どれも名作すぎるんだが…たくさんの応募ありがとうございました!
最近段々寒くなってきて季節の移り変わりを感じている今日この頃……。そろそろ「○○の秋」が増えていくかと思います。
そこでちるちるでは一足先に「BLの秋」を感じたい!ということで、8月30日~9月1日に「地獄のカップリング短歌大会」を開催いたしました~~~!!!
投稿総数はなんと約1800句!たくさんの応募に中の人も爆泣きしております。
闇と光のコラボレーション企画。どれも名作揃いでしたが、中でもセンス輝く受賞作はもはや一流の俳人が書いたのかと錯覚するほど……。どの作品もカップルの情景・感情が繊細に描かれていて最of高です!!!
【目次】
<光→闇の短歌>
◆大賞
◆優秀賞①
◆優秀賞②
◆優秀賞③
<闇→光の短歌>
◆大賞
◆優秀賞①
◆優秀賞②
◆優秀賞③
希望から一気に絶望へ…【光→闇の短歌】

あまりに悲しい展開に、読み手も涙…
余命が…残り少ないのかもしれませんね……(泣)。「あなたといられて幸せ」という恋人と、その言葉を聞いて涙する主人公。短いワードにもかかわらず情景がはっきりと浮かび「どうか2人に幸せになってほしい……!」という気持ちまで湧いてくる、感動の一首でした! 死がふたりを分かつとも、消えることのない強い愛を感じます。最も心動かされたため、大賞とさせていただきます!
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『Life 線上の僕ら』作:常倉三矢
STORY下校途中の一人遊び「白線ゲーム」で偶然出会った生真面目な伊東と無邪気な西。恋に落ち、「白線の上だけの逢瀬」にもどかしさを覚えた伊東は咄嗟に西へキスしてしまって……高校生から大学生、そして大人へ―――変わらない想いと、変わりゆく現実の狭間で愛に翻弄された二人の男の人生を描いた感動の話題作。

待ち合わせ≠待ち伏せ
上の句と下の句の寒暖差で風邪ひきそうです。上の句だけ見るとさも「これから初デート!」というようなワクワクドキドキ感があるのですが、下の句の不穏さがとにかく半端ない。ナイフを持ってどうするつもりなのか……この先の展開が恐ろしいですね……! 光と闇のコントラストが素晴らしいため、優秀賞です!
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『俺とお前のジェラシー事変』作:亞眼
STORY大手商社に勤めるハイスペックなイケメン・藤士郎(とうしろう)。そんな彼がこよなく愛する恋人・由紀彦(ゆきひこ)はちょっと人より嫉妬深い。会社の飲み会で遅くなった藤士郎を浮気と疑い、包丁を振り回して責めたてる。いつもは由紀彦の怒りをセックスでおさめていたが、どうやら今日は様子がおかしい!?なんと由紀彦が貞操具を取り出して、藤士郎のち○ぽに装着してしまった!おしどりカップルに起こった波乱万丈(?)チン事件

恋人の写真なのか?それとも…
好きな人の写真って何枚とっても足りないし、見返すと幸せな気持ちになりますよね♥ ……とはいえ、これはやりすぎだし怖い!! 主人公はめちゃめちゃ重い恋人なのか、認知すらされていないストーカーなのか、属性によっても読み方が変わってきそうです。写真コレクションバレしたらどうなるのか…未来がワクワクする一首でしたので、優秀賞です!
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『運命は覗き見してたらヤッてきた』作:あぶく
STORY眉目秀麗・才色兼備・文武両道この世の褒め言葉をすべて尽くせるパーフェクトな同級生、信春くんに片想い中の平凡DKかなめ。そんな彼の日課は、彼を見守ること(=ストーカー)。見つめるだけで幸せだったある日「君は…僕の運命の相手かもしれない」と信春くんに、ロックオンされて食べられた!?

サイコパス、ここに誕生!
ピュアでかわいい恋人を汚したいという、ほの暗い欲望の芽生えにゾクッとしました……。照れてる方の男性の反応から察するに、今はとにかくラブラブでハッピーな関係なんでしょうね。でも主人公は内に獣を秘めていて……。闇深い物語のはじまりを感じさせてくれるため、優秀賞とさせていただきます!
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『みぃはなんにも知らない。』作:松本ノダ
STORY純粋な君を穢したい。人を疑う事を知らない繊細で優しい男の子、みぃ。クラスで一番可愛い門倉さんと幼馴染みのさくちゃんが大好き。けれどみぃは門倉さんに手酷くフラれてしまう。さくちゃんは悲しみを忘れるための方法として"気持ち良い事"を教えてくれるが…。
不穏…かと思いきやハッピー!【闇→光の短歌】
