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NO MORE知らずに厄介参戦! 界隈別オタクのライブ作法一覧

2022/09/20 20:00

空に瞬く推しの数だけペンラの振り方がある。

 


あの界隈のライブ気になる……でも服装がわからない!コールはあるの? そもそもペンラの振り方がわからない……! でも現場に行きた~い!

皆さん! オタ活楽しんでいますか~!? 三次元に推しがいる(または出現する)オタクの主戦場といえば、ライブや舞台などの現場。ジャンルに違いはあれど現場でのオタクの興奮っぷりは全国共通。

しかし、現場での立ち振る舞いはジャンルによって少しずつ違うようです。そんな訳で今回は界隈別・オタクのライブ中の作法をご紹介! 様々な界隈に生息するオタクの方々に話を伺ってみました!

この界隈気になってたけどルールがわからなくて手を出せなかったそんなあなた! ぜひこの記事を読んで軽率に現場に行っちゃいましょう!

◆もくじ◆
1.連鎖式沼地へようこそ…2.5次元界隈
2.そこに広がるのは果てしないオアシス…ジャ●ーズ界隈
3.神々しさすら感じる圧倒的ビジュアル!! K-POP界隈
4.神秘のベールに包まれた素顔…歌い手界隈
5.その名の通りマントルまで直通運転! メンズ地下アイドル界隈
6.とにかく声…声がいいッ!! 声優界隈

まとめ



 

 

 「2.5次元俳優」という言葉が多くメディアに取り上げられるようになった近年。

人気コンテンツが続々と舞台化をする中、刀ミュやあんステなどライブパートのある公演も増えています。常に新しい一面を見せてくれる舞台ならではの魅力に、作品から舞台沼、そして俳優の沼へと引き込まれるオタクが続出。

2.5次元舞台のマナーとしては静かに見ることが基本。(あくまで劇なので!)

それでも推しからのファンサを貰えたりとアイドルライブ的な一面もあり、舞台とライブのいいとこ取りコンテンツなのでは……!?

 

応援グッズ


(プレミアム バンダイより引用)

使用グッズ:ペンライト・うちわ

先述のようにライブパートのある舞台ではペンライトの持ち込みOKだそう。ライブシーンでは登場するキャラクターやユニットによってカラチェンをします。それでも舞台上の推しを見るのが最重要事項。そのため、ペンライトはゆる~く曲に合わせて振るオタクがほとんどです。

また、キャラ名の書かれたうちわも持っていくとファンサが貰えて楽しい! ポイントは推しの推し(仲のいいキャラ)のうちわにすると構って貰えるそう。匂うな~~~!!

 

服装

 
 
着席のスタイルなので靴に規定はありませんが、後ろの人が見えなくなるような帽子や髪型は控えましょう。画像のようなツンツンモヒカンももちろんNGです。服装は推しをイメージしたものからデートに行くような服を着る人まで多種多様。ライブのように動いて汗だくになることがないのでどんな服でも快適に過ごせるのが嬉しいですね。

 

コール

 
 
あくまで演劇なのでライブパートであってもコールはNG! どれだけ推しのカッコイイ姿に興奮したとしても口上は心の中で! 語るな、心で叫べ。
 

 

 

今も昔も男性アイドルの定番!

参戦ファッションの時代ごとの変遷が興味深い! 盛りギャルから特攻服、量産、そしてゆるふわへ……変わりゆくものと変わらないもの…そんな諸行無常を感じる歴史があります。

一方で古から脈々と受け継がれてきたオタク間のルールはかなり堅固に守られています。大きなジャンルだからこそ推しの名を汚さないよう一人一人が周囲に気を遣って参戦する! そんなオタクの覚悟が垣間見える界隈です。

 

応援グッズ

(ジャニーズショップオンラインストアより引用)

使用グッズ:ペンライト、うちわ

ペンライト・うちわは胸の高さ絶対!! 持ち込むペンライトは必ず公式のものにしましょう。注目すべきはそのデザインの幅広さ。プリンセスのようなものからトンチキ(小声)なものまでオタク間での話題に事欠きません。

画像左は某王様&王子様グループのもの。めちゃめちゃカワイくないですか!?  これは普段使いしたくなる……!! (?)一方で画像右は某西のグループ丸い…だと…!? ペンライトのペン要素を一切失ったペンライト……斬新すぎるぞ……。

また、うちわも40cm×40cm以内・モールやグリッター禁止などの細かい規定があり、さすが大手としか言いようがありません…...。ちなみに理由はゴミが散らばるのと、演者の目を痛めるからだそう。

 

服装

 

(épineより引用)

御用達ブランド:GRLépine

 服装はいわゆる量産型が多いイメージがありましたが、最近はゆるふわ系が新たなトレンドだとか! 一世を風靡したMaison de FLEURのトートも今はépineに押され気味のよう。女子大生の普段着っぽいファッションがキテます!

お揃いコーデや、担当カラーを取り入れたTHE・参戦服も根強い人気を誇ります。またグループや担当(推しメン)によっても個性があり面白い! 禁止アイテムは厚底やヒール、盛髪など後ろの人の妨げになるもの。マナーを守った勝負服で行きましょう♥

 

コール

 

コールはC&Rと呼ぶらしい。「コールアンドレスポンス」ですね。M&Aみたいだな。決められた曲の合いの手をみんなで叫びます。

また、開演前から手拍子やグループ名を叫んで盛り上げることもお決まりです。ファンの間に一体感が生まれるのでテンション爆上がりはもちろん、舞台裏で出番を待つアイドルへの応援の気持ちが込められています。

 

 

ここ数年特に盛り上がりを見せるK-POPアイドル。オタクはその完璧なビジュアルとストイックなパフォーマンスに魅了されます。

生まれた国も育ちも違うK-POP。ライブ会場での撮影、ペン(팬→~のファン)、イルデ(일데→日本デビュー)など独自の用語や文化で初めは戸惑いがち。しかし、一度足を踏み入れれば深い深い沼に引きずり込まれることでしょう……。


応援グッズ

 

(SMTOWN&STOREより引用)

使用グッズ:ペンライト・うちわ・ボード

公式から出ているペンライトがかっけえ… オシャレ過ぎてビックリしました……。魔法少女が持ってても違和感ないぞ、コレ。しかもなんと遠隔操作になっているようで、自分でカラチェンの必要ナシ! 最先端技術すぎる…

また、ボードもK-POPアイドルならではの文化。目的はうちわと同じく推しからファンサをもらうことですが、首からかけるタイプもあるそうです。手がふさがらないので便利ですね!!

 

服装

 

(17kgより引用)

御用達ブランド:17㎏Qoo10

やっぱり推しの好みに寄せようとする思考が働くのでしょうか、K-POPアイドルファンは韓国ファッション率高し。ストリートっぽい服装や、ショート丈のスカートは不変の人気です。韓国ファッションと言えば厚底スニーカーのイメージがありますが、現場では厚底、ヒールで盛るのはNGなのでご注意を!

 

コール

 
 


曲中にファンが掛け声をするパートが多い! しかも激ムズ! ファンの声出しありきのパートもあり、コールというよりは歌唱!? 動画はSEVENTEENの難易度鬼と言われる掛け声動画。メンバー13人の名前を5秒間で叫んだり、「SEVENTEEN」を連呼するパートがあったりとファンの肺活量を鍛えにきてる…。K‐POPアイドル現場に参戦する際は、コールを覚えることが最重要課題となりそうですね。

 
 
 
 
歌い手とは、ニコニコ動画などの動画共有サイトで「歌ってみた」動画を投稿している人のこと。そのオタクは自らを「歌い手厨」と自称します。
以前はアマチュア的存在でしたが、近年では人気の歌い手が実際にライブを行ったりと、歌手のような存在となってきています。
歌い手の最大の特徴は顔出しをしないこと! 実在の人物を2次元キャラで表現することも歌い手ならではですね。
また、歌い手ユニットも誕生したりと、アイドル的な一面も! 大きいグループではドーム公演を行うほどの人気を誇る注目のジャンルです。
 

応援グッズ



使用グッズ:ペンライト

推しメンカラーのペンライトを振るのは歌い手界隈も共通。曲の雰囲気や共演者の出番に合わせてカラチェンを行います。多くの界隈と同じく、頭から上に上げることはNG。ペンライトの振り方には、普通に上下に振る方法の他、小さい8の字のように横に振る方法もあるのが特徴的です。

動画は女性歌い手『Sera』のライブの様子。特に15:27~からのペンライトの動きが特徴的です。メン地下オタクの8の字振りに似ているような、似てないような……⁇

 

服装

 

(MILK MILK BOYより引用)

御用達ブランド:MILK BOYDrug Honey

歌い手のライブではひらひらフリルやリボン、薄いピンクを好む量産型・リボンにシルバーアクセサリーや黒を好む地雷系ファッションで参戦するファンが多いよう。

中でも地雷系がアツく、MILK BOYなどはその代表格。ミルクボーイと聞いて某お笑いコンビよりもこちらを思い出す人は歌い手厨の可能性高しです。

これらのファッションに欠かせないのが厚底ですが、会場内は厚底非推奨なため注意が必要です。

 

コール

 
 
曲ごとにコールがある場合が多く、合いの手のように叫びます。歌い手という名前通りボーカロイドを歌う現場が多いのですが、ボカロ曲にコールをつけるのはなかなか新鮮!
 
 
 
地上、つまりメジャーな世界をジャ●ーズ系が占める一方、男性地下アイドルの世界は渾渾沌沌、数多のグループが日夜どこかでライブを行っています。
そんなメンズ地下アイドル、略してメン地下の魅力は何と言っても演者との距離の近さ! 物販のチェキ撮影会での距離感はもはやバグ。
また、現場の数が圧倒的に多く、供給が絶えないことも魅力の一つ。破産に注意した素敵なオタクライフを送りたいですね!

 

応援グッズ


使用グッズ:ペンライト

メン地下界隈の一番の特徴はペンライトの振り方。通常時やサビでは胸の辺りで普通に振っていますが、推しメンのパートではペンライトを頭上に掲げて8の字振りをします。推しメンの歌割りを完璧に頭に入れていないと出来ないため、見た目より高難易度…また、間違えるとすぐに周りにバレるので恥ずかしい!! 左右異なるカラーを持つ2推しになるともはや脳トレの域。

また、アイドルですがうちわは厳禁! 会場が狭めなのでうちわがなくても見つけてもらえるためでしょう。逆にうっかりうちわを持ち込んでしまうと……他のオタクから白い目で見られます。

 

服装

(Ank Rougeより引用)

御用達ブランド:Ank Rougeevelyn

服装自体は歌い手界隈と良く似ており、量産型や地雷系ファッション率が高い! どちらかと言えば量産型の割合が多めです。街でよく見かける画像のような厚底シューズはもはや量産オタクの指定靴なのでは……!? しかし他のジャンルと大きく異なるのは厚底・ヒールをガンガン履くこと。10cmヒールはざらの身長盛ってなんぼ精神です。アイドルはアイドルでも女子アイドルオタクと違ってスタンディングの場合でも激しく動くことがないため、このような装備でも大丈夫なんです。

 

コール

 
 
女性アイドルと同じコールを改変して使っている現場が多く、かなりセリフは多め。言いたいことがあるんだよ! から始まるガチ恋口上や、タイガー! ファイヤー! というMIXは誰しも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
動画は空想リアリティの「ガチLOVE♡口上曲」(タイトルどうした…?)。その名の通り曲の終わりにファンがガチ恋口上を叫んでいます。女性アイドルとはまた違うファンの黄色い声が楽しいですね~!
 
 

裏方というイメージからタレントのような存在になって久しい声優業。CDデビューやドラマ出演も今では珍しくありません。

ソロライブはもちろん、ユニットを組んで歌唱することもあり、アイドル的存在になりつつあるかも……!? アニメやゲームなど身近なコンテンツからハマりやすい声優沼、入り口が広すぎて恐ろしい......!!

 

応援グッズ

 


使用グッズ:ペンライト

ペンライトは基本的に推し声優のイメージカラーで、フェスなど多くの声優が出演するイベントでは登場する声優のカラーにカラチェン。曲によってはパート毎に色を変えるファンもおり、玄人のその素早さは光すらも追い越すとか追い越さないとか……。上下に振ったり振りコピをしたりと振り方は様々ですが、こちらも頭より上は×。

時々両手に複数持ちで指揮者のように振りまくる人を見ますが、周りのオタク的には少し困るとの声も……。

たま~に公式のうちわが出るそうですがそれ以外のうちわは控えましょう。

 

服装

 

(DGS VS MOB LIVE SURVIVEより引用)

他界隈では少なかった公式Tを着る人が多いという意見が! やっと正しいライブTの使い方をしている界隈を発見しました!(笑) ライブにノりやすい服装で参戦するオタクが多いようです。その他、厚底やヒールは着席なら可という違いもみられました!

 

コール

 
 
コールは歌の合いの手くらいで、基本あまり声出しはしません。やっぱり声がいいから...声聴いてたいよなぁ......わかる(?)。イケボで曲中の胸キュンセリフを言ってくれた日にはその場で静寂と一体化し、悟りを開ける境地に達します。
声優という職業がアイドル化しつつある中、ライブではアイドルよりも他の歌手やアーティスト寄りの作法であるのが興味深いですね~!

 

 

いかがでしたか? 星の数ほどあるオタクジャンル、あなたの知らない世界も多いのでは...? どんなジャンルにもその文化に合わせたマナーや楽しみ方があって興味深いですね。

ぜひ新ジャンル現場に足を踏み入れる際の参考にしてみてください~!

 

担当記者:イクラ
何でも美味しく頂く雑食系。
痛い・重い・暗い三拍子揃った作品が特に大好物!アイドルの推しを見ることがマイブームです。


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