのは、警視庁の問題児が集まる「現代犯罪対策本部準備室」、通称「現対本部」。そこで大助はとある問題を起こし、現対本部に飛ばされた情に厚い刑事・加藤春とバディを組むことになります。

 

人の命すら値踏みしようとする合理主義の大助と、「世の中金じゃねぇ」と正義感が人一倍強く、情に厚い春。考え方が正反対の2人が織りなす、ブロマンス好きにはたまらない上質すぎるバディものです♥

 

最初はお互いの相容れなさに衝突が絶えない2人ですが、回を重ねるごとに信頼関係はどんどん強まっていきます。
「お前のやり方は嫌いだが、犯人を捕まえるという一点において俺はお前を信頼している」←クソデカすぎん!?!?


過去のトラウマに囚われ続ける春に、「お前は公務員である前からずっと、ヒーローだったじゃないか! お前の仕事は正義を為すことだ、加藤警部補! 」と放った大助の声のおかげで、春がトラウマを克服できた瞬間はあまりにも名シーン。
ていうか、大助は春のこと、ずっとヒーローだと思ってたんだ。へー、クソデカやん。(一周回って冷静になる)

 

 

そしてED曲に2人のクソデカ感情な関係性が現れているので、ぜひ聴いていただきたく……。

 

「俺の変な曲がり方 お前の変な曲がり方 妙になんか嚙み合って Make things a little better」
「I just need you, more than ever(俺はお前がこれまで以上に必要なんだ)」

 

なるほど。ちなみにED映像では手錠に繋がれている2人が見れたりします(天才かな)。

 

クソデカ感情・大博覧会ムービー

 

 

次にご紹介するのは、2019年の春に公開され、未だに強い支持を得続けている大人気アニメ映画プロメア。炎を操る新人類バーニッシュと、その炎を鎮火する消防レスキュー隊との戦いを描いた重厚なアクション×ヒューマンドラマです!

 

 

 「バーニングレスキュー」という消防隊の期待の新人であるガロと、「マッドバーニッシュ」というバーニッシュテロ組織のリーダーのリオという正反対の立場にあるのが特徴の主人公の2人。

真っ直ぐに正義を信じてきたガロと、バーニッシュが差別される世界で苦悩を抱えながら生きていたリオ。敵同士として拳を交えたことが2人の最初の出会いでしたが、共通の敵がいることが後々わかると、共に戦い、お互いの命や大事にしているものを守り、守られ合うバディへと関係性を変えていくのがこの作品の魅力です!

 

怒りに我を忘れてしまいそうになったリオをガロが止めたり、ガロの命を守るため、自分に宿る命の炎をリオはガロに授けたり……。そうして命の炎によってリオに守られたガロは、リオに命の炎を「人工呼吸」という形で返し、今度はガロがリオの命を救うのです。なんて対等な2人……。

 

「燃やして救う」ガロの精神と「すべて燃やし尽くす」というリオの衝動が綺麗に合わさって地球の危機を救う様は最早クソデカ感情バディの究極系では……。
ガロとリオの他にも、ガロに対して鬱屈とした感情を抱えているキャラクターに、お互いをかけがえなく思っている姉妹にと、とにかくそれぞれのキャラクターがそれぞれにクソデカ感情を抱いているクソデカ感情パラダイスの本作。
ドデカい感情の応報に飢えている方々に、ぜひぜひおすすめしたい作品です!!

 

ここのクソデカさにひれ伏した2022年、夏。

 

 

続いてご紹介するのは、絶大な人気を博した2022年夏クール放送アニメリコリス・リコイル
世界でも1番治安が良い国と名を馳せる日本。その治安の良さの裏側では、孤児の少女たちで構成され、犯罪者を秘密裏に抹消している極秘の治安維持組織「DA」の存在があったからでした。
女の子同士のクソデカ感情の描かれ方も秀逸な今作ですが、今回ご紹介したいのはこちらの2人。

 

 

主人公の千束とたきなが働いている喫茶リコリコの店長であり、元DAの訓練教官だったミカ(ツイート画像:右)と、ミカの旧友であり、作品のカギである謎の支援機関「アラン機関」のメンバーである吉松シンジ(ツイート画像:左)。

 

以下、ネタバレ注意です(涙)

吉松が所属する「アラン機関」は、あらゆる分野の天才を探し出し、無償で支援を行う団体です。今作の主人公である千束は、幼い時にDAに保護され、その訓練機関に送られます。千束は銃弾の軌道を読むことができる凄まじい戦闘能力の持ち主でしたが、先天的な心臓疾患を抱えていて、余命いくばくもありませんでした。

 

 

訓練教官だったミカは、千束の才能がこの世から消えてしまうのを惜しく思い、この世の才能を保護する組織である「アラン機関」に所属する吉松に相談を持ち掛けます。

作中では2人がホテルの一室でかなり親密に密会をしている様子が描かれていたり、そのような関係性だったことをほのめかすような描写が端々に見られます……!
こちらは2人の親密なやり取りが見られる5話の予告映像です♥

 

 

そして吉松は千束の才能にほれ込み、最先端の人工心臓を手配。千束は20歳ごろまでは生き続けることが可能になりました。

 

しかし、「アラン機関」には、「支援した者の前に現れてはいけない」というルールがありました。そのルールを守るため、吉松は「千束の殺しの才能を開花させる」ことを約束に、ミカの前から消えてしまいます。

 

自分の何の才能を買われていたのか知らされていない千束は「自分も他人の命を守るために命を使いたい」と願うようになります。そんな千束を、親代わりとして傍で見守っていたミカは、その気持ちを押さえつけることも、吉松との約束を千束に伝えることもできないまま時が流れてしまいます。

 

数年後、千束に「アラン機関」の人間ということは伏せたうえで再びミカたちの前に現れた吉松でしたが、吉松はミカが自分との約束を破っていたと知ると、千束を拉致して千束の人工心臓を無理やり壊し、残り2か月分の動力しかない状態にしてしまいます。余命が迫る千束に対し、秘密を抱え続けることに耐えられなかったミカは、吉松と交わした約束を千束にも涙ながらに伝えてしまいます。

 

 

千束の才能に固執する吉松は、千束の人工心臓の唯一の代替品を自分の胸に仕込み、「自分を殺して未来を掴みとれ」と千束に迫りますが、千束は強い意志でこれを拒否します。

 

そうして千束の前から去った吉松でしたが、そこにミカがただ1人現れます。ミカは涙をとめどなく流しながら吉松に銃口を向け、そのまま引き金を引き、「2人の娘である(吉松が公式に発言)」千束のために彼の心臓を奪いました。


吉松に銃口を向けたときのミカの切ない表情クソデカ感情がこれでもか、というくらいに浮かび上がっていました……。かつては同じ思いを抱いていたのにいつの間にか大きくすれ違ってしまっていた気持ち……。ミカは吉松に銃を向けていたとき、何を考えていたのか、ミカに銃を向けられた吉松は何を考えていたのか、想像するだけでどうにかなってしまいそうです。

…………………………………………

今回は非BL作品のアニメ作品の中から発見した、クソデカ感情大爆発な関係性についてご紹介いたしました!

次見る作品の候補を見つけるお手伝いができたのであれば幸いです♥

その他にもクソデカ感情な関係性をご存知でしたら、ぜひぜひ教えてくださ~い!!

 

担当記者:瀬川にな
三次元アイドルたちの日常的に繰り出されるわちゃわちゃに発狂している限界オタク。男男のクソデカ感情に滅法弱い。



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コメント14

投稿順 | 最新順

匿名6番さん(3/3)

「ヴァンランド・サガ」2期楽しみですよねー!
1期はOPもカッコよくて良きでした
正に、トルフィンがアシェラッドへ向ける愛憎渦巻く感情は「クソデカ」ですね。
憎き親の仇なのに、師匠のような尊敬も少しある一言で言い表せない複雑な感情…よきよき

匿名8番さん(1/1)

私もクソデカ感情をよく理解していなかったのですが、
匿名6番さんが解説してくださった事に当てはまっている(と個人的に思う)『ヴィンランド・サガ』、1月から2期が始まるので楽しみにしてます
『ゴールデンカムイ』も4月から復活みたいだし来年が待ち遠しい…

匿名6番さん(2/3)

>>匿名7番さん

愛情・尊敬・嫉妬・憎しみetc…な、愛憎含めて一言で言い表せない複雑な感情が「クソデカ」感情だと思います。
相手の事を考えすぎて、執着してる感じでしょうか。

匿名7番さん(1/1)

私いまいちクソデカ感情なるものを理解していないのですが、例えばダンス・ダンス・ダンスールの潤平と流鶯とか、後宮の烏の高峻と衛青の間にある感情とかをクソデカ感情って言ったりします?
ホントに誰か教えてほしいです。
昔なら感覚的に掴んでた事が年をとったせいか掴めなくなってて、いまいちエモいとかも理解できてないんですよね。

匿名5番さん(3/3)

クソデカ感情とかだとちるちるでも記事あったけど、「SK∞ エスケーエイト」だよな・・・
「蒼穹のファフナー」(無印)での最終回で一騎と総士の「飛べるさ俺とお前なら」からの一連の会話とかもそんな感じだし・・・(普通にヒロインいる作品だけど)
「ALL OUT!!」とかはクソデカというわけではないけど、高校生ラグビー舞台にチームメイトでのそれぞれのエピソードがいいし。(そしてどうやっても高校生に見えないガタイと髪型w)

「つり球」「ピンポン」とか何かの拍子にポロポロ思い出すけどキリがないからこれくらいで・・・
(全部アニメ作品での話です)

匿名6番さん(1/3)

結構前のアニメですが、自分の中では「Fate/zero」が超絶男同士のクソデカ感情アニメだったように思うw
何か色んな矢印飛び交ってた印象でした

匿名5番さん(2/3)

このならびだと「さらざんまい」とかも入れてもいいのでは?!

匿名1番さんの開きっぱなしにちょっと笑ってしまいましたw

匿名5番さん(1/3)

リコリス・リコイルで最終回あたりのたきなをみて「これがクソデカ感情かぁぁ!!!」と思いました。
たきなの「心臓逃げる!」は名言だと思います!
補足として新規のカップル成立はありません。(元だけです)
露出シーンもほぼなくてお風呂上がりと、トランクスでのパン全ぐらいです。

匿名4番さん(1/1)

プロメアはアマプラ配信が始まってからやっと観たんですけど。Twitterのフォロワー達がこぞってお勧めしていたので。

しかし、映画の封切りからアマプラ配信までの間、誰一人としてガロリオの「人工呼吸」のあることに一つも言及しなかったので、毎日タイムラインで浴びるように二次絵を見せられていたというのに人工呼吸にはびっくり仰天させられてしまいましたよ……。

人工呼吸シーン自体にも驚いたけど、Twitterのフォロワー達の口の固さがやばすぎました。

今、1番見たいのは、リコリス・リコイルです。
デカイって、ち○こかと一瞬思った。

匿名2番さん(2/2)

こういう2次創作受けしそうなクソデカ感情系の話、BLでやってもよくない?編集部からこんなのBLじゃないって言われて否定されるのかな。クソデカ感情系の話を描きたい作家絶対いると思うんだけど、BL作家の嘆きとか見てるとやっぱ商業では薄味恋愛とセックスしか描かせてもらえないのかな…。そろそろ腐女子は恋愛とセックスしか興味なくて、隠れてこっそりみたいな時代遅れな偏見捨ててほしいよね。いつの時代だよ!
広告いっぱい出して、有名声優使って、腐女子がみたい話作ってよ!BLの世界的な人気の規模考えたらチェンソーマンぐらいお金かけたBL作れるでしょ

匿名3番さん(1/1)

終わりのセラフも相当だと思います。オススメです!
アニメに関しては2クールしかないので序盤しか描かれていないですが、原作を読み進めれば進めていくほどクソデカ感情のオンパレードです。
原作を読んで少しでも気になった方は是非スピンオフのラノベも全部読んで欲しい!

匿名2番さん(1/2)

BLではこんな話ないの?BLでクソデカ感情ものみたいわ。
一般向けならノマ爆するかどうか気になる。散々ロリのエロ見せられてとか、BL萌できると思ってみたらノマ爆とかだと最悪すぎて…
ここで紹介されてたからチェンソーマン見たけど、ノマカプのエロが下品すぎてかなり無理だった…。
検索かけたら無理って言ってる人多くて、しかもツイのびて表現の自由戦士の男オタから目をつけられて粘着されて嫌がらせされるまでセットでひいた

匿名1番さん(1/1)

一昨日「すずめ」見に行った。長髪ほくろイケメンにメガネチャラ男子の眼福。本筋とは関係ないところで戸が開きっぱなしのまま映画が終わった…。

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